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【上岡龍太郎さん死去】横山ノックお別れ会、パペポ伝説など秘蔵映像で追悼

投稿日:2023-06-02 更新日:

つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watariです。

 

上岡龍太郎さんが5月19日に大阪市内の病院で肺癌と間質性肺炎のため亡くなっていたそうです。81歳でした。

 



 

まずは速報です。

 

上岡龍太郎さんが亡くなられました。

 

 

【上岡龍太郎さん死去】横山ノックお別れ会、パペポ伝説など秘蔵映像で追悼
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上岡さんは1942年生まれ。「漫画トリオ」で人気を博し、『探偵!ナイトスクープ』や『鶴瓶上岡パペポTV』で独特の存在感を示していましたが、2000年に芸能界を引退。その後は公の場に出ることはありませんでした。

 

家族からのコメントは以下のとおりです。

 

お世話になった方々にも突然のお知らせとなってしまったことを深くお詫びいたします。昨年秋頃、積極的治療の術がなく本人も延命を求めていない、と知らされた時に少しは覚悟しておりましたが、あれよあれよという急展開で母も私もまだ気持が追いついていない状態です。
とにかく矛盾の塊のような人でした。父と子なんてそんなものかもしれませんが、本心を窺い知ることは死ぬまでついに叶わなかったような気もします。
弱みを見せず格好つけて口先三寸……。運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生だったと思います。縁を授けてくださった皆様方に深く感謝いたします。
小林聖太郎

 

引用:上岡龍太郎さん死去 81歳 『ナイトスクープ』初代局長として活躍(ORICON NEWS/2023-06-02 12:09)
https://www.oricon.co.jp/news/2281387/full/
魚拓URL:https://archive.md/QepIQ

 

突然の訃報に驚いています。引退後は完全に芸能界から退いてしまいましたが、なにか芸能界で問題が起きたときには、「上岡さんだったら何て言うかな?」なんてフト思わせてしまう切れ味鋭い意見が持ち味でした。

 

では、訃報に対するネットの声を拾ってみます。

 

 

◯上岡龍太郎さん訃報に対するネットの声

引退して四半世紀になりますから、30代後半以降の方々の声が中心になるでしょうか。

 

