つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
4月20日から中国でも公開されている映画『THE FIRST SLAM DUNK』作者である井上雄彦氏メッセージが中国で大炎上となり、「上映禁止だ!」という騒ぎになっているとFLASH編集部が報じました。
【目次】本記事の内容
中国での炎上理由は「CHINA」が「CINA(支那)」に読めるから!?
井上雄彦氏は中国での公開に合わせ、Twitterで中国語で喜びのコメントを発表しました。炎上の発端となったのは、宮城リョータのイラストに描かれた「HELLO CHINA」という文字でした。
これです。
中国的朋友们,你们好吗?⁰感谢大家一直以来的支持。⁰《电影灌篮高手》今天起在中国上映了,我感到非常的高兴!⁰对创作者来说,制作出一个全新的作品,既是一种挑战也是一种喜悦。⁰希望这个“第一次的灌篮高手”可以让大家也乐在其中。#THEFIRSTSLAMDUNK #SLAMDUNKMOVIE pic.twitter.com/YPsXJL6rLy
— 井上雄彦 Inoue Takehiko (@inouetake) April 19, 2023
消されることはないと思いますが、念のために画像を貼っておきます。
こちらです。
これのどこに問題があるというのでしょうか?
「Twitterの文章自体は、『みなさまに楽しんでいただければ幸いです』程度の、なんでもない内容でした。ところが、『HELLO CHINA』のうち『CHINA』の『H』だけが黄色くなっていたんです。これに文句がつきました。『Hを飛ばして読むと、外国人が中国を侮辱する『CINA(支那)』と読める』という意見が出てきたのです」(中国事情に詳しいジャーナリストの角脇久志氏)
引用:映画『SLAM DUNK』作者のメッセージが中国で大炎上「上映禁止だ!」若年愛国者「ピンクちゃん」から“猛攻撃”(FLASH編集部/2023.04.26 22:00)
https://smart-flash.jp/entame/232982/1/1/
魚拓URL:https://archive.md/gHgnx
たしかに井上雄彦氏のツイートにもそれらしきことも書き込まれている雰囲気もありましたが、ザッと見た限りは井上氏を非難している人はほとんどいない印象でした。
つぎに中国のサイトを自分なりに検索してみました。
しかし、たしかにバッシングの声が出ていることは報じられていましたが、炎上という印象は受けませんでした。
ちなみに中国で見つけた今回の件に関する記事は下記のようなものでした。見出しは少し過激ですが、記事の内容自体はベトナムの事例(VIETNAMの「T」だけが黄色くなっている)とセットで紹介するような記事もあり、むしろ井上氏に対する気遣いも感じました。
<中国での「CHINA」が「CINA(支那)」に読めるという記事>
・『《灌籃高手》中國上映4天飆16億!井上雄彥喊「CHINA」竟挨轟辱華』(中国公開4日で16億円! 井上氏が中国を屈辱したと攻撃された件)
https://tw.news.yahoo.com/%E7%81%8C%E7%B1%83%E9%AB%98%E6%89%8B-%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E4%B8%8A%E6%98%A04%E5%A4%A9%E9%A3%8616%E5%84%84-%E4%BA%95%E4%B8%8A%E9%9B%84%E5%BD%A5%E5%96%8A-china-%E7%AB%9F%E6%8C%A8%E8%BD%9F%E8%BE%B1%E8%8F%AF-030752384.html
魚拓URL:https://archive.md/pyIcv
・『井上雄彥發文賀《THE FIRST SLAM DUNK》大陸上映 被指辱華』(井上氏が中国を侮辱しているとの指摘を受ける)
https://hk.epochtimes.com/news/2023-04-24/43524856
魚拓URL:https://archive.md/nUA26
・『中國玻璃心又碎!《灌籃高手》井上雄彥1句「CHINA」竟挨轟辱華』(中国の心がまた傷ついた! 「CHINA」発言は中国への侮辱だ)
https://star.setn.com/news/1284874
