つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
気になった謝罪文の実例を収集してアーカイブしている記事です。謝罪するようなことが起きないことに越したことはありませんが、もしご自身や仲間に何かが起きた時に参考にしていただければ。
【目次】本記事の内容
誹謗中傷されたYouTuber「マイラーズTV」が相手の直筆謝罪文を公開
ホテルYouTuberとして約1万人の登録者数がある「マイラーズTV」が「5ちゃんねる」で誹謗中傷の書き込みをした人物の直筆の謝罪文と慰謝料の金額を公開しました。
それがこちらです。
私に対して誹謗中傷した人を特定し、謝罪文と慰謝料を貰いましたので公開します。
本件は5ちゃんねるへの複数の書込みが対象です。
慰謝料は2,819,000円。誠意ある謝罪と受け止め、解決としました。
解決までに10ヶ月間を要しました。誹謗中傷に対しては、引き続き毅然と対処していきます。
↓ pic.twitter.com/nIlBMeKBwA— マイラーズTV!お得&ホテルYouTuber (@milerz_com) June 24, 2022
◯解決までに10ヶ月間、慰謝料は2,819,000円
経緯は『5ちゃんねる』に「ツイッターでブロックされた」「憎くて憎くて憎くて(繰り返し)仕方ない」などと主張する人物の書き込みに対してプロバイダに発信者情報の開示請求し、発信者開示請求訴訟の末に加害者の氏名・住所・電話番号が開示されて謝罪と損害賠償を求めたというものです。
詳しくは埋め込みしたツイッターの投稿をご覧になってください。
発信者開示請求訴訟の手順は? 『5ちゃんねる』で誹謗中傷された場合は?
せっかくですので、発信者開示請求訴訟の手順を簡単に載せておきます。
(1)被害者は、サイト運営者等に対して侵害情報の削除や発信者開示請求などを裁判所に申し立てます。
(2)プロバイダ責任制限法4条1項というものがあり、「開示の請求をする者の権利が侵害されたことが明らかなとき」に開示請求は認められます。認めてもらうには、それなりの正当な情報提供が必要です。
(3)被害者の権利主張が認められれば、結審(審理が終わること)から判決となります。ここまでに要する時間は短くても3ヶ月程度でしょう。
今回は10ヶ月ほどかかったそうですので、かなり手間取った方かもしれません。なにより誹謗中傷でダメージを受けた時間もあるでしょうし、裁判を決意した後に開示してもらうための資料を揃えるのは簡単ではありませんから。とはいえ、明らかにネット通り魔的な誹謗中傷であれば、裁判官やプロバイダも親身になってくれそうな気はします。
ツイッターには細かい経緯が投稿されています。『5ちゃんねる』で誹謗中傷を受けた人にとっては、非常に参考になるはずです。
◯慰謝料は2,819,000円は妥当なのか?
これはよくわかりません。
ちなみに「マイラーズTV」さんは弁護士とは報酬金0の契約だったようです。
ネットでの誹謗中傷に関しては、慰謝料50万円、調査費用50万円、弁護士費用15万円あたりが妥当ではないでしょうか。もちろんダメージを被った金額を証明できれば、もっと慰謝料はアップすることになります。
ネットで好き勝手なことを書くのはヤメましょう
今回のマイラーズTV」さんの投稿は非常に意義があるものです。
ネットでの法整備は以前によりも成熟してきています。今後はこういったネットでの誹謗中傷訴訟は増えてくと思われます。
くれぐれもネットで好き勝手なことを書くのはヤメましょう。
では!
気になった謝罪文を収集しています。謝るようなことが起こらないにこしたことはありませんが、何かの時のために参考にしてください。
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