<上岡龍太郎さん訃報に対するネットの声>

・息子さんで、映画監督の小林聖太郎さんのお言葉が心から響きます。私は放送マン時代、何度かお仕事を共にさせて頂いた人間ですが、とても紳士でいらっしゃいました。優しい笑顔も印象的でした。息子さんの聖太郎さんでさえ、心の内がわからないとお掻きなんですから、私たちのような人間が分かったように語るのは控えたいと思いますが、大好きな、心から大好きな芸人さんであったことに微塵も嘘はありません(影山貴彦/同志社女子大学教授)
・今の芸能界には不世出の方だった。しかし、ご家族のコメントが素晴らしい。内容からご子息かと思いますが、さすが上岡龍太郎の息子という文章です
・キレイに引退し、キレイに旅立ったんやな。ご家族のコメントに上岡スピリットがしっかり受け継がれていることがにじみ出て余計感傷的になってしまった
・正義感の強い、忖度しない方だった印象です。この方の番組は全て面白かった。この人の番組を見られる年代に生まれてよかったと思います
・現役時代は歯に衣着せぬトークなんだけど芸人として笑いの要素を外さないのが好きでした。色々とコンプラが叫ばれる今にあって上岡さんならどんな風に番組を作られるのかなんて思った事もありました
・上岡さんの話術は楽しかった。物言いがハッキリして明確。テレビは女性子供向けになっていくと30年前くらいに予言していた。能力があるのに55歳で早期リタイア。今の社会を読み切って、先見の明がありました
・20年以上前、小娘だった私は1人で飛行機に乗るため伊丹空港にいたました。悪天候でごった返す空港内の売店でレジに並んでいたら、サラリーマンのグループが私を突き飛ばして割り込んできました。あまりのことに声を失っていると後方から「いい大人がみっともない、お嬢さんに失礼です!列の後ろに並びなさい」と、注意してくれました。その方は上岡龍太郎さんでした
・大ファンでした。友人が若い時に間質性肺炎で亡くなったのですが、肺がコンクリートの様にカチカチになって息が出来なくなって水の中で溺れる様な感覚になっていくと聞きました。上岡さんや藤本義一さんがテレビに出てらした頃は関西のテレビもピリッとしてて面白かったですね
・スッパリと引退されたんですよね〜。ハッキリ物言う性格で好き嫌いが分かれるタイプでしたが、人気者として長く活躍されました
・辛口で探偵をバッサリ切る面白さは忘れられません。芸能界も潔く引退され、当時は多くタレント、視聴者も残念な想いもありましたが、結果的には勇退されて今では良かったと思います。たくさんのタレントさんが上岡さんに鍛えられ、また楽しい番組を提供して下さった事にお礼をお伝え致します
・上京して初めてパペポを観て、どハマりしました。どこまでも明るい鶴瓶さんと、独自の理論を押し通し、論破するというスタイルの上岡さんの組み合わせが最高で毎週楽しみにしてました
・私がしっかりとお話しているお姿を拝見したのは奇しくも横山ノックさんのお別れの会の映像。立て板に水とはまさにこの方の弁舌であるな、と昔より関心しておりました。上岡さんのナイトスクープ時代は辛辣なコメントも何とも言えぬケレン味で、とかくワクワクして拝見したものでした。パペポTVでも鶴瓶師匠が必死に上岡さんに追いすがる、それを上岡さんが笑いながらさばいていく、そんな流れに思いました
・なんとも表現が難しい唯一無二の方で、とても知的で、その博識をもとに抜群の喋りで笑いを生み出し魅了させてくれた、とんでもない方でした。喋りも品のある関西弁で、そこもまた他の関西芸人とは一線を画していたと思います
・ある年のパペポTVの年末特番。死ぬほど笑いました。今までの人生で、あの時ほど笑ったことは後にも先にもないと断言出来ます
・東京なんか行くかいなと言いながら数年後に東京で何本もレギュラーをやるようになり、「東京は大阪とはギャラのゼロの数3つ違います」と当時吉本社長の林裕章に伝え、吉本は本気で東京本社設置を急いだ(その結果がフジテレビの横澤彪を専務として招聘することに繋がる)。正義感が強いところを見せながら、言ったことと真逆のことをすることもよくあった。でも、あれは全部確信犯だったんだろうと思えるほど、上岡師匠はクレバーだったと思う
・21世紀に入ってすぐにあっさり身を引き、それ以降亡くなるまでずっと隠居生活をしていた事がスゴいし天晴れでした
