つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
2023年3月24日に厚生労働省が発表した人口動態統計で、1月の死亡数が約16.9万人だったことがわかりました。これはコロナの流行が始まってから最大だった2022年12月の死亡数15.8万人を上回るものでした。
では、この「超過死亡数」はいつまで増え続けるのでしょうか? もし「新型コロナ全国死亡者数(厚生労働省)」と連動していると仮定するならば、私は2月の死亡数はグッと減って約13万人程度に下がるのではないかと睨んでいます。
【目次】本記事の内容
想定できた2023年1月の死亡数更新
2023年3月24日に厚生労働省が「人口動態統計速報(令和5年1月分)」を発表しました。
こちらです(画像を別画面で開くと拡大されます)。
引用:人口動態統計速報(厚生労働省/令和5年3月24日)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2023/dl/202301.pdf
魚拓URL:https://archive.md/v5xdI
参考:人口動態統計速報(令和5年1月分)https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2023/01.html
この発表はそれなりに騒がれていますが、すでに厚労省から発表されている「コロナ死亡数」などと照らし合わせると、容易に想像できることでした。NHKがまとめている死亡数のデータを載せますので、それと見比べてください。ちなみにNHK特設サイト「新型コロナウイルス」はコロナのデータをかなりわかりやすくまとめています。
こちらです(画像を別画面で開くと拡大されます)。
引用:日本国内の死者数(NHK特設サイト「新型コロナウイルス」)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/
魚拓URL:https://archive.md/FoNZj
いかがでしょうか?
仮に「日本国内の(コロナでの)死者数」と連動しているのであれば、来月はグッと数を減らして約13万人程度あたりに落ち着くと予想されます。
話がとっ散らかってしまうので深くは掘り下げませんが、ワクチン接種数との関係も無視できません。もしもグッと減らなかった場合は、「死者数はワクチン接種数との関係性が深い」という説が強まることとなります。
下記がワクチン接種状況です(画像を別画面で開くと拡大されます)。
引用:ワクチン接種数の日次推移(デジタル庁ワクチン接種記録システム)
https://info.vrs.digital.go.jp/dashboard/
魚拓URL:https://archive.md/JQZbv
いずれにしても来月末に発表される「人口動態統計速報」には注目です。死亡数に連動する形で人数が減ることを祈るだけです。
「超過死亡数」の原因は何? やはりワクチン接種なのか?
「超過死亡数」の原因はワクチン接種のせいだという声が非常に多いように感じられます。もちろんこれは体感ですので、実際はよくわからないというのが本音です。
声が大きい(多い)ことを無視してはいけません。しかし、声が大きい(多い)からといって、それが正しいかどうかは別問題です。
ここで先月に話題になった記事を再確認してみます。アゴラ研究所代表取締役所長である池田信夫氏の記事です。
記事のポイントは下記のとおりです。
<池田信夫氏が分析する「超過死亡数」の原因>
・コロナ死者数よりも超過死亡数の方が異常に多い
・コロナ肺炎は激減したはずも、超過死亡数が大幅に増えた
・感染が増えたことは事実だが、それと連動しているはいえない
・ワクチン接種後に増えたのは事実
・ウイルスの変異とも連動した可能性がある
・日本人の遺伝的な細胞性免疫がコロナ初期には強かった
・ワクチン接種が原因だと言い切れる決定打がない
・5波時(2021年5〜11月)でのワクチン接種と死者数は連動していない
・日本人の遺伝的な細胞性免疫がワクチンで破壊された可能性もある
・コロナ偏重で、他の病気の患者が十分な医療を受けられず亡くなった
