つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
2023年3月、道端ジェシカさんが合成麻薬MDMA所持の疑いで知人と共に逮捕されました。結果的には道端ジェシカさんは釈放されましたが、知人はMDMA密輸の疑いで再逮捕。さらにその知人がアメリカ人夫のケネス・カオ容疑者(以後、ケン・カオ氏)だということが明らかになりました。
参考:
・【MDMA所持】道端ジェシカさん釈放! 夫のケン・カオ氏は密輸容疑で再逮捕
https://27watari.com/person-0036-michibata-jessica
では、ケン・カオ氏とはどういった方なのでしょうか。大富豪という報道ばかり先走っておりますが、ケン・カオ氏の横顔を少しだけ掘り下げてみました。
ケン・カオ氏は純資産6000億円一族の一人息子!
ケン・カオ氏のプロフィールについては、大富豪の映画プロデューサーといった報道は以前からされていましたが、「NEWSポストセブン」が深堀りしてくれていました。
こちらです。
カオ氏は名門カンザス大学の出身で、さらにデポール大学の法律学部で学び、弁護士資格を取得した経歴を持つエリートです。
映画プロデューサーとして、マシュー・マコノヒーと渡辺謙が共演した『追憶の森』(2015年公開)などを手がけました。あの『ラ・ラ・ランド』の主演俳優ライアン・ゴズリングと組んで制作プロダクションを立ち上げたこともあります。
GPS機器メーカー『ガーミン』を共同設立したミン・カオの一人息子です。ハワイの豪邸は1150万ドル(約15億円)で購入したといわれていますが、このほかにも、近年ではロサンゼルスにある2250万ドル(約30億円)とされる豪邸を購入しました。純資産45億ドル(約6000億円)と目されるカオ一族にとっては安い買い物なのかもしれません。
引用:道端ジェシカ、MDMA密輸の容疑で再逮捕された夫の「正体」は純資産6000億円一族の一人息子(NEWSポストセブン/2023.04.06 06:00)
https://www.news-postseven.com/archives/20230406_1857287.html?DETAIL
魚拓URL:https://archive.md/XR2ch
・ ・ ・
「NEWSポストセブン」はそれなりに詳しくケン・カオ氏の横顔を紹介してくれていましたが、私的には物足りなかったので、自分なりに深堀りしてみました。
ケン・カオ氏はクレバーな野心家! お坊ちゃんではなさそう
まずはケン・カオ氏のプロフィールを調べてみました。
<ケン・カオ氏のプロフィール>
本名:カオ・ケネス
通称:ケン・カオ
国籍:台湾系アメリカ人
生年月日:1977年3月18日
年齢:46歳
家族:父・母・妹
居住:ロサンゼルス
職業:映画プロデューサー
映画プロデューサーになる前は弁護士でした。弁護士を続けるだけでは物足りなくなり、自分の力と可能性を試すために映画プロデューサーへと転身したそうです。
家族もさまざまなジャンルで活躍されています。父親のMin Kao(ミン・カオ)氏はアメリカGPS機器メーカーの老舗『ガーミン』の共同作業者です、妹のJen Kao(ジェン・カオ氏)はファンションデザイナーです。
調べてみると、「The Kao Family Foundation」という財団のサイトがありました。
こちらです。
「The Kao Family Foundation」
https://www.kaofamilyfoundation.org/
サイトトップにはメッセージが書かれています。
念のために文章を残しておきます。
Supporting Positive Change
The Kao Family Foundation works to make a positive impact on lives through its support of charitable, educational, cultural, sustainable and scientific undertakings.
ポジティブな変化をサポートする
カオ・ファミリー財団は、慈善事業、教育事業、文化事業、持続可能な事業、科学的事業への支援を通じて、人々の暮らしに良い影響を与えることを目的としています。
素晴らしいですね。
ちなみに道端ジェシカさんとケン・カオ氏の関係はについては不透明な部分も多く、一人娘がいながらも入籍はしていないという報道もありました。しかし、今回の逮捕報道では正式に夫と発表されています。どうやら2人は結婚されているようです。
ケン・カオ氏が手掛けた映画作品
さて、ケン・カオ氏は映画プロデューサーということですが、どのような作品を手掛けてきたのでしょうか。まずは作品一覧から見てみましょう。
<ケン・カオ氏が手掛けた映画作品>
・2011年『ランパート 汚れた刑事(Rampart)』
・2015年『聖杯たちの騎士(Knight of Cups)』
・2015年『追憶の森(Tsuioku no mori)』
・2016年『ナイスガイズ!(The Nice Guys)』
・2016年『沈黙 -サイレンス-(Silence)』
・2017年『ウディ・ハレルソン ロスト・イン・ロンドン(Lost in London)』
・2017年『ソング・トゥ・ソング(Song to Song)』
・2017年『ガラスの城の約束(The Glass Castle)』
・2017年『荒野の誓い(Hostiles)』
・2017年『Woodshock』
・2018年『アウトサイダー(The Outsiders)』
・2018年『TAU/タウ』
・2018年『mid90s ミッドナインティーズ』
・2018年『女王陛下のお気に入り(Joouheika no okiniiri)』
・2021年『プロジェクト・ヘイル・メアリー(Project Hail Mary)』
・2022年『ポッポー!(Cuckoo!)』
※作品タイトルをクリックするとアマゾンのページに飛びます。
※海外のサイトより転載。間違いがある場合はご指摘ください。
キャリアの本格的なスタートはテレンス・マリック氏との『聖杯たちの騎士』での仕事だったようです。その後のケン・カオ氏の精力的な仕事ぶりは眼を見張るものがあります。ちなみにテレンス・マリック氏は1971年に『ダーティハリー』などに脚本家として加わり、その後は『地獄の逃避行』『天国の日々』『シン・レッド・ライン』『ツリー・オブ・ライフ』などの作品で知られています。
ジャレッド・レト主演の新作アクション映画『アウトサイダー(The Outsiders)』には椎名桔平さんも出演しています。きっとこれは当時の写真でしょう。
・ ・ ・
さて、海外のエンタメ界では薬物を普通に使用している人も少なくありません。実際、アメリカでは大麻などは解禁されている場所も多いようです。
合成麻薬はもちろん、かなりハードな合成鎮痛剤オピオイドなどを常用している人は少なくなく、マイケルジャクソンやプリンスがそれで命を落としたのは有名です。ショービジネスの世界で活躍しているケン・カオ氏ですから、わりと気軽に合成麻薬MDMAを使おうとして荷物に入れていたのかもしれません。
今回の取り調べで道端ジェシカさんは「日本は厳しいから持ってきちゃダメ」と事前に注意していたようですから、ケン・カオ氏はコソッと持ち込もうとしたのかもしれませんね。
・ ・ ・
ここまで調べたので、海外の薬物事情についても少しだけ追記しようと思います。
では!