つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
おひとりさまの教祖として知られる上野千鶴子さんが色川大吉さんとの不倫、結婚が暴露されました。
【目次】本記事の内容
「おひとりさまビジネス」盛り上げの片棒を担いだ文春が暴露
上野千鶴子さんといえば「おひとりさまビジネス」で有名です(←クリックするとアマゾンのページに飛びます)。
さまざまな著作の中には『最期まで在宅おひとりさまで機嫌よく』『おひとりさまの最期』『おひとりさまの老後』『上野千鶴子が聞く 小笠原先生、ひとりで家で死ねますか?』など、「おひとりさま」という言葉が目に入ってきます。
しかし、これは「おひとりさまビジネス」だったのです。
なんと上野千鶴子さんは23歳ほど年上の色川大吉さんと不倫関係の末に入籍までしており、2021年に色川さんが96歳で死去するまで寄り添い続けていました。
二人の関係がスタートしたのは四半世紀の前のことです。上野千鶴子さんは色川大吉さんに妻子がいることも承知で猛烈にアタックしたそうです。そして1997年に八ヶ岳の麓に約300坪もの土地を購入。所有者は上野さんと色川さんの名を連ねられていました。
「当時から彼女は月に2〜3回、勤務していた東大のある文京区本郷から八ヶ岳に通っていました。愛車のBMWで深夜に出発し、中央道を爆走。『原稿執筆に没頭するため』とのことでしたが、実は恋い焦がれた男性に会いに行っていたのです」(東大関係者)
引用:“おひとりさまの教祖”上野千鶴子(74)が入籍していた( 「週刊文春」編集部/2023/02/21)
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b5260
魚拓URL:https://archive.md/bh5vF
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ネットでは上野千鶴子さんのしたたかさを褒める声、おひとりさま詐欺と怒りの声など、さまざまな声が出ているようです。
参考:
・【悲報】上野千鶴子さん入籍していた
https://togetter.com/li/2085113
マスコミの報道も、本人の言葉も信用するな!
上野千鶴子さんの「おひとりさまビジネス」というのは、なかなかの詐欺っぷりですね。しかもこの事実は暗黙の了解で知られていたことでした。
マスコミ連中もヒソヒソ話で「じつは……」などと言いながら稼いでいたわけです。
酷い話ですね。
しかし、これは……
マスコミでは普通のことです。
現代はネットで情報が自由に流通するようになってはいますが、やはり暗黙の了解としてオープンになっていない事実はいろいろあります。
ある程度のことは自制しているわけです。私ですら公になっていないヒソヒソ話をいくつか持っています。
要するにマスコミの報道も、
本人の言葉も安易に信用してはいけません!
本当に世の中には誤魔化しと欺瞞が溢れています。
上野千鶴子さんには、最後っ屁をかましてもらいたい!
不倫や結婚がバレてしまった上野千鶴子さんはどういった対応をするのでしょうか?
きっと……謝ることはないでしょう。
むしろ開き直って、「オレサマで生きろ!」的なスタイルで最後っ屁をかますのではないでしょうか。
今後の上野千鶴子さんの動向が非常に楽しみです。
下劣な報道? ふりかかった火の粉? 上野千鶴子さん最後っ屁の香りは?
2月21日に『週刊文春』の報道で「おひとりさまビジネス」が明らかになってしまった上野千鶴子さんですが、約10日後に反論の狼煙ツイートを投稿しました。
こちらです。
「文春砲」なる下劣な報道が出た。ふりかかった火の粉は払わなければならない。反論を3月15日発売の『婦人公論』に書いた。興味があれば読めばよい。
— 上野千鶴子 (@ueno_wan) March 1, 2023
ちなみに『婦人公論4月号』(3月15日発売)は、ネットで予約すると発売日に届けてくれる(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)そうです。
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投稿には上野さんの具体的な反論は書かれていませんが、「下劣な報道」「ふりかかった火の粉」「反論」などといった真っ向勝負の気概が伝わってきます。
しかし、「下劣な報道」「ふりかかった火の粉」「反論」などと魂を荒ぶらせることではありません。単純に結婚に関しての事実関係を投稿してくれるだけでいいと感じるのは私だけでしょうか。
答えは二択。「事実なのか、事実でないのか」。これだけです。
あとは事実を納得させるだけの強弁を貫けばいいだけでしょう。
レトリックと詭弁と誤謬の3点セットによる「つまらない反論」になってしまわないことを祈るのみです。
上野千鶴子さんの反論は “ 反論 ” になっていたのか?
遅くなりましたが3月15日発売の『婦人公論』(4月号)(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)をチラリと読みました。
その感想は後ほど書くとして、肝心の文春サイドはどのような反論をしたのでしょうか?
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文春サイドは『文春は「卑しい人々」上野千鶴子 反論の衝撃中身』というタイトルで有料記事をアップしています。※参考:文春は「卑しい人々」上野千鶴子 反論の衝撃中身 https://bunshun.jp/denshiban/articles/b5523 魚拓URL:https://archive.md/dXo1D
残念ながら有料記事ですので、中身はわかりません。ここは無料記事で反論してもらいたかったです。なんらかの圧力がかかったのでしょうか?