魚拓URL:https://archive.md/O1Nk8
・『《男兒當入樽》井上雄彥Twitter發文遭疑辱華 只因一個字母顏色』(一文字の色で中国を侮辱していると疑われた件)
https://www.hk01.com/%E9%81%8A%E6%88%B2%E5%8B%95%E6%BC%AB/891392/%E7%94%B7%E5%85%92%E7%95%B6%E5%85%A5%E6%A8%BD-%E4%BA%95%E4%B8%8A%E9%9B%84%E5%BD%A5twitter%E7%99%BC%E6%96%87%E9%81%AD%E7%96%91%E8%BE%B1%E8%8F%AF-%E5%8F%AA%E5%9B%A0%E4%B8%80%E5%80%8B%E5%AD%97%E6%AF%8D%E9%A1%8F%E8%89%B2
魚拓URL:https://archive.md/MMd21
・『玻璃心又碎!《灌籃高手》1字變色挨轟辱華 真相狠打臉』(1文字変色、侮辱の集中砲火を浴びる)
https://www.msn.com/zh-tw/news/world/%E7%8E%BB%E7%92%83%E5%BF%83%E5%8F%88%E7%A2%8E-%E7%81%8C%E7%B1%83%E9%AB%98%E6%89%8B-1%E5%AD%97%E8%AE%8A%E8%89%B2%E6%8C%A8%E8%BD%9F%E8%BE%B1%E8%8F%AF-%E7%9C%9F%E7%9B%B8%E7%8B%A0%E6%89%93%E8%87%89/ar-AA1adqWG?li=BBqiNIf
魚拓URL:https://archive.md/R70T7
そもそもFLASH編集部の記事はアクセス集めの煽り記事ではないのか?
中国語も全然わかりませんし、中国のサイトをくまなくチェックしたわけではありませんが、映画『SLAM DUNK』は幅広い世代に強烈に支持されているのは感じました。
いやはや、すごいことです。
ほんと、井上さん、マジですごいです!
そんな状況を検索して実感すると、今回のFLASH編集部の記事は、あえて逆張りで「ネガティブな声を意識的に拾い上げたアクセス集めの煽り記事」として取り上げたのではないかとすら感じてしまいます。
「中国事情に詳しいジャーナリストの角脇久志氏」という存在もよくわかりません。角脇久志氏はFLASHの記事に登場するくらいです。FLASH編集部の関係が深い中国事情に詳しいジャーナリストなのかもしれませんが、かなり疑問を感じてしまいました。
なぜならば、中国のサイトを「DeepL」で翻訳しながら読んでいたのですが、今回のFLASH編集部の記事は中国のマスコミの記事を翻訳した程度の内容だったからです。
どうせならば「中国で猛バッシングを受ける」なんて安っぽい記事ではなく、井上雄彥さんの凄さを紹介しつつ、今回のトラブルにつながった原因を冷静に深堀りしてもらいたかったです。
そこで私も無い知恵を絞って考えてみました。
『CHINA』の『H』だけが黄色いのは国旗のイメージか?
今回の『CHINA』の『H』だけが黄色い問題は、『VIETNAM』の『T』だけが黄色くなっていることとセットで考えると、ひとつの推測が浮かんできます。
まずは『CHINA』と『VIETNAM』の絵を見てください。
これです。
そして、今度はこれを見てください。
上が中国の国旗で、下がベトナムの国旗です。
きっと今回の宣伝デザイナーが同じ人で、国旗のイメージで文字の配色を決めたのではないでしょうか。
ちなみに韓国など他のアジア国内でも公開されていますが、今回のようなデザインは見つけられませんでした。
今日は遅い時間なので、あらためてネットの声などを追記します。
「CINA(支那)」に読めることで炎上したというニュースに対する声
ネットの声を拾ってみます。ジャーナリストの角脇久志氏よりも詳しい声があると面白いのですが……。
<「CINA(支那)」に読めることで炎上したというニュースに対する声>
・中国の今の10代は危険だと前々から思っていたが、ピンクちゃんという名前が付いたのか。しかし可愛い呼び名とは裏腹に彼らは大人に対しても愛国に対する意見の相違があれば猛攻撃してくる。自分も名探偵コナンが好きな小学生の女の子と話す機会があったが、
