つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
気になった謝罪文の実例を収集してアーカイブしている記事です。謝罪するようなことが起きないことに越したことはありませんが、もしご自身や仲間に何かが起きた時に参考にしていただければ。
【目次】本記事の内容
神奈川県茅ヶ崎市に本部を置く「ふれあいグループ」病院内で暴行、虐待!
2022年12月21日、静岡県沼津市の精神科病院「ふれあい沼津ホスピタル」で看護師が患者に暴行を加えた疑いで県が調査していたことが発覚しました。
県などによると、男性看護師は9月、患者を殴ったり蹴ったりした疑いがある。院内のカメラに行為の一部が写っていた。看護師は暴行を認め、既に退職したという。
引用:静岡の精神科病院、看護師が患者に暴行か 県調査(産経新聞/2022/12/21 09:25)
https://www.sankei.com/article/20221221-C6742WWQH5O7HGPD4MSS6LD6RE/
魚拓URL:https://archive.md/F4U3P
・ ・ ・
沼津に続き、静岡県南伊豆町の精神科病院「ふれあい南伊豆ホスピタル」でも入院患者への虐待が発覚しました。
病院によると、50~60代の准看護師と看護職員、介護職員2人の計4人は2021年9月~今年3月、70~80代だった女性患者4人に対し、それぞれ口に粘着テープを貼ったり車いすを蹴ったりするなどした。けがはなかったという。
グループ病院の「ふれあい沼津ホスピタル」(同県沼津市)では、看護師らが入院患者に殴る蹴るの暴行を加えていたことが判明しており、県警が捜査を進めている。
引用:院長が謝罪 患者に粘着テープ―静岡(時事ドットコムニュース/2022年12月28日17時33分)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022122800712&g=soc
魚拓URL:https://archive.md/B2KOG
グループ病院らしく、同じ形式で非常に雑な謝罪文
なぜか連続で発覚したグループ病院での問題を受け、それぞれの病院では院長名で謝罪文が公式ページにアップされました。
しかし、その内容は形式が同じで、非常に誠意に欠けるものでした。素人目にも詳細や経緯、対策など、もう少し突っ込んだ内容で提示した方がよかったと感じさせられるものでした。
大きなグループ病院内で発覚した問題ですが、これは本部自体に問題があるように勘ぐられても仕方ない対応だったと感じます。
年明け早めにさらに追加で詳細を公表して、信頼を少しでも取り戻す動きが必要ではないでしょうか。
では、謝罪文を確認します。
まずは「ふれあい沼津ホスピタル」院長の加藤政利氏の謝罪文(実際には報告となっているところが小狡い)です。こちらです(クリックするとが画像は拡大されます)。
引用:患者様、ご家族様、関係機関の皆様(ふれあい沼津ホスピタル/令和4年12月20日)
https://www.fureai-g.or.jp/senbon-hp/download/information/information20221220_01.pdf
魚拓URL:https://archive.md/OPygX
念のため、文章に残しておきます。
令和 4 年 12 月 20 日
患者様、ご家族様、関係機関の皆様
ふれあい沼津ホスピタル
院長 加藤政利
患者様に対する虐待事件に関するご報告
平素より、当院の運営にご理解、ご協力を頂き有難うございます。
令和 4 年 9 月に、当院の看護師が患者様に対する暴行を行うという事件が発生致しました。事件発生後、加害者である看護師に対して、経緯についての確認を行ったところ、暴行の事実を認め、当該看護師は既に退職しております。
当院としては、院内で患者様に対する暴行事件が発生した事実を重く受け止め、二度と同様の事態が発生しないよう、関係各所とも連携し、再発防止に努めてまいります。
患者様を始め、ご家族様、関係機関の皆様に対し、多大なるご心配をおかけ致しましたことを深くお詫び申し上げます。
ふれあい沼津ホスピタル
055-962-3530(代表)
続いて、「ふれあい南伊豆ホスピタル」院長の望月博氏の謝罪文(こちらも報告)です。こちらです(クリックするとが画像は拡大されます)。
引用:患者様、ご家族様、関係機関の皆様(ふれあい沼津ホスピタル/令和4年12月27日)
https://www.fureai-g.or.jp/m-izu/download/information/info_20221227.pdf
魚拓URL:https://archive.md/5jah8
念のため、文章に残しておきます。
令和 4 年 12 月 27 日
患者様、ご家族様、関係機関の皆様
ふれあい南伊豆ホスピタル
院長 望月 博
患者様に対する不適切対応に関するご報告
令和3年9月から令和4年3月にかけて、当院の介護職員らによる患者様への不適切な対応が内部告発により明らかとなりました。当院において事実関係を調査の上、令和4年3月18日付で、当該職員らに対する処分を行っております。
県の通知に従い、不適切行為の内容及び処分についての報告を行いました。