・テレビ、ラジオで芸人さんが活躍する今のフォーマットの基礎を作ったような人で、島田紳助さんや松本人志さんらからも尊敬された人。長く続いた鶴瓶上岡パペポTVはフリートーク番組の最高傑作でした。知的なボケから容赦のないツッコミと多彩な話芸と共に、自分を曲げることを良しとせず収録中の番組から退場したり仕事に対する姿勢の半端な共演者をとことん追い込んだりということもありました。パペポの最終回では、「本当は皆様に深々頭を下げて沢山の感謝を述べたいけど、今までの芸風からしてそれもどうかと思うのでこのままで去らせていただきます(意訳)」と最後までカッコいい芸人さんでした
・この方はいい意味で目が座っている印象で、常に冷静且つ強い芯を持った方という印象でした。それでいて的確に面白い事も言える頭の良さも凄く印象に残ってます
・子さんの言葉はすごく響きます。昔テレビで芸人とは非常識の塊と言っておられた。一般人でないから芸人ができると。ものすごくこだわりがあるからこそトーク番組では面白かったし誰にも遠慮しないひとつひとつの言葉にはポリシーがあった
・紛れもなくエンタメの天才。今のオンデマンド形式のネット娯楽時代を誰もが信じない時から上岡さんだけは一天の曇もなく語っていらっしゃった。先見の明もある御方
・もの凄く正義観の強い、ご自身の信念に真っ直ぐな方の印象でした。かつて相方であった横山ノック氏の選挙時の事件をきっかけに潔く引退された印象があります
・私が子供の頃ご近所に住んでらしてダンディなお姿をよく拝見してました
・上岡さんが活躍していた当時まだ子供でしたが、この方の話術が面白くて大好きで、出演されるたびに吸い込まれるように見ていた記憶があります。上岡さんが活躍していた頃が、自分史上1番テレビが面白かったように思う
・京都の人たちは努力して街を美しく保っているのだから、京都に観光に来る人たちも汚いジーパンなんかで来るな!と啖呵を切られたのを見て、どんな街に行くときも街の景色に合った格好を心掛けるようになりました
・息子さんは謙遜した書き方をされていますが、運と縁だけであそこまで行った人じゃないです。人気絶頂だった「漫画トリオ」が横山ノック氏が突然参議院に立候補すると言い出して解散。前触れもなく放り出された二人は相当困ったんじゃないでしょうか? その後司会業の仕事に活路を見出してご自分の地位を築かれましたが、本当は好きじゃなかったんでしょうね、あっさり引退されました
・いまでも、ナイトスクープの怪談的な依頼で、VTRが幽霊を茶化しただけで終わっていたため、それを撮ったディレクターを「どのような内容であっても、きちんと結論を出しなさい」と叱りつけたシーンを強烈に覚えています。それを観たのは自分がまだ小さい頃でしたが、”筋を通す”という事を上岡局長から学びました
・話術が非常に巧みな方であり、面白かったというイメージがあります。白黒ハッキリとしたところがあるために、好き嫌いがあったとは思いますが、私は現役時代を知っている人間としては、気持ちが良かったです
・パペポTVの最終回、さんま・紳助・寛平・村上ショージが特別ゲストとして登場して、鶴瓶とマシンガントークを繰り広げてる様子を端から見守ってて、ゲストが帰った後に強烈なオチを決めてスタジオから去っていく姿はめちゃくちゃカッコよかった
・私の中では「とても賢い人、生きざまがカッコいい人」というイメージです。ご子息が仰っている様に、おそらく人に弱みを見せたり、また弱音を吐くという姿勢は、氏の哲学にはなかったのではないかと思うくらい「スマートな生き方」に徹する御方だったと思います
・当時でもヒヤヒヤするぐらい舌鋒鋭かったですね。特に心霊などオカルトものに対しては完全に否定的なスタンスでかなり過激な物言いされてた記憶があります
・確固たる意志を持った人というイメージですね。そのため、逆にどうしても矛盾や自分に不都合なことが生じるんです。なので、強弁、ともすれば屁理屈に近い弁舌で相手を言い負かしてしまう
・パペポを毎週録画保存して繰り返し視聴して楽しんでいました。知性を感じられる芸人さんはなかなかいらっしゃいませんよね
・上岡さんのラジオのヘビーリスナーだったから「芸は一流、人気は二流、ギャラは三流」「恵まれない天才、私が上岡龍太郎です」立て板の水の話術に酔っておりました。天国でノック先生、たかじんさん、米朝師匠、藤本義一さんらと日本を見ながらどんな話しているのかな
・すごく公平で、付き合いも分け隔てない良い人だと若い頃に聞きました
・天才上岡龍太郎って呼ばれ方がピッタリでした。探偵ナイトスクープも私にとって上岡さん以上の司会はおらん。そして、ノックさん葬式の弔辞、泣いたなあ。ほんまにカッコいい人やった

