つなワタリ＠捨て身の「プロ無謀家」（@27watari）です。
気になった謝罪文の実例を収集してアーカイブしている記事です。謝罪するようなことが起きないことに越したことはありませんが、もしご自身や仲間に何かが起きた時に参考にしていただければ。
【目次】本記事の内容
イベント中にHIKAKIN（ヒカキン）に堂々と絡む不審者が現れ騒然
2022年8月14日、HIKAKINさんがゲーム実況のインフルエンサーらが集まるイベント「オールスター大運動会＠代々木競技場」出演。出演中にステージに上った傘をさした不審な男性から首に手を回され、マイクを奪われました。わずか20秒程度のハプニングでしたが、あまりの唐突さに誰もが唖然。HIKAKINさん本人はケガなどありませんでしたが、ネットでは運営サイドへの批判、今後のイベント警備のあり方について話題になっています。
まずは問題の動画ですが、ツイッターなどで検索してください。
「HIKAKIN 不審者 動画」でツイッターを検索すると、関連動画が出てきます。
気になるHIKAKINさん本人は、出演後にツイッターで無事を報告しました。
【ご報告】イベント中にステージで不審者に接触されたのですが、わたくしヒカキン怪我など一切なく、無事でした。メンタル的な部分に関しても大丈夫です。ショッキングな映像が流れてしまい申し訳ありません。ご心配ありがとうございます。 pic.twitter.com/kNFgxkBtzj
— HIKAKIN😎ヒカキン 【YouTuber】 (@hikakin) August 14, 2022
・ ・ ・
イベントを開催したUUUM株式会社は公式サイトにて事件についての経緯説明などを掲載しました。
こちらです。
「本日開催のイベントで発生した事件について」2022年08月14日
https://www.uuum.co.jp/2022/08/14/84552
魚拓URL：https://archive.ph/vDO3R
念のために文字を残しておきます。
本日開催のイベントで発生した事件について
2022年08月14日
UUUM
本日、代々木競技場第一体育館にて開催した「オールスター大運動会＠代々木競技場」第二部の上演中に、ステージに不審者が侵入し、当社専属クリエイターHIKAKINに接触しました。
HIKAKINをはじめとした出演者の皆さま、ならびに、ご来場の皆さま、配信をご視聴の皆さまにご不安ご心配をおかけしたことにつきまして深くお詫び申し上げます。
当該事件発生直後、侵入者を複数スタッフにて取り押さえ、所轄の代々木署の警察官の方々へ引き渡しました。現在も警察官により身柄を取り押さえられておりますので、ご安心ください。
今後は、警察の捜査にお任せすることになりますが、内容についてご報告可能となりましたら、改めてお知らせいたします。
なお、本件によりHIKAKIN、出演者、スタッフなどにもいまのところ怪我などは発生していない状況です。
ご不安に感じられた皆さまに向け、できるだけ早くご報告させていただきたく考え、現時点でご報告できることが以上となりますが、ご理解いただけますと幸いです。
私もイベントを主催する側ですし、以前にはハプニングという形で最小限の関係者に伝えただけの乱入などを企画したこともあります。
その辺も含め、今回の不審者騒動について記事にしていきます。
翌日に発表した報告書？で一応の幕引き？ 内容の緩さから感じる再発の可能性
14日に続き、翌15日には経緯と、今後の対策方針についての報告書？がアップされました。
こちらです。
「8月14日開催のイベントで発生した事件について」2022年08月15日
https://www.uuum.co.jp/2022/08/15/84614
魚拓URL：https://archive.ph/t3va2
念のために文字を残しておきます。
8月14日開催のイベントで発生した事件について
2022年08月15日
UUUM
8月14日、国立代々木競技場第一体育館にて、UUUM株式会社（本社：東京都港区、代表取締役 社長執行役員：梅景 匡之）が共同開催した「オールスター大運動会＠代々木競技場」第二部において発生した不審者侵入事件について、あらためて経緯と、今後の対策方針についてご報告いたします。
＜会場建物への侵入方法について＞
本イベント運営に際し、当社および運営委託先である株式会社ディスクガレージ、株式会社ポニーキャニオンと協議の上、当該会場で実施される大多数のイベントと同等の警備体制を敷いておりました。従って、チケットを所持せずに会場建物に立ち入ることができない導線設計を確立しておりました。
しかしながら、当該不審者の会場建物への侵入が、チケットを所持され建物内に入場済みのお客様を利用する形で行われ、その方法が相当に特殊であったことが判明しており、この点については、運営委託先各社と重要な課題として喫緊の対策が必要と考えております。
＜会場建物侵入以降について＞
会場建物内の警備体制については、一般のお客さまが立ち入り可能なエリアと、イベント関係者のみ立ち入り可能となるエリアが、通行パスによって明確に切り分けられておりました。