また、当該介護職員らは、既に辞職の意思を示しており、自主退職として手続を進める方針です。
患者様をはじめ、ご家族様、関係機関の皆様に対し、多大なるご不安、ご心配をおかけ致しましたことを深くお詫び申し上げます。
ふれあい南伊豆ホスピタル
0558-62-1461(代表)
◯望月院長は記者会見で「仕方のないところもあった」などと弁明
「ふれあい南伊豆ホスピタル」の望月院長は記者会見で、「仕方のないところもあった」「目に見えるけががあったわけではない」「暴行罪にはあたらないと思った」などと弁明したようです。
この言葉だけで批判するのでは安直です。「なぜ仕方のなかったのか」「目に見えないけがなら大丈夫なのか」「暴行罪の線引きはどこなのか」など、議論を深めていく必要はありそうです。
同院が確認した「不適切行為」は4件。2021年9月から22年3月にかけ、50~60代の准看護師や介護福祉士ら4人が患者の口に粘着テープを貼るなどした。4人は「患者が暴れるなどしたため」「仕事の効率化のためだった」などと説明しているという。21年9月の行為発覚後、病院は再発防止の研修を実施していた。
引用:不適切行為 会見前日まで家族に報告せず 南伊豆の精神科病院 「目に見えるけがない」「法には触れず」(あなたの静岡新聞/2022/12/29)
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1171643.html
魚拓URL:https://archive.md/1DYc5
あれ?
事件の発覚は沼津が先ですが、実際は「ふれあい南伊豆ホスピタル」の方が先に起こっていたようです。これは沼津の件が発覚して、便乗で刺された格好でしょうか。実際には問題が発生してから時間も経っており、それなりに処分も行っているようです。
私はてっきり連続で起きていたと勘違いしておりました。同じように勘違いした人は多いのではないでしょうか。時期は少し古い話でも内容は同じですけど、マスコミの報道も紛らわしいかったですね……。
暴行? 不適切な対応? 真相を追求する必要がある
マスコミの報道によると、沼津では「患者を殴ったり蹴ったりした疑いがある」そうで、南伊豆町では「患者4人に対し、それぞれ口に粘着テープを貼ったり車いすを蹴ったりするなどした」そうです。
実際に職員が暴力をふるったりすることはありえない話ではありますが、そこに至るまでの詳細な分析や原因から導かれる改善などを追求していくことは必要でしょう。
これは単に「ふれあいグループ」を批判するということではなく、こういった事件が今後もどこかで起こる可能性があるからです。
ふれあいグループ理事長の大屋敷芙志枝氏は、「やさしさと思いやりのある保健・医療・福祉・教育の実践」「生命を全うしていただくための知識・技術の習得」「その人らしさと個別性を尊重し敬愛す」などをグループ理念に掲げています。(参考:ふれあいグループ理念 https://www.fureai-g.or.jp/fureai-g/introduction/principle/)
だからこそ、一方的に職員を処罰するのではなく、理念に基づいて自分たちの地盤から見直してもらいたいところです。今回の事件がよりよい社会へつながることを祈るばかりです。
では、Yahoo!ニュースなどにあがっている声をピックアップしました。
患者への暴行・虐待というニュースに対する声
<患者への暴行・虐待というニュースに対する声>
・この手の記事に施設側の大変さや入所させた家族ディスるコメがつくことありますけど。
今健常でも明日は我が身と思うことが必要です。事故で高次機能障害になるとか、若年性健忘症とか、もちろん将来加齢で要介護とか普通にあり得ますから。我が事として問題意識を共有するべきです。これは権力者や金持ちでも正常に意思表示出来なくなったら同じことだと思うんだけど。世話してもらえるはずの施設に入所して、逃げられずに虐待とかもう拷問です
・ふれあいホスピタルって、神奈川県にもたくさんあるけど、あまり良い評判は聞かないね。経営に行き詰まった古い病院を次々と買収して「ふれあい」の看板と交換しているけど、肝心の職員はどうなの?って感じ
・通院だけにして入院患者を受け入れないと言う手法も有ると思うんだよ。現実と向き合ってないのは誰なのかが判るように
・このような行為に至ってしまうくらいに病院に従事されてる方が追い詰められていた、ってことはないのかなぁ
・元精神科病棟で勤務していましたが、どんな状態の患者さんでもこういう事をする人はそもそもの適性が無いか、従事するべきではないと思います。私は一番ハードな病棟でしたが、周りの病棟スタッフもそんな事をしようと思う人やした人は一人もいません。外部の人にはなかなか情報が伝わってこない所ですが、決して誤解の無い様にしてほしいです
・追い詰められたからって、やっていい事と悪いことはあります。ましてや患者には何ら関係ないことなのですから
・「追い詰められていた」と言う擁護するのは、如何なものでしょう? このような行為をするのは、人として失格ですし、医療に携わる資格がありません。いくら認知症の患者さんでも、人権はあります
・これ完全に犯罪行為だよね。しっかり刑罰を受ける必要がある
・聞き取りや監査って? 警察による強制捜査してください!
