つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
気になった謝罪文の実例を収集してアーカイブしている記事です。謝罪するようなことが起きないことに越したことはありませんが、もしご自身や仲間に何かが起きた時に参考にしていただければ。
【目次】本記事の内容
シンガーソングライター藤井風さんの歌唱動画が海外で炎上!?
シンガーソングライター藤井風さん(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)の過去の歌唱動画が海外ファンの一部で問題視され、ツイッターで謝罪して動画も非公開にしました。
物議を醸したのは18年に公開された動画だ。日本の音楽ユニット「m-flo」の楽曲をベースに、ラッパーのニッキー・ミナージュさんらの洋楽3曲をマッシュアップしたものを、藤井さんが歌っていた。22年11月1日ごろから海外ファンの間で、「Nワード」と呼ばれる人種差別的な言葉を含む歌詞を、藤井さんがそのまま歌っていることを問題視する声がツイッターであがった。
引用:藤井風、カバー歌唱での「Nワード」使用を謝罪 海外ファンから抗議…原曲通りも「私の無知が招いた過ち」(J-CASTニュース/2022年11月02日20時05分)
https://www.j-cast.com/2022/11/02449487.html
魚拓URL:https://archive.ph/DYIXr
ではツイッターの謝罪文を確認します。
In regards to mistakes I’ve made because of my ignorance, I am deeply sorry. I never meant to offend anyone in anyway. It will never happen again.
I am going to keep learning. I love you.— 藤井 風 (@FujiiKaze) November 1, 2022
念のために日本語訳も添えて残しておきます。
In regards to mistakes I’ve made because of my ignorance, I am deeply sorry. I never meant to offend anyone in anyway. It will never happen again. I am going to keep learning. I love you.
(私の無知によって招いた誤りについて深く反省し、お詫び申し上げます。決して誰かを怒らせたり、不快にするつもりはありませんでした。二度と起こしません。私は学び続けていきます。I love you)
This apology is in relation to my 2018 cover video. In the song’s lyrics there’s a word which I’m never allowed to use. I’m ashamed of myself not knowing the background of the term, and I’m terribly sorry for all the people feeling offended. There’s no excuse.
(今回の謝罪は、私の2018年のカバービデオに関したものです。歌詞の中に絶対に使ってはいけない言葉があります。言葉の背景を知らなかった自分を恥じるとともに、気分を害された皆様には大変申し訳ありません。弁解の余地はありません)
and I’m deeply regret I didn’t make it clear from the first tweet. Sincere apologies for all the confusion.
(最初のツイートが明確でなかったことを深く反省しています。混乱を招きましたことを心からお詫び申し上げます)
「Nワード」使用を謝罪した藤井風さんに対する声
Yahoo!ニュースにあがっている声をピックアップしました。
<「Nワード」使用を謝罪した藤井風さんに対する声>
・異なる国の文化背景への知識の不足でした。その無知で不快に感じた人について謝罪しているコメントは実に率直で心がこもった内容でした。藤井風さんのファンだと言う黒人の方の「間違いを認めてくれてありがとう。私はあなたを愛しており、これにとても感謝しています。」と言っておられ言葉に藤井風さんの誠実さや人柄が伝わっているのを感じました
