つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
気になった謝罪文の実例を収集してアーカイブしている記事です。謝罪するようなことが起きないことに越したことはありませんが、もしご自身や仲間に何かが起きた時に参考にしていただければ。
【目次】本記事の内容
小学生の母親が『ニコ☆プチ』の付録漫画の検品でお怒り
小学生のおしゃれ雑誌『ニコ☆プチ』2023年8月号(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)の付録漫画での性的表現が話題になっています。
問題になっているのは、同意を得ずキスを強いるシーンが含まれている八神千歳(やがみちとせ)さんの漫画「溺愛ロワイヤル」(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)です。
発端は『ニコ☆プチ』を購読している小学生の母親によるツイートでした。
『ニコ☆プチ』を購読している小学生の母親が我が子に渡す前に内容を”検品”したといい、ツイッター上で思いを吐露。「昔から恋愛漫画はあるし、際どいのも見出すけど…。告白するとかしないとかの漫画なら分かるけど、エッチにさせるとかって!無理すぎません!?小学生向けの雑誌ですよ」などと、意見を投稿。娘に付録の存在を聞かれたというが、「変なのが載ってたから捨てた」と別の場所で保管しているという。
引用:「性的表現が複数」「同意得ずキス」小学生向け雑誌『ニコ☆プチ』の付録漫画が物議 一部の親が激怒「おしゃれなお姉さんに憧れて買っているのに…」(まいどなニュース/2023.07.03 Mon )
https://maidonanews.jp/article/14946873
魚拓URL:https://archive.md/HM39a
記事では問題のシーンも掲載されていますが、私的には「なんともいえない!」という感想です。
『ニコ☆プチ』は謝罪とはいえない意思表明を公開
この事態を受け、『ニコ☆プチ』が謝罪文?(意思表明?)を公式サイトにアップしました。
こちらです(画像を別画面で開くと拡大されます)。
引用:『ニコ☆プチ』8月号 別冊ふろくについてのお知らせ(『ニコ☆プチ』公式サイト/2023.07.03)
https://www.nicopuchi.jp/article/detail/36762
魚拓URL:https://archive.md/h2BHN
念のために文章で残しておきます。
いつも『ニコ☆プチ』をご愛読いただき、誠にありがとうございます。
この度「ニコ☆プチ8月号 別冊ふろく ちゃお×ニコ☆プチ スペシャルコラボコミック」の内容に対し、「読者の年齢層にそぐわない内容が掲載されているのではないか」等のご指摘をいただきました。
今回のふろく制作にあたり、編集部は昨年夏に発行された人気の高い少女まんがを選定いたしました。読者の方にコミックの楽しさを知っていただきたかったからです。
しかし、内容の一部にご不快な思いをされた読者、保護者の方がいらっしゃったことを重く受け止めております。
また、多くの方にご心配をおかけしてしまいました。申し訳ございません。
今後、編集部はより一層注意深く、読者と向き合うように努力を重ねてまいります。
ニコ☆プチ編集部
・ ・ ・
これは謝罪文ではありませんね。むしろ意思表明でしょう。
締めでは「編集部はより一層注意深く、読者と向き合うように」と書かれていますが、「より一層注意深く、読者の親と向き合うように」といった感じでしょうね。
ちょっと嫌味っぽいですが、これを読んだときにはそう感じてしまいました。しかし、いろいろと考えていくうちに、謙虚な言葉にも感じられるようになりました。
