つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。勝手に「ブルボン最高党」の党首を名乗っています。「ブルボン食べまくりオフ会」&「新商品プロデュース」を実現させることが夢です。結党後、少し時間が経ってしまいましたが、静かに活動リスタートです。ここでは新商品紹介など、最新ニュースをお伝えしていきます。
今回は2020年初夏に起きた都内の高校生による「過剰包装をやめるように呼び掛け、オンラインで署名活動を行い、1万8000人ほどの賛同を得た話題」の続報です。
【目次】本記事の内容
「過剰包装やめて」と訴えた高校生、署名活動の結果を提出
亀田製菓とブルボンに「過剰包装やめて」と訴えた都内在住の高校生(1年生、匿名女子)がオンライン署名サイト「Change.org」で署名運動を始め、約2カ月で1万7838人から賛同の署名を集めました。
今回の「過剰包装やめて」という訴えに関して、あーだこーだと意見をいうのは野暮ですね。とりあえず私の立場を言っておくと、「過剰包装だとは思いません」ということだけです。
さて、企画した高校生は7月28日に亀田製菓に、29日にブルボンに署名を提出し、意見交換を行ったようです。
早速「プラスチック包装削減のご意見と署名の受領について」と対応文書を発表
7月29日、「過剰包装やめて」問題に関して、ブルボンは亀田製菓よりも早く対応文書を発表しました。
タイトルは「プラスチック包装削減のご意見と署名の受領について」。
これです。
「プラスチック包装削減のご意見と署名の受領について」
https://www.bourbon.co.jp/static/pdf/purasutikkuhousousakugennnogoikenntosyomeinojyuryou.pdf
事前に高校生が署名を届けると予告していたこともあり、ニュースリリースを準備していたのでしょう。
ブルボンさん、さすがです。仕事が速いです。
念のために文章にも残しておきます。
いままでのブルボンの取り組みが、丁寧・簡潔に7項目にまとめられ紹介されています。
NEWS RELEASE
2020年7月29日
各 位
株式会社 ブルボン
プラスチック包装削減のご意見と署名の受領について
平素はブルボン商品に格別なるご愛顧を賜り厚くお礼を申し上げます。
この度、東京都在住の高校生の方から「プラスチックごみが増えるお菓子の過剰包装をやめてほしい」とのご意見と賛同する署名をお届けいただきました。
当社でも、かねてより環境保全に関する活動を種々継続して進めてきており、この度のプラスチックごみの削減の趣旨につきましては、全くその通りであり当社と方向性が一致するものと考えています。
当社の環境保全活動については、ホームページにも掲載している環境報告書等を通じ、お伝えしてきたところでありますが、お客様に改めてお伝えするため下記にプラスチック包装についての当社取り組みをまとめました。ご高覧賜りたくご案内を申し上げます。
近年、世界的な課題として取り上げられているマイクロプラスチックによる海洋汚染に対して社会で提起されている商品の過剰包装防止や使い捨てプラスチック製品の代替化などについて、当社でも それぞれの立場で今まで以上にスピードを上げた対応が必要であると考えています。
商品を流通させるために、包装に求められる必要な要件を満たしながら実施可能な新技術や工夫を 取り入れ、継続した低減活動を行っていくことがより一層求められていると感じています。これからも思いを一つにする共存の考えを深めながら継続して取り組んでまいります。
この度いただきました貴重なご意見は、当社が継続して取り組んできた活動の意味がさらに大きく、深くなったものと捉えています。
安全で安心な商品を安定してお客様へお届けできるように、また、商品を喜んでくださるお客様、 その商品を心込めて作った社員、お互いにイメージが思い浮かぶように生産と消費をつなぎながら 務めてまいりますので、引き続きのご支援をよろしくお願いします。
1. 包装につきましては食品の保護や安全性の確保、トレーにつきましてはお菓子の特性に応じて 商品の状態を保持するため、個包装につきましては少子高齢化社会や個食の時代的ニーズに 合わせて外装を開封後の商品保存を可能とするためや、楽しくシェアしてご利用いただくとき にも安心なアレルギー表示をお伝えするなどの目的で使用しています。