他にこの問題を扱った記事を探しましたが、意外なほどに少ない印象です。やっと見つけたのが「弁護士ドットコム」の記事です。しかし。該当記事でも文春と上野氏の泥仕合を実況中継するものではなく、今回のテーマのひとつである「婚姻届」について掘り下げる論点ずらしで記事を作られています。あくまでも今回の騒動はマクラにしただけでした。
上野氏は「正確には『婚姻届を提出した』と書くべき」とした上で、色川氏を看取ったことや亡くなる直前に婚姻届を提出するに至った事情などを綴った。
『婦人公論』に寄せた原稿で、上野氏は日本では手術の同意書や役所の各種手続きなどにおいて家族が優先されることをあげ、「家族主義の日本の法律を逆手にとるしかないと思い至った」と提出に至った事情を説明する。
引用:上野千鶴子氏、婚姻届提出めぐり週刊文春に反論 相続にはどんな影響がある?(弁護士ドットコム/2023年03月24日 09時57分)
https://www.bengo4.com/c_3/n_15798/
魚拓URL:https://archive.md/6khpk
この「弁護士ドットコム」の記事に関してはYahoo!ニュースでも取り上げられましたが、やはりコメントでは消化不良の声が見立ちました。いくつか抜粋しておきます。
◯「弁護士ドットコム」の記事に対する声
文春と上野千鶴子さんのトラブルをマクラにした「弁護士ドットコム 上野千鶴子氏、婚姻届提出めぐり週刊文春に反論」の記事に対する声はこちらです。
<「弁護士ドットコム 上野千鶴子氏の反論」記事に対する声>
・この文春砲のポイントは「入籍か婚姻か」という制度の議論ではなく、その点は上野氏は誤解している(あるいは意図的に論点ずらしをしている)。「おひとりさま」を選ばざるを得ない弱者が多数いるなかで持論がもてはやされているにもかかわらず、自分は入籍(婚姻でも)を選択できる立場の強者であり、なおかつ制度による利得を甘受した。この事実をどう認識しているか、婚姻制度を追認しただけではないか、ということにある
・理想と現実の違いです。弱者に寄り添うような発言をするが、その実、利己的な行動をとるものが圧倒的に多い。評論家や学者の現実離れした言葉に振り回されて、悲惨な一生を送る人が多い日本。宗教と似ています
・上野千鶴子さんはいわゆる「おひとりさまビジネス」を展開してきたわけよ。おひとりさまを肯定的に捉えるのは希望の持てる話だったと思う
・「家族主義の日本の法律を逆手にとる」とは何とも見苦しい言い訳だ。単に、既存の法律・制度に従っただけ。結果、死去直前に結婚するという、下世話なドラマにあるような行動になった。パートナーがいたことは非難しないが、信念を貫いて事実婚で通し、法律の不備を告発し続けたらよかったのに
・入籍届と婚姻届は全く別の戸籍届ですがほとんどの人が誤解して使ってます。でもそこに反論しても意味ないでしょう。役所の手続きが問題なら影響力のあるこの人がパートナーがいるが自分が困ってると声を上げ続ければよかったのではないか
・おひとり様信奉のツイフェミの支持を受けていながら自分はちゃっかり結婚してたっていう批判や炎上を恐れて色々言い訳してるけど、相続対策で入籍したなんて遺産目当てだったら正当化できるのか? 「入籍ではなく婚姻届を提出した」なんて詭弁を弄したところでやったことは変わらない
・確かに厳密には入籍と婚姻は違うんだけど、そこにこだわって反論しても言い訳じみてて問題の本質とずれてる
・読者の反応はそういう話ではなく、結局は男女の特別な関係(法的にというより、精神的もしくは肉体的)を求めていたんだって話ではないの?
・形式、手続き的な事で揚げ足取りで反論しようとしてるけど、おひとり様万歳で稼いでおきながら、実際はずっとおひとり様ではなかったということは変わらないでしょ? それ以前にも、みんなで貧乏になろうという本で稼いだ印税でタワマンに住んで高級外車乗り回してたり、元々そういう人だよね
・週刊誌に気がつかれる前にTwitterでもいいから早く公表すればよかったのにな。気がつかれないままコソコソやろうというのが、胡散臭いんだよ。しかも亡くなる直前に婚姻届ってなぁ。相続以上の理由なんて無いやんか
・この人の世間的なスタンスで結婚は自己矛盾なのよ。ご当人もバレてほしくなかっただろうけど、支持者がどう思うか考えたら反論すればするほど立場が悪くなるんじゃないの
・何の言い訳にもならない。結局は結婚したという事だろう
・本当に日本の法律を逆手にとったというなら当時そう公表すれば良かっただけ。黙ってたってことは後ろめたさがあったってことでしょ
・見苦しい奴だな。よくそんなことで教授が勤まったな。そんな厳密な言葉の使い訳なんて問題じゃない。いままで他人に散々説いていた自分の思想と違うじゃないか?ということが問題なのに
・論点が違うような。結局「おひとりさま」じゃなかったのねということ
・他人を辛辣に批判する人間って案外自分には甘いって事だろうな。色々と反論するだろうが嫌悪感しか無いわ
・ん? 結局は入籍してたんでしょ?
