つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。私の元に届いた迷惑メールの実例を紹介します。今回は中級レベルの詐欺メール発見方法です。詐欺メールがすぐわかる方法です。ある方法を使うと、簡単に本当の差出人のメールアドレスを知ることができるんです。よかったら、やってみてくださいね。
【目次】本記事の内容
詐欺メールの正体は? 送られてきた詐欺メールの差出人をあばけ!
以前に「Amazon.co.jp ご注文の確認 最新モデル Apple MacBook Pro (13インチPro, Touch Bar, 1.4GHzクアッドコアIntel Core i5, 8GB RAM, 256GB) – シルバー」を注文した詐欺メールを紹介しました。
これです。
この詐欺メールのメール送信者は以下のような表示になっていました。
amazon < amazon . co . jp >
これ自体、正規のメールのアドレスではありません。
じつは、詐欺メールを簡単に見破る方法があるんです。
それは、
本当の差出人のメールアドレスをチェックすることです。
「え? そんなことができるの?」
そう思った方も多いことでしょう。
でも、非常に簡単に本当の差出人のメールアドレスを知ることができるんです。
その方法はこちらです。
本当の差出人のメールアドレスを知る手順(mac mailの場合)
では、本当の差出人のメールアドレスを知る方法です。
ここで紹介するのは、「mac mail」での方法ですが、メーラー自体は同じような仕様のはずですので、多分、一般的に使われているメーラーなら同じ方法で確認できるはずです。
では、
いきまぁ〜〜す!
まず、これが通常のメールのヘッダー部分です。
amazon < amazon . co . jp >と表示されています。
そもそもこれは、メールアドレスじゃないです(注1)。
続いて、メニューバーの「表示」から「メッセージ」の「すべてのヘッダ」を選択します。
※メーラーには「メールヘッダのすべて(詳細)を表示する」といった選択メニューがあるはずですので、それぞれ確認してみてください。たいていは「表示」メニューの中に項目があるはずです。
すると!
じゃじゃ〜〜〜ん!
出てきました。
amazon < amazon . co . jp >の本来のメルアドが。。。
「Return-Path:」で表示されているのが、本当の差出人のメールアドレスです。
この場合は、amazonではありません。
詐欺メールが確定です。
メールマガジンなどの場合では、100%同じでないケースもありますが、それでもドメイン(注1)は同じです。
詐欺メールは、似ても似つかないアドレスになっています。
差出人と「Return-Path:」で表示されたメールアドレスを見比べよう!
大事なことなので、繰り返しておきます。
本当の差出人のメールアドレスを知ることは簡単にできます。
差出人と「Return-Path:」で表示される本当の差出人のメールアドレスを見比べてください。
今回の場合は「amazon < amazon . co . jp >」と「<xzetnknqzk @ ealta . com >」です。まったくamazonと異なるアドレスですね。お話になりません。
どんな巧妙な詐欺メールでも、ここは誤魔化すことができません。
「あれれ?」と思ったら、差出人をチェックしてみてください。
(注1)メールアドレスの基本! メールアドレスの基本構成
ほとんどの方は、ご存知だと思いますが、メールの基本を確認しておきます。
メールアドレスは以下の形で構成されています。
(ユーザー名)@(ドメイン名)
前半の(ユーザー名)は、自分で自由に決めることができます。
後半の(ドメイン名)は、「国(例:.jp)」や「企業や団体といった種別(例:.coや.ne)」を表示することが基本ですが(ccTLD)、「.com」「.net」などで表示することも可能です(gTLD)。
ドメインは「ccTLD(国コード)」と「gTLD(分野別)」に大別される
現在使われているドメインは、「ccTLD(国コード)」と「gTLD(分野別)」の2種類に大別することができます。
それぞを簡単に説明します。
「ccTLD(国コード)」
ccTLDは、国コードトップレベルドメイン(ccTLD: country code TLD)と呼ばれています。
国際基準「ISO 3166 Country Codes」(https://www.iso.org/iso-3166-country-codes.html)で規定されている2文字の国コードを使用しています。「.jp(日本)」「.us(アメリカ合衆国)」「.cn(中国)」など、全部で255ほどあります。
