つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。死語の世界をさらに掘り下げて解説しています。
【目次】本記事の内容
フラッパーとは?
フラッパー(英: Flapper)は、1920年代に欧米で流行したファッション、生活スタイルを好んだ「新しい」若い女性を指すスラングです。
本来は髪をボブやショートカットにし、短いスカートをはき、赤い口紅をさし、ジャズ音楽を愛好し、大胆で溌剌とした10代の少女を指す言葉として広く知られていましたが、イギリスでは徐々に衝動的な性質で大人気ない女性全般を意味する言葉となっていきました。
日本では「おてんば娘」や「はすっぱに振る舞う女の子」といったニュアンスで取り入れられれました。
フラッパーに関連した雑学
フラッパーという言葉自体は言いやすく、印象に残りやすく、時代によって色褪せない語感があるため、時代を超越して使われています。
◯小泉今日子『FLAPPER-KYOKO Ⅶ-』(フラッパー)
小泉今日子の7枚目のオリジナル・アルバムでは、フラッパーという言葉が採用されています。
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アルバム紹介
「Flapper」は85年にリリースされた小泉今日子は7枚目のスタジオ・アルバム。小泉がアイドルとして人気絶頂の時に発売されたアルバムで、7月発売ということもあり、全体的に夏をイメージした曲でまとめられている。全11曲全てにおいて作曲者が異なっているのが大きな特徴でアルバムのセールスポイントとなっている。シングル曲「常夏娘」はシングル版とイントロ部分や間奏・エンディング部分が若干異なり、アルバム版では波音のSEやコーラスが入る等が加えられている。また、本作収録の「二人」は作詞・作曲・編曲を担当した飯島真理がピアノ伴奏を行っている。ヒット曲「常夏娘 [Album Version]」、小泉が美夏夜(みかよ)名義として作詞を手掛けた「Someday」の他、「ウインク・キラー」を含む全11曲。「ウインク・キラー」の原曲は1985年にT-SQUAREがリリースしたアルバム「R・E・S・O・R・T」に収録されている「OMENS OF LOVE」。オリコン最高順位2位。85年度オリコン年間アルバムチャート46位。2008年5月21日には、「常夏娘」のB面曲「哀愁小町」、KYON2名義でリリースされた12インチシングル「ハートブレイカー」とそのB面曲「太陽の誘惑」などが追加収録された『Flapper+3』が紙ジャケット仕様でリリースされた。
◯高見知佳『デイタイム・フラッパー』
シングル『誘惑の熱い砂』のB面に収録。兵藤未来が作詞作曲した隠れた名曲。兵藤未来は森尾由美、三田寛子などアイドルから井上鑑まで、さまざまなアーティストへの楽曲提供でも知られる女性シンガーソングライター。
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アルバム紹介
1970年代後半、CBS・ソニー、ビクター、キャニオンなどのレコード会社からアイドル歌手が続々とデビューするようになる。アイドル分野では他社に遅れをとっていたコロムビアは、1977年にホリプロタレントスカウトキャラバン出身の榊原郁恵を送り出し大成功を収めます。その榊原に続く大型アイドルとしてプッシュしたのが高見知佳だった。
高見知佳は1978年に橋本淳−筒美京平のゴールデンコンビの手による傑作「シンデレラ」でレコードデビュー、続く「シルエット」、「ミスター・レイン」、「セザンヌの絵」、「ビコーズ・ビコーズ」などの名曲を次々とリリースする一方、ドラマやバラエティーなどの分野でも大活躍する。1981年リリースの加藤和彦プロデュースによる「ジャングル・ラブ」は歌謡界に大きな衝撃を与え、1984年リリースの「くちびるヌード」は資生堂のキャンペーン・ソングとなり大ヒット、彼女の代表作になっている。
「高見知佳ベスト」は全シングル盤のA・B面を発売日順に収録。また服部良一メロディーを集めた企画アルバムのみに収録の「東京ブギウギ」やNHK総合テレビ『スタジオパークからこんにちは』のテーマ曲「あたたかな陽ざしの中」など貴重な音源も収録。ブックレットには本人からのメッセージや、ジャケット写真、ディスコグラフィーなども掲載。
◯新宿ゴールデン街『FLAPPER』(フラッパー)
新宿ゴールデン街・G2通りにある『FLAPPER』(フラッパー)は日替わり店長のお店。1階のBar空間 2階のフリースペース。住所:新宿区歌舞伎町1-1-10
『FLAPPER』(フラッパー)
http://www.goldengai.net/shop/b/02/
ちなみに新宿ゴールデン街は、戦後すぐに建てられた木造長屋が今も残っている、約6500平方メートルのエリアに約300店舗もの飲食店がひしめき合うように営業してしているエリア。1店舗の平均的な敷地はおよそ4坪程度。かつては俗称で「青線」と呼ばれていました。
では!