話題が台湾の話になるや突然豹変し攻撃したことに大変驚いた。また香港の教師をしている友人が交流で大陸の小学校を訪問したのだが、これまた認識の相違があろうものならたちまちピンクちゃんに呼び捨てにされて大変ショックを受けていた。小学生が大の大人をなじる。もう紅衛兵の再来としか思えない
・10年前、習近平就任後に実施された「思想政治教育改革」は、それまでの「まだマシ」だった中国の教育体制を根本からひっくり返した。幼稚園から大学まで続く、極端な愛国主義思想や共産党(習近平)への忠誠心を植え付ける教育だが、今の中国の10代はまさにそれの産物であり、極端思想は「ごく少数」どころか、圧倒的大多数だ。80、90年代生まれの中国人はまだ比較的に常識的だが、若い世代の中国人は過激な政治思想の持ち主と考えてほぼ間違いない。なぜなら物心がついた頃からそういう教育を受けて来たからだ。例外はもちろんいるでしょうが、それこそ「ごく少数」だ
・その世代は本当に危険、ここにも中華の話題が出るとすぐに出てきて反論コメを書きまくってる。複数のアカウントの作り方まで丁寧に翻訳して公開しているそうだ。そうやって海外サイトに出没し操作してる。欧米では対策を講じてるのに日本はいまだに放置されてる
・今回の件を逆に考えるなら、中国の映画監督が日本に向けて発信した際にJapanの記載のanの色を変えたようなイメージですかね。一部ユーザーが反応してYahooニュースで記事が出たら日本人でもピンクちゃんと同じようなコメントをする人はいそうです
・バブルが弾けて中国経済がヤバいそうです。隣国じゃないけどメンタル異常の鬱憤晴らしなんでしょう。BMWのアイスもあったしね
・テレビで観たが、世界の若者たちに意見を求められ、中国人の学生が、「中国は民主主義だ」と言っていた。そして、民主主義の国と比較して、「中国こそが本当の民主主義」と言いたいようにも聞こえた。自国のためなら何でもありの、自由の国なのだと感じた
・中国国内でもピンクちゃんへの感情は、冷めた一般人の方が多いそうですよ、ただ総人口が多いのでピンクちゃんの人数も多く面倒なんですよね
・人間全世界共通して言えるのは、金が無いと心が狭くなるってこと。攻撃的にもなるし、自己保身にも走る。自分の欲求が社会的に禁止されると人は他者を攻撃するようになる。中国に限らず日本でも同じ
・極端な愛国主義者の育成。中国の歩む未来が簡単に想像できますね
・どこの国でもナショナリストはろくなもんじゃない。国名が違うだけで、言ってることは殆ど同じなのに、ナショナリスト同士は決して仲良くなれない
・まさに今の中国は現代の紅衛兵を作るための教育を推進しているのだろう
・ピンクちゃん(小粉紅)は、まさしく現代の「紅衛兵」だな
・たかがアイスで不買運動起こしたり、中国はまるで逆差別モンスターだな~と思ってたら
SLAM DUNK監督も噛みつかれたんだ・・・ビジネスでは関わってもプライベートでは関わりたくない人種世界一位になるよ
・そんなに非難するのならもう中国で上映終了したらいいと思いますよ
・日本の出来事の記事もだけど、少数のネット意見をあたかも大勢いると誤解させるような記事書くからね
・まあこんな言いがかりを言っている中国人はそもそもスラダンを好んで見てない奴じゃないかな? 同じ中国人でも楽しんでスラダンを見てる人で重箱の隅をつつくような言いがかりを言っている人は見たことが無い
・一部の中国人だけでしょ
・Chinaはイギリス英語のシナを勘違いした呼び方ですよ(注:この説は正しくないと思われる)。シナだって今でも使われる中国の呼び方です
・どうせならHELLOのOも色変えてHELLにしとけばよかったな
・その昔、文化大革命を推進するために毛沢東は若者を組織し、紅衛兵と名付け彼らに大陸全土で粛正の嵐を吹かせたが、ピンクちゃんは、名前からして、少しマイルドな印象を持たせた、現代版紅衛兵ではなかろうか
・BMWのアイス事件もそうだけど、騒いでる奴ってそもそもその対象(=スラダンとかBMW)に全く興味がなく、とにかく暴れたい理由が欲しいだけなんじゃないか
・どんなイラストだったっけと思ってツイッター見てきたけど、全部赤字でHだけ黄色だったね。ベトナムも全部赤字でTだけ黄色。誰かのコメにもあったけど、国旗を現してるんじゃないかな。中国は赤地で左端に黄色の星だから、二文字目のHが黄色。ベトナムは赤地で中央に黄色の星。だから中央のTが黄色。もし日本バージョンがあるなら、白文字で中央のPが赤字になったことでしょう(注:同じ意見! シンパシー!)
