つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
気になった謝罪文の実例を収集してアーカイブしている記事です。謝罪するようなことが起きないことに越したことはありませんが、もしご自身や仲間に何かが起きた時に参考にしていただければ。
【目次】本記事の内容
杉並区職員が住基ネットを不正に検索し、暴力団関係者の『人探し』に関与
2022年11月5日、杉並区職員が住民基本台帳法違反の容疑により逮捕されました。逮捕された市川直央容疑者は、10年来の友人である暴力団関係者の佐々木洋樹容疑者からの依頼で4年前から検挙歴のある人やその家族を含む20人以上の情報を住基ネットにアクセスして検索していました。
暴力団が、個人情報を知ろうとする理由は多数あります。カネを貸した人間の行方がわからなくなってしまった、息のかかる店で働いていた女性が逃亡してしまった……。暴力団に悩まされている人は大勢います。彼らから逃れようとしている人たちは、想像以上に多いんです。
引用:杉並区職員が個人情報を漏えい…暴力団関係者「戦慄の悪用目的」(FRIDAY/2022年11月08日)
https://friday.kodansha.co.jp/article/273918
魚拓URL:https://archive.ph/Lzli0
この事件を受け、杉並区は事案の概要や逮捕された職員、区長からのコメントを公式サイトで発表しました。
こちらです(クリックすると画像が拡大されます)
区職員が住民基本台帳法違反容疑で逮捕されました(4年11月5日)(杉並区役所/更新日 令和4年11月9日)
https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/r0411/1078406.html
魚拓URL:https://archive.ph/CZzwY
念のために文章を残しておきます。
区職員が住民基本台帳法違反容疑で逮捕されました(4年11月5日)
本日11月5日、区職員が住民基本台帳法違反の容疑により逮捕されました。
現時点でお伝えできる内容を以下のとおり公表いたします。
1. 事案の概要
本年2月28日に、「区職員が、住民基本台帳ネットワークシステムを不正に検索して得た個人情報(氏名、生年月日等)を外部の者に漏えいしている」として、被害を受けたとする者の氏名等を記載した文書が区に送達されました。
これを受け、同日、住民基本台帳ネットワークシステムの検索履歴を調査したところ、同一職員が被害を受けたとする者の検索を行っていたことが判明し、3月1日に当該職員に対する聞き取りを行いましたが、当該職員の返答は、「検索した記憶はなく、不正行為は一切行っていない」とのことでした。
このため、区は3月2日に警察へ相談し、その後の警察による捜査が行われた結果、本日、警察から公表されたとおり、区職員が住民基本台帳ネットワークシステムから個人情報を漏えいしたことに伴う住民基本台帳法違反容疑により逮捕されることに至ったものです。
2. 逮捕された区職員
区民生活部 文化・交流課 主事(事務) 市川 直央(いちかわ なおひさ) 32歳
(注)本事案は、当該職員が区民生活部区民課に在籍していた令和3年度に発生したものです。なお、令和4年3月1日以降、当該職員は個人情報を取り扱う業務は行っておらず、同年4月に現在の部署に異動しています。
岸本聡子杉並区長のコメント
本日、区職員が、住民基本台帳法違反容疑により逮捕されました。このことについては、個人情報の安全かつ適正な管理に重大な責任をもつ基礎自治体の長として、大変重く受け止めなければならないと考えております。
区といたしましては、再発防止の徹底に全力で取り組むとともに、事実関係が明らかになった時点で、厳正な処分を行ってまいります。
杉並区職員による個人情報漏えいに対する声
Yahoo!ニュースにあがっている声をピックアップしました。
<杉並区職員による個人情報漏えいに対する声>
・今回はたまたまバレて運悪くして、この男は捕まっただけで、全国でこのような事案はたくさんあると思います。個人情報閲覧に関しても人だけで監視するのは限界あるだろう。人工知能なども最大に駆使して個人情報保護の強化に努めてほしい
・何で区の職員は暴力団に従ってたの? 友達のためにって無償で情報提供してたの? それとも借金があるからやってたの? 再発防止や自分たちの組織の見直しをするためには、そこら辺が結構重要だと思う
