【通販商品の全額返金保証は詐欺？】カラクリがある？　その実態は？

つなワタリ＠捨て身の「プロ無謀家」（@27watari）です。「お試しに最適！ 全額返金保証付き商品ガイド」なんて記事を適宜更新していますが、全額返金保証自体に不安を感じている人も多いようですね。そこで全額返金保証について簡単にまとめておきました。

全額返金は意外と簡単にいかない？　悪意がなければ堂々と！

全額返金をお願いしても、すぐに「はい、わかりました」と簡単にいかないケースがあります。

また、手続きが煩雑で、かなり面倒な場合もあります。

全額返金をお願いする場合には、精神的に弱い立場になりがちで、そこにつけこんで強気で対応されると諦めてしまう場合もあります。

当然、購買者の中には悪意を持って全額返金を要求する輩（クレーマー）もいます。

企業側が簡単に返金に応えにくくなるのも、わかるような気もします。

 

・　・　・

 

しかし、あなたが悪意を持って全額返金を依頼しているわけでなければ、堂々と理由を話して全額返金を要求してください。

返金の条件を満たしていれば、間違いなく返金してもらえます。

 

 

 

 

実際に返金を依頼する人は何％くらいなのか？

実際に返金保証を利用する人は、意外と少ないようです。

 

企業側にとってはトップシークレットですので、明確な数字は出てきませんが、だいたい10％にも満たないはずです。

 

 

商品によっては、ほんのわずか。数％にも満たないようです。

 

意外に思われたでしょうか？

それとも頷かれたでしょうか？

電化製品などが初期不良で壊れているようなケースとは異なりますので、そんなに返金を求める人はいないようです。

 

それはなぜだと思いますか？

 

じつは返金依頼に関しては、ある心理学のテクニックが隠されているんです。

それは「保有効果」という心理現象です。

 

 

 

 

「保有効果」とは、一度手にしたものを離したくなくなる心理

「保有効果」とは、リチャード・セイラー氏によって提唱された心理現象です。

 

自分が一度でも所有したモノに対して過剰に価値を高め、愛着を感じ、他人も自分と同じように価値を感じるだろうと錯覚して手放したくなくなる心理現象です。

 

リチャード・セイラー氏
Ernie Branson for the National Institutes of Health Record [Public domain], via Wikimedia Commons

 

リチャード・セイラー氏の著作では『行動経済学の逆襲』が読みやすそうです（画像をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします）

 

 

要するに自分勝手に理由をつけて、「現状維持」したくなるわけです。失うことに恐れを感じることになるわけです。

だから返金する人が少なくなるわけです。

 

 

 

 

全額返金してもらうために意識しておく5つのポイント

全額返金を前提に品物を購入するわけではありませんが、やはり事前に最悪を想定しておくことも大切です。

そこで全額返金してもらうために下記の5点は意識しておくといいでしょう。

 

＜全額返金のためのやっておく5つのポイント＞
・返金可能期間をしっかり把握しておく
・商品のパッケージや付属品などは手元に残しておく
・商品受取日や簡単な使用感を記録しておく
・正しい使い方をするのが大前提である
・商品返送時の送料などは購買者側が負担するケースがある

 

 

 

 

危険なのは「情報商材」の全額返金保証！　購入前に下調べを！

健康食品や美容コスメ関係ならば、さほど大きなトラブルはないようです。

しかし、情報商材の全額返金保証は危険だと耳にします。

現実にはどうなのかわかりませんが、詐欺まがいのことを平気でやる人は少なからずいます。

購入前にちゃんとした下調べを行うことが大切です。

もし騙されたと思ったら、徹底的に戦うか、高い授業料を払ったと思って諦めるか、それはあなたの判断次第です。

 

 

 

 

騙されたと思ったら消費者センターに相談しよう

困ったときに一人で悩んでいても解決しません。

消費生活センターは全国に約800か所設置されています。また、すべての市区町村に消費生活相談窓口が設置されています。

まず「消費者ホットライン　平日バックアップ相談」に電話して、居住地そばの連絡先を教えてもらってください。

それはこちらをご覧になってください。

では！

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