・精神病院にとって、患者は金づるでありお客様であるのは事実でも、内心足元見てバカにしているわけだからね。こういった虐待行為を見るに、人間とも思っていないんだろうね
・これは 立派な暴行事件でしょ️。何故 被害者、親族は 刑事告発しないの?
・ひと昔前の精神科のようですね。30年ほど前は従業員はガタイのいい柔道系、レスリング系の男子で、白衣は着ていましたが患者を羽交い絞めにして管理していました。他の患者の前でもそうでしたから誰の目も無いと多少の暴力があるのではと想像していました。ホントの話です
・虐待行為は悪い事だが家族間でも虐待行為はあり、言う事を聞かない患者だとついこのような行為をしてしまう人はいるのだろう。やはり対策はカメラ設置で虐待行為は刑事責任になる旨何度も言って聞かせるしかないだろう
・「ふれあいグループ」は茅ヶ崎市に本部が有る。後継者難や経営不振の病院や施設を二足三文で入手して急成長した。女理事長は病院、施設で使うトイレットペーパーまで指示をするドケチだが、愛人や引き篭もりの愚息には高級車を法人名義で買い与えて法人名義のプラチナカードで散財をしている。理事長が出席する会議で、異論を唱えた病院、施設責任者は即刻、左遷、降格、減給、賞与カットになる。当然だが離職率は異常に高い。地元では葬儀屋まで経営、儲け主義で有名。「茅ヶ崎の金正恩」と言われている
・このグループの院長や幹部は、全てイエスマンです。先日の沼津での記者会見でも茅ヶ崎の本部が作成した原稿を棒読みしました。彼らには自分の意思での発言は一切出来ない、許されない組織、理事長の意向です。病院を傘下にする場合、職員付きで入手して、数年で就業規則や退職金規定を改悪しています
・医療系の大学、専門学校も経営していますよね。その上、私立といえども学費が高い。私服を肥やして散財してるんですね。この病院の院長や責任者は降格、減給、賞与カットになってしまうんでしょうか? 理事長の責任は問わないんでしょうかね
・理事長は「トカゲの尻尾切り」が得意で自身の責任は一切認めないです。今回の件では降格以上の処分になります
・仕事介護内容は 大変かもしれないけど、患者さん達、意志表示も出来なくて 弱い者 虐待は 専門職として最低
・本当は、あっちゃいけない事なんだろうけど、車椅子を蹴るのは酷いと思うけど、実際、言う事を なかなか解ってもらえなくて、オムツ交換の時に足で押さえつけるっていうのは仕方ないかなって思う。オムツ交換は手早くしないと、患者さんが自分で外し、 こねくり回すして とんでもない状態になってる時もあるし、看てる方からすれば 物凄くストレスを感じたりする。虐待が起こり易い環境下でもある。介護施設にしろ、人手(専門職)を増やすなどの対策が急務だと思う
・これって本当に一筋縄ではいかないし、綺麗事では済まない。現場で働いた事のある人しかわからない。虐待は絶対に絶対にいけない事。何もしてない患者さんに八つ当たりのごとく暴言を吐いたり虐待する看護師&介護士もいる一方で、患者さんに暴力を振るわれたり、とんでもない事をされる看護師&介護士も多くいる。私も精神科の病棟に勤めていたけど、突然腹を飛び蹴りされたり、風呂介助中に風呂に突き落とされたり、オムツ交換時にこねた便をべったりつけられたり、食事介助中に口からプーッと顔に吐き出されたり、まぁ色々された。もちろん仕事として割り切っていたけど、看護師&介護士と言えど人間なので、我慢出来ない事もあると思う。そして病院や施設に入れたきり、ノータッチの家族も多い。こんな虐待が明るみになっても家族が引き取らないのは、家では見れないという事。切ないです
・私も髪の毛をつかまれて、引っ張り回されて突き飛ばされた経験があります。それと、ちょっと目を放した隙に、オムツを自分で外して便をコネクリ回してた。患者さんの死亡時に家族に連絡したら、煮るなり焼くなり、勝手にしてくれって電話を切られた。元々、面会にも来なかった家族だから、仕方がないかもだけど。精神科病棟に居るにしろ、介護施設にいるにしろ、家族が面倒見きれないから預け続けるのだと思う
