つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
ネットで見つけたAI(人工知能)関連の最新記事などを紹介します。今回は「ChatGPT(チャットGPT)」についてです。
ネットで見つけたAI(人工知能)関連の記事紹介
○記事タイトル
AIが生成した文章を検出するツールの誤検知で「AIを使って課題のエッセイを作成した」と疑われて0点になったという事例(Gigazine/2023年04月14日 08時00分)
https://gigazine.net/news/20230414-ai-essay/
魚拓URL:https://archive.md/fzonq
○記事のポイント
・ChatGPT(チャットGPT)の進化
・AIの文章を検知するツール「AI Text Classifier」や「GPTZero」
○記事の内容と感想
教師が「AIが生成した文章を検出するツール」でエッセイの課題をチェックしたところ、100%人力で書いていた自分の息子の書いた文章が「AIを使って書かれた」とみなされて0点になってしまったという父親のツイートを取り上げた記事です。
結局、教師は自分の誤りを認めて、課題を正しく評価する形になったそうです。しかし、ここで教師が自分の誤りを認めないケースもあるでしょう。そうなった場合、いわれなき誤解を受けた子どもが将来的にトラウマとなる大きな傷を残してしまう可能性も出てきます。
これから教育現場にはChatGPTなどのAIツールの使用が広がっていくのは間違いありません。現時点でもアメリカのスタンフォード大学の学生のうちおよそ17%が「課題または試験にChatGPTを使用している」と回答しているそうです。
学校側はズルをチャックする必要性が生じるわけですが、対抗策として「ChatGPT」の文章かどうかを検知する「AI Text Classifier」や「GPTZero」といったAI に委ねるしかありません。
もはや「人間対人間」という教育の本質が崩れ去り、「AI 対 AI」を人間が仲介するような歪な状況へと転じていく可能性すらあります。結果としてAIはブラッシュアップされ、人間はどんどん劣化していくことが予想されます。
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文章を書くことが苦手な人にとってはChatGPTを使うことで、自分の得意なジャンルにエネルギーを注ぐこともできるメリットもあるわけですが、私はかなり懐疑的です。それは文章を書くことで脳力がかなり鍛えられると考えているからです。
いずれにしてもChatGPTをはじめ、進化するAIツールとの付き合い方は真剣に向き合っていく必要があります。間違っても使用禁止とすることには意味がありません。かといって依存するのは危険すぎます。
便利で怪しげなものは突如現れます。それが時代の節目となります。昭和(1926年~1989年)であれば戦後に「洗濯機・冷蔵庫・白黒テレビ」が現れ、さらに「テレビ・クーラー・自動車」が時代を後押ししました。平成(1989年~2019年)は「インターネット・携帯電話・薄型テレビ」あたりでしょうか。
そして令和です。
筆頭に挙げられるのが「AI 」です。
過去を振り返ると、便利で怪しげなものが消え去ることはありません。ですから「AI 」を無視したり拒絶してはいけません。「 AI 」の現実を冷静に受け止めて、付き合い方を深めていくことが重要となります。
ChatGPTも使い方次第では、素晴らしい秘書にも片腕にもなるはずです。自分の代理として考えてはいけません。
では!