阪神のジャスティン・ボーア内野手(32)が今季限りでユニホームを脱ぐことが2020年10月22日、決定的となったようです。
きっと金銭面で折り合いがつかなかったのではないでしょうか?
女性野球などを始めることも考えると、阪神の首脳部は迷走気味ですね。
ボーア選手は早々と帰国するという噂もありましたが、どうやら来季も日本でプレーを希望しているそうです。なんたって明るい性格で高感度が高い選手ですし、他球団からのオファーもありそうな気配もあります。
さて、ボーア選手の阪神退団の流れ、さらに阪神タイガースのブランディング下手な体質について感じたことを少し書いておきます。
【目次】本記事の内容
21日には奥様がインスタ投稿
ボーア選手の妻・ヘイリーさんは10月21日のインスタグラムに「Last game for 2020 for me」と、明らかに契約更新しないことを示唆する投稿をしていました。
ボーア選手の連続無安打記録は18打席!
ボーア選手といえば、連続無安打記録が有名です。最終的には18打席でした。これ以前の連続無安打記録は、ランディ・バースが1983年に記録した15連続打席無安打でした。
バースが記録していたんですね。てっきりウタント……いや、スタントンかと思いました。
阪神の歴代外国人の中でもスタントンは「打たんトン」と呼ばれ、かなりバカにされていましたから……。
しかし、あの阪神歴代ナンバーワンの助っ人であるバースだって15連続打席無安打だったわけですから、ボーアもこれからの飛躍が期待できたはずですが……。
ボーアは左腕が大の苦手というウィークポイントもあります。とはいえ、そこさえクリアできれば活路は開けますし、まだまだ活躍できるはずです。
イチローとも親交があるボーア選手ですので、いい意味で日本球界での新たな展開も期待できる部分もあります。
まだまだ「ファイアボールポーズ」を見たい人も多いでしょうし。
「ファイアボールポーズ?」と思った人も多いことでしょう。
これです。
ボーア選手の第3号ツーランで先制!ファイアボールポーズ!#hanshin #虎テレ #阪神タイガース pic.twitter.com/Z1BtD0ztH8
— 阪神タイガース (@TigersDreamlink) July 9, 2020
パ・リーグで大活躍を! がんばれ! ボーア!
ボーア選手は10月22日に出場選手登録を抹消され、その後は1軍に再昇格することなくシーズン終了前の11月7日に米国へ帰国しています。
とはいえ、阪神との契約更新は絶望的なボーア選手は、日本球界でのプレーを熱望しているようです。
そもそも親日家で、「日本食はおいしいし、日本という国は最高だよ!」と語っています。性格も真面目で、練習もしっかりする見本的なメジャーリーガーです。推定2億円を超える高年俸をダンピングしてでも本人は国内移籍を狙ってくるでしょう。
セ・リーグで活躍されてしまうのは悔しいので(笑)、日本ハムかソフトバンクあたりで再生&活躍してもらいたいところです。
ボーア阪神退団、11月20日に自由契約選手として公示される
日本野球機構(NPB)はジャスティン・ボーア選手を自由契約選手として公示しました。
せっかくですので、自由契約や任意引退などの説明を簡単にしておきます。
自由契約って? 戦力外通告・任意引退とは違う?
今回のボーア選手のケースである「自由契約」というのは、特定チームの支配下に置かれていない状態です。どのチームとも自由に交渉して選手契約を結ぶことができます。
ちなみにプロ野球の契約期間は「2月1日〜11月30日」となります。
今回、ボーア選手は日本で引き続きプレーしたい意向が強いようですので、代理人などが動いて他球団と交渉することでしょう。もしくは球団サイドからボーア獲得の動きが始まっているかもしれません。
通常はいきなり首を切るということはありません。遅くても10月には翌年の2月からの契約をする意志がないことを示す「戦力外通告」がなされます。
今回のボーア選手の場合は、10月22日に選手登録抹消だったわけですが、少し遅めのタイミングだった気もします。
「自由契約」と同じように耳にすることが多いのが、「任意引退」です。
「任意引退」の場合は、もし選手が現役復帰や野球関係の仕事に就きたい場合、最終所属球団の許可が必要となります。任意引退選手のままだと、アマチュア野球の指導者にも就任することすらできません。
メジャーリーガー野茂英雄の誕生の後押しとなった歴史的「任意引退」騒動
日本のプロ野球界には、いまだに語り継がれている歴史的「任意引退」騒動があります。
それが、トルネード旋風を巻き起こし、アメリカの野球ファンを狂喜させた野茂英雄選手の近鉄退団劇です。
当時、近鉄に所属していた野茂選手は契約問題がこじれてしまい、近鉄から任意引退選手を言い渡されます(1994年12月)。
この時点でどこのチームとも契約交渉ができないことになるわけですが、当時は海外のチームとの規定がありませんでした(1998年改正)。そこで、野茂選手は電撃的にドジャースへと入団するに至りました(1995年2月)。
当時、マスコミからも大バッシングされた野茂選手でしたが、見事に結果を出しました。
そこまでの近鉄と野茂選手、さらに交渉代理人として暗躍した団野村さんの動きも含めた近鉄退団劇については、それぞれで調べてみてください。かなり面白いです。
巨人の「江川事件」に匹敵するものだと思います。
・ ・ ・
さて、ボーア選手の去就が気になります。
現実的に米球界もコロナ禍で揺れています。今後の不安定な状況で新しく所属チームを探すのは厳しい状況です。
現実的にはアメリカよりも日本の方が生活しやすいはずです。ましてボーア選手はかなりの親日家です。契約金を減らしてでも来季も日本球界で活躍したいと考えているのではないでしょうか。
阪神はブランディングがヘタクソかも……
そもそも! 阪神はブランディングがヘタクソな気がします。
私は村山実さんと藤田平さんのサインを宝物にしていたバリバリのタイガースファンです。
かなり長く阪神を見てきてる方ですが、ゴタゴタがお家芸になっているほど、トラブルが多い球団です。
つまり……
我慢することが苦手な素地がある球団です。
野村監督、星野監督の招聘で体質が変化した時代もありましたが、遺伝子レベルで我慢できない要素が組み込まれている気すらします。残念ながら基本的に辛抱できない体質は変わらないようです。
理由は地域性とか、ファン気質などもあるのでしょうが、不思議です。
……とにかく阪神には外国人に限らず、辛抱強く選手を育てていってもらいたいところです。
辛抱強さは、強固なブランディングにつながる
ブランディングを作り上げるためには、いろいろな要素が必要です。
とくにパワフルなブランドを作るためには、思考と熟成が必要です。
阪神には、その点の絵を描いている人はいるのでしょうか?
ボーアといえば、ハッピーな「ファイアボールポーズ」というブランドをクローズアップして、単なる映像だけではなくアニメ演出を加えたYouTube展開をするとか、いろいろ方法があるはずなんですが……。
マジで私を雇ってもらいたいです。企画料1本実現10万円で笑。
いかがでしょうか笑。
ボーアのような基本的に実力がある選手にブランディングや育成は必要ないと考えるのが普通かもしれませんが、ぜひとも阪神は貪欲に各選手のブランディングを意識してもらいたいし、王長嶋のようなスター選手をたくさん作り上げていってほしいところです。
また、そのスタイルを追求することで、若い人の憧れチームと変貌してもらい、ジュニアリーグなどを創設し、10〜15年後の育成も視野に入れたチーム作りをしていってもらいたいところです。
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