引用:戦後最悪になった「超過死亡数」の原因はワクチン接種なのか?(JBpress/2023.3.3)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/74191
魚拓URL:https://archive.md/w9Hm7
では、この記事に対しての反論なども含め、どのような声があったのかをまとめておきます。
◯池田信夫氏が分析する「超過死亡数」に関する記事に対する声
あらためて念を押して繰り返しますが、声が大きい(多い)ことを無視してはいけません。しかし、声が大きい(多い)からといって、それが正しいかどうかは別問題です。
<池田信夫氏の記事に対する声>
・ワクチンでしょ。海外では常識になりつつありますよね。日本ではまだまだマスコミがこういった撹乱記事をばら撒いて目眩しに躍起になっていますが、もうそろそろ逆転現象が起こるのではないでしょうか。命を守るには、マスコミを信用しないってことかもしれませんね
・ワクチンをあまり打てなかったアフリカでは超過死亡が増えていないことからも説得力がある
・原因論争は水掛け論になるので置いといて、結果日本のコロナ政策が正しかったのか、間違っていたのか中立的な立場から検証は最低限必要だろう
・全てがワクチンのせいだとは言わないが、ワクチンが関わってる可能性のほうが高い
・集中的に打ち過ぎたから色々と問題が出てきてるのだと思われる
・ワクチン始まって間もなく、まだ接種後死亡者が100人に満たないころから、「接種直後より、1年後以降当たりの中長期に現れる問題の方が心配」という意見が結構あった
・今の段階では、ワクチンのせいだとは断定できないし、ワクチンのせいではないと断定もできないでしょうね。私は全く打っていないからワクチンの影響を気にしなくていいので安心です
・もう隠し切れない、言い逃れできないフェーズに入ったということでしょう
・最近身近で亡くなる方が多い。著名人も多いよね。やはりこれだけ亡くなってると実感あるよね
・80代90代は分かるんです。60代とかで亡くなってる人が多いんですよ…もっと若い方も身近でいます。しかも決まって昨日までは元気だったのにってのがほとんど
・周りで癌も増えましたよ。しかもほとんど末期
・ワクチン接種の数と、超過死亡の人数のグラフの山が、すごく一致していてめちゃくちゃ驚いた
・人種を揃えるために、韓国と比べてみました。ワクチン接種量(7日間移動平均)と超過死亡率(%)(毎週)を比較して見てみましたが、韓国に関しては日本とカーブが違いワクチン接種と超過死亡と関係があるようには見えませんでした
・2021年度については、「2021年の全死亡超過死亡の発生と新型コロナワクチン接種数の関係」にグラフ化されています。全体では、この記事(同じタイトル)のJBpressのHPの方にグラフ「ワクチン接種回数と超過死亡数(仁井田浩二氏)」が載っています
・2021年はまったく一致していませんね。2022年の3回接種と超過死亡は綺麗に一致していますが、一致しすぎていて、打ってすぐに亡くなったのか?という疑問が湧きます。4回目接種がいちばん納まりよく連動しているようですが、記事にもあるように5回目では関連性は崩れています。総じて、一定した関連性は見出せないかと
・ネアンデルタール人から受け継いだ遺伝子がコロナの重症化に影響しているらしいですよ。
欧米では重症化遺伝子を16%の人が持っていて、日本や中国ではその遺伝子が少ないそうです
・ワクチンに決まってるでしょ。「感染者数が増えているのは、抗体依存性感染増強によりPCR感応性が高まっているから」「免疫寛容によりワクチン後遺症やコロナ後遺症が長引いたり悪化することで、他疾病や持病の悪化につながり、死亡数が増える」「免疫抑制により、がんや他疾病の急速な進展による死亡数の増加」「体内スパイクタンパク発現による血管・循環器系障害の発生・継続による死亡者の増加」
・mRNAワクチンの長期的な安全性が全く分かっていない以上、このワクチンの接種を一旦ストップすることが必要です
・死亡するということは、心臓が止まる「心不全」であるが、実は「心不全」は「状態」を示すものであって「死因」ではない。ただ、大半の医者は心因を「心不全」と書くらしい。ワクチン接種は死亡にいたる「切っ掛け」にはなっていると想像はするが、医師会の方針に背いてまで「ワクチン接種が主因」とまで書く勇気のある医者は少ないと感じる
