つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。最近は「いちごミルクの素」が人気のようです。
「いちごミルクの素」といっても安っぽい粉末を牛乳で溶かすようなものではありません。飲んだ後に舌が赤く染まるような昭和のいかがわしさはまったくなく、洗練されたパティシエが使ってそうな印象です。
今回は「いちごミルクの素」の人気のメーカーの紹介、さらに美味しい「いちごミルクの素」の飲み方などを紹介します。
「いちごミルクの素」に興味がある人……グルメではなくても「いちごミルクの素」のお評判を耳にした人は少なくないでしょう。子どもたちだけではなく、大人にも人気。値段はちょっと高めだけど、リピ購入する人が続出しているせいで、入荷待ちになっているお店も多いようです。今回は人気の「いちごミルクの素」について少し掘り下げてみます。
【目次】本記事の内容
「いちごミルクの素」の人気はいつ頃から始まった?
まずは「いちごミルクの素」の人気の歴史を調査してみました。
現在の「いちごミルクの素」の人気は、2019年12月に発売された『久世福商店・サンクゼール』の「牛乳と混ぜる いちごミルクの素」がきっかけです。
これです。
「牛乳と混ぜる いちごミルクの素(470ml)」
↑クリックするとアマゾンのページに飛びます。
口コミで話題となり、約半年で累計2万5000本の売上を達成。さらに2020年春にマスコミが取り上げたことをきっかけに、一気に入手困難になるほどの人気となりました。合わせて他社メーカーも参入。2021年に入ってからは、さらに「いちごミルクの素」ブームとして注目が広がっています。
久世福商店・サンクゼール「いちごミルクの素」の魅力
ブームを作った久世福商店・サンクゼールの「いちごミルクの素」の人気の秘密を探ってみました。
ポイントはこちら。
<久世福商店・サンクゼール「いちごミルクの素」の特徴>
・原料がイチゴ・砂糖・バニラビーンズペーストのみ
・保存料や香料は不使用(煮込んだけのいちごを封入)
・濃厚で酸味がある果実感
・果肉たっぷり
・子どもも大人も楽しめる味
・簡単にいちごミルクが完成(牛乳で3倍希釈)
・470mlで約9杯分
・470mlの値段は公式で970円。コストコは安い
※値段的には高いという声がチラホラ。290mlの値段は公式で754円で大瓶より割高。
・いちごミルク以外にも楽しむバリエーションが豊富
※炭酸水でいちごソーダ、シロップとしてヨーグルトやアイス・パンケーキと合わせる人も多い。
久世福商店・サンクゼールの「いちごミルクの素」は、安心かつ納得の味でファンを増やしています。他社メーカーもできるだけ安全と味にこだわっているようですから、人気が出るのもうなずけます。
日本では食に関しては味と安全は基本セットです。これを満たさない限り、なかなか爆発的にヒットしません。
ネックなのは値段だけで、公式サイトよりもコストコの通販で購入するのが少し安いです。もちろんコストコの店舗に行った方が、さらにお安くゲットできるようです(欠品で入荷待ちが多い)。
ここでは最安値だと思われるコストコの通販ページを貼っておきます。
久世福商店 牛乳と混ぜる 『いちごミルクの素』 470ml 1本 サンクゼール コストコ costco 通販 価格:958円 |
アマゾンをはじめ、他のショップでも買えます(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)が、少し高めの値段設定が目立ちます。それだけ品薄なんでしょうね。多少高くても手に入れたいという人が多いのでしょう。
◯家族がいる人へのギフトに人気「いちごミルク・バナナ・ジンジャエール」の素セット
ちなみに久世福商店・サンクゼールは「いちごミルクの素」だけではなく「バナナミルクの素」「ジンジャエールの素」なんてものも出しています。
こういうセットは自分ではなかなか買えませんので、家族がいる人へのギフトに最適です。
こちらです。
価格:3,480円 |
人気メーカーの「いちごみるくの素」をご紹介
これだけ人気の「いちごみるくの素」ですが、もちろん久世福商店・サンクゼールの独占商品ではありません。他のおすすめをご紹介します。
◯ICHIBIKO(いちびこ)「いちごミルクのもと」
まずはICHIBIKO(いちびこ)「いちごミルクのもと」です。
これです。
ICHIBIKO(いちびこ)「いちごミルクのもと」
