つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。強烈な悪臭を放つカメムシ。例年は真冬以外、秋に大量発生して飛び回ることが多いのですが、2020年は春先から被害が増えています。
カメムシをはじめ、家に出る害虫の撃退方法を知りたい人……カメムシは農作物への被害だけではなく、洗濯物などに悪臭やシミを残すことでも知られています。そんなカメムシ撃退に有効なことで知られているのがハッカ油です。今回はカメムシ撃退、さらに他の害虫撃退のために私がやっているハッカ油の使い方、さらにハッカ油スプレーの作り方などをお伝えします。
【目次】本記事の内容
カメムシを洗濯物から完全撃退する方法
ハッカ油のパワーはかなりのものです。使ったことがない人は、まずは騙されたと思って使ってみてください。
まずは洗濯物にカメムシが寄り付かなくする方法です。
洗濯時にハッカ油を2・3滴入れる
洗濯時にハッカ油を2・3滴入れれば、洗濯物へのカメムシ被害どころか、ベランダに虫自体が寄り付かなくなります。
ハッカ油はさまざまな会社から販売されていますが、とにかく格安で入手できるのが嬉しいところです。しかも基本的に天然成分です。人体に害はありません。なので、洗濯物に入れても安心です。
ハッカ油を使ったことがない人は、ぜひ試してみてください(商品ガイドは後述)。
カメムシが洗濯物を好む理由
ところで、なぜカメムシは洗濯物に寄り付いてくるのでしょう。
じつは、カメムシは白い色を好むそうです。さらに温かい場所が大好きな性質らしいです。だからポカポカ&フカフカになった洗濯物にカメムシは寄って来るのです。
そしてカメムシの存在に気づかないで洗濯物を取り込もうとすると……
ショック!
驚いたカメムシは悪臭攻撃で対抗!
とんでもないニオイが洗濯物に付いてしまうわけです。
カメムシの悪臭が付いた場合の対処法
カメムシを刺激して洗濯物に悪臭がついてしまった場合はどうすればいいでしょうか。
一番簡単なのは、もう一度洗濯することです。
しかし、事情があってそれができない場合は、アイロンをかける方法もあります。熱によって悪臭成分が消えるからです。
カメムシを触って、もしも手にニオイがついた場合は、オリーブオイルや食器洗い洗剤などを使って洗い流し、最後に石鹸で洗えばとれるはずです。
私がやっている「ハッカ油」の使い方
私は「ハッカ油スプレー」を作り、台所のシンク下部分や、洗面台の収納部分、洗濯機の裏、洗面所まわり、靴箱、収納ボックスの裏、窓やサッシまわりなどに、定期的にシュッとやっています。
そのおかげなのか、害虫はあまりお目にかかりません。みんなの嫌いなGと顔を合わすことはありません。
ハッカのニオイが嫌いでなければ、濃度を高めにした「ハッカ油スプレー」をガンガン使うことをオススメします。
それが面倒な場合は、小皿や小瓶にハッカ油をダイレクトに染み込ませたテッシュや化粧パフみたいなものを、上記の場所に置いておきます。これだけでも効き目あります。
大活躍! 万能! 「ハッカ油スプレー」を活用してみよう!
「ハッカ油スプレー」を大量に作っておき、部屋のあちこち気軽にスプレーすれば、カメムシ撃退以外でも大活躍するはずです。
「ハッカ油スプレー」の作り方
<ハッカ油スプレーの作り方>
●用意するもの
・100均のスプレー容器(要注意・後述説明参照)
・無水エタノール
・ハッカ油
・水(精製水、水道水どちらでも)
●作り方
スプレー容器に無水エタノール小さじ一杯程度、ハッカ油10滴程度、水を50ml程度を入れて混ぜれば完成。水は水道水の方が長持ちします。精製水で作った場合は冷暗所に保管して、一週間を目安に使い切ること。紹介した分量は目安なので、各自好みで要調整。
※なぜ無水エタノールを使うのか? それは水と油ですからハッカ油は水には混ざらないので、無水エタノールにハッカ油を溶かしてから水と混ぜるのが理由。
無水エタノールがなければ、お酒でもオッケー!
あまりオススメできる方法ではなりませんが、もっともオススメする方法が(どっちやねん!?)、無水エタノールの代わりにお酒(焼酎やウォッカ)などを使う方法です(アルコール度数は高い方がいいので、最低でも35度くらいが望ましい)。お酒が好きな人なら、無水エタノールなど用意しなくてもオッケーです。
もちろんお酒でなくても、消毒用エタノールなどでも代用できます。
100均のスプレー容器が使えない!?