・ベトナムの一文字も黄色になってるなら意図はないでしょ。それを隠すためにベトナムの文字も黄色にするとか、そこまでする意味もないし
・自分の作品を愛してくれる人たちに対してこんな形で皮肉込めないでしょ。大炎上とかいうけど言ってる人達も単なるノイジーマイノリティなんだと思う。どこにでもいるよねそんな方々
・無視しても一蹴してもいいだろうが、それはそれでさらなる反発を招く。かといって謝罪なんかしたらこれもいけない。色つけたのはデザイナーだからデザイナーに説明させればいいと思う。その際、日本人感覚だと「お騒がせさせて申し訳ない」「誤解を招いて申し訳ない」とか余計な事を言いそうだが、外国相手にはこれも言わない方が良い
・ジャーナリストが批判を起こしてますよね! 中国は国民全体でバスケットボール人気が高く、アジア枠ではオーストラリアの次に強い国です!最高で世界で10番手くらいに位置してましたが、低迷し、現在は20位~25位くらいですが、スポーツ競技としてはバスケットボールが人気があります。その影響もあり、スラムダンクという漫画自体も当時から人気があったわけです
・BMW問題と言い、何かにつけて批判したがる国民。中国共産党に抑圧されてるのか、すぐに怒りを表現したがる。そして怒りの矛先なのか不買運動が起き、過激な報道が世界に伝わる。その内に世界から敬遠され、ロシア国内の様に孤立し海外製品が市場から消える日が来るかも?
・抑圧されているからではなく、すでに洗脳が進んで、思考が固まっている状況ではないかと思います。国が許容する批判なら自由にやりやすいという環境が、さらに彼らの価値観を固めていくのだと思います。大人になってもそのままだと思います
・イラストの意図を勝手に読んで勝手に騒ぐな
・1997年は上海に住んでて、テレビでやってたスラムダンクの人気凄かったです。98年の夏とか番組開始後にテロップで「学生諸君、試験が有るからちゃんと勉強してください。夏休みに再放送するから今は安心してガンバレ」とか出てました。そんな当時を知らない若者からすれば、何にでも噛みつきたいんでしょう
・最近ニュースで「中国で大ヒット!」とやっていた。反日思想ある中国国内で、日本映画が公開されヒットする背景に、中国の変化や柔和の印象を持たせていた。そんな中のコレでは……
・なんでも自分らを攻撃するもの、被害者感情的なものに結びつけて話す奴らだな。まじ面倒くさい
・この記事で初めて知った『小粉紅』(日本名『ピンクちゃん』)。彼らは、「・・・中国で1990年代以降に生まれた若い世代の民族主義者。とくに台湾独立運動や香港民主化運動、チベット独立運動に対し、大人数で攻撃的な書き込みをおこなう・・・」のだそうだ。やはり、中国には「反日の核」になるような若者集団が存在したんだ
・中国の混乱はアジアを含めて世界の不安定要素になるので、日本にとっても喜ばしい事でもない
・ピンクちゃん…名前は可愛いが、実態は文化大革命の時の紅衛兵の連中と変わらない。しかし、こういったのが中国の習政権にとっては利用しやすいカードになる
・大丈夫。この程度のイチャモンなら一瞬で収まる。年がら年中こういうのやってて毎度毎度の事です。この程度はいちいち反応する必要はなくて、放置で問題ないです
・中国のアニメ産業が発達して、日本を超えるような映像クオリティを制作するようになってるらしい。だけど、共産党の気に入らないことは映像化出来ないので、表現にはかなり制限があると言わざるを得ない。世界展開を念頭に置いた場合は、どの国に対しても配慮した表現しか出来なくなる。庵野さんなんかは、海外目線は意識しないっていうか、出来ないって言ってたけどね
・黄色だなんだって騒いでるのは「一部の中国ネット民」だけなんだからそんな大して反応することないと思うけど。最近増えたよね、「一部の」反対意見をさも大多数の反応かのように取り上げる記事
・まあどのくらいの人が同意見なのかわからないが、明らかに少数の意見をあたかも中国人の相違と思われるような見出しはいかがなもんだろう。この記事だけではないがな
・ツイッター見たけどベトナムのところも一文字黄色になってるし意図があるのかないのか。でも噛みつく人は何でも噛みつくなーという印象。上映中止になったら中国国内で怒る人達のほうが多いのでは?