2. 当社での包装資材の調達におきましては、SDGs(持続可能な開発目標)との関連を意識して、 よりサスティナブルな調達活動となるよう、種々の評価項目のもと活動を展開しています。特にプラスチック包装に関しては、商品の流通に必要な品質を確保しながらもコンパクトな包装と なるようにサイズや材質を随時見直し、過剰包装とならないようできるだけ工夫をしています。加えて、植物由来のプラスチックであるバイオマスプラスチックの活用や紙などへの代替素材に変更する取り組みも積極的に進めています。
3. バイオマスプラスチックの採用は、2009年(平成21年)に開始し、以降も継続して採用商品を増やしています。すでに、「アルフォート」「レザンヌ」のトレーなどでバイオマスプラスチックの採用を行っています。また、「ブランチュール」のプラスチックトレーでは、かねてよりバイオマスプラスチック10%使用のものを、25%使用したバイオマスマーク25を刻印したものに変更する計画をすでに進めており、「プチポテト」シリーズの外包装とともに2020年(令和2年)夏の生産より実施していきます。
4. プラスチック製のものを紙などに代替する活動につきましては、「アルフォートミニチョコ レート」や「ブランチュールミニチョコレート」での紙トレー化をすでに行っているほか、 「もちもちショコラ」シリーズに梱包していたプラスチック製のフォークを、紙製のピックへ2019年(平成31年)2月より変更しています。
5. 包装の最小化として、使用するフィルムやトレーの厚みを薄くしプラスチック使用量を削減する取り組みでは、2019年(令和元年)11月にファミリーサイズ商品群の外装フィルムを約8%薄くし年間で約27トンのプラスチック削減を行ったほか、「ブランチュール」のプラスチックトレーにおきましても、何回もの薄肉化活動を行い現在では発売当初の厚みから35%以上の厚みを削減 するとともに、上述の植物由来プラスチック25%配合を使用した改善を図っています。
6. 関連して、長年培ってきた菓子製造技術の応用や発展により、ストローとしても使用できる トッピングクッキー「コロネクッキー」を開発し、2020年(令和2年)1月より販売を開始 しました。この商品を通じてプラスチック削減への新たな提案を行っています。
7. 加えて、包装材料の印刷時の作業環境改善や大気中への揮発性有機化合物の排出削減など複合的な環境保全を目指して、水性インキによる印刷を1999年(平成11年)より採用し、2015年 (平成27年)には一般社団法人健康ビジネス協議会の「水性印刷商品認証制度」による認証 マークを商品パッケージに印刷しています。現在では、水性インキ使用商品の比率は商品全体の約45%に拡大しています。
以上のように、継続した活動を通じて社会の一員としての役割と責務を果たしながら、持続可能な 未来社会へのアプローチに取り組んでいます。
当社は1923年(大正12年)の関東大震災により地方への菓子供給がストップした窮状を見て、地方での量産工場による菓子作りを決意し、翌1924年(大正13年)に新潟県柏崎で創業しました。災害をきっかけとして事業を興した志をずっと継承しており、災害時等の状況下でもお役に立てる企業を 目指し、安全・安心な商品づくりはじめとして種々の活動に取り組んでおります。これからも、食品製造企業として「品質保証第一主義」に徹するとともに、“心と体の健康づくり”をテーマに、ずっと続く笑顔を目指して活動してまいります。
以 上
企業は思っている以上に努力している
今回の「過剰包装やめて」問題については、高校生の行動が正しいとか間違っているという観点で話す気はありません。
ひとつ言えることは、相手の取り組みを誠実に知ることから始めることが大事だということです。
私もいまだにそうですが、自分の浅はかで、かつ短絡的な判断で相手を断罪することもあります。できるだけ相手を知る努力、理解を深めることが大切ですよね。
ブルボンの対応がネット上で賞賛される
やはりそうだよな……。
「過剰包装削減」に対する署名に対して、すぐさま回答したブルボンの神対応に賞賛が集まっています。
高校生の意見に「当社と方向性が一致する」と同意し、現在までの取り組みを説明しつつ、今後に向けたスピード感を持った対応の重要性を強調した文書は、まさに絵に描いたような「感謝と謙虚さ」が表されていました。