 

 

・ ・ ・

 

 

もう見ても見ても追いつかないコメント数ですね。上岡龍太郎さんの凄さが伝わってきます。

 

 

 

上岡龍太郎さんの伝説映像を見て追悼

横山ノックさんのお別れ会、パペポ伝説映像など、上岡龍太郎さんの映像をサクッと集めて貼っておきました。ぜひご視聴ください。

 

まずは横山ノックさんのお別れ会 献杯の挨拶です。

 

 

続いてパペポTVの最終回です。

 

 

 

 

 

 

 

同じくパペポTV「一杯のかけそば」です。

 

 

 

 

上岡龍太郎「芸人論」です。

 

 

 

 

上岡龍太郎「ダウンタウンに弟子論を語る」

 

 

 

 

上岡龍太郎「男女論」

 

 

 

 

上岡龍太郎「憲法9条を語る」

 

 

 

 

上岡龍太郎「さんまのまんま」

 

 

 

 

立川談志×上岡龍太郎 対談

 

 

 

 

上岡龍太郎 引退特番『かわら版 忠臣蔵』

 

 

 

 

かつての仲間や先輩後輩たちによる上岡龍太郎さんを送る言葉

上岡龍太郎さんが亡くなり、かつての仲間や先輩後輩たちもコメントを出されています。目についたものをピックアップして紹介します。

 

◯桂ざこば

「長いことお目に掛っていませんが、お元気にされてると思ってましたのでとてもショックです。お芝居でご一緒したときに、『普通は役を演じるねんけど、ざこばさんの場合は役を自分のところに引っ張って来て、登場人物そのもののように思えるわ』と仰って下さいました。また寂しくなります」

 

◯シルク

「自暴自棄の時期があり。いろいろ迷っていたときに、こんな素敵な賞(第1回上岡演劇祭 最優秀女優賞)をいただき、心の霞みを、取り去っていただき、感謝しております。相方(ミヤコさん)が亡くなった月に、同じ肺がんで、、癌が憎いです」

 

◯浜村淳

「彼の芸風を一言で分析すれば、いい意味での反骨精神であり、いささかの八つ当たりでもあった。『オレは大学は行ってないが、大卒より頭がよい』とよく、うそぶいていた。絶えず心の内に何かの不満を抱えているようだった。あの世へ行ったなら政治、社会の現状に対し、思い切り毒舌をはいてくれ、か弱き庶民の代弁者として 」

 

◯円広志

「上岡さんはよう見てくれはる。気にかけてくれて、ズバズバといただいてうれしかったですね。上岡さんは3ページくらいの1人しゃべりを1回読んだだけで覚えてしまうんですよ。ペラペラって読むだけで、カンペ一切無しでやる。まさに天才上岡龍太郎やな、という存在でした」

 

◯キダ・タロー

「彼は呪術的(オカルト)な事に異様なぐらい憎悪を示しました。昔、家族の方が癌に侵された肘、呪術師達に翻弄されて苦しんだのが原因だと聞いたことがあります。有名な『探偵ナイトスクープ』途中退場もオカルトの扱いが原因でした。私も現場に居合わせたんですが、彼のあまりの思いに何も出来ませんでした。上岡さんは常に『上岡龍太郎』という頑固で冷静な鎧を纏い、内心を見せない男でした。が、ほんの少し偶にポロリと鎧の下を見せることがあり、私は2回見ました。東京進出のほんの初期の頃、私が『上岡さん東京嫌いやったんちゃうのん?』と聞くと ニタ~っと実に人の善い笑顔を見せました。鎧の下です。石原裕次郎さんの曲ばかり歌うコンサートのリハーサルに押しかけて指導しました。『上岡さんせめてここだけは小節まわしてください。』と彼に言うと『はい!!』と素直にきいてくれました。但し小節はまわりませんでした」

 

◯桂文枝

「花月で漫才をよく見せていただきました また『ノックは無用』によく出していただきました。上岡龍太郎さま お疲れ様でした 合掌」

 