・くだらんことで噛みつき過ぎ
・中国は、習近平に依って毛沢東時代に逆戻りしている。中国で独裁者になるには、毛沢東やスターリンを真似るしかない。益々、習近平の独裁色は過激になるだろう
・言いがかりをする人は、何かにつけて言いがかりをしてくるので、気にしなくていいだろう。言いあいをしたところで、話や気持ちが交わることはない
・中国のユーチューバーが「中国でスラムダンクの映画館ガラガラで日本のメディアがヒットしてると騒いでるだけ」って感じのタイトルのいちゃもんつけた動画出したし。もうめんどくさいから関わらないほうが良いよ
・小粉紅のことを書いてるんでしょうけど、微博を見れば分かりますが、そんなに騒ぎになってないです。なんか文句言ってるやつもいる程度。例によって光文社のFLASHが針小棒大にして煽ってるだけですね
・ ・ ・
実際のところはわかりませんが、さほど大きな騒ぎにはなっていないのではないでしょうか。FLASH編集部の「中国事情に詳しいジャーナリストの角脇久志氏」に登場してもらい、ぜひ説明してほしいところです。
「小粉紅(ピンクちゃん)」「紅衛兵」「Chinaの語源」などについての解説
記事に中に登場した「小粉紅(ピンクちゃん)」「紅衛兵」「Chinaの語源」に関して説明できる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
私もよくわかっていません。
そこで簡単に調べてみました。
◯小粉紅(ピンクちゃん)とは?
小粉紅とは「しょうふんこう、シャオフェンホン」と読みます。1990年代以降に生まれた若い世代の民族主義者のことを指します。年齢的には10代後半〜30代前半になりますね。
小粉紅は「完全に赤く染まっていない」という意味です。要するに若い世代は「未熟な共産主義者」であるということから「ピンクちゃん」と名付けられたわけです。
小粉紅(ピンクちゃん)の特徴は、SNSなどを利用して攻撃的(愛国的)な書き込み(発信)をすることです。しかし、だからといって日常的には攻撃的ではないところが厄介です。仲が良い状態ならば問題ないのですが、一旦自分たちの主義主張に少しでも反する立場であるとわかると、掌を返して罵倒するようになります。今回の件に当てはめると、『THE FIRST SLAM DUNK』は支持していても、ツイートを見た途端、大魔神の変身のように変わってしまうというわけです。
しかし、今回の場合が同じように当てはまっているのかはわかりません。
◯紅衛兵とは?
紅衛兵は「こうえいへい」と読みます。中華人民共和国の文化大革命時期に毛沢東によって動員された青少年による先鋭的な運動体です。毛沢東を信望し、その教えに反対する者を徹底的に弾圧しました。活動の時期は、1966年から1968年にかけてとなります。
映画『ラストエンペラー』では紅衛兵について描かれています。雰囲気だけでも感じてみてください。
最近のことですので、ドキュメントもあります。
◯Chinaの語源とは?
少し脱線してしまいました。最後に「China」の名前の由来を調べてみました。
……調べてみたのはいいのですが、少しバラつきがあります。
「China」というのは「秦国」を語源とする説、2世紀前後にインドで中国を指して「チーナ・スターナ(China staana)」と呼んでいた説もあります。
詳しくは「China 語源」(←クリックするとgoogleの検索結果へ飛びます)などで検索して掘り下げていってください。
では!