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ビジネス哲学

【日本マクドナルド創業者・藤田田(でん)】成功哲学『ユダヤの商法』がすごい

投稿日:2019-01-27 更新日:

【ユダヤ人の成功哲学】日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた でん)『ユダヤの商法』がすごい

つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。藤田田(ふじた でん)氏をご存じでしょうか? 日本マクドナルド社日本トイザらスの創業者であり、昭和47年にKKベストセラーズより発行された『ユダヤの商法』は大ベストセラーになったことで知られています。

高度成長期の日本の経済界に大きな影響と足跡を残し、「ユダヤ」という異国のビジネス成功哲学を世に広めることで、日本人の視野を広げることにも貢献しました。超有名な方なんですが、残念ながら若い人たちは誰も知りません。

当時、幼い子どもだった私でさえも「なるほどなぁ」と思ったことがたくさんありました。そこで現在でも充分通用すると思われる藤田田氏の『ユダヤの商法』エッセンスを伝えておきます。何かの参考にしていただければ幸いです。



日本マクドナルドを昭和46年に設立! 藤田田の秀逸エピソード

時代を席巻した藤田氏は、当時の日本人だったら誰もが知っているような有名経営者でした。

 

【ユダヤ人の成功哲学】日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた でん)『ユダヤの商法』がすごい

藤田 田:1926年、大阪府大阪市生まれ。東京大学在学中の1950年に輸入商社の「藤田商店」を立ち上げる。その後、1971年には米国マクドナルド社の創業者レイ・クロック氏と交渉し、日本マクドナルド社を立ち上げた。アメリカの文化を日本の生活に持ち込んだ経営者で知られる

出典:Japanese McDonald’s Founder Explains Why Japanese People are ‘Short and Yellow’
http://nextshark.com/den-fujita-japanese-mcdonalds-founder-explains-why-japanese-people-are-short-and-yellow/

 

藤田田(ふじた でん)という名前にインパクトがあります。

 

藤田氏の母親がキリスト教徒だったことから「口」の中に「十字架」を組み合わせ、「田」としたそうです。お母様のセンスの良さが光ります。

後述しますが、藤田氏がユダヤ商法に興味を持ったのは、通訳のアルバイトでユダヤ人米兵の生き方に感動したからだといわれています。

尊敬する経営者は松下幸之助だったそうです。そして現在、孫正義氏が藤田氏のことを尊敬する経営者として挙げています。

やはり……「天才は天才を知る」ということでしょうか。凄い人から凄い人へと襷は受け継がれていかれますね。

 

さまざまな秀逸なエピソードの中のいくつかを紹介します。

 

まずマクドナルドをはじめるきっかけがユニークです。

藤田氏は米マクドナルドの社長であるレイ・クロック氏と会って、20分ほどで契約するに至りました。しかも藤田氏自身はハンバーガーという「口の中に物を入れる商売」にまったく興味がなかったにもかかわらず、です。

きっと、レイ・クロック氏は何か感じるモノがあったんでしょう。

それだけに藤田氏は強気でクロック氏と渡り合いました。

例えば日本マクドナルド設立時には米本社の猛反対を押し切って社名を「マクドナルド」にしました。これは日本人にとって馴染みのある韻をふんだ形だと考えたからです。

米本社の意向である「マクダーナ(ヌ)ルズ」のネーミングに首を縦に振らなかった藤田氏の意志の強さは素晴らしいものがあります。

ネーミングに関してはトイザらスも印象的です。「ら」だけ平仮名表記にした理由は、「R」が反転されていたロゴからインスピレーションを受けたそうです。

 

第1号店は銀座の三越1階に出店しました。椅子席なしの小さなテイクアウト専門店でした。これも大胆です。馴染みのなかったハンバーガーが、一気に日本人の心をつかみました。

じつは銀座店出店までの道のりは平坦なモノではありませんでした。

三越への出店交渉はかなり難航しました。

当時の銀座店店長は、後に社長となる岡田茂氏でした。

出店条件として突き付けてきた岡田氏の条件は「日曜日の閉店時刻(18時)から火曜日の開店時刻(10時)までに水周りを含め全ての作業を終わらせた上で開店させることができるなら出店を許可する」というものでした。

マクドナルド1号店開店ミッションは、なんと39時間で速やかに行わなければなりませんでした。

藤田氏は事前に突貫工事のシミュレーションを繰り返し、39時間で作業を終わらす奇跡を起こしました。

そこからマクドナルドの快進撃がスタートします。銀座店オープン4日後に代々木店を開店させ、銀座店は1ヶ月に4000万円も売上げたそうです。

 