◯せんだみつお

「テレビで見せるまんまの個性が強くて好き嫌いのはっきりした方でしたが、私のことはなぜか面白がってかわいがっていただきました。しゃべり手の先輩として、心から尊敬していました。潔く引退して、潔く旅立ったという印象です」

 

◯高田文夫

「いろいろお世話になったもんな。(立川藤志楼としての)真打ち披露の口上の時に、(立川)談志、(ビート)たけし、上岡龍太郎、ずっとつきっきりで並んでくれて。 今日(こんにち)まで影響与えたのは大きいよ」

 

◯松村邦洋

「(横山)ノックさんの弔辞もよかったですね」

松村さんの上岡さんの弔辞ものまねは非常に評価が高いので、ぜひご覧になってください。

 

 

◯ぜんじろう

「どこまでも反骨の方でした。そして、ずっと僕の味方をしてくれました。芸能界の去り際、この世の去り際もですが、お会いしてから最期まで、いつでも優しく、面白く、かっこよかったです! 師匠には人生で大切なことをたくさん教わりました。『長いものには巻かれるな、大樹の陰には寄り付くな! いつかは落ちるんだ、しばしの栄光に酔おう』。弟子あがりの時にいただいた手紙の文です。みんないつかは亡くなるよ! 媚びずに堂々と、酔ったみたいに楽しんで生きよう、ということでしょうか。現役時代、ファンへのサイン色紙に『日々是遺言』と洒落っぽく書かれてたのを見て、師匠との会話一言一言を噛み締めながらお話しをさせていただいていました」

 

◯桂小枝

「上岡さんはパーフェクトな人で死なないと思ってました。怒りの上岡と言われましたがボクは怒られた事がありません、何でも自由にやらせて頂きました。今の桂小枝があるのは上岡さんのお陰です。上岡さんが引退される前に弱ってからでは遅いので形見分けを下さいってお願いすると楽屋暖簾を下さいました。中に手紙が入ってました。上岡さん、本当に有り難うございました。これからも見守って下さい」

 

◯北野誠

「ABCホールに400人ぐらいのお客さんを入れてて、番組の収録やってる時ですよ。公開録画ですから。上岡さんは心霊現象などを全く信用していなかったが、その時のVTRが心霊現象をおちゃらけて撮られていたという。「終わってから、『何をしたいんや! この番組は』ってブチ~、キレて。『もうええ、ワシ、この番組辞めるさかい、このまま帰るわ』って、そのまま局長席から舞台降りて、帰っていったんですよ。オレが司会に入って、『今日はホントに上岡さんがいま帰られたみたいなので、多分これで収録は中止となります。お客さん、みなさん、次回の収録の時に優先的にもう一度この収録に参加できるという、いま半券みたいなんをスタッフが手書きで書いておりますので』って。手書きかい! その2年後にも上岡さんがキレて帰ったことがあった。仕方がないので、北野ら他の出演者も帰宅。家で食事しているとスタッフから電話がありABCに戻り、スタジオで誰もおらへん、お客さん、おらんとこで、オレと(桂)小枝兄さん、2人で収録したことあります」

 

◯松本人志

「初代局長上岡龍太郎さんのご冥福をお祈りいたします。3代目局長松本人志。」

 

◯青芝フック

「彼は引退のときに、今後一切、自分から連絡はしないと宣言してたから。こっちも、よっぽどでないと電話をすることはなかった。(最後に会ったのは)去年のいつやったかなぁ。やっぱりゴルフをしたんですよね。彼は昔の話は絶対しない。ゴルフを一緒にやって楽しんで帰る。もともと彼は人と飲みにもいかないし、飯を食いに行って騒ぐタイプでもなかったからね。おれへんようになるのはさびしいなぁ。僕の青春の、いわば頂点のときに一緒にやってた2人が亡くなった。一緒におった仲間が消えていくというのは、さびしい話やね」

 