では、ネットではどのような声が多かったのでしょうか。
『ニコ☆プチ』付録漫画の性表現に対しての声
性的な話題ですのでコメントも多く、Yahoo!ニューすでは1,400件以上のコメントが書き込まれていました。意見は分かれるところでしょうが、実際はどうだったのでしょうか。目についたコメントをピックアップしました。
<『ニコ☆プチ』漫画の性表現に対しての声>
・掲載自体もですし、内容的にも性的同意を無視しており、本件が問題なのは大前提として、とはいえ、こういうのを子どもが目にしてしまうことはあるかと思います。子どもが親の想定よりもはやく性的な表現を目に してしまった 時の対応として、隠す と、必要以上の、負の興味関心を抱かせてしまうので、こうやって子どもに近づいてくる大人もいるので注意、やら、同意の話やら、とちゃんと話をするのも一手です(稲葉可奈子/産婦人科専門医・医学博士)
・90年代のリボンや仲良しは中高生が「付き合う」「手を繋ぐ」「ファーストキス」をとてもゆっくり丁寧に描いていて、心を大切にしていた感じですが、ここ10年の特にちゃおは経験が早ければ早いほど大人、かっこいい、を前提にしています。5年ほど前にたまたま読んだちゃおは小学生がキスは当たり前、裸の男の子に押し倒される等、子供には読ませたくない内容ばかりで驚きました
・雑誌の付録は駄目だと思う。アニメDVDの中に性的コンテンツをしれっと入れとくようなもの。過激な描写は昔からあったけど、エッチをカジュアルに良しとするのはそんなになかったように思う
・キス以上が出てくるとしてもすごくふんわりした表現でしかなかった。エッチにさせてあげようか?って直接的すぎて品がない
・昔からやたらと性的な少女漫画はありましたが、雑誌ごとのカラーに分かれていた気がします
・りぼん全盛期世代ですが性的な描写のある漫画はいくつかあった。ただ、当時の作家さん達みんな実力派揃いで登場人物の心理描写がうまく描かれていた
・小学生向けだし、それも堂々と付録で付いてくるというのが凄い。同社への漫画への誘導という意味があるのだろうが、親を敵に回すのは悪手では?
・有害な男性らしさをカッコよく描き、女児にそれを求めさせるこういった作品は、女児だけでなく男児にも有害と考える
・年寄りの偏見かもしれないけど、50年前のリボンなど少女漫画は、10代が酒は飲む、タバコは吸う、クルマの運転はする、飲酒運転…諸々今ではありえないことが当たり前のように描かれていました。しかし、読んでいる子はみんな真面目で真似してタバコ吸うこともありませんでした
・天使なんかじゃないで高校生に憧れて、ちびまるこちゃんとルナティック雑技団で笑い転げて、こどものおもちゃで親近感と憧れ湧いて、ママレードボーイで絶対有り得ないって思って、そんなマンガ雑誌を小学生に読ませたい
・ララ、花ゆめ、プチフラワー、別マ等かなり際どいシーンはありました。別マのくらもちふさこさんの作品や萩尾望都さん、青池保子さん、木原敏江さんなど。同棲愛等も書かれていましたが、全然いやらしさというものを感じませんでした。それどころか、皆さんの知識、感性等に読んでいる方が触発され、クラシックのレコードや歴史の本を買ってみたりしたものです
・この漫画もですが、子ども向けの雑誌に『これは載せる必要ある?』と思うものがあります。健康や心のケアをきちんと考えて発行してほしい
・昔からその手の少女漫画は多かったけど、もう今も昔は違う。性的同意に対して意識が高まっていってる中で、主人公の女の子が「いや」と言っているのに「やーだ」と言ってるのはどうかなあと思う
・小学生は初々しい恋愛モノでいいと思う