↑クリックするとサイトに飛びます。
発売は2020年12月6日です。ICHIBIKO(いちびこ)の人気No.1メニューを商品化したものです。
ICHIBIKO(いちびこ)とは、宮城県山元町でミガキイチゴを栽培する農業生産法人GRAが手掛けるいちご専門店です。2017年にカフェ1号店をオープンし、現在は渋谷や太子堂など10店舗ほどに成長しています。ミガキイチゴの最高品質は1粒1,000円の値が付き、「食べる宝石」とも呼ばれています。
しかし! このICHIBIKO(いちびこ)「いちごミルクのもと」で使用されているイチゴは、ミガキイチゴではありません。使われているのはチリ産です。くれぐれも勘違いしないようにしてください。ちなみに1瓶で5〜10杯分は作れる濃縮タイプです。
いちごミルクのもと 325g/いちごスイーツ専門店 ICHIBIKO 価格:1,296円 |
ICHIBIKO(いちびこ)のヒット商品は「ミガキイチゴ・カネット」です。ミガキイチゴをふんだんに使用した缶入りのスパークリング ワイン4本セットです。ダイヤモンドとイチゴを組み合わせたデザインがゴージャス感を演出しています。イチゴのワインは希少ですので、飲んでみたくなりますよね。
「ミガキイチゴ・カネット」
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◯KALDI(カルディ)「牛乳でつくる いちごみるくの素」
KALDI(カルディ)「牛乳でつくる いちごみるくの素」も人気です。
これです。
KALDI(カルディ)「牛乳でつくる いちごみるくの素」
↑クリックするとサイトに飛びます。
KALDIの公式通販では在庫切れ状態が続いています。お近くに店舗がある方は、ちょくちょく覗いてみるといいでしょう。
福岡県産あまおうを使用しています。製造しているのは、「株式会社もへじ」です。全国のおいしいものを探し続けて商品化している会社です。商品は全国のカルディで販売しています。
ネットでは「サラダの旨たれ」あたりが人気です。
これです。
株式会社もへじ「サラダの旨たれ」
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◯太洋「苺ミルクのもと」
太洋は茨城県古河市にある業務用濃縮ジュース・シロップやアイスコーヒーを製造している会社で、ミルク割りシリーズとして「苺ミルクのもと」の他にも「カフェラテベース」「抹茶ラテ ベース」を販売しています。
これです。
太洋「苺ミルクのもと」
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◯フリーズドライ「ザク切りいちごのデザートベース」
長野県須坂市にある「アスザックフーズ株式会社」からは冷たい牛乳で溶けるいちごのフリーズドライ商品が販売されています。発売から15年ほどになるようですが、ロングセラーの人気商品です。人工甘味料・香料・着色料を使っていないのも人気の理由です。他にもベリーベリー、ももなどもあります。
これです。
アスザックフーズ株式会社「ザク切りいちご」
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ちなみにフリーズドライ「ザク切りいちごのデザートベース」のいちごは、エジプト産を使っています。
エジプトは国土の約95%が砂漠で占められていますが、じつは農業が盛んな国です。四大文明で知られるナイル川による肥沃な土地は、農産物の栽培に適しています。オレンジ、ブドウ、ジャガイモ、タマネギなどが輸出のメインで、いちごも大量に生産されています。以外ですよね。詳しくはJETRO(ジェトロ)の地域・分析レポートをチェックしてみてください。
参考:エジプト農業と農産品輸出の現状と課題(JETRO)
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2019/b08cfbba6c02890f.html
さらに話を脱線させると、日本では冷凍ストロベリー(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)の輸入も増えています。輸入相手国は中国、米国、チリなどで、エジプトからの輸入も増加傾向です。
参考:冷凍ストロベリー輸入量が過去最高ペースで推移、2018年の3万トン超からさらに伸長へ(食品産業新聞社)
