つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。ツイッターのやりとりで「慮(りょ)」について書きました。
「慮」が入っている言葉はいろいろありますが、個人的には「慮」は配るだけでいいと思っています。
「遠慮」というのも、本来はいい意味合いだったんですけど、現在は少しネガティブなニュアンスになってしまいました。ちょっと残念です。言葉は「ナマモノ」なので、仕方ないですけど。
言語学者じゃないので自分勝手な解釈なんですが、自分なりの言葉の想いを記事にしてみました。でも、ちょっと強引すぎて説得力が乏しいです。
【目次】本記事の内容
「慮(りょ)」という漢字の成り立ちや意味
ツイッターでのつぶやきは、こんな感じでした。
いやいや、忘れていると思っている人こそ忘れてないですよ😉
「慮」を配ることは大事です。
虎が子どもの意識を持って接すること(自己流解釈)ですから最強です🐯
— つなワタリ🔥捨て身の「プロ無謀家」 (@27watari) 2019年1月23日
自己流解釈なんですが、これは「慮(りょ)」という感じの成り立ちから自分勝手に推測していたものです。
若い頃の話です。それをふと思い出してツイートしたんですよね(苦笑)。
あらためて漢字を見てください。
慮
意味は、おもんばかる(注意深く考える)ことです。
「虎」の中に「田」と「心」があります。
「虎」のカブリモノ(虎ガシラ)の下に、子どもの脳を表す「田」、心臓を表す「心」があります。
そのままイメージすると「虎が子どもの意識を持って接すること」となるわけです。
繰り返しますが、これは自己流の解釈です(汗)。
(注意)ちなみに白川静は虎ガシラは虎ではなく、「連なる」というイメージだといっています。私の説は間違いでしょう(恥汗)。
肝心なのはここからです。
「慮(りょ)」は配る(配慮)だけでいい
「慮(りょ)」が入っている言葉はたくさんあります。
配慮・遠慮・苦慮・顧慮・考慮・思慮・熟慮・焦慮・心慮・深慮・短慮・知慮・不慮・無慮・憂慮などです。
この中で大事な言葉は「配慮」だけです。
他の言葉は不要です。考え過ぎるのは良くないです。
一人で勝手に考え込んでもダメです。時間のムダです。
虎のタフネスさを持ち、子どものように純粋な意識で、「心」を配っているイメージが私的には最強です。
キモは自分の外側にベクトルが向いているところです。
他は、どちらかというと内側に向いているんですよね。
これは良くありません。
繰り返しますが、考え過ぎるのは良くないです。
書いていて強引すぎてバカだな・・・と思いつつありますが、今回は見逃してください(汗)。
言語学者でもない人間が自説を振り回してもダメですね。
本来、「遠慮」は未来を見通すことだった
「配慮」だけが大事だと書きましたが、「遠慮」も本来はいい意味で使われていました。
これも自分の外側にベクトルが向いています。
かつて孔子が説きました。
『子曰く、人にして遠き慮(おもんぱかり)無ければ、必ず近き憂い有り』。
「遠慮」とは、未来を見通すことだったんです。
それがいつしか「控えめにする」「辞退する」「慎み深い」みたいな、少しネガティブなニュアンスになってしまいました。
不思議ですね。
きっと「慎重に考える」というスタイルが転じたのでしょう。
言葉はナマモノと冒頭にも書きましたが、ホントに面白いです。
今回は強引な自説も折り込んでの話でした。
しかし!
適当に無責任っぽい記事を書き散らすだけでは良くありません。ここは古代漢字学の大家である白川静(しらかわ しずか)さんを簡単に紹介しておきます。
86歳で『字訓』『字統』『字通』の字書三部作を完成させた白川静
漢字といえば、白川静(しらかわ しずか)さんです。
86歳のときに白川漢字学の集大成である『字訓』『字統』『字通』の字書三部作を完成させた漢字研究の第一人者です。
独特の解釈もあるために意見が分かれる部分もありますが、それでも日本の古代漢字学ではナンバーワンでしょう。
まだ読んだことがない人がいらっしゃったら、『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい(新潮文庫)』あたりを読んでみることをオススメします。
日本人だったら、いや、せめてクリエイティブに生きたい人ならば、白川静さんは読んでおいた方がいいでしょう。
白川漢字学には、ダイナミズムがあります。
白川静の思考方法は、現在と人類(東洋)の起源をつなぐ装置でもあります。
どういうことかピンときますか?
なかなか難しいですよね。
では、つぎの見出しはどうですか? ピンときますか?
日本には「文字」が生まれなかった!? その理由は……
日本では、日本人には「文字」は必要なく、だからこそ文字が生まれなかったという説があります。
聞いたことがありますでしょうか?
かなり乱暴な言い方をすると、「文字」はGoogleさんの「seo」と同じなんですよね。
手段なんです。
「seo」がGoogleさんにとって都合のいい手段であることと重ねて考えてください。
そう、「文字」は為政者(神)にとって都合のいい手段なわけです。
さて、古代日本に遡ってみます。
日本は縄文時代が非常に長く続いたことで知られています。縄文時代にも統治者やリーダーはいましたが、貧富の差はあまりありませんでした(脱線:そしてこれは私は上杉鷹山とリンクしていると考えています)。
要するに、一部の人間が都合よく民衆を動かす必要がなかったからです。
だから、日本人に「文字」は必要じゃなかったんです。
・ ・ ・
想像するに、「文字」はなかったでしょうが、独特の風土と相まって、かなり複雑なコミュニケーションをとっていたと思います。
だからこそ日本語はもっとも複雑で難しい言葉(ひらがな・カタカナ・漢字の使用)になったと推察できます。
日本にはこういう土壌があります。
Googleさんの「seo」は素晴らしいですが、潜在的に「seo」に拒否感を持っている人も少なくないでしょう。
これはもしかすると日本人の血がそうさせているのかもしれませんね。
では!
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