当該不審者が会場建物内に侵入後、ステージまで到達してしまった経緯については、パスチェックゲート以外の箇所を突破した事実が判明しており、この点については、ディスクガレージ社における体制が十分でなかったとのコメントをいただいております。
▽ディスクガレージ社によるコメント
「弊社としては基本的な使命として、出演者・スタッフ及び来場者の安全を確保することを大前提と考えております。また、日頃その点に留意して警備体制を構築・運用してまいりました。この度のような想定外のケースに関しましては、各会場の構造や導線を再確認し、再発の防止に努めてまいります。関係各位に多大なるご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。」
当社は、今後開催するイベントに関し、改めて出演者、来場者およびスタッフの安全確保を最優先として、委託先各社とともに、運営警備体制の強化・改善に取り組んでまいります。
この事件と謝罪文に対して目立った厳しい声
先程、私もイベントを主催する側と書きましたが、この説明文は非常にヤバいものに感じました。きっと原因は把握しているでしょうし、それを敢えて触れずに書いていると信じたいところです。
実際に今回の事件と謝罪文に対して、かなり厳しい声が出ています。
ネットからの目立った声をピックアップしてみましょう。掲載した声は、適宜手を入れております。
・甘い警備で演者を危険に晒しぬけぬけと「ご安心を」なんて腹が立つ
・傘が刃物だったらどうするの？ 先で刺される危険性もあるし
・すぐに不審者を引き離さないなんて杜撰かつ稚拙。警備ではない
・イベントが減ったので、主催側の意識が低下したんだね
・なにがご安心くださいだよ。ふざけてる
・謝罪文？ 最悪だな
・委託先の警備会社の謝罪文を出してどうするわけ？ 責任者じゃないん？
・ふわふわした空気みたいな空っぽな謝罪文だ
・この文章の異常さに気づかないUUUMはヤバいね
・触れられると困ることに蓋をして書かない会社に未来はない
・くだらん文章。もう少しまともな人を雇った方がいいよ
・安心してくださいなんてどうでもいい。当事者意識も低く、警備にも金かけられないなら、イベントやらない方がいい
・UUUMが関わってるイベントは怖くていけないよ
・UUUMの謝罪文ゴミすぎ
・ちゃんとした事務所とは言えないね。残念
・謝罪文から素人感がにじみ出ている
・イベント警備は綿密な警備計画を立てますが、そこには当然時間とお金がかかります。予算が少なければ情報収集や準備にかかる期間が減り、警備員の数が減り、結果的に警備の質が落ちます
・関係者しか入れないエリアに犯人が入り込んだのも問題だし、そもそもあの不審者は現場では関係者に見えたののか？ あの距離、あの時間、あの対応、すべてがプロの仕事とは思えない。大きな事故につながらなくてよかった
・警備してる人も他人事と思っていたのかな
・AKBの握手会襲撃事件の後はしばらくイベントのチェックも厳しくなったけど、そんなの一時的なものだったね。
・優先順位として「自分はちゃんとやってましたよ。でも想定外だったんですよ」という言い訳じゃね
・警備担当も呆気に取られたんでしょ。もしくは演出と勘違いしたのかな
・スタッフゾーンに於いては一目で判るようにイベントスタッフは統一したデザインのユニフォーム（Tシャツなど）の着用、演者はステージ以外ではユニフォームと同じくジャケットまたはジャンパー着用を義務付けるなど、外部の侵入者が入り込むことを前提として、それを目立ちやすくすることこそがセキュリティー確保の第一歩。そうしてあれば、万が一のときにはバイトでも違和感を察知できる
ほか
いかがでしょうか。厳しい声ばかりが目立ちます。
有名人もこの件について警笛を鳴らしています。
青汁王子で知られる実業家・三崎優太氏は「もし万が一刺されたりしたら、大変なことになりますよ。生放送でみんなが見ていてね」と苦言を呈しました。
ユーチューバーのシバター氏は「マイク奪われただけでよかった。ナイフだったらヒカキン、ズブっといかれてた。ヒカキンのマイクを取り上げて演説するまでの間、ちょっとラグがあった。壇上に上がった時点で警備員がすごいスピードでとっ捕まえないといけない」と警鐘を鳴らしました。
HIKAKINさんは16日に自身YouTubeチャンネルにてハプニングの心境を告白
8月14日に発生したハプニングを受け、16日にHIKAKINさんは自身YouTubeチャンネルのライブ配信で心境をファンに伝えました。
どうやらHIKAKINさんは不審者のことを「もしかして出演者かな？」と思ったようで、戸惑いながらの半信半疑の対応だったことが明かしています。
不審者は誰？ 目的は？ 特定されたの？
不審者はスタッフに取り押さえられ、警視庁代々木署に連行されました。事案自体は軽微なこともあり、厳重注意で処理することを基本線で取調べ中だそうです。もちろん公的に名前などは発表されていません。
では、引き続き。
気になった謝罪文を収集しています。謝るようなことが起こらないにこしたことはありませんが、何かの時のために参考にしてください。
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