「gTLD(分野別)」
gTLDは、分野別トップレベルドメイン(gTLD: generic TLD)と呼ばれています。
当初は「.com」「.net」「.org」「.edu」「.gov」「.mil」「.int」の7種類でしたが、 2000年に「.biz」「.info」「.name」「.pro」 「.museum」「.aero」「.coop」が追加され、その後も「.jobs」「.travel」「.mobi」「.cat」「.tel」「.asia」「.post」「.xxx」などをはじめ、つぎつぎと追加されています。
現在は2000個近くはあるのではないでしょうか。
詳細はこちらをチェックしてみてください。
「Root Zone Database(IANA:Internet Assigned Numbers Authority)」
https://www.iana.org/domains/root/db
こちらでは最新情報がアップされており、認可された順番にドメインが紹介されています。
「Delegated Strings」(ICANN:Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)
https://newgtlds.icann.org/en/program-status/delegated-strings
メールは国際基準「RFC」のルールに基づいている
メールに限らず、インターネットでの基本的なルールは、国際基準「RFC(Request For Comments)」によって定められています。
その中で違反とされているされているメールアドレスの形式がありますので、いくつか紹介しておきます。
<「RFC」による違反メールの形式>
・「@マーク」の直前にピリオドがある
・「@マーク」より前にピリオドが連続している
・メールの先頭にピリオドがある
・半角英数字と一部の記号以外を使用する
※一部の記号:. ! # $ % & ‘ * + – / = ? ^ _ { | } ~ など
・「@マーク」が複数入っている
メールの仕組みを知れば、詐欺メールに引っかからない!
今回はメールの基本的な話を紹介しましたが、メールの難しい仕組みを知らなくても、「本当の差出人のメールアドレスを知ること」などは、非常に簡単にチェックすることができます。
身を守るためにも、やはり最低限のことは知っておきたいものです。
再三、この迷惑メールの記事の締めに書いてますが、詐欺メールにはくれぐれもお気をつけください!
迷惑メールが届く原因、対策、セキュリティソフトなどの情報
迷惑メールに関する参考情報をまとめています。
せひ参考にしてください。
迷惑メールの原因、対策、セキュリティソフト、詐欺被害相談の情報です。
ワンステップで! とっても簡単に詐欺メールを知る方法があった!
迷惑メール・詐欺メール・勧誘メールは年々増えています。しかも恐ろしく巧妙になってきています。共通する狙いは、財産を奪うことです。もし引っかかってしまうと、人生を食えるわす場合もあります。とくに下記のメールにはくれぐれも注意してください。
<人生を狂わす迷惑メール・詐欺メール>
・フッシング詐欺メール(ECサイト、銀行系)
・架空請求メール(偽の請求)
・乗っ取りメール(マルウェア)
・勧誘メール(副業などの甘い罠)など
<もし引っかかったら>
すぐに関係各所にしかるべき行動をとるしかありません。
気が動転している場合は、まずは冷静になるしかありません。お問い合わせしてくだされば、道筋だけですが無料でアドバイスいたします。また、詐欺にあった場合は、誰にも言えずに悶々とするケースも少なくありません。メールではありますが、聞き役にはなれます。遠慮なくこちらまでメッセージをください。
私は法律事務所の人間でもありませんし、解決する力はありません。しかし、公的な相談機関などの情報をお伝えすることはできます。
世の中は恐ろしいことに、詐欺被害を解決すると謳っておきながら、さらに高額な費用を騙し取るような連中もいますので、お気をつけください。
※当方は個人の人格尊重の理念のもと、相談に関する個人情報を適正に取り扱い、個人情報を保護し、尊重いたします。
<記事原稿など承ります>
詐欺メールに関する原稿執筆、アドバイスなどを有料にて承ります。原稿料は要相談(別途お見積り)ですが、200字で3,000円程度とお考えください。
では!
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