また、日本マクドナルドの就業規則の第一条は、「日本で一番の高給を支払う企業を目指す」でした。社員の家族も大切にしたそうです。

さらに世界ナンバー1の売上げ、ドライブスルー店舗の実現、クルーコンテストの開催など、常に挑戦的なスタイルで業界をリードしていきます。

これはスピードシステム(30秒で注文品が完成)を取り入れ、レストランビジネスを変革し、ファーストフードビジネスを誕生させた米本社の経営陣に匹敵する凄さだたといえるでしょう。

ちなみに米マクドナルドの成功物語は映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』になっています。よかったらご覧になってください。

マクドナルドを築き上げたレイ・クロックを知った「ユニクロ」の柳井正氏はクロックの言葉を手帳に書き写していた。その言葉は「Be daring(勇気を持って)、 Be first(誰よりも先に)、 Be different(人と違ったことをする)」

 

 

 

孫正義に助言した藤田田氏!「これからはコンピュータの時代だ」

先程も触れましたが、孫正義氏は『ユダヤの商法』で藤田田氏に興味を持った一人です。

当時、高校を中退して渡米した孫正義氏。夏休みで帰国した際に藤田氏との面会を果たしました。

「今のコンピュータはこの部屋ぐらいの大きさだが、これからはもっと小さくなる。そしてもっと必要になる。これからはコンピュータビジネスの時代だ。オレがおまえの年齢だったらコンピュータビジネスをやる。アメリカでコンピュータの勉強をするといい」。

藤田氏からアドバイスによって、10代だった孫正義氏のビジネスの方向性が決定づけられました。

 

そのエピソードは『勝てば官軍―成功の法則』で知ることができます。

 

その後、23歳で起業して現在に至る孫正義氏の“熱い気持ち”は、『孫正義 300年王国への野望』で知ることができます。

藤田田氏は後に成功した孫正義氏に食事に招待されました。そのエピソードに感激し、すぐにパソコン300台を発注しました。熱い気持ちに熱く応える……素晴らしいです。

 

「人生は短い。若いうちに行動しなければ、後悔する」。藤田田氏に面会した10代の孫正義氏は規格外の生き方を志し、周囲を巻き込んでいきました。あまりにも常識はずれなエピソードが満載の一冊です。プロ無謀家を掲げる私にも刺激になりました

 

 

 

 

1972年(昭和47年)ベストセラー6位! 『ユダヤの商法』の時代

ユダヤ人米兵の生き方に感動した藤田氏は関西人(大阪府大阪市淀川区出身)です。

「世の中ゼニや!」「もうかってまっか?」などの挨拶言葉で知られる関西人の気質がユダヤ人の「金持ちの成功法則」をマッチしたのかもしれません。

上梓した『ユダヤの商法』が大ベストセラーとなり、自らを“銀座のユダヤ人”と称した氏のマクドナルドは快進撃が続きます。

驚いたことに現在でも『ユダヤの商法』は評価が非常に高いです。アマゾンでも超高額で取引されています。

目に付いたカスタマーレビューを紹介します。

『ユダヤの商法―世界経済を動かす (ワニの本 197)』
・(高額でしたが)それに勝る見返りのある内容の良本
・本質は色褪せるものではない
・事業を企ててる人は、必読本
・小学生でも読める儲けの雑学本
・何回でも読めて飽きない

もちろん反対意見もあります。最後は自分自身で確かめるしかありません。

 

 

『ユダヤの商法』目次一覧

「目次」を載せておきますので、内容をイメージするだけでも頭の刺激になるはずです。

見ていただくとわかると思いますが、それぞれの見出し一つだけで一冊になってしまうような項目が目立ちます。

『ユダヤの商法 世界経済を動かす(ワニの本 197)』

PART1 これがユダヤの商法だ
01 78対22の宇宙法則
02 金持ちから儲けさせてもらう
03 生活の中に数字を持ち込め
04 世界の支配者、その名は「ユダヤ商人」
05 「きれいな金」「きたない金」はない
06 現金主義に徹しろ
07 利息目当ての銀行預金は損だ
08 貸し金庫は安全ではない
09 女を狙え
10 口を狙え
11 判断の基礎は外国語だ
12 暗算を得意にしろ
13 必ずメモを取れ
14 雑学に強くなれ
15 今日のケンカは明日に持ち越さない
16 辛抱よりは“見切り千両”
17 社長は”売れる会社”をつくれ
18 契約は神様との約束である
19 契約書も商品である
20 首吊り人の足をひっぱれ”バンザイ屋”はユダヤ商法ではない
21 “国籍”も金儲けの手段だ
22 税金分だけ余計に儲けろ
23 時間も商品 時を盗むな
24 不意の客は泥棒と同じだ
25 アポイントメントを取れ
26 「未決」書類は商人の恥だ