・私が小学生の頃、どうだったかなと考えた時に、同級生の男の子は道端のアダルトな本みんなでめくってみてたし、性的な表現はどこかで目にしてしまうものだと思う。かと言って、親が買ったものでそういう表現があると、親としては見せられないと思ってしまうのも当然だと思います。私の母親はおじいちゃんとかのそういう本、絶対見てはダメと言ってましたが、小学生だったので、どうしてみていけないのかが分からず、ただ裸がなんとなく悪いことだと思っていました。どういうことが悪いのか、きちんと伝えるのも大切かなと思います
・日本の漫画やアニメは面白いし人気もあるけど、海外から批判でるように、子供向けではない描写があるものが多い。りぼん全盛期の頃に読者でしたが、小学生女子向けの漫画は90年代後半からいっきに性的表現が増えた気がします。アマプラやネトフリでアニメがR指定が表示されるように、親からすると漫画や雑誌もR指定して欲しいです
・個人的に性的なものは多少あってもいいと思う(何でもかんでも臭い物に蓋をする的な行動は流石に表現の自由の問題も絡む)。だが、そこに至るまでの過程をもっと丁寧に表現するべきと思った。こういった漫画は心情・心理がやはり大切ですからね
・自分が子供の頃、大人が読む漫画雑誌が普通に家に置いてあって、小学生くらいから読んでいた。可愛くてリアルな猫の絵が表紙だったし。自分が大人になってみて、よくあれを子供に読ませたなと思うようなのもあったけど、逆に大人向けの方がリアルな恋愛が載っていて、子供ながらに色々学んだ気になったりしました。今の少女漫画って、恋愛のキラキラしたところを描くのはまだ分かるけど、そのキラキラお花畑なところに性的な表現が混ざり込んでいる、ある意味大人向けより悪質だなと感じる。キラキラフワフワで全てを誤魔化して、恋愛って素敵、みたいにしているのが怖いです
・問題は性的表現の有無ではなく、性的表現をどのように取り上げているかだと思います。
購読者の年齢層からすると、あまり軽いものとして扱わない方がいいと思います
・少女漫画(りぼんとか層の)は矢沢あいのご近所物語辺りとかからお付き合い〜ファーストキスの後も描く作家さんが増えたなと思ってる。りぼんとかなかよしまではお付き合い〜ファーストキスまで良いと思うんだけど…。80年代〜90年代初期の雑誌の年齢層分けがベストだと思っている
・「子供向けファッション雑誌」として購入したのにこの漫画がついてきたら嫌だな
・作家さんは、昔からのそのような作品を描いていたらしいので、掲載を決めた雑誌側に年齢考慮がなかったということ
・私が5〜6年の時は小学生でもちょっと攻めたお姉さん向けの雑誌があって、憧れの初体験とか性の知識も載ってた。ジャンプ作品の同人誌を知らずに本屋で買ってしまい、まさかのBLで女子みんなでキャーキャー言いながら学校で回し読みしてた事もある笑。でも個人的に八神作品は性行為を匂わす雰囲気があるから大の苦手。溺愛ロワイヤルの連載が終わってから子供達がちゃお買い始めたからホッとしてたのに、ちょいちょいこういう形で付録になってるから困る…苦笑。でもそれだけ人気なんだろうね
・小学生向けは心や気持ちを大事にする恋愛ものがいいと思います。今の子は早熟だろうがなんだろうが、そこに合わせるのではなく、大事な基本的な事にキュンキュンさせる漫画がベストです
・自分が小学生の頃は手を繋ぐのもドキドキで、キスなんてそんな軽くするものじゃなかった。付き合うまでをすごく丁寧に描かれていて、毎月どうなるんだろうとドキドキしてみていた。でも、20年ほど前にりぼんを見た時には驚いた。キスなんて当たり前、押し倒すとかも普通。手を繋ぐことには驚かない。児童館で働いたときに女児から見せられたけど、こんなに進んでるのかと驚いてしまった
