つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
歌舞伎町のホテルでトコジラミ(南京虫)の被害があったツイートが話題となりました。決着がどのようについたのかはわかりませんが、問題が表面化する前にホテル側が対応されたようです。
インバウンド増加によるトコジラミ(南京虫)問題は以前から危惧されていましたし、トラブルも発生していました。今後はさらに話題になっていくことでしょう。観光地のホテル宿泊時には対策が必要です。
【目次】本記事の内容
新宿歌舞伎町のホテルで何かの虫に刺された!
2023年5月2日、新宿歌舞伎町のホテル泊まった際に何かの虫に刺され、フロントに伝えて本社に連絡して貰ったが「部屋調べてダニいるか確認してからでないと病院代払えない」って言われたというツイートが話題となりました。
何かの虫に刺されといっても1ヶ所や2ヶ所ではありませんでした。両手足ガッツリです。まずは百聞は一見にしかずです。画像をご覧になってください。
元ツイは消しましたが他の方がなるべくこうならない様に写真残しておきます
ホテルなど宿泊するときは
トコジラミ居ないかよく確認して(目視で分かる)、ダニのスプレーなど買って、海外の方がトコジラミ持ち込む可能性もあるので
なるべく海外の方が集まるホテルは避けて下さい🙏
気を付けて下さいね pic.twitter.com/d1bvw1n5Qe— ♡まめお総支配人♡ホストDMしてくんな (@MameoKunO9) May 3, 2023
被害者はホテル側との話し合いも済み、何らかの決着となったようです。
ネットではホテル名も合わせて紹介されている記事も多数あるようですが、ホテル側も被害者ともいえる事案だと思われます。
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さて、今回の件はトコジラミ(南京虫)によるものだと思われますが、トコジラミ(南京虫)とはどのような虫なのでしょうか。
けっこう大きい! トコジラミ(南京虫)はこんな虫!
まずはトコジラミ(南京虫)について少しだけ紹介しておきます。
ここからは閲覧注意です。
これが私が被害にあった南京虫です! pic.twitter.com/i5CsPpr5L4
— Y (@YukaMonster1) May 2, 2023
ネットで検索すると、激しい映像が出てきますが、興味のある方は自己責任でお調べください。
◯トコジラミ(南京虫)の形態や習性など
<トコジラミ(南京虫)の形態や習性>
・体長5~8mm
・茶褐色
・幼虫から成虫まですべて吸血する
・吸血すると濃血色になり、丸く膨れ上がる
・吸血後はすばやく潜伏場所に戻るので気づきにくい
・就寝中に吸血することが多いが、昼間でも吸血することがある
・犬や猫などにも吸血する
・家具やカーペット、床や壁の継ぎ目、たたみのへり、ブラインドやカーテンのほか衣類や鞄、コンセントプレートの中、書籍などあらゆる隙間に潜り込むことが可能
・吸血している間、血液の凝固を防ぐため唾液を注入するが、この唾液がアレルギー反応を引き起こし、激しいかゆみや発赤等に襲われる
・個人差はあるが、気が狂わんばかりのかゆみに襲われることも
・感染症を媒介した事例は報告されていない
<トコジラミ(南京虫)の予防と駆除>
・こまめに掃除機をかける
・隙間を少なくする
・エアゾールタイプの殺虫剤を隙間に注入する
・くん煙剤などを安易に使用すると被害が他室に広がる可能性がある
・駆除業者「公益社団法人東京都ペストコントロール協会」が有名
参考:
・日本ペストコントロール協会
https://www.pestcontrol.or.jp/
・トコジラミ(南京虫)の発見方法
http://www.pestcontrol-tokyo.jp/tokozirami/shirami_top.html
・トコジラミ(南京虫)の特徴
http://www.pestcontrol-tokyo.jp/tokozirami/shirami_tokucho.html
・トコジラミ(南京虫)の防除方法
http://www.pestcontrol-tokyo.jp/tokozirami/shirami_boujo.html
・トコジラミとその効果的な防除法(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000074552.pdf
・インバウンド増加に伴う衛生害虫問題と対策(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000590894.pdf
・駆虫薬への耐性を持った「スーパー南京虫」などと呼ばれるトコジラミが増えている【感染症別 正しいクスリの使い方】(日刊ゲンダイ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/70c3962512d3193512011517694742a011779706(魚拓URL:https://archive.md/Qqmeg)
・人の血を吸う“トコジラミ”が夏に急増 家庭用の殺虫剤は効果なし?駆除法を専門家に聞く(ABEMA TIMES/2022/07/26 10:47)
https://times.abema.tv/articles/-/10032785(魚拓URL:https://archive.md/aAPT8)
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日本ではほとんど絶滅したとされているトコジラミ(南京虫)ですが、インバウンド増加により急激に増えてきているようです。ホテルなどを中心に注意喚起がなされていますが、地下鉄の座席なども要注意です。
さらに耐性の強い「スーパートコジラミ(南京虫)」も増えているそうです。ヤバイです。
もちろん海外旅行先でもらってくるパターンもあります。
◯緊急事態! かゆめ止めなら「ムヒアルファEX」が効果的
個人差はありますが、もしトコジラミ(南京虫)に刺された場合の応急処置には「液体ムヒアルファEX」(←クリックするとアマゾンのページに飛びます)が効果的です。旅先に持っていくといいでしょう。
ダニも増殖中!? ホテルや旅館の宿泊は要注意!
機密性の高い宿泊施設の客室は、キッチリと清掃がなされていてもダニが繁殖しやすい環境です。まして使用頻度が低くなると危険性はアップします。
取材対象としてアッパーな客室を利用したのですが、普段使われていない部屋だったのでしょうか、6箇所刺されるダニ被害にあい内1箇所は1ヶ月近く腫れが残る状態となりました。また、コロナ禍でクローズしていた沖縄の海辺にあるホテルへ営業再開後宿泊した際には、布製のソファでダニ被害に遭いました。海辺は湿気が出やすいことと関係しているのでしょうか。
引用:インバウンド活況で問題になった客室の南京虫→いまはコロナ禍でホテル・旅館のダニ問題が水面下で深刻に(Yahoo!ニュース/2022/4/28(木) 8:05)
https://news.yahoo.co.jp/byline/takizawanobuaki/20220428-00293379
魚拓URL:https://archive.md/3udy6
では!