・火葬場に勤務する友人が、ここ最近、亡くなる方が多くて休みが取れないって言っていました。高齢者の脳梗塞や心筋梗塞がほとんどということですが、今までにない人数だと不思議がっていました
・直接ワクチンで亡くなる事例よりも間接的に亡くなる事例の方が遥かに多いだろうけど、時間が経てばその実証は難しくなる。心不全や脳梗塞など、血栓の病気を引き起こす可能性が高いと言われているけど、それがワクチンのせいだと誰が断定できるのか。免疫が落ちて癌や持病が急速に悪化して亡くなるという話も聞きます。これもワクチンとは断定できないでしょ。もっと最悪なのは、健康だった人の突然死。どれもこれも断定できる物ではないでしょう。これらの積み重ねが超過死亡数を最悪にしているのでは
・人災だなと思う部分が多々あって、怖いのは病気よりも人間だなって思います
・現時点ではまだ解らない事が多すぎる
・「ワクチン接種で日本人の免疫機能が破壊された可能性」は強いのでは。去年の春、厚労省がオミクロン株のブレイクスルー感染を調べたら、未接種者より2回接種者の方が感染率が高かった
・多くの人間が直感的に感じる事には大きな真実が隠れているものです
・正しいかどうか別として情報がその気になれば集められる時代。世界の情報を理解できる人々にとって個人で判断するには十分だと思う
・もそもマスクが当たり前になった事で、人間の継続的なしかも活動時の酸素摂取量ってかなり減っているはずですよね。身体にそれまで十何年か何十年か定量として供給され続けた酸素量が突然減少ししかもそれが慢性化して、その影響が体細胞には一切無いって考えられるものでしょうかね?
・今の数値から考えられることを国民に説明する責任があると思う
・ ・ ・
ワクチン接種が原因という声ばかりですね。何が原因かは自分で情報を収集して、自己責任で判断するしかありませんね。
超過死亡数は「広島原爆投下」レベルの犠牲者……
超過死亡数については2021年が5万人、2020年は10万人とされています。合わせて15万人ですね。
話はいきなり変わるようですが、19世紀から日本ではさまざまな戦争や震災が起こりました。そこでの死者数を紹介します。
<戦争・震災による死者数一覧>
・日清戦争(1894年7月~1895年3月):1万3800人
・日露戦争(1904年2月~1905年9月):11万5600人
・第 1 次世界大戦(1914年7月~1918年11月):300人
・第 2 次世界大戦(1939年9月~1945年9月):230万人+ 80万人(民間人)
※軍人・軍属の戦死者230万人のうち、餓死やマラリアなどによる病死が140万人(60.1%)
※航空特攻(回天・震洋は除く)による死者は約4000人(命中率は11%)
※東京大空襲:10万人/広島原爆投下:14万人/長崎原爆投下:73,884人/沖縄戦:9万4千人
・震災関係:東日本大震災:2万2318人(震災関連死を含む。岩手・宮城・福島に限定すると1万3135人)/阪神・淡路大震災:6434人
死者数で比べた場合、今回の超過死亡数は「広島原爆投下」レベルの犠牲者が出てしまったということです。まだコロナは完全終息しておりませんが、一日も早く平穏な日常に戻ることを祈るばかりです。
では!
YouTube等でも超過死亡の件を発信されている方も沢山いますが、制約があるとの事で原因を解説されている方はいません。
科学的に解明が急がれますが、死因が心筋梗塞等の心疾患が多い異様に思われます?
考察するにコロナ下で外出する機会が減り家にじっとしていたため高齢者は運動不足になったのではないか?
勿論ワクチンの影響もあるかもしれませんけど・・・。兎に角、いち早く原因の解明が知りたいです。
原 政明さま
コメントありがとうございます! 感謝です。
本当に科学的かつ偏向のない原因の解明が待たれるところですよね。おっしゃるとおり、運動不足も原因の一つと考えられると思います。
実際、ワクチンもメーカーやロットによって差異がありそうです。実際のところ、事実をどこまで記録として残しているかも気になるところです。