・保護者には子供を健やかに育てる義務があります。悪影響を与えかねないものは排除したい、それはもっともです。一方で子供は色んな経験を積んで、正しい判断ができる大人に成長します。でも日本人って人の死や、性について子供と話をすることを極端に敬遠してると感じています。それでもある年齢に達すると、突然社会は君達は大人だと認定し、賭け事、酒、タバコ、風俗が許されるのです。許されるまでに、そう言う嗜好のリスク、デメリットを理解させて、向き合い方を考えさせる方がいいようにおもうのですが
・自分も10歳過ぎたら青年誌のマンガをこっそり読んでいたので子どもがそういうことに興味が湧く気持ちはわかるのですが、ここでいちばん問題だと思うのは同意を示してないのに流されて応じてしまうような描写です。それは犯罪とされている行為で、性描写に初めて触れる子どもに見せるような内容ではない
・小学生の娘がYouTubeの広告見て、「このサプリ飲んだら1ヶ月で16kg痩せるらしいよ!」と目を輝かせて言ってきたので「絶対ウソ」と教えたら仰天してました。情報過多の時代、シャットダウンするよりも見極める目を養うためにきわどいマンガやドラマも「こんなの現実であったら怖いでしかないよね」と話せばいいことだとは思います
・高学年女子は恋愛に憧れ、背伸びしたいお年頃。ソフトな性的な表現のある少女漫画は、私の子供時代からありました。昔からあるからいいでしょ、とせず、見守れる範囲、見守っていこうと改めて思います
・マンガやアニメは誇るべき日本の文化コンテンツですが、欧米に比べると日本は性やグロに寛容すぎますね。表現の自由とやらで、好き勝手やりすぎです
・小学生の娘には読ませたくないな。そもそも、その作者の漫画を読みたくて買ったのならともかく、小学生のファッションを目的で買った子に性的な漫画を附属するのは考えもの
・記事を読んだ感じだと、アイリスでやったら渋い顔されそうなセリフなんだが。あそこ、中学生が主要読者層の下限なラノベレーベルだけど。小学生て六年あって、成長の違いが激しいし。ファッション雑誌の読者層が全学年なら、この内容はさすがに刺激が強すぎなんじゃ……
・ツイートに流れてきて、大げさに騒いでるのかなと思って何気なく見ましたが‥小学生向けとは思えなかった
・私が子供の頃は「りぼん」「なかよし」でした。手を繋ぐまでがとにかく長く、目が合うだけでドキドキする…みたいな感じでした
・この雑誌の問題は、NOはNO。性的同意が一切なく、相手の意志を尊重する意図が全く見られない。また、夏休み前という開放的になりやすく親の目が届きにくい時期にこのような内容が出されていることに非常に悪意を感じます
・少女漫画は私が子供の頃読んでいた内容からこの10~20年で過激になった印象があります。昔は付き合い出すのがゴールで、付き合うまでは手を繋ぐはあっても、キスしそうになるかならないか(ほぼ実際に唇同士ですることはない)、みたいな感じだったんですけど…
・男性向けのセクシーな女の子のポスターなどがよく問題になりますが、衆人のもとに晒されていないだけで、女の子向け雑誌の描写は目に余るものが多いです。同じ年代向けの少年誌と比べても過激だと思う。中高生も読むジャンプで許されない表現が、小学生女子が読む雑誌では許されたりする。普通に売り場にあるから買えてしまう
・小学生の頃『神風怪盗ジャンヌ』って漫画で、最終回近くの話で性的関係を連想させるような描写があり、それだけでクラスがザワついていたのが懐かしい…。今回の付録の意図は何だったのだろう?『おしゃれ=エロス』とでも思ってるのか…? 自身で責任もとれない未成年者には早いわ
・最近の子供向け漫画や雑種は怖くて買ってあげれません。勿論自分で買うのも禁止にしていますがお友達の家にあればお手上げなので不安です。何も急いでそういう物を見せる必要無いのに、早熟で良い事は有りません
・編集社や雑誌ごとに色を出したいのだろうけど、あまり過激にするのは良くないと思う。子供向けであればね