PART2 私自身のユダヤ商法
27 “ゼニ”の取れる名前をつけろ
28 差別には金で立ち向かえ ユダヤ商法との出会い
29 軍隊とは金儲けの場なり
30 勝負はタイミングで決まる
31 大損しても納期はまもれ
32 悪徳商人は大統領へ直訴せよ
33 一手先を読め
34 絶対にまけない売り方 自信のある商品は絶対に負けるな
35 “薄利多売”はバカの商法
36 金持ちから流行させろ
37 厚利多売商法で儲けろ
38 文明の落差を売る

PART3 ユダヤ商法のバックボーン
39 働くために食うな、食うために働け
40 メシの時に仕事の話をするな
41 お金のある人エライ人、お金ない人ダメな人
42 父親は他人の始まり
43 金銭教育は子どもの時からやれ
44 女房は信用するな
45 女も商品に変わりはない
46 一人合点して相手を信用するな
47 国家の主権なんかクソくらえ
48 納得するまでたずねろ
49 敵状を知れ
50 休息を必ずとれ
51 恥垢とって病気を追放しよう
52 ボインは赤ちゃんのためにあるんやでェ
53 百点満点で60点とれば合格だ
54 ユダヤ教徒になれ
55 ダイヤモンドは一代ではダメだ
56 儲けはイデオロギーを超越する
57 寿命を計算せよ
58 ユダヤ人にダマシは通用しない
59 時間の使い方を考えろ

PART4 銀座のユダヤ人語録
60 ユダヤ人を食え
61 金儲けのできん奴はアホで低能だ
62 法律の欠陥をつけ
63 “根まわり商法”は蹴っ飛ばせ
64 エライ奴こそ働け
65 ユダヤ人のペースに乗るな
66 懐疑主義は無気力の原因だ
67 日本人はケツの穴が小さすぎる
68 東大出や役人にするな
69 病欠とはズル休みとのことだ
70 休むヤツは金を返せ
71 女は最大限に活用しろ
72 週5日制で儲からない商売はやめてしまえ
73 ゴルフする奴は発狂しない
74 大会社はボンクラだ
75 金を持ってもデカイ面するな
76 金と女は同じだと思え
77 政治家を利用せよ
78 ソロバンが合えば共産党へも金を出せ
79 金儲けにイデオロギーはいらない
80 低能政治家は国賊だ
81 話があるならそっちが来い
82 最初の日本人がダメなんだ
83 定石を知れ

PART5 「円」を吸うユダヤ商法
84 商人はまず売れ
85 厚利も商法なら損をしないのも商法
86 無能は犯罪である
87 労せず儲かる”キャンセル商法”
88 赤信号は止まれ
89 柳の下は二度狙う

PART6 ユダヤ商法とハンバーガー
90 天下の公道を活用せよ
91 脳みそには柔軟性を持たせるべし
92 信用を得る宣伝は口コミに限る
93 人間の欲求をつかめ
94 いつでも女と口を狙え
95 きらいなものを売れ
96 私はあなたに巨億の富を保証する

ちなみに『ユダヤの商法』は、1972年(昭和47年)のベストセラー6位の売上げでした。同年のベストセラーには有吉佐和子『恍惚の人』(1位)、田中角栄『日本列島改造論』(4位)、松原泰道『般若心経入門』(8位)、司馬遼太郎『坂の上の雲』(9位)などが並んでいます。

前年にはイザヤ・ベンダサン『日本人とユダヤ人』がヒット(1971年3位)していたので、ユダヤ人に注目が集まっていたところから作られたのでしょう。当時のKKベストセラーズには、かなり優秀な編集者がいたと思われます。

ビジネス関連書としては翌年に糸山英太郎『怪物商法』が(1973年3位)話題になりました。糸山氏の著作は相場師の一攫千金話なので、ちょっといかがわしいです。同じ年には拝金主義とは対極に位置するような遠藤周作の「ぐうたらシリーズ」が大ヒットします。世の中、やはりバランスなのでしょう。