・他人事には思えない。全国の地方自治体でこんなことは普通に起こっているのではないだろうか。全自治体で外部からの調査を徹底的に行なってもらいたい
・こう言うことがあるから…私はマイナカードの保険証や免許証の付加、銀行口座の紐付けなどは要らないと考えてます
・公務員ですらこうなのに、既に戸籍等取得すると発行が外部委託のパソナとなってる。派遣となると、ちょっと不安になる
・マイナンバーカードをこのままごり押しをすれば、マイナンバーカードの情報漏洩が頻繁に起こるでしょう。役所がいかにズサンかを象徴する事件だ
・タレコミがあったからまだよかった話で、内部でのチェック機能すら働いていない状況ってことだよね? こんな役所がマイナンバー適切に管理できるのかって話
・容疑者も誰かに脅されていたのか。何か弱みを握られていたのか…いずれ情報漏えいした理由も判るでしょうが、全国の国民全員の住所が判るというのも、怖いシステムです
・杉並区ってふるさと納税を批判して返礼額を減したり、練馬ナンバーを見下してご当地ナンバーを作る特異な自治体のイメージ
・当然ながら懲戒解雇です
・負い目があって断れなかったという構図か…
・保険証しかり各種証明書等がマイナカードに一本化されて行く流れも踏まえて、国レベル然り地方レベルに於いてもセキリュティクリアランスの導入を図らねばと言うか、同時進行で進めて行かねばならない
・ある会社で新発信地システムを管理してた事があるが、電話番号から住所を割り出せるのを良いことに消防隊員と闇金がつるんでいたことがあった
・どこの自治体でもやってるヤツいるだろー
・協力の見返りに良い額を最初に貰ったんだろうけど、反社とは一度関係もったらもう終わり
・金かも知れないし、余程の弱みでも握られていたのかも知れない。だが、そんな事はどうでも良い。市民を生活を守るのが公務だろう
・暴力団の人探しに協力なんてやばいじゃん、暴力団側に個人情報がわたってしまった人はいま無事なのか?
・区役所の職員にマイナカードを預けることがどんなに恐ろしい事かよく分かる事件ですね
・結局は人間が管理するわけで情報が売れる時代なのだから売る人間は出てくる。それを抑止するのは教育では足りず「重い罰則」だろう。マイナカードも然りだ。話はズレるが私はある特定のauショップを利用した日の夜から必ず迷惑メールが急激に増えるのですが、それをauお客様センターに相談すると「そんなことは絶対にありえません」と強く否定されました。絶対にありえない根拠は説明してもらえず納得できるわけもなく
・自分の情報が公務員により暴力組織に売られ悪用されるなどと絶対に許せません。年金データの流出以来日本の役所のデータ管理は何も変わっていないと感じます
・こういうやつがいるから、マイナンバーとかも信用できないんだよ。このまま色々マイナンバーに統合したら、人に知られたくない既往歴とかもバレバレになるんだよ
・金を積まれても割に合わないくらいの厳罰にしない限りは無くならないな
・勝手に個人情報を暴力団に流していたなんて悪質すぎますよ
ネットでの反応はかなり低調でした。コメント数はかなり少なく、マイナカードに対する不安についての書き込みが目立つ程度でした。
これからの流れとしては、情報を漏らした杉並区職員は起訴されることでしょう。そこで明らかになる事実によっては、また流れも変わってくるかもしれませんね。
11月26日、東京都杉並区職員らが再逮捕
杉並区役所の公式ページで発表されました。
こちらです(クリックすると、画像は拡大されます)
引用:区職員が住民基本台帳法違反容疑で再逮捕されました(第2報)(杉並区役所/4年11月28日)
https://www.city.suginami.tokyo.jp/news/r0411/1085176.html
魚拓URL:https://archive.md/tjXIO
詳細は何も発表されておりませんが、念のために文章に残しておきます。
区職員が住民基本台帳法違反容疑で再逮捕されました(第2報)(4年11月28日)
11月5日に逮捕された区職員について、本日11月28日に警察から「住民基本台帳法違反容疑により26日に再逮捕した」との連絡を受けましたので公表します。
(注)詳細な内容については明らかにされていません。
ちなみに杉並区職員の再逮捕に対する報道は少なかったせいもあるのでしょうが、ほとんど反応がない状態です。