◯越前屋俵太

「ちょっと言葉になりません。お世話になった人でした。ご冥福をお祈りいたします」

 

◯岡部まり

「上岡局長時代にたっぷりと唯一無二の、匠な話芸に触れてまいりましたので一生分楽しめる時間をいただいた、と思ってきました。その魅力的な存在感が今も生き生きと私のなかで息づいています。どんな質問にも質問者が気づきしない高さと深さと濃やかさで軽妙に即答されました。そこにひねりと笑いも加味されていました。いつも仰々しく改まったことを好まれませんね。ナイトスクープを辞められる時もそうでした。惜しむ我々を笑い飛ばしながら潔く立ち去られました。永遠にカッコいい局長のまま私のなかで生き続けることでしょう」

 

◯間寛平

「個人的には38年前に初めてフルマラソンを走ったホノルルマラソンでタイムが3時間13分57秒やったんですけど、上岡さんからお祝いをいただき、封筒を覗いたら3万1357円入ってました。アースマラソンではゴール地点のNGKにそっと出迎えに来てくれていました

 

◯大竹まこと

「昔大阪での上岡さんの番組に呼ばれて。そこには関西の重鎮もたくさんいらして、私のようなものが簡単に口出せるようなところじゃなかった。ずっと黙っていた。(収録が終わって)上岡さんが俺のところに来て、『大竹、お前は卑怯だ。なんでちゃんと喋らないんだ』と言われて。2、3か月後にまた同じ番組から仕事が来て。どうせだめなんだからと思って喋り倒してきた。収録が終わったら上岡さんが飛んできて、『大竹、お前喋りすぎた!』って。それから大阪の、特に上岡さんの番組に呼ばれるようになるわけで。上岡さんにはもう一つ、大事なことを教わって。ある日に『大竹、芸人は何したらいいか知っているか。芸人は物事の核心を掴むんだ。物事の芯を掴んだら、その周りをハエみたいにブンブン飛んでりゃいいんだ』と。芯を掴んだら、正義のなたをふるったりする必要はなくて、いろんなことを言って笑わせたりしろという意味だと解釈した。私にとっては東京では(北野)武さん、大阪では上岡さん、とってもお世話になりました」

 

◯桂雀々

「上岡さんのしゃべりは誰にもまねできない。上岡一代の芸でしょうね。聴く人が信者のように『上岡ワールド』にハマってしまう。そんな芸道でした。敵に回したらすごく怖い。でも、味方にすると意外と頼りなくていいかげんな感じの人。根は優しくて、あの人の懐に入っていく感じがすごく居心地がよかった」

 

◯和田アキ子

「上岡さんには、『ラブアタック』で一緒にレギュラーをやらせていただき、本当にお世話になりましたし、本当にかわいがっていただきました。会う度に『お前は偉いな!頑張ってるな!』と、いつも褒めてくれました。それがものすごくうれしくて」

 

 

 

 

上岡龍太郎の名言・ベスト32

 

「僕の芸が通用するのは20世紀まで」

(上岡龍太郎の名言)

 

「やめるでと言えば、もっとみんな“やめんとって”と言うてくれると思っていた。止めるものがおらんからやめるようになってしまった」

(上岡龍太郎の名言)

 

「絶対に会話のなかで『え~』とは言わないことにした」

(上岡龍太郎の名言)

 

「ぼくがどの突っ込みの言葉を言うかは、反射神経で言うてるだけなんです。たまたまウケただけなわけですよ。そんなもんでは『やった!』とは思わないです」

(上岡龍太郎の名言)

 

「テレビバラエティがだめになったのは出演者が仲良しだけでやっているからだ。

仲のいいことはええこっちゃと武者小路実篤も言うてますけど、番組としては、あんまりおもしろくないんですね。会話にも知性がなくなる」

(上岡龍太郎の名言)

 