 

 

 

 

 

世の中ゼニや! 『ユダヤの商法』から厳選した「現代でも役立つエッセンス」

気になる『ユダヤの商法』のエッセンスをザックリとピックアップします。わざわざオークションなどで書物を手に入れなくても大丈夫です。

100項目ほどある中から「今の時代だったら、これさえ押さえておけばオッケー!」という『ユダヤの商法』のキモを12項目抽出して、ザックリと紹介してみます。

ぜひ参考にしてください。

 

(1)78対22の宇宙法則

「78対22」というのは問答無用の宇宙の法則だとユダヤ人は説いています。ビジネスにおいては世界の金の78%は22%の金持ちが握っていることは理屈抜きの真理だと断言しています。

「パレートの法則」は、この法則のパクリだという話もあります。

大事なのは割合もそうですが、ユダヤ人は常に「数値」という具体的な指針に置き換えて物事を判断します。これはビジネスの基本です。

藤田氏は人年の精神活動にもっとも適切な温度は18度、水は4度がもっとも美味しいなどと、徹底的に数値化していたそうです。

 

 

(2)女性と口を狙え

ユダヤ商法においては。女性は男性のお金を巻き上げて消費する存在だと考えています。だから女性を狙います。女性を狙えば男性のお金が付いてくるからです。

口を狙った商品は消費物です。消費され続ける物は安全パイです。大きな儲けにならなくても、確実にお金にすることができます。

 

 

(3)短期サイクルで結論を出す

ユダヤ人の歴史は迫害の歴史でもあります。非常に我慢強いのがユダヤ人の真骨頂ですが、ビジネスにおいては短期間で見切ってしまう覚悟と胆力があります。

「見切り千両、損切り万両」という言葉がありますが、深追いせずに損失を拡大させません。

 

 

(4)オフィスで死ぬことが理想

これは企業戦士として戦い続けるというニュアンスではなく、最後の最後まで商売の手を抜かず、稼いでいくことを忘れてはいけない戒めを示しています。

 

 

(5)契約は神との約束である

文字どおり、契約は何者にも勝る存在で、絶対であるということです。契約不履行に対しては、いかなる理由も通用しません。仮に不測の事態に巻き込まれても、それは言い訳に過ぎません。藤田氏がユダヤ人からの信頼を獲得したのも、利益よりも契約を優先したことが理由でした。

 

 

(6)時間を盗むな、盗まれるな

すべての行動(時間)は金銭に置き換えることができます。まさに「時は金なり」です。自分の時間も、他者の時間も、同じように大事です。時間感覚がない人は、できるだけ遠ざけるのが得策です。

 

 

(7)やり残し・先送りはしない

「ディクテイト(dictate)」の時間を非常に大事にしています。それはやり残し・先送りを処理すること。何よりも優先的に懸案事項を終わらせます。

 

 

(8)まける商売はしない

まけることは価値を下げることです。自ら価値を下げるような行為は、自分の価値をどんどん下げていくことになります。安売り合戦の果てに待っているのは、破綻です。「安売り競争は死のレースだ」と考えられています。

もしも自信がなければ、さらに値段を上げて価値を高める努力をするべきです。

 

 

(9)庶民の流行は短期間

大衆の間で流行した物は、短期間で消えてしまいます。だから二番煎じならば、早く手を打つべきです。反対にお金持ちの間で流行った物は、息が長いです。トップレベルの金持ちを意識することは商売の基本です。大衆相手の薄利多売は、労多くして功少なしです。

 

 

(10)成果に100点は求めない。60点でいい

ユダヤ人は、60点を合格点としています。シビアな姿勢は持ちつつも、成果に対しては過度にいい結果を求めません。気持ちの余裕こそが続けるための原動力になるからです。

 

 

(11)最低でも二割の利益をキープする

薄利多売など疲弊するだけです。増して赤字などはもってのほかです。最低でも二割の利益を出さないと商売の意味がありません。損して得取れというのはサービスから成果を上げる方法です。既出ですが、成果が出ないサービスは短期間で見切るべきです。

 

 

(12)健康あってのビジネス

休息を何よりも大切にしています。豊かな食事、贅沢な時間、癒しのひとときを楽しむことが、すべての原動力になると考えています。

 

いかがでしたでしょうか。

12の項目を意識して守るだけで、変化が現れてくると思います・・・なんてわけありませんよね。

そこでこんなことを私は自己流のアレンジをやっています。

 

