『MINAMATA(ミナマタ)』がまもなく公開となります。1970年代、水俣病の惨状を取材し世界に配信したアメリカ人写真家ユージン・スミスの闘いを描いた作品です。スミスを演じるのは、ジョニー・デップ。 製作スタッフは、撮影に先がけて日本で水俣病患者や家族への面会や取材を行い、サポートを受けながら準備にあたりました。
【目次】本記事の内容
真田広之、美波、加瀬亮、浅野忠信らが出演!
『MINAMATA(ミナマタ)』はスミスの写真のファンであったデップが、自身の制作会社でプロデュースをした作品です。
もちろん日本人キャストも多数参加しています。
まずは予告編からご覧ください。
ユージン・スミスは1970年代に水俣で3年間生活し、患者たちを撮影し続けました。
スミスさんとともに、当時の水俣を撮影したアイリーン・美緒子・スミスさんは「患者さんの本当の姿を見て頂きたい。ユージンと私にとってはそれがすごく大切で、水俣病は終わっていない、現在も続いているということを、世界に知ってもらえる機会になる」と語っています。
今回、主演でプロデューサーも務めるジョニー・デップさんは報道ステーションの単独インタビューに応じ、「ユージン・スミスは最も適した真実、現実を捉えようとしていた。(水俣病は)途方もない悲劇。このような規模の多くの出来事同様に起こるべきではなかったことだ」とメッセージしました。
20世紀の最も象徴的な公害病『MINAMATA(ミナマタ)』
熊本県水俣市の化学薬品製造会社「チッソ」の工場から海に流れ出た廃液に含まれるメチル水銀が魚や貝類にたまり、それを食べたことによって障害をもたらした公害病。
これが……水俣病です。
水俣でユージンと寝食を共にした写真家の石川武志さんのメッセージが強烈です。
「(ユージンから)100パーセント影響を受けたね。人生に必要なことは、写真も音楽(ジャズ)も全て教えてくれた。写真は『小さな声』だとも」
引用:MINAMATA: W. ユージン・スミスへのオマージュ
https://www.nippon.com/ja/images/i00051/
石川武志さんの作品も必見です。
「MINAMATA NOTE 1971-2012 私とユージン・スミスと水俣」
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日本の『MINAMATA(ミナマタ)』公開はいつ? なぜ決まらない??
じつはいまだに日本での公開日は決まっていません。
アメリカ公開日が2021年2月5日に決定し、2021年2月12日にイギリスとトルコ。日程未定で、イタリア、フランス、ポルトガル、ポーランド、オーストラリア、ニュージーランド、香港や、ヨーロッパや中東の国々でも配給されることになっています。
日本での配給会社はロングライド社に確定。あとは公開の決定を待つばかりです。
一日も早く公開されて欲しいかぎりです。
「MINAMATA~ユージン・スミスの遺志~」2020年12月6日放送(テレビ朝日系)
『テレメンタリー2020』というテレビ朝日系の番組で、「MINAMATA」が取り上げられます。
次回 #テレメンタリー「#MINAMATA ~ #ユージン・スミス の遺志~」
放送日時はANN各局で異なります。
各地域の放送曜日・時間はこちらhttps://t.co/aVm99bpnMh#テレビ朝日 は12月6日(日)早朝4:30から放送#水俣 #環境問題 #アイリーン美緒子スミス #チッソ#MINAMATAMOVIE #JohnnyDepp pic.twitter.com/SbILkjJAvG— テレメンタリー【公式】 (@telementary1) December 2, 2020
ユージン・スミスが水俣で過ごした3年間、患者たちとどう向き合い、何を感じたのか。知られざる秘話を関係者たちが語る。。。という内容です。
二人三脚で撮影の月日を過ごした元妻のアイリーン氏はその意志を受け継ぎ、活動を続けています。
また、写真集『MINAMATA(ミナマタ)』には、1000枚近くの写真を収めながら、たった1枚しか掲載しなかったある女性の姿があるそうです。
ユージン・スミスの死から40年余り。ユージンと交流のあった患者たちを訪ねると、彼の生き様や苦悩、葛藤が分かる数々のエピソードに遭遇したそうです。気になります。
これが写真集『MINAMATA(ミナマタ)』です。
『MINAMATA(ミナマタ)』
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全192ページの大型本です。患者母子の入浴写真はきっと目にしたことがあるでしょう。
ユージンの凄まじい使命感が息づいています。
もうひとつの水俣映画『水俣曼荼羅』も2021年公開
もうひとつの水俣映画が2021年に公開されます。
それは『水俣曼荼羅』。
取材期間15年、編集5年を経て完成した6時間超のドキュメントです。
『水俣曼荼羅』公式サイト
http://docudocu.jp/minamata/
監督の原一男さんは、「故・土本典昭監督の水俣シリーズ」や「小川紳介監督の三里塚シリーズ」に大きな影響を受けています。骨太のドキュメンタリーに仕上がっていることでしょう。※監督名をクリックすると、アマゾンのページに飛びます。
原監督の想いは、「映画.com」に掲載されています。一部を抜粋して紹介しますが、ぜひご覧になってください。
60年以上に渡って連綿と続いてきた「水俣曼荼羅」の渦を形にした原監督は、ライフワークをやり遂げたような穏やかな表情を見せています。
「未だにタブーみたいな世界が残っていて、踏み込んで取材をしようと思っても、あまりにデリケートすぎて描けない部分もありました。(中略)一番の問題は、患者の数が今後も増えるであろうということです。有機水銀の含まれたヘドロをすくって囲いの中に押し込んで、汚染された魚をドラム缶に詰めて埋め立てただけで、なんの本質的な解決もされていない」
引用:「水俣病を知ってください」 取材期間15年、6時間超の原一男監督最新作「水俣曼荼羅」東京フィルメックスで初上映
https://eiga.com/news/20201117/2/
では!
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