「芸人になって一度でも爆笑をとったことがあるヤツはドラッグなんかに手を出さんでしょう。満員の会場で客席が波打つように笑うあの快感はドラッグ以上ですよ」

(上岡龍太郎の名言)

 

「大人を信じるな。自分も含めて大人の言う事は信じてはダメだ! 大人は立場でモノを言う。思って無くても平気で嘘を吐くから信じてはダメだ」

(上岡龍太郎の名言)

 

「ええ芸人の目は犯罪者の目をしとる」

(上岡龍太郎の名言)

 

「芸人ってのは落ちこぼれです。社会のはみ出し者。アウトロー。芸人は暴力団と同じなんです。一緒」

(上岡龍太郎の名言)

 

「芸人は一攫千金、濡れ手で粟。ただし失敗すればのたれ死に」

(上岡龍太郎の名言)

 

「芸人なんて何かを生産するわけじゃなし別に偉くもない」

(上岡龍太郎の名言)

 

「夏の暑い日は道の真ん中を歩け。冬の寒い日は道の端っこを歩け。そうすれば、世の中は受け入れてくれる」

(上岡龍太郎の名言)

 

「苦しい時は登っている時。自分が凄いと慢心した時は、下っている時だから気を付けろ」

(上岡龍太郎の名言)

 

「エスカレーターに乗っても歩きなさい。自分を機械に任せたら終わりです」

(上岡龍太郎の名言)

 

「若い時の苦労は買ってでもしろと言いますが、それは違います。苦労なんか買わんでもどんどん向こうからうやってきます」

(上岡龍太郎の名言)

 

「結婚して10年経って結婚前より妻が不細工になったとしたら、その8割は男の責任である」

(上岡龍太郎の名言)

 

「テレビで何が面白いか言うたら、素人が芸をするか、玄人が私生活を見せる、この、二つに一つ」

(上岡龍太郎の名言)

 

「スポーツっていうのはね、うまい人ほど楽しいんです」

(上岡龍太郎の名言)

 

「悪い事をした連中を責めるのは、バカでもできる。しかし、悪い事を仕出かす仕組みを解析するのは、バカではまずできない」

(上岡龍太郎の名言)

 

「大人たちがどれだけボロクソに言おうが気にする必要は全くないということをプレスリーは教えてくれました」

(上岡龍太郎の名言)

 

「普通の人のレベル低下の原因の一つは、内と外の区分けがなくなったこと。とりわけ外の意識が若い層にない。みんな、どこでも家の中のように振る舞っている。それが美しくない」

(上岡龍太郎の名言)

 

「お金がいるから働くというけれど、逆だ。働くからお金がいるのであって、働かなかったらお金はいらない。見事にいらない」

(上岡龍太郎の名言)

 

「生きることは、どこかで世の中に貢献することです」

(上岡龍太郎の名言)

 

「(前言を翻すことを指摘され)人間は成長するものだ」

(上岡龍太郎の名言)

 

「成功者は、思いも寄らないことで成功している。 失敗した人も、思いも寄らない落とし穴に落ちている。強く思えば、大きくそれる。より速くまっしぐらに走れば、より遠くへそれてしまう。

大志を抱いて、がむしゃらに努力をしないことが肝腎だ。 努力をしても無駄になるからするなと言っているのではない。大志は君たちが抱いたものではなく、大人が抱かせているものだということを分かっていればそれでよい」

(上岡龍太郎の名言)

 

「大人は魔術をかけるな。どうせかけるなら捻(ひね)ってかけろ。子どもに人生にはいくつもの道筋があることを示してやることは大切だ」

(上岡龍太郎の名言)

 

「苦労も努力も夢も現実も、すべてが後で考えれば、『思いも寄らぬこと』になる」

(上岡龍太郎の名言)

 

「食べもんは、粗食ほど、うまいもんはないですよ。ご飯とみそ汁、干物に漬物。計算すると一日500円ですむ」

(上岡龍太郎の名言)

 