・子供の頃、手が届くものは一通り読みましたが、「ちゃお」「なかよし」については元々えっちな表現のある作品は多かったです。私は楽しめなかったので、分かりやすく少なかった「りぼん」を愛読してました。親御さん達は情報統制をしたいのか、教育をこれ以上頑張りたくないのか、どちらなんでしょう? 親がチェックする必要があるとすれば、ネットのほうだと個人的には思います。ただ、今の時代はそれが現実的ではないので、結局「教育」に力を入れるしかないのでは
・私も小学生の時、ニコプチ愛読してました。正直小学生の時にはもうある程度性的な事は知っていたし興味もあったけど、もし自分が買ってた時にこの漫画がついてたら…多分変な方向に性癖が歪んでた可能性もある…と思うと怖いです。この漫画の内容は大人が読むレベルですね
・別にこそこそ検品したり捨てたりしなくてもきちんと親が教えるべきこと教えりゃいいんじゃない? 創作物は創作物として楽しんだらいいと思うし、現実は現実として区別して考えられたら
・確かに、小学生対象のコミックにしてはいきすぎだし、同意もない状態での行為の助長を促しているようにも見えます。しかし、「もう小学生」でもあるんですよね。性的なことへの興味関心が出てくる時期。もしかしたら、友人から付録の話を聞いてそれを目的に買ったのかもしれない。しかしいざ見ようと思ったら母親から「変なのが載っていたから捨てた」と言われる。これは逆に興味を持ってしまう行為だと思います。私は幼い頃似たような経験をし、逆に気になってしまい大変な思いをしたことがあります。隠すことが全ての解決策ではないような気がします
・仕事の関係で小中学生との接触がある者です。最近の小学生、特に女子ですが驚く程に男女交際に強い関心を持っている生徒がいます。『彼氏とはこの前別れたから今はフリー』
なんて小学5年生の子が平気で話しています。それは子供を取り巻く環境の問題だと思います。多分、こんな雑誌を作っている大人達が悪いんでしょうね。廃刊になる事を願っています
・小学生の子供が「ちゃお」読んでますが、毎月論議ですよ。「ママはこんな男の子リアルにはいないと思う」「これはファンタジー」。どちらの意見が正しいとかじゃなく、話し合う事が大事かなと。このニコプチは買ってないですが、Twitterに載っていたシーンがあったら「友達の〇〇くんにこうされたら、どう思うか?どうするのが正解か」話し合いますね。娘は「相手を殴る」と答えると推測しますが、女の子は腕力で負ける場合もあるので、他にどんな方法があるか話し合い、自己防衛について考えさせると思います
・もはやレディコミじゃん。自分に娘がいたら、スキップとローファーみたいな爽やかなの読んで欲しい。自分も親に漫画見られたくなかったし、なるべく過干渉はしたくないけど、この件に関しては記事の検品したお母さんグッジョブだと思う
・そんな漫画もあってもよい。けど仮にも小学生(中学生でもない)をターゲットの雑誌に掲載がおかしいです。原則ターゲットに合う内容にすべきで小学生が憧れる少し大人目の内容にするにしてもそこはちゃんとしないと
・小学2,4,5,6年生の女子が身近にいますが当人達に聞くと、ニコプチは小学生向けにしては大人っぽいを通り越して「オバサンくさい」らしい。大人に憧れてメイクやオシャレをするのは良いけれど、度を越したゴテゴテメイク、着けられるものはみんな着けとけな小物使いがなんとも「やり過ぎ」と言っていた。性表現も度を越してしまったのかしらね
・作品の全体を読んでいないので何とも言えませんが、下品だなと思ってしまいました。「今の小学生はマセてるね」では済まないかな
・昔は、ちゃお→なかよし→りぼん→少コミ の順に大人っぽい内容になってたけど、今ちょっとちゃおもすごいとママ友から聞いた。困るよね。