 



自己啓発は、自分なりにアレンジしないとダメ

自己啓発って、やはり自分らしく改変しないと効果はありません。

 

そこで、一例として「私だったら12項目をどう自分の中に落とし込み、具体的に実践するか」を書いてみます。

 

(1)78対22の宇宙法則
→22%のターゲットを具体化する。ターゲットのイメージはできるだけ絞り込み、ターゲットが納得するだけの情報(実績、可能性)を提示する。

(2)女性と口を狙え
→女性に喜んでもらうためには、どんなアクションが必要かをリストアップする。

(3)短期サイクルで結論を出す
→三ヶ月程度の短期目標を設定して、ダメならさっさと止める。捨てる。諦める。ダラダラしない。

(4)オフィスで死ぬことが理想
→常に問題意識や向上心を持ち続け、効率的な方法を模索する。

(5)契約は神との約束である
→決めた約束は守ること。追い込みたいならば、有言実行すること。

(6)時間を盗むな、盗まれるな
→時間意識は基本。しかし、時間を意識しすぎるな。意識しすぎると、時間との追いかけっこになってしまう。そうなると、時間に心を盗まれた状態になってしまい、すべてが雑になる。

(7)やり残し・先送りはしない
→まず前日の振り返り・作業確認からはじめる。

(8)まける商売はしない
→「安くした方がいいかな?」と思ったら、付加価値を考えて高くしよう。

(9)庶民の流行は短期間
→クリエイティブな作業に薄利多売は向かない。意識の高い人や同じ価値観の人を探そう。標準を合わせたら、しっかりケアもする。ケアには優先順位が必須。

(10)成果に100点は求めない。60点でいい
→自分を責めるのは非効率的。まず積み重ねていけばいい。ただし、甘やかしてはダメ。

(11)最低でも二割の利益をキープする
→「やる・やらない」のボーダーラインは冷静に設定すること。ボランティアと仕事は別物。

(12)健康あってのビジネス
→儀式的にスープを飲む時間をキープするとか、散歩する時間を作るとか、心が満たされたり、血の巡りが良くなることは少しでもいいからキープしよう。

 

こんな感じです。少しは参考になったでしょうか。。。みなさんも自分なりにアレンジして具体的に目標設定してみてください。

 

 

 

 

晩年は・・・『ユダヤの商法』は行き詰まり、寂しく消えていった

快進撃を続け、年商3000億円というイケイケ状態だった藤田氏のユダヤ商法は、BSE(狂牛病)騒動によって奈落の底に突き落とされます。

最後に藤田氏は「桜のように静かに散りたい」という言葉を残してマクドナルドから去り、あっという間に亡くなってしまいます。

仲間のユダヤ人からも支援してもらえなかったようです。

ビジネスは・・・リーダーは孤独ですね。

 

 

 

 

藤田田の心に響いてくる名言

『凡眼には見えず、心眼を開け。好機は常に眼前にあり』

 

『傍観者ではダメ。どんな仕事でも、当事者になれ』

 

『笑顔の店には金が宿る』

 

『身を粉にするな、頭を粉にせよ。最悪のあとには必ず最善がある』

 

『人生は希望を6割達成できればまあまあいい。7割いけば上出来である。8割できれば感謝すべき』

 

『怪しげなものが売れる。ダイヤモンドがなぜ売れるかというと、ダイヤモンドの持つ妖しい光が女心を微妙にくすぐるからにほかならない。ダイヤモンドに限らず、怪しげなものは商品になる』

 

『人生は不平等である。与えられた不平等はどうあがいても変えられない。あとは挑戦あるのみである。不平等に屈してはならない』

 

『一日は二十四時間で、しかも万人に与えられている。その時間をいかに有効に使っていくかが勝負である』

 

『人生というものはなるようにしかならない。だから最悪の状態が来てもジタバタしない』

 

『経営者にとって重要なのは魂だ。経営者には日本の文化に貢献するといった使命感がなければいけない』

 

『どんな環境にあろうとも売上を伸ばすのが、商人の知恵であり、才覚である。売上の低迷を世の中や政治のせいにするのは、己の知恵の無さや勉強不足を露呈しているにすぎない』

 

『資本主義社会では、金がすべてである。金さえあれば、人生の問題の99パーセントは解決する。それが資本主義というものだ』

 

『日本の輸入文化はすべて東京からはじまっているのです。ケンタッキーフライドチキンは名古屋の郊外からはじめましたが間違っておるんですよ。東京の中心は銀座ですから、当然銀座からはじめました』