・患者による暴力で10年経っても肘の可動域制限がある。ほかにも引っ掻き傷は消えない。髪の毛を毟り取られた事はあるしアザも。毎日、何かの暴言暴力を受け続けるんです。便やツバは飛んでくるし4人がかりでやっとの思いで交換したオムツも5分後には外されビリビリにされてるなんて茶飯事。安い給料、看護師介護側は患者を訴えることができない。後遺症認定も病院側に渋られた。家で見られないでしょう
・虐待だと判明してもまだ入院している……行き場がないという事だよね、切ない
・准看護師制度を廃止にしないと、同様の犯罪は止まらないだろうな
・本人が何も言えないからやりたい放題。障害があるからって暴力は許されない。人権侵害です。2度と看護師や介護士として働かないで下さい
・精神科の療養病棟に高齢者はやめて欲しいんだけどな。介護施設みたいになってしまって精神障害者にかけられる時間が削られてしまうし。認知症は精神障害より相当手間がかかってた
・ここ茅ヶ崎グループ 康心会 ふれあいグループの病院のひとつですよね。イケイケイドンドンでグループ病院を急拡大させたツケなのでしょうか
・虐待って言葉じゃなく、傷害とか傷害致死に近い
・病気の種類によっては、家族の指を切断させるほど強く噛みつき、やむなく通報によって警察が来て、その噛み付いた患者はそのまま精神病院に救急車で運ばれ、そのまま3ヶ月入院なんて精神科病院の日常です。仕事で精神病院によく行きますが、看護師長や事務長は、なぜか大怪我して包帯しながら仕事してたりします。その時異様な程暗かったりします。正直自分の精神が病むかどうか、ギリギリのところで勤務しているとは思います。頑張っている方に、救いがあってほしいです
・保育園や幼稚園もどこもそうですが、みんな大変な環境で働いていると思います。気持ちは理解できるので何とも言えない気持ちになります
・約30年前に、栃木県の精神科病院で患者に対する暴行、虐待が発覚し、精神保健法まで改定になっているのに! 精神科患者への対応は、変わっていないのですね
・氷山の一角。日本の闇の一つ
・あとは薬で静かにしてもらうしかないのでは?
・実際に暴れる老人はいる。これは事実で、面倒を見る側は精神的にやられます。文句言われる人に何かしてあげるとか、拷問以外の何物でもない。お金の問題ではない。何かサービスを受けるなら当然と思わないことです。それは家庭内であっても一緒。お互いに感謝し合う精神が大切です
・介護中に手を噛んできたり、唾を吐きかけてくる患者さんもいると聞きます。健常者の世界の常識では「不適切行為」であることは間違いないでしょうが、精神科の中での患者→介護者への暴力がある中で、介護者は対策を講じずに、被害を受け続けないといけないのかとも思います
・医療従事者が「目に見えるけががあったわけではない」って言えるのすごいよな
・弁護士まかせで理事長は表に出てこようとしませんね
・明治時代の癲狂院にはじまり、ロボトミーに優生保護法に電撃拷問に閉鎖病棟に、なぜか関係ないハンセン病患者を精神病にしてみたり。最近は判断能力のない子供を発達障害と称して覚醒剤みたいな薬を飲ませて薬漬けにしたり
・実際この病院と関わりもったことあるけど、疑問だらけの3流病院だったよ。だから今回のこの報道を聞いても驚かないわ。むしろ「やっと公になったのね」と思う
・ ・ ・
なんとも切ない問題です。現場もかなり大変でしょう。
今後、こういった問題はさらに増えてしまうのでしょうか。。。そうならないことを祈るばかりですし、自分自身も健康であることに感謝しつつ、将来のことを考えることが必要ですね。
では!
気になった謝罪文を収集しています。謝るようなことが起こらないにこしたことはありませんが、何かの時のために参考にしてください。
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