・無知については多くの日本人は異文化について学んで解消しなければいけないと知るきっかけにはなりました。藤井さんの人柄のせいか海外と日本の人々の穏やかなやりとりのコメントが藤井さんのアカウントで生まれて交流されているのは驚きの展開です
・世の中、悪気のないことほど質の悪いものはないんですよ。ギリシャ神話で、最愛の人が体調が悪くなり、隣町の医者から聞いたやり方で薬草を作ったが、文字を読み間違えて猛毒の葉を入れてしまい、殺してしまったという話があった。結局彼のやっていることは同じで、「知らなかったから誰かを傷つけてしまった」ということなんでしょう。賢くならなければ人は幸せにできない。なので彼が決して悪くはないとは思いませんが、それが分かっているからこそ謝罪しているのだと思います
・日本人歌手が「イエローモンキー」という歌詞が出てくる曲を作って、それを外国人がカバーで歌ったら一部の日本人が「差別表現だ!」って怒った、みたいな話ですよね。該当部分が消音されたリンク先の動画も見ましたが、藤井さんは本当にその言葉になんの意図もなかったでしょうね
・ここ数年、海外のYouTube見ていても、ヒップホップの歌詞でも、「nigga」「niggas」という言葉をよく聞きます。これはNワードとはスペルが違います。でも、歌詞を聞いても、どっちかわからないことがあります
・他の方のコメントにもあるけど、当の人種の人が自分で歌う分にはいいけど、他の人種の人が歌うのはタブーという例
・謝罪してよかった。念の為いうと、海外からのクレームに 日本ファンの擁護は彼の今後に逆効果だよ
・過ちは素直に認め、しっかりと謝罪し、改善を期す。これがまともな大人の対応。藤井風さんはきちんと対応されたと思います。幼稚な大人は批判に対して感情的に応戦してしまいますからね。自己反省できない人も多い中、しっかりと批判を受け止め、己の非を認め、真摯に謝罪し、改善を約束したことは、ファンにとっても嬉しいことだと思います。自分が応援する著名人にはこうあってほしいもの
・藤井風さんは、アルバムのタイトルにするほど、誰かを決して傷付けないを信条としている方だと思うので、今回の事で風さん自身がかなり傷付いていると拝察します。大丈夫でしょうか?? おちゃらけてるけど繊細な方だと思うので、とても心配しております。差別的な事には日本にいると自分も含め疎くなるのは仕方ないかと。恐らくこれから世界へ羽ばたくであろう風さん、色々な背景を学ぶきっかけになったかもしれませんね
・その意図がなかったにも関わらず「不快に思った人がいる」と思慮深く考えて謝罪した彼の行動は、大変良いネットリテラシーのお手本となるものと思います。誰しも誤解や意図しない間違いはあるもので、それを素直に認めること、そのことを責めないことが広まってくれたら良いと思います
・言葉の背景にある文化などを全て把握するのは難しい。母国語でなければ尚更。批判に対し、ちゃんと対応をされていると思う
・カバー歌唱であることを前面に出すわけでもなく、すぐに理解し謝意を示し行動された藤井風さんの対応力はお人柄でしょうか。ところで日本って不思議だなと思うのは、英語圏のFワードやスラングには敏感に反応し発した人を無知すぎるとか下品だと評価を下すのに、日本語の絶対に人に向けて言ってはいけない死生に関する言葉や侮辱する言葉、差別的な言葉にはずいぶんと軽く考えてるように感じるんですよね
・藤井さんのチームの行動の速さは素晴らしい。こういう謝罪はモタモタすればするほど、広がって大問題になりますが、対応が早かったおかげで大きくならずに済みました。ファンの方も故意ではないとわかっていたでしょうし、素直に謝罪を受け入れたんだと思います。アメリカ人ハーフの娘が、アメリカの大学で中国から来た留学生の友達とカラオケに行くと、Nワードの部分を飛ばして歌っているのを見て、なぜ発音しないのか必ず聞かれるそうです。Nワードは黒人以外が言ってはいけない言葉であり、こちらでは黒人という言葉でさえもアフリカ系アメリカ人と言わなければならない事を必ず説明すると言っていました
・確かに説明不足のまま意味深な謝罪を最初にしたのは余計な混乱を招いたかもですね
恐らく大多数のファンは藤井風の楽曲や過去のパフォーマンスを楽しんでおりTwitterの先まで追いかけてないから経緯不明でただ心配してしまったかと