・自分が親だったら。作品の中でダメンズに言わせたらギリギリセーフ(?)、ヒーロー的な位置付けのコに言わせるのはアウト。かなぁ。付録にするのは論外。少女マンガみたいな恋こそが恋愛の王道!って思っちゃう世代なので。売れればいい!という考え方はヤバいかと。編集部の良心に期待できないなら、もう買わない!という親が出てきてしまうのは、やむなしでしょう
・性的な表現があること自体は仕方ないと思う。自分も篠原千絵の漫画をドキドキしながら読んでたものです。でも今は時代が違うので、こういう無理矢理な行為をかっこいいと憧れさせる風潮自体、『性的同意ダサい』って風潮に繋がるので、タバコかっこいい時代の終焉みたいに、やめた方がいい
・今の子って思ったより大人だし、あの漫画のシーンくらいで間違った恋愛をするとは考えにくいけどな
・小学1年と2年の娘達が読みました。毎回、低学年向けのファッションコーナーがありそれを目的に購入しています。当然、低学年も読者層ということになります。親が検品するなどという発想も無くいつものように読ませておりました。この漫画に関して編集部はもう少し大きい子を想定しているのかなと思いました。でも実際、ニコプチには低学年向けのコーナーもあり幼児に近いような低学年の子供も読みます。私も全てを遠ざけるのは反対ですし興味を持って知りたがるのは当然のことだと思います。ですが、さすがに低学年には早いです。恋愛どうこうの前に丁寧に心を育てる時期なのに心の底から残念です
・今回載せられた漫画ですが、仮に、お互いが好きな状態でキスをするならここまで問題にはならなかったのではないでしょうか。載せられた漫画は、少女が嫌がっているのに少年が無理やりキスをしているということで、それこそ強制わいせつ罪が成立する表現でしたので。大人でも許されない行為をまして少年少女がしている時点で色々とまずいかと
・手に取るか取らないか選べるだけまだ良いのかな。最近は普通の料理レシピやライフハック系のサイトをスクロールすると、なんの前触れもなく成人向けコミックのバナーが。自分だけならともかく、子供と一緒に、ちょっとした調べ物する時や低年齢層向けのゲーム情報サイト見る時にもお構いなし。際どい通り越して倫理観ゼロのあのバナー、なんとかしてほしい
・掲載した出版社には一応責任はあるはずですので、こういう意見を踏まえてこのままやるのか、修正するのか、やめるのか、表現の自由なんかも踏まえつつ決めればいいのかなと。親御さんに関してはどんなもの子供が手にしてるかは、与えっぱなしではなく、内容知っておいて不適切かなと感じたときは適宜フォローするのがいいんではないかと個人的には考えます
・雑誌そのものがターゲットにしている年齢層にそぐわないんじゃないの? おしゃれに気を使いたい興味があるのはいいんだけど、大学生や20代女性のファッション誌のような内容に近そうな内容はどうなの?って思うけど
・現実と性的ファンタジーの区別がちゃんと付く大人向けの内容を子供に向けて出した事が問題なんだろう
・「無理矢理も愛の形」みたいな誤った恋愛知識を植え付けかねないからね…
・昔は漫画(創作)じゃん!マネするやついるんか?って感じだったが、今じゃ漫画(創作)に影響して犯罪する時代になってるからなー
・今の少女漫画って青年誌よりエグいと聞いたことがある
・少し前から少女漫画ってエロ本やんけ
・昔から少女漫画って過激だったと思う。私が小学生の時は男子がエヴァの綾波の裸で盛り上がってる時に女子は男女の絡みのある漫画を回し読みしてた記憶がある
・ファッション関連雑誌ならOKな家庭でも、そのような内容の漫画はまだNGと思う家もあるはず。ファッション雑誌見たいだけなのに不可抗力で過激な漫画を目にする機会を与えられてしまった事がモヤモヤするのだと思う
・表現の規制より教育。でないと根本的解決にはならない。嫌なものは嫌、黙ってるのは同意じゃないからな、ってのは親や大人が教えること。男女関係なく