 

『満塁ホームランよりゴロやバントを狙え。人生は博打ではない。人生には満塁ホームランはありえないのだ。ゴロとかバントで塁を一つずつ進めていく。それが人生である。満塁ホームランというのは天才のやることである。そんなことを夢見ていたのでは、失敗してしまう』

 

『みんなが駄目だと言うから成功する』

 

 

 



ユダヤ商人のビジネス、お金にまつわる格言

最後に本家、ユダヤ商人の格言を紹介します。

 

『出会った全ての人から学べる者が、この世の中で一番賢い』

 

『愚かな者は自分の知っている事を話す。賢い者は自分が何を話しているのかを知っている』

 

『甕(かめ)を見るな。中に入っているものを見よ』

 

『楽観が最も強い鎧となる』

 

『金の鍵は、すべての戸を開く』

 

『貧乏になると、まず顔に表れる』

 

『話すな聞け。見るな観察せよ』

 

『金は道具である。道具に支配されてはいけない。だから道具はできるだけ多く持った方がいい』

 

『成功の半分は忍耐だ』

 

『言葉で賢くなるな、行動で賢くあれ』

 

『大衆から生まれた物には憧れがない。だから商品の寿命は短くなる。望んでいるのは安い商品よりも高価な商品です』

 

『お金持ちと商売しろ』

 

『人々に賢いと思われるよりも愚かだと思われるべき』

 

『あなたの手にあり、他人が欲している商品を安く売るのは、ビジネスではない。あなたの手になく、しかも他人が欲していないものを売るのがビジネスだ』

 

『賢い人はアイデアを語り、普通の人はモノについて語り、愚かな人は他の人について語る』

 

『何も打つ手がない時にも、ひとつだけ必ず打つ手がある。それは勇気を持つことである』

 

 

アマゾンでユダヤ人関連でベストセラーになっているのが『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)』です。

ベストセラー1位です。535件のレビューが載っています。レビューだけ見てても面白いです。

 

 

 

 

2021年に創業50周年となる日本マクドナルドはどうなる?

藤田田さんの最後は寂しいものでした。

とくに2004年に藤田さんが亡くなった後、日本マクドナルドはすべての悪いことを藤田さんに押し付けるような格好で「藤田経営潰し」に舵を切りました。

米マクドナルド社の息がかかった原田泳幸氏は「バスに乗る者はバスに乗れ! そうでない者は辞めろ」と息巻き、藤田派を徹底的に切り捨てました。

結果として待っていたのは、業績悪化でした。

・ ・ ・

10年ほどの暗黒時代を経て、死に体の日本マクドナルド社もようやく復活してきました。

2021年には創業50周年となります。

どんなイベントが企画されているのかわかりませんが、その機会に藤田さんに光がもう一度当たることを願ってやみません。

 

 

 

日本マクドナルド社の復活は、愚直に改善する姿勢にアリ!

日本マクドナルド社の復活の理由はどこにあるのでしょうか。

それは姿勢にありました。

 

愚直なまでの改善する姿勢です。

 

具体的に言うと、アンケートアプリ「KODO(コド)」の導入です。

 

これです。

日本マクドナルド社の復活は、アンケートアプリ「KODO(コド)」の導入にアリ
http://www.mcdonalds.co.jp/shop/kodo/

アンケートに回答すると、無料券がもらえます。

導入したのは2015年からです。

日本マクドナルド社は、アンケートで寄せられた課題を愚直に改善していきました。

そして、2016年〜2017年とビジネスの息を吹き返していきます。

「お客様のリアルな時代の声」に対応することは、王道ともいえます。

 

 

○マクドナルド復活のポイント

マクドナルドが復活したポイントを箇条書きにしておきます。参考になるはずです。

 

・素晴らしいミッション「おいしさと笑顔と 快適なひとときを すべてのお客様に」
・盤石な基盤作り、未来への挑戦、共感者育成の3本柱がある
・QSC&V(Quality、Service、Cleanliness、Value)に絞ったホスピタリティ
・性別や世代に無関係の社内評価システム(ダイバーシティーの意識)
・個人戦ではなくチーム戦を意識
・顧客への安心感、親近感提供
・オリジナルの開発
・過去の成功体験からの決別と挑戦

こんな感じでしょうか。

それぞれを具体的に紹介していったら、一冊の本ができそうですね(苦笑)。

 

では!

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