ちなみに杉並区役所内では、以前に比べると情報の扱いが慎重になっている様子です。また、岸本聡子杉並区長に対する風当たりも強くなっている印象です。なにより副区長を始め、区の職員の一部は完全に区長に反旗を掲げていると思われても不思議のない言動をされていると伝え聞いています。それが事実だとするならば、行政職員は襟を正して公僕としての責務を果たしてもらいたいところです。
杉並区は個人情報を漏らした職員を懲戒免職処分に、別不祥事は戒告処分に
住民基本台帳法違反の疑いで2022年11月に逮捕され、起訴されていた杉並区職員は区の事情聴取に対して情報漏えいの事実を認め、区は25日付けで懲戒免職処分としました。
区役所への投書がきっかけとなって発覚したこの事件に関連して投書の情報公開請求が行われた際、本来、非公開とすべき情報提供者の氏名を誤って公開する不祥事が先月にあり、区は、対応した41歳の職員を25日付けで戒告の処分としました。
引用:住基ネット個人情報漏えいで起訴された杉並区職員 懲戒免職に(NHK/2023年1月25日 18時16分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230125/k10013960581000.html
魚拓URL:https://archive.md/3FCcm
処分に関しての公式文書はこちらです(別画面で画像を開くと、拡大されます)。
引用:職員の懲戒処分について(杉並区役所/5年1月25日)
https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/086/041/050125shobun.pdf
魚拓URL:https://archive.md/mPvsG
念のために文章に残しておきます。
職員の懲戒処分について
地方公務員法に基づき、職員の懲戒処分を行いましたので、公表します。
1 住民基本台帳法の違反
(1)事件の内容
令和4年11月5日、区職員が住民基本台帳ネットワークシステムから個人情報を漏えいしたとして、住民基本台帳法違反容疑により逮捕され、その後、令和4年12月16日に本事案により起訴された。当該職員は、区の事情聴取において情報漏えいの事実を認めている。
(2)被処分職員及び処分内容
被処分職員
《所属》区民生活部文化・交流課
《職層》主事
《氏名》市川 直央
(いちかわ なおひさ)
《年齢》33歳
処分内容
免職
発令年月日
令和5年1月25日
2 情報公開時における非公開情報の誤提供
(1)事件の内容
令和4年12月28日、区職員が住民基本台帳法違反容疑により逮捕された件に係る文書の情報公開請求(1件)に対し、窓口で請求者へ該当する文書の写しを交付した後、請求者の指摘により、本来非公開とすべき当該文書の発信者の氏名を公開した状態で交付したことが判明した。
(2)被処分職員及び処分内容
被処分職員
《所属》政策経営部
《職層》課長級
《年齢》41歳
処分内容
戒告
発令年月日
令和5年1月25日
3 区長コメント
この度は、区民及び関係者の皆さまの区政への信頼を大きく損ねる事態を招いてしまったことに対し、区政を預かる最高責任者として、心よりお詫びを申し上げます。
今後、このような不祥事が二度と起こらぬよう、再発防止の徹底と区政に対する信頼回復に全力を挙げて取り組んでまいります。
なお、私及び副区長につきましては、自らの責任を明らかにするため、給料減額の特例条例を令和5年第1回区議会定例会にご提案する予定です。
ちなみに今回のニュースに関してはYahoo!ニュースでも取り上げられていないようです。
話題性が低く、アクセスも望めないという結果でしょうか?
Yahoo!ニュースの取り扱いによってネット社会への影響が変わってきます。取り扱うバランスの悪さも気になります。
僅差で苦杯をなめた田中良氏が次期選挙に向けて動いているという話もあります。区民の地域活動者にも分断が生まれつつあるという話も耳にしています。杉並区は内部のゴタゴタがしばらく続くのかもしれませんね。
では!
気になった謝罪文を収集しています。謝るようなことが起こらないにこしたことはありませんが、何かの時のために参考にしてください。
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