・なんや。結局は金かい
・じゃあ、「日本では手術の同意書や役所の各種手続きなどにおいて家族が優先される」ので、おひとり様なんかやめて結婚しなさい、家族を持ちなさいという主張をなぜしなかったの? 自分の都合でコロコロ主義主張を変えるんだったら、あなたのおひとり様本を買ってた読者は阿呆みたいじゃない
・こんな言い訳が通ると思っている上野千鶴子の思考回路って。。逆手にとるとかの言い訳もダサい
・婚姻しておかないと死後の葬儀や埋葬の手続きに支障があったのでしょう。それより散々「おひとりさま」を喧伝しておきながら、自分には長年のパートナーがいたということ自体に、うさん臭さを感ずるべきでしょう
・お一人様には、親しい男なり女の相手が必要だと言いたいのだな、だって貴女がソレを実行していたのだから、そして底辺のお一人様には無縁のことだと
・自分だけ得して大衆には貧しくなれ! おひとりさまが楽! とうそぶいてた
・一般的には、嘘つきと認知され、相手にされない
・「おひとりさま」は制度的に不自由だと身をもって証明したわけですね
・擁護されているようで、むしろトドメを刺されていませんか?
・こいつには発言させるな
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予想通りの声ですが、思いのほかコメント数が少ないことに驚かされました。他のメディアも取り上げていないことが原因でしょうか。
では、ここからが本題です。私が3月15日発売の『婦人公論』(4月号)(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)を読んでの感想です。
上野千鶴子さんの反論は、“ 反論 ” になっていなかった!
最新号の『婦人公論』の記事内容を細かく取り上げるのは問題がありますので、いくつか気になったポイントを紹介します。
(1)文春の記事は「暴露」である
まず冒頭から文春をこき下ろす上野さんは、文春の記事を「暴露」であると断罪しています。これに関しては「暴露」というより「事実」でしょう。上野さんご本人が「暴露」と感じるのは、隠していたかった気持ちを踏みじられた気持ちが強かったのだと考えられます。文化人という立場であるならば、事前にあった文春からの取材もそれなりに対応をすればよかっただけです。
(2)わたしは「おひとりさまの教祖」などではない
上野さんは「おひとりさま教」を発案したこともないし、まして広めたわけではないということを理由に、「おひとりさまの教祖」などではないと自らの立場を否定しています。しかし、これまで「おひとりさまの教祖」的な扱いを甘受していたのではないでしょうか? いままで容認したと感じるのは私だけではないでしょう。
(3)「入籍」ではない「婚姻届」と書くべき
正式には「婚姻届」と書く必要があったでしょうが、これは許容範囲ではないでしょうか。少なくとも今回の反論記事タイトル『15時間の花嫁』と変わらない印象です。
(4)色川氏とは15時間の婚姻関係だ
婚姻届はを出して色川氏は15時間ほどで亡くなったから「15時間の婚姻関係」と書かれていますが、その前の色川氏との関係……疑惑がもたれている不倫関係などについての言及はありません。少なくとも「気楽なおひとりさま」をアピールしていたにもかかわらず、濃密な内縁関係があった可能性については触れておいた方が良かったでしょう。
文春に対する “ 反論 ” は、上記4点ぐらいのものです。
まったく“ 反論 ” になっていませんでした。
あとは色川氏が車椅子生活になった介護生活、介護事業者「だんだん会」にお世話になったこと、婚姻届を出すまでの経緯などが書かれています。
実際、介護は大変だったでしょうし、法律問題にも頭を悩まされたことでしょう。しかし、文化人としては無知な印象を受けましたし、なによりも「自分の都合の悪い部分は触れずに言葉だけで自分を正当化しようとする強弁」に読めてしまったのは私の精神がねじれているからでしょうか。
さらに「家族主義の日本の法律を逆手にとるしかないと思い至った」などの文章は私からすれば意味不明でした。『逆手にとる』とは、機転を利かせて不利な状況を活かすことを意味する言葉です。ちょっと変な使い方に感じました。むしと『逆手にとる』という言葉から、「おひとりさまの教祖」である自分を否定するすような気分になったのではないかと邪推してしまいました。
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“ 反論 ” の最後に「自分の大切なプライバシーを売り渡す気持ちにもなれなかった」と書かれていますが、その気持ちは非常に理解できます。当然ですが、政治家や有名人などの「プライバシー権」の範疇も議論が分かれるところです。
しかし、これまでの上野さんの普段からの言論活動から考えると、「自分にとって都合の悪いことには蓋をしておきたかった」と受け取られても仕方ないでしょう。その結果、文春が喜んで飛びつくネタになったことは言うまでもありません。
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上野さんによる色川氏への正式な追悼文は『民衆史の狼火を: 追悼色川大吉』(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)に書かれているそうです。
今回の件はモヤモヤ感が残る展開でした。
では!