ブルボングループを取り巻く七媒体(消費者、流通、国・県・市町村、株主、金融機関、取引先、従業員)を含めて、集団の生存性を高めるという経営理念にのっとった、素晴らしい回答ですね。
この対応を先導した方は、ブルボンにとっての宝だと思います。
それにたいして亀田製菓は沈黙を保ったまま。ブルボンにパーフェクトの対応をされてしまったので、何をやっても「真似」と言われてしまうことを危惧したのでしょうか。ちょっと残念です。
この場合は、高校生に感謝し、ブルボンさんを讃え、その上で「同じような形となりますが……」といった形で文書を提示して欲しかったです。
まぁ、仕方ありません。
さて、ネットで大反響を読んだ「過剰包装やめて」署名運動ですが、記事のまとめとして、同時に拡散された「デマ」と「ネット上の声」をまとめて起きます。
一気に拡散された個別の包装に関するデマ
ツイッターでも目についたのが、「個別の包装は、グリコ・森永事件が契機となっている」というものです。
グリコ・森永事件とは1984年に起こった脅迫事件で、「どくいり きけん たべたら しぬで」の脅し文句を語り、毒物を混入させたお菓子をばら撒くという悪辣な内容で世間を震撼させました。犯人は「かい人21面相」と名乗り、その風貌からキツネ目の男と呼ばれました。2000年に関連事件も含めた全28事件が時効となり、迷宮入りとなりました。
実際、グリコも森永もこの事件を契機に個包装にチェンジしたわけではないとコメントを出しています。実際に個包装自体は1970年台から目につくようになってきたのは事実です。
公式アナウンスが必ずしも正しいわけではありませんが、個包装に関してはグリコ・森永事件が契機となっているわけではないようです。
「過剰包装やめて」署名運動に対するネットの声
ネットでの声はさまざまですが、高校生に対する批判が目につきました。
これを高校生に対するネットでの集団リンチと捉えるのか、「至極まっとうな意見」と捉えるのかは、各自の判断にお任せいたします。
では、ネットの声を無作為抽出、アトランダムに掲載します。中には建設な意見としてハッとさせられる意見もあります。一種のブレーンストーミングとして読んでみると、得ることも少なくないです。
「地頭の悪さは仕方がないけど無駄に行動力があるのがな・・・親も同じなのか仕方なく見守っているのか」
「トレーがないと輸送中に割れる危険性があるんだけど、じゃあ割れて売り物にならなくなった分の補償をおまえがしてくれるのかよ?」
「企業なんだから品質維持出来て無駄なコストは削減するのは当然やってる。包装やトレーをやめられないのは品質維持が困難だからと普通の頭なら理解できると思う。その上で過剰包装だと思うのならやる事は署名を集める事じゃなくて包装をやめられるアイデアを出す事なんじゃないの? 小学生なら署名でいいけど高校生だからなぁ」
「新潟の老舗菓子メーカーばかり狙い撃ちにしてるのが気に食わない」
「どこもやってるのに特定の所を名指しで吊るし上げて無理難題を押し付ける。それでいて自分自身は声を上げる以外何の努力もしないから悪質。画期的な包装の仕方を代案として出すとかすれば本当の変化の切っ掛けにもなるだろうに」
「緩衝材のように見えて、あれは割れ防止ではなく個包装の偏り防止。つまり、なるべく広げて並べることで内容量を多く見せるだけの物。品質をーとか割れ防止をーとかw言い訳を信じ込むアフォが多いことw」
「大学の推薦のための内申点稼ぎじゃねーの?」
「プラゴミの削減は賛成出来る。でも個別包装とかの方が衛生的だと思う。ゴミ箱満タンとか何れだけ食べてるのか疑問。先ずは食べている量を減らす事から始めましょう。特定の、企業では無く業界団体にお願いしましょう」
「辛辣なコメントばっかだな。北欧のと違って喧嘩腰ではないのだから、罵倒で返す必要はないと思うんだがな」
「辛辣なお願いには辛辣なコメントで」
「コメントもサラッと見たけど、コメントを書き込むために、やむなく賛同ボタンを押してる人も多数いるっぽい」
「プラの方がエコなんだろ。他の材料にしたら当然重くなるしプラではない材料が必要になってくる。プラゴミ減らすために環境破壊することになりそう」
「別にゴミが多いことにショックを受けたのは良いんだよ。問題は便利なものを無くそうとする所が間違ってる。自然のために無くすだけなら人間が原始時代に戻るだけで良いんだよ。だから、もしも本当にプラゴミを無くしたいなら、自然に良い代用品に変えるよう進言したり、別の方法を提案したり、便利さはそのままでプラスになる方へ進まなきゃならない。無くすだけでは後退しかしないんだよ。それが理解出来ないとただの自己満足で頭がお花畑な人間として見られてしまう。これは社会に出ても同じで、職場の改善なんかをする場合もそうだから。少しだけ向きを変えてみれば良いと思うよ」