https://www.ssnp.co.jp/news/frozen/2019/09/2019-0910-1750-14.html
アマゾンで冷凍ストロベリー(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)で検索すると、かなりの種類があります。
いちご好きなら、手頃な1kg冷凍パックを常備しておくといいでしょう。下記の「トロピカルマリア ストロベリー 冷凍1kg 」(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)は、アマゾンおすすめの冷凍ストロベリーです。
・ ・ ・
さて、話が少し脱線してしまいました。いかがでしょうか? だいたいこのあたりの5つの「いちごミルクの素」が人気を集めています。
◯「いちごミルクの素」人気ベスト5
あらためて確認します。
現時点で「いちごミルクの素」人気ベスト5は下記になると思われます。それぞれに個性的ですので、飲み比べしてみるといいと思います。
<「いちごミルクの素」人気ベスト5>
・久世福商店・サンクゼール「いちごミルクの素」
・ICHIBIKO(いちびこ)「いちごミルクのもと」
・KALDI(カルディ)「牛乳でつくる いちごみるくの素」
・太洋「苺ミルクのもと」
・アスザックフーズ株式会社 フリーズドライ「ザク切りいちごのデザートベース」
では、最後にいちごの基本情報を紹介して終わりにします。
いちごの原産地や歴史
そもそもいちごは日本が原産地ではありません。現在のようないちごは、約200年前のオランダで誕生しました。チリ種とバージニア種のかけ合わせによる品種改良です。日本には江戸時代末期に観賞用「オランダいちご」として伝来しました。
本格的に国内での栽培が始まったのは、戦後となります。農林水産統計表の品目に初めて登載されたのは、1963年のことですので、まだまだ歴史が浅いです。とはいえ、子どもを中心に大人気となり、現在は世代に関係なく一年中愛されるようになりました。品種も約300種類はあり、全国各地で栽培されています。
いちごの神様、川島常吉
日本で本格的にいちごを農産物として栽培に取り組み、「石垣いちご」の元祖と呼ばれている人がいます。それが、川島常吉さん(1860~1923年)です。
静岡県久能村出身の川島さんは久能山東照宮で車夫でしたが、松平健雄宮司からイチゴ苗を譲り受けて工夫して育てていたそうです。たまたま石垣の間に植えた苗の育ちが良いことを発見し、世界でも例を見ない画期的促成栽培を確立しました。
甘くて美味しいと世界的にも評価が高く、生食消費量は世界一ともいわれる日本のいちごは、この川島さんの偶然の発見が原点です。
このことを記念して「石垣苺発生之地」という石碑が静岡県には建てられています。
建てられている場所は、東海道線「清水駅」から数キロ、いちご園ストロベリーフィールド(静岡市清水区増259)。その周辺にはいちご観光農園が集まっています。
いちご園ストロベリーフィールドの歴史は古く、昭和初期には与謝野晶子やヘレン・ケラーが来園したことでも有名です。
また「清苺神社(別称:いちご神社)」という小さい神社もそばにあります。この神社はV字の切れ込みをもつコンクリート板を使ったいちご栽培を開発した萩原清作の弟、大吉によって作られました。
明治時代に石垣を利用した促成栽培を思いついた川島常吉、さらに大々的に石垣栽培をはじめた石垣半助、そして石垣の角度や方角を改良した萩原清作(新谷啓太郎との共同開発)といった石垣の農家たちのたゆまぬ研究と創意工夫によって日本のいちご文化が花開いていきました。
一気に日本に広まったのは、昭和30年代以降です。ビニール栽培の確立によって飛躍的に生産量が増えたからです。
いちごの断面って面白い! いちごの断面図鑑がある!
いちごの品種は多岐にわたります。もちろん断面も個性的です。そんないちごの断面を集めた一冊です。レビューを読むと可愛いという高評価から、内容が物足りないという声までさまざまですが、なかなかいちごの断面なんてものは見比べる機会がありませんので、ワタシ的には要チェックの一冊だと感じています。
「いちご だんめん図鑑」
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では!
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