・自分が同じくらいの年代だったらそこまでやれるか、たぶんああそうで終わると思う。
アーティストとして発信する側というのをわかっているから真摯に受け止めているというのは好印象です
・海外のファンが増えてほしいと思う反面、増えるとこういった事も拡散される。大変だけどこれが「今の世界」なんでしょう。人気者になった証拠です。良い面を信じて、これからも前に進んで
・差別とは正反対の場所にいるような藤井風さんが、意図せず誰かを傷つけてしまったかもしれないって、本人も相当ショックだっただろう
・他人に使って欲しくないならそもそも自分達も使うべきじゃないと思う
・今回海外ファンはTwitterで本人にメンションを送って問題点を指摘したようですが(後に指摘した一連のツイートは削除したようですが)結果的に大騒ぎにしなくとも本人に届けば良かったのだから、例えば事務所にメールするなどの選択肢はなかったのかなぁ…とつい思ってしまいます。ただみんなに見える形になった事でみんなの学びになったと捉えるべきか…
・Nワードなんて知らない、今回初めて知った、っていう人がいるのは理解できるんだけど、あれだけ英語が堪能な藤井くんが知らなかった、っていうのは純粋にちょっと意外というか驚いた
・対応は迅速且つ誠実でした。これ以上この件について外野が騒ぐ必要はない。世界に出るということは、これまで以上に細部に渡り気を配らなければならない
・デビュー前の素人時代のカバー曲ですよね。これだけ有名になってきているのだから、早急に海外事情に詳しいマネジメントのプロやリスク管理のプロをチームに迎え入れた方がいいのではと思いました。藤井風と藤井風の音楽を守っていくためにも
・Nワードはブラックミュージック全般でかなりの高頻出ワードなのに他人種が歌うと(口パクしただけでも)問答無用でアウトという、知らないと本当に罠だと思う。個人的にNワードは知ってましたが、他にも色々あるかもしれないので公開の場でブラックミュージックに触れるのは避けた方がいいということですね
・Nワードは、黒人の歌詞にも会話にも頻繁に出てきます。黒人同士であれば二人称や三人称的な使われ方をするので、すごく気軽に使える便利な言葉のように見えるのですが、黒人以外が使うのは完全NGです。覚えておいて損は無い
・藤井さんの謝罪、反省も伝わってくるしこれからも勉強していくって言葉は真摯だと思う。指摘の中で藤井さんをかなり過激に貶めてる人達がいたけど、殴られて痛かったからお前も殴らせろ痛い目を見ろみたいな私刑じみた流れは最悪だなと思った
・Nワードは黒人の差別表現であるが、我々が使うと差別。黒人が自分や仲良しで黒人の友人をカジュアルにさすぶんには大丈夫
・その件に関してTwitterで本人を責め立てていた外国人ファンのやり方も酷かったようです。
(罵倒したり本人が投獄されているようなコラを作ったりなど)。しかも日本ファンから指摘されると該当ツイ削除&ブロックで今は白々しく熱心なファンのふり。悪意はないと分かっているのだから注意喚起すればいいだけなのに…これだから差別が無くならないのでは?と思いました
・Nワードの扱いは難しい。白人・ラテン系・アジア系が曲の中で使ってるのもたまに見る。
でもケンドリック・ラマーのライブでステージに上げられた白人女性がマイクを向けられ、Nワードをそのままラップしたら、大ブーイングを受けてた。あれは可哀想だったし罠にさえ見えた。アフリカ系の中にもそれを容認できる人と、憤りを感じる人で別れるのかな
・この動画好きだったのに見れなくなっちゃったのは残念だなぁ。私はNワードの事はこの件で初めて知りました。彼も4年前には知らなかったんだし、そんなに抗議しなくても優しく指摘すれば良いのに
・素早い対応や謝罪がなされたことは、素晴らしいことだと思います
・この動画って撮影は素人時代だけど一旦削除されて最近再UPしましたよね
再UPしたときに事務所はチェックしてくれなかったのかな? と素朴に疑問に思いました
・謝罪の速さは流石、クリーンで誠実な人だ。世界はきっとそこも含めてファンなんだろうな
・海外のファンの方は大人数でいっせいにメンションしてこの問題を指摘していました。ファンであるのならもう少し配慮のある伝え方は出来なかったのでしょうか
・Nワード、というのを今回初めて耳にしたので一体どの曲でどの言葉がそうなのか?がまったく分からなかった。詳しく記事に書くことも差別になるから駄目ということだろうか?
