【目次】本記事の内容
NTTコミュニケーションズの「0570（ナビダイヤル）」に注意！
「0570（ナビダイヤル）」というのがあります。
市外電話専門の第3の電話会社NTTコミュニケーションズさんの商品です。
1997年（平成9年）5月1日からサービスがはじまりました。
https://www.ntt.com/business/services/voice-video/freedial-navidial/navidial.html
謳い文句は“一つの番号で全国で受付。広がるビジネスチャンスは０５７０から始まります”だそうです。
このビジネスチャンスは、NTTコミュニケーションズさんにとってでしょうね。
特色の説明文もあざといです。
文面はコレです。
通話料金は発信者負担
ナビダイヤルの通話料金は発信者の負担となります。また、お客さまとご契約企業さまで通話料金を通話ごとに分担してご負担いただくことも可能です。
料金を払う部分だけ「発信者」としています。
他は全部「お客さま」。
なんですか、このすり替えは。呆れてしまいます。
料金体系も複雑です。
スマホなどの「かけ放題」などの無料プランに入っていても関係ありません。がっつり料金が発生してしまいます。
実際にかけると「○○秒ごとに、およそ○○円の通話料金がかかります」というアナウンスが流れます。そのアナウンスの時点から料金は発生しています。
発想は「ダイヤルQ2」と同じ！ あこぎな搾取ダイヤル
2014年2月28日にサービスを終了した「ダイヤルQ2」という情報料代理徴収サービスがありました。
「0990」からはじまる番号で、アダルトコンテンツの衰退と共に消滅したサービスです。
「0570（ナビダイヤル）」の発想は、「ダイヤルQ2」とまったく同様です。
ちなみに現在、「0990」は「災害募金サービス」として利用されています。これは消費税以外は支援先に支払われるようです。それなら許せます。ただ、代行手数料として1通話あたり9円ほどNTTに支払われるという話もあります。サービスによって異なるのかもしれませんが、ちゃっかりNTTが搾取している可能性はあります。
「0570（ナビダイヤル）」で、企業体質がわかる！
いろいろと問題のある日本年金機構さん。
こちらも「0570（ナビダイヤル）」を堂々と使っています。
NHKさんはわかりやすいです。
放送受信契約の受付はフリーダイヤルですが、その他は「0570（ナビダイヤル）」を使っています。
「0570（ナビダイヤル）」の導入しているかどうかで、企業体質が炙り出されていくような気がしませんか？
「0067」「0180」……ほかにもあるぞ！ プチ詐欺有料通話サービス
「0570（ナビダイヤル）」以外にもプチ詐欺ともいえる有料通話サービスがあります。
『67コール』は「0067」で始まる番号に電話してテレビ番組に参加できる新しいサービスです。
「0180」は『テレドーム』という名称で、単純にかけてきた電話に音声を流し、さらにデータ収集をするサービスです。
これもNTTコミュニケーションズさんの商品です。まったく……。
https://www.ntt.com/business/services/voice-video/ivr/teledome.html
大企業が平気な顔をして庶民から搾取（プチ詐欺）する現実
世の中は甘くないです。
いい顔をしている人に限って注意しなければなりません。
大企業は“世の中のため”という御旗を掲げつつ、平気で裏にまわると舌を出しています。
私自身はその辺について寛容に生きてきました。
騙される方が悪い部分もあるという思考です。
しかし、以前から「0570（ナビダイヤル）」はどうも変なサービスだと思ってきていました。
待たされて、待たされて、さんざん待たされて、ろくに会話できないままで高額料金が発生することにプチ怒りを持つことが数年に1回程度の頻度で発生していたからです。
つい先日、「0570（ナビダイヤル）」に思わずかけてしまいました。
「あっ！」と思って、すぐに切りましたが、「0570（ナビダイヤル）」って、怒りを忘れた頃に使っちゃうんですよね。
そこで「0570（ナビダイヤル）」に対する怒りを書き記しておきました。
世の中には「0570（ナビダイヤル）」以外にも「あれっ？」と思うことがたくさんあります。気のせいかどんどん増えてきている気がします。
絶対的な世の中の法則のひとつに、「権力は必ず腐敗する」という法則があります。
それだけ世の中は腐敗してきているんでしょうね。
『知られたくないウラ事情「不都合な真実」〜世の中の仕組み&カラクリ』という本が出ています。
そんな裏事情がまとめられた本です。内容を単純に鵜呑みするのではなく、ひとつの視点として読んでみるのも悪くないと思います。
では！
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ナビダイヤルについては、私もずっと以前から腹が立っていました。
今でも、一般電話からかけると市内通話料金でかけれますという表記をしている年金機構ですが、ひどい話です。
IP電話やNTT光電話が普及しているのに、一般電話とは昔のNTTとかの回線での話です。
企業の姿勢が、わかるというのは私も同感です。
企業どころか公的機関にも使っている所が多いです。
ナビダイヤルを導入すれば何かメリットが、導入した所にあるのかなと思います。
以前、NTT コミュニケーションのIP電話番号には、着信でキャッシュバックがありました。
気づかない間にお金を取るのは、詐欺です。
通信やIT の業界には、そんな企業が多いのは残念なことです。
笹山さま
コメントありがとうございます！ 「気づかない間にお金を取るのは、詐欺です」・・・全く同感です。裏側で大企業同士がつるんでいる（公的機関との癒着も含む）のは明らかです。既得権益を守り続けようという気持ちはわからなくはないですが、表では耳障りのいいことを言っておきながら、裏では……みたいなところが多いですよね。
反面教師として、正しい姿勢を貫いていきたいところです。