「意識高い系の間違った正義感は本当に迷惑。ABC分析ぐらい学んで出直してこい」
「若者は勘違いする生き物だ。正しい方向に導くのが大人の役目よ。ただ大人も歳と共に頭が固くなっていくので,本当に良いものならば押さえつけてしまわぬよう気を付けたいものだ」
「環境の大切さを訴えるのは大事だし、誰も否定していない。でも簡易包装でどれだけ改善されるかってデータでもあるの? どういう環境が改善されるの?汚染されないの? 何もデータ出せないだろ? 君は君の主張の妥当性だけをちゃんと伝えれば良い。聞き入れなかった人を攻撃しても君の主張は正しくならないんだよ?」
「本当に個包装を止めたりすれば、資源保護やらエコやらになるのかを調べるところから始めるべきだろ。数値的に意味があることを示すこともせず、感情だけで営業妨害もどきを行って居ることを自覚していないのが痛い」
「ゴミ箱がすぐパンパンになるから過剰包装やめろと言ってるのにプラスチックに変わる材料使用しろとか話がブレてんだよ。リサイクルするなら材料統一したほうがいいしトレー無くしたら輸送でさらに環境負荷かかるとか考えないのかな」
「こういうプラスチック製品がごみに含まれるから、ごみ焼却時の燃料を削減することができるんだよね。プラゴミ無くなったら、燃料の消費量増えるって知ってて言ってるのかね? 無知だから許されるのではない。無知なら動くな」
「一気に食べられない人たちのことで少し年齢層が上の話になっていたけど、自分も兄弟も小さい頃からきちんと数個、これくらいの量と最初に決めて、一気に際限なく食べるなと躾けられてきたから、単純にその女子高生が食べ過ぎなのでは?と思うな…。下品というか、育ちが悪そう…」
「提案は、考える、見直す要因になるので根拠が有れば尚良いが……なんで、2社だけなのか有名メーカー(グリコ、ロッテ、明治、森永、湖池屋、カルビー)にも行かなかったのか?」
「自分が便利なサービスを享受しておいて、後だしでクレームする根性が気に入らない」
『亀田製菓さん、ブルボンさんにお願い。袋の大きさは同じなのに、中身を減らすのはやめてください。空いたスペースが無駄です。環境に悪いです。今まで通り、いっぱいに詰めてください。』これだったら支持を得られただろうに」
「これって頼まれてのCMでしょ。炎上効果抜群。ブルボン、亀田はあちら系になってるし、そういうこと。姑息なやつらだなほんと」
「ロッテのチョコパイ2枚づつたまに1枚の嵩ましトレーやコアラのマーチの内袋よりも多めに取られた紙パッケージのほうが先に槍玉に上がるだろうに」
「この子を責める意味が分からん。そもそも大人になってから環境のためにと教えられていたことの多くが虚偽で国民から税金以外の方法でも金をむしり取る政策や方針を洗脳してきた。ゴミ袋を有料にしたり、ダイオキシンが出るだので分別するし、リサイクル(もにのよってはいいけど)の無意味さ。これらが無意味で無駄で、経済を停滞させる理由であることを知ったのは俺も含めて大人になってからの人のほうが多いだろう。責めるべきは政府や政策」
以上、ネット上の意見でした。
他社の批判は読むだけで勉強になります。感謝!
ブルボン最高党について
「ブルボン最高党」に関する全体像をまとめています。勝手にブルボンの魅力を掘り下げていきます! まだまだ情報不足をお許しください。コンテンツはゆっくり充実させていきます。生温かく見守っていてください。
■ 結党の経緯
・2月15日は「ブルボン最高党」結党記念日
■ 目的
・失われた優雅で幸せな “ 3時のおやつ文化 ” をブルボンを通して取り戻すため
■ 目標(マニフェスト)
・ブルボン食べまくりオフ会&新商品プロデュースの実現
■ 新商品&キャンペーン情報
・乞うご期待!
■ ブルボン最高党・党員紹介
・【ブルボン最高党】党員紹介&メッセージ
■ ブルボン最高交流掲示板&チャット?
・近日オープン!?
■ ブルボンの歴史・概要・業界動向
・遠からず!
■ ブルボン最高党・バナー倉庫
・まもなく??? 需要ないか……
では!
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