「人間は死ぬ。必ず死ぬのだけれども、今すぐに死ぬわけではないということだ。死ぬには、間がある。この間があるということを、決しておろそかにしてはいけない」

(上岡龍太郎の名言)

 

「思いどおりにならんことほど、おもしろいんです。『楽しむ』という字と『愉しむ』というのとあるでしょう。楽することを、たのしいことやと思うからいかんのですよ。

すべてを愉しむ。苦しい、しんどい、不便、そういうことを選んでやると愉しなります。

たとえばゴルフね、そもそも王侯貴族の遊びですから、すべてが思いどおりになる人たちが、これは思いどおりにならんと愉しむんですから。俳句もそう。ええ景色やという思いを、五七五で言いなさいというから苦しくて、おもしろい。だから僕は種田山頭火は認めない」

(上岡龍太郎の名言)

 

「僕は最後まで素人なんです。ものすご芸人ぶってる、芸人の擬態をしている素人」

(上岡龍太郎の名言)

 

「芸は一流、人気は二流、ギャラは三流。恵まれない天才、上岡龍太郎です」

(上岡龍太郎の名言)

 

 

・ ・ ・

 

 

上岡龍太郎さんの言葉が気になる方は、「上岡龍太郎の著作」(←クリックするとアマゾンのページに飛びます)を読んでみてください。

 

 

上岡さんの反骨精神と温情さは父親ゆずり?

上岡龍太郎さんのお父様は土佐清水市(当時は高知県幡多郡下川口村大津)出身の小林為太郎弁護士(1908年4月10日 – 1985年11月12日)で、”いごっそう弁護士為さん”と呼ばれて民衆に慕われた存在でした。京都帝大にて滝川事件に接して弁護士を志願し、京都の法曹界を牽引し、とくに在日朝鮮人大衆の権利擁護・人権問題に深く関わったことで知られ、金のない立場の弱い人の権利を守るためにロハで弁護していたそうです。理由は子どもの頃から苦労し続けて育ったからだと思われます。

 

龍太郎さん自身が著書『上岡龍太郎かく語りき』では苦学して弁護士になった父親の真面目さ、酒が唯一の楽しみだったこと(一日に一升は飲んでいた)、弁護士なのにお金持ちではなかったことなどが語られています。まさに土佐弁で「快男児」「酒豪」「頑固で気骨のある男」といった意味がある ” いごっそう(異骨相) ” を地でやっていたような方です。

 

上岡さんは小学生時代にお母様を乳癌で亡くしますが、その時に為太郎さんは「若いときの苦労は買ってでもせえというが、あれはうそや。人生は楽にいけ」と言われたそうです。

 

 

しかし、この話にはオチがあります。

 

 

テレビで相撲中継を見ているときに息を引き取った朝潮好きの父親の最期の言葉は「朝潮勝った」だったそうで、そこで上岡さんは「生きているときに苦労した人は、死ぬときに楽に死ねる」ということだったそうです。そこで『いままで楽をしてきた自分は苦しんで死にそうです』と笑いを誘います。さすがです。

 

 

また、上岡さん心霊現象や霊感商法に敵愾心を持っている理由は、母親の闘病の際に霊媒師や祈祷師などに騙されたことがきっかけです。

 

 

ご冥福をお祈りいたします・・・。

 

 

では!

 

 

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肩書きは「エディトリアル・アーティスト」&捨て身の高熱量「プロ無謀家」。集めて、編んで、外に発信することが生業。文章、映像、写真、イベント、コミュニケーションなどを活用しながら編み、考えていることを掘り下げて伝えていきたいと思っています。また、自分に負荷を与えるのが好きな性質を利用して、「プロ無謀家」として獣道を切り開きたいと思っています。

サイトタイトルの『インテリジェンス・ライフ』は「intelligence for good life」の略。生きた情報(インフォメーションではなくインテリジェンス)を大切にしたいという願望からつけました。

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