・ちゃおを読みたくて買っていて親も掲載内容を把握していることと、ちゃおとは違う購買層がたまたま掲載されていたものを目にするのは違いますからね。人気のシーンだったとしても他誌に掲載するには選んだ方が良かったのでは。児童向けはかなり慎重にしないと
・そろそろ変えましょうの時期に入っているのだと思う。性的なものだけでなくTVのいじりとか色々と。時代にそぐわないという意味での意見だと思います
・過激な少女漫画自体はあってもいいと思うけど、それを全く別の雑誌の付録につけることは大きな問題だと思う
・自分の娘に読ませたいか? 小学生の。漫画の面白さは過激や刺激じゃないでしょ
・読者層を考えたら致し方ないクレーム
・最近これほどひどい切り抜きの情報発信見たこと無いよ。まずこの元ツイートを見て批判してる人はほぼ全て該当の漫画を読んでいない。主人公の女の子は魔王の娘であるが魔族の存在が認知されている人間界で暮らしている14歳。そして無断転載ページの男の子は吸血鬼であり女の子の婚約者でもある。話は……(以下、割愛)
・ ・ ・
思っていた以上に編集部への批判が大きかったです。他の部分を読んでいないのに判断するのは早計でしょうが、性的な内容もさることながら「台詞の内容」「拒否されたけれど強引に」という部分は小学生には早すぎるし、時代にもマッチしていなかった印象です。
時代の空気が後押し? なぜ『ニコ☆プチ』はこの漫画を出しまったのか?
『ニコ☆プチ』の馬場すみれ編集長は何を思っているでしょうか。『ニコ☆プチ』は2006年の創刊から2017年まで山元琢治編集長体制でした。異例の長さともいえるでしょう。山元編集長を引き継いだ馬場すみれ編集長も創刊時から『ニコ☆プチ』一筋です。そういった部分では、どっしりと構えて雑誌作りをされてきたのではないでしょうか。
とはいえ紙媒体のヤバさは言うまでもありません。そこで必死に時代の空気を探りながら、新しい手を打ってきた印象です。
例えばニコ☆プチ公式YouTubeチャンネル「ニコ☆プチTV」でオリジナルドラマを配信するなど、試行錯誤しながら攻める姿勢が伝わってきています。
こちらは2020年配信のYouTubeオリジナルドラマ『カバーガール』の告知映像です。
・ ・ ・
そして今回の場合は、小学館『ちゃお』とのコラボです。
紙媒体の地盤沈下をなんとか食い止めようという思いはあるでしょうが、単なる売らんかな主義だけではなく、『ちゃお』とのコラボも時代のニーズ実現のひとつでしょう。新潮社は少女向け漫画は手がけていませんので、それが後押しになったといえます。
さて、問題の今回です。
「溺愛ロワイヤル」を選択する理由は、大きく2つ考えられます。
ターゲットである小学生女子(家族も含め)と接することで、『ニコ☆プチ』主導でこの作品セレクトの決断をしたというもの。
そして、もうひとつは小学館『ちゃお』側からの強力な依頼があったというパターンです。
まぁ、私が考えるに、馬場すみれ編集長が両面を考慮しつつ決断したような気はします。
つまり……
馬場すみれ編集長は非常に高感度のアンテナの持ち主であり、注意深く読者と向き合い、時代のニーズをキャッチした結果、「溺愛ロワイヤル」をセレクトしたといえるのではないでしょうか。
今回の『ニコ☆プチ』付録漫画の性表現問題を考えていくと、ある意味では現在の日本を取り巻く空気感や閉塞感が生み出したとも考えられそうな気がします。
少し強引な意見のまとめ方ですし、問題を「世の中のせい」にするのはどうかと思います。
しかし!
理性を失いつつある日本社会は緩く、甘く、短絡的で、自分勝手な正義が大手を振って歩くような状況となっているのは否定できません。
いかがでしょうか。
引き続き、動きがありましたら紹介します。
では!