2020年のノーベル文学賞は、アメリカの詩人・エッセイストであるルイーズ・エリザベート・グリュック(Louise Elisabeth Glück/1943年4月22日生まれ)が受賞しました。
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The 2020 Nobel Prize in Literature is awarded to the American poet Louise Glück “for her unmistakable poetic voice that with austere beauty makes individual existence universal.”#NobelPrize pic.twitter.com/Wbgz5Gkv8C— The Nobel Prize (@NobelPrize) October 8, 2020
厳かな美しさをもって「個人の存在を普遍的なものにする」彼女の紛れもない詩的な声が評価されたのが受賞の理由です。
これまでも全米人文学賞、ピューリッツァー賞、全米図書賞、全米図書批評家協会賞、ボーリンゲン賞など、アメリカの主要な文学賞を多数受賞しています。
この方です。
Louise Glück was introduced by Peter Streckfus, then read from her work. This was a Lannan Literary event.
実業家のダニエル・グリュックとベアトリス・グリュックの長女として生まれ、幼い頃から両親からギリシャ神話やジョーン・オブ・アークの伝説などの古典的な物語の教育を受けていたそうで、すでに幼い頃から詩を書き始めていたそうです。
10代の頃に神経性食欲不振症を発症し、それが若年期にかけての決定的な彼女の課題となりました。その後、数年間をセラピーに費やし、病気を克服したそうです。
病気を克服した後、彼女はサラ・ローレンス・カレッジで詩のクラスを受講し、1963年から1965年にかけては、コロンビア大学の一般教育学部で詩のワークショップに参加しました。学位は取得しなかったようですが、人生の方向性を決定づける重要な学びの時間だったようです。
1984年、マサチューセッツ州ウィリアムズ・カレッジの英語科の上級講師として入校しましたが、翌年に父親を亡くし、その喪失感をきっかけに新たな詩集『アララト』(1990年)を発表しました。
批評家ドワイト・ガーナーは、2012年のニューヨーク・タイムズ紙に「過去25年間に出版されたアメリカの詩の中で、『アララト』は最も残忍で悲しみに満ちた詩集」と評しました。
さらに1992年に『The Wild Iris』を発表。出版社ウィークリー誌は、「偉大な美しさを持つ詩」を紹介する「重要な本」と評しました。 クリスチャン・サイエンス・モニター誌に書いた批評家エリザベス・ルンドは、この本を「画期的な作品」と呼び、1993年にはピューリッツァー賞を受賞。ルイーズ・グリュックのアメリカの卓越した詩人としての名声を確固たるものにしました。
しかし、その後に結婚生活が破綻。彼女はその経験を執筆に活かし、キャリアの多作期を迎えます。1994年、彼女はエッセイ集『Proofs & Theories. 詩についてのエッセイ集』を出版。さらに愛の本質と結婚生活の悪化をテーマにした詩集『Meadowlands』(1996年)を発表。そして、さらに2つのコレクション『Vita Nova』 (1999年)と『The Seven Ages』 (2001年)を発表しました。
2004年には、2001年9月11日の同時多発テロ事件を受けて、『October』と題した長編詩集を出版。6つのパートに分かれたこの詩集は、古代ギリシャ神話を題材に、トラウマと苦しみの側面を探求した内容でした。自伝的な詩人と評されることが多いグリュックですが、神話や歴史、自然を題材にして、個人的な経験や現代生活について考察することが多いことで知られています。
また、作家としてのキャリアに加え、いくつかの機関で詩の教師としてのキャリアを積んできています。
現在、イェール大学の非常勤教授であり、ローゼンクランツ・ライター・イン・レジデンスを務めています。マサチューセッツ州ケンブリッジ在住。
イェール大学の教員になってからも詩の出版を精力的に続けています。この間に出版された著書に『Averno』(2006年)、『A Village Life』(2009年)、『Faithful and Virtuous Night』(2014年)などがあります。
2012年には、半世紀分の彼女の詩を集めた詩集『Poems. 1962-2012年』が出版され、「文学的な出来事」と呼ばれました。2017年には『American Originality』と題された別のエッセイ集が出版されました。
取り急ぎ、wikipediaを翻訳しました。また追記します!
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