・藤井さんに限らず、知らずに真似してしまう人っているでしょ。そういう言葉を広めてしまう側の責任ってどうなの
・余談やけど、おっちゃん昔「ニガワ」てとこ住んでて、それを友達のアメリカ人に言うたら「ワまでちゃんと発音せな、黒人の人聞いてたら怒るで」言われたんや。それくらいセンシティブな問題やし、カバーにしてもNワードは絶対避けなあかんで
・当人が素直に無知でしたと謝罪しているんだから、まわりがゴチャゴチャいってかき回すべきではない
・海外進出を考えている藤井風に対して、海外の藤井風ファンがNワードは日本で思っている以上に深刻なことになり得るから注意喚起したってTwitterで見た
・まあ、マイケルジャクソンのよく知られている歌でも歌詞に禁止用語が入ってるからね。カバーする際に改変するよりは歌ってしまうでしょう
・日本人に理解しろというのは厳しいね
・まあそういうこともあるさ。次から注意すれば良い
・藤井風さんは、自分の歌でも 女性の体の一部を表す言葉を入れた歌を歌っています。大人なら恥ずかしく聞いていられません
・黒い人が自分たちをそう呼ぶことはok。他の人が黒い人のことをそう呼ぶのはNG。ユダヤ人にも同じような言葉がある。それってどうなん?って思うけど、まあそういうことになってるから僕は従う。めんどくさいのは、黒い人もユダヤ人も、黒い人やユダヤ人じゃない人からそう呼ばれてもokっていう人が結構存在してる、ってこと
・単一民族の日本じゃ、鈍感なのもしょうがない
・何故か、アジアンを揶揄する言葉は問題視されないんですよね。あいつら「ニガー」とか言われたら過剰反応する癖に
今回の藤井風さん本人による素早く、謙虚な謝罪は見習うべきでしょう。やはり世界標準で表現活動をしていく人にとっては、「Nワード」に関する配慮は必要不可欠ですね。
ラッパーのカニエ・ウェストも差別発言で大トラブルへ発展
カニエ・ウェスト(イェ:Ye、カニエ・ウェストから改名)(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)さんは反ユダヤの差別発言で大変なことになっているようです。
Aftermath of Kanye West’s antisemitic comments:
Adidas cut ties
Balenciaga cut ties
Vogue and Anna Wintour cut ties
Dropped by talent agency, CAA
Dropped by lawyer
Streams, sales & airplay plummeted
Restricted from Instagram & Twitter
Stadium shows cancelled
Documentary shelved pic.twitter.com/D1UiaAG3e9— Pop Crave (@PopCrave) October 25, 2022
この真偽は不明ですが、リストは下記の通りです。
・アディダス契約解除(cut ties)
・バレンシアガ契約解除
・Vogue誌とアナ・ウィンターと断絶
・CAA(大手芸能事務所)と契約解除
・弁護士からの絶縁
・音楽関係の売上が急落
・SNS(インスタ&ツイッター)の制限
・スタジアムのコンサート中止
・ドキュメンタリー制作中止
・レコード会社契約解消 など
実際、どんな発言だったかというと……。
アディダスはイェとの関係を解消した。「アディダスは反ユダヤ主義も、その他いかなる種類のヘイトスピーチも容認しない。Yeの最近の言動は憎しみに満ちた危険なもので、受け入れがたい。それは多様性と包括性、相互尊重と公平性という当社の価値観に反している」と述べている。
引用:反ユダヤ発言のカニエ、アディダスが関係解消 資産2200億円失う(Forbes/2022/10/26 17:45)
https://forbesjapan.com/articles/detail/51452
魚拓URL:https://archive.ph/BLZvO
Nワードって? NGワードについての基本知識
NGワードについて知らない人も少なくないのではないでしょうか。基本的には性的な下品な表現、人種差別表現がそれにあたります。
以下が代表的なNGワードとなります。
<代表的なNGワード>
fuck、shit、cunt、suck 、bitch、asshole、cock、Nigger、Nigga、Negro、Yellow、Indian、Gypsy、KKK、Prick、Damn、Screw you、Retarded、Son of a bitch、Whore
こうやって並べてみると、「ああ、たしかに!」と思われる単語ばかりではないでしょうか? そうでもないですか?
気になる方はご自身で調べてみてください。
カニエ・ウェストの場合は、単純な単語というよりも思想的な発言だったと思われます。ユダヤ系、ナチス系、ホロコースト、迫害などに関連した内容について不用意に触れるのはタブーです。
ところで藤井風さんって何者なの?
藤井風さんについてよくわからない人もいるでしょう。最後に基本的な経歴などを紹介しておきます。
<藤井風プロフィール>
・ふじい かぜ
・1997年6月14日生まれ、岡山県出身
・シンガーソングライター、ピアニスト、トランペッター
・カバー・作詞作曲・ダンスなんでもこなす
・絶対音感。幅広い曲を自分流に表現することができる
・元YouTuberで、12歳当時から実家の喫茶店で撮影したピアノ演奏を公開
・2018年の「アダルトちびまる子さん」では「おどるポンポコリン」をジャジーにアレンジしアクセスを集めた
・2020年5月、1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER(常に助け、決して傷つけない)』(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)をリリース
最近は世界を舞台に活躍しているようですね。素晴らしいです。
では!
気になった謝罪文を収集しています。謝るようなことが起こらないにこしたことはありませんが、何かの時のために参考にしてください。
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