先ほど、用意するものリストに「100均のスプレー容器」と書きましたが、購入前に表示をチェックしてください。じつは、100均のスプレー容器にはエタノール不可の商品が少なくありません。よく見ると、「アルコールを多量に含むものには使用できません」という注意書きがされています。
もちろんエタノールOKのスプレー容器もありますので、必ず購入前にチェックしてください。
ちなみにエタノールOKのスプレー容器は、 PE(ポリエチレン)・PP(ポリプロピレン)・硬質PVC(ポリ塩化ビニール)の容器となります。
どうしても容器が見つからない場合、最初にスプレー容器入りの消毒用エタノール商品を購入し、使用後の容器を使い方法もあります。容器だけを高い値段で購入するのは、ちょっともったいないですから。
「ハッカ油スプレー」の効果
「ハッカ油スプレー」は、つぎのような使い方ができます。
・害虫退治……カメムシをはじめゴキブリ、ダニ、ハチなど、虫除け効果に威力を発揮
・デオドランド効果……夏場の冷感&爽快感で暑さ軽減
・除菌効果……雑菌繁殖を防ぐので、悪臭防止にもなる
・新型コロナ対策……使用前後のマスクにひと吹き
・バスオイル的利用……香りがバスタイムの癒やし効果に
・化粧水……引き締め感と爽快感(肌に合わない人もいるので、要パッチテスト)
ハッカ油は植物由来の天然成分だけど、使っていけない場面がある!
私はガンガン使っていますし、ハッカ油は植物由来の天然成分です。
なので、とっても安全!
……と言い切れない部分もあります。
とくに妊婦さんや授乳中の方、乳幼児に対しては好ましくないそうです。該当する方が家にいる場合は、使いすぎに注意です。
2020年はカメムシの当たり年?? 5月から西日本中心に大発生
農林水産省によると、2020年6月前半までに富山、岐阜、愛知、滋賀、兵庫、奈良、岡山、山口、香川、愛媛、福岡、佐賀、長崎、熊本の14県で、「カメムシ注意報」を発表。西日本での被害の広がりが目立っています。
農家の被害を及ぼすのは、梨やリンゴ、ぶどうといった果物、ナスなどに被害を与える「果樹カメムシ類」という種類です(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシなど)。
7月13日には群馬県が2014年以来、6年ぶりに発生予察注意報を発令しました。新潟県でも同じタイミングで水稲のもみの汁を吸うアカスジカスミカメの発生の注意・被害防止を呼びかけています。
2020年のカメムシ大量発生の原因は、暖冬で越冬しやすかったことだとされています。
もちろん一般家庭の被害も西日本を中心に増えてきていますので、ハッカ油などを事前に調達し、被害防止に努めてください。
まだ一般家庭の被害は西日本が中心ですが、温暖化などの問題がありますので、だんだんカメムシ被害は全国へ広がっていくのかも知れませんよね。。。
オススメ「ハッカ油」はこれ!
用途などに合わせてオススメの「ハッカ油」を紹介します。
人気ならナンバー! 健栄製薬「天然 ハッカ油」
「ハッカ油」の代名詞的に使われているのが、健栄製薬「天然 ハッカ油」です。
これです。
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アマゾンの口コミでもかなり評価が高いです。さまざまなレビューが載っていますが、「原液を直接身体に塗って激痛が起きた」「プラスチックに付着して汚れてしまった」などというリアルな失敗談も載っていますので、ぜひご一読ください。
アウトドアのお供に! 北見ハッカ通商「ハッカ油スプレー」
ハッカで有名な北見の逸品です。
キャンプやBBQのお供に利用している人が多い印象です。グリーンのデザインが爽やかさを一層引き立てています。
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大量に使うなら! コスパ抜群! 日本製 「天然ハッカ油」200ml
残念ながら食品には使えませんが、大量にハッカ油を使う方はリピートしています。なによりもコスパ抜群ですから。ハッカのニオイが他社製品よりも弱いという感想もありますが、ハッカ油スプレーを作ってマスクや衣服での利用、外出時のデオドランド効果、害虫対策に利用されています。
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合わせて「ゴキブリ完全駆除テクニック」「ゴキブリ退治の最強アロマ」「カメムシ完全撃退」もご覧になってください。
では!