つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
Hagexさんの刺殺事件に関する記事(【追悼】Hagexさんから教わったこと | プロブロガーに必要な3つの「鉄」)を書いたことをきっかけに殺人事件について調べてみたんですが、統計データってややこしいですね。いや、死に関する真実が見えにくように操作されているのかもしれませんね。
結局、真実に迫るのが面倒になってしまいましたは、せっかく調べたので、参考になるような記事をまとめておきます。
【目次】本記事の内容
殺人事件被害者数は減少の一途を辿っている……のか?
まず画像を見てください。
これは厚生労働省の人口動態調査からのデータです。
これによると殺人事件のピークは1955年で「2,119人/人口10万人あたり2.37人」。
2012年には「383人/人口10万人あたり0.30人」まで減少してきています。
これでよかったよかった。さすが治安国家、日本だ!
……とはならない説もけっこう出てきます。
13万人? 16万人?? 変死者が増え続けている日本
殺人事件被害者数の減少はまやかしだと唱える人たちにとっての裏付けは「変死者数」です。
たとえばこの記事です。
“殺人事件は減少している”という大嘘
http://www.asyura2.com/09/social7/msg/239.html
変死者数がハンパなく多いようなんです。
変死者数の一部を殺人事件被害者だとすると、減っているどころか増えているんじゃないのか?
というわけです。
なるほど。大いにあり得る話です。
最近話題になった「紀州のドン・ファン」の不審死だって殺人かもしませんですしね。
警察庁と厚生労働省では殺人による死亡者数は異なっている
ここで少しややこしい話をひとつ。
警察庁と厚生労働省では殺人事件被害者数の統計データが異なっています。
「統計で見る日本人の自殺と他殺、身近な方法から驚きの手段まで(https://diamond.jp/articles/-/153462)」によると、医師の死亡診断書がカギを握っているようです。
ややこしいですが、そういう基準だから仕方ありません。
「交通事故の死亡者数」の違いは有名です。
警察庁は「交通事故によって、発生から24時間以内に死亡した者」を死亡者としますが、厚生労働省は「当該年に死亡した者」で括っています。
ちなみに警察庁での統計における「総人口」は、在日外国人も含んでいます。しかし、厚生労働省の「人口動態統計」では日本人のみが対象なんです。
なるほど……とは思いますが、ややこしいいですね。
変死者の半分は自殺者???
日本人の自殺者数がいつも話題になります。
2万人とか、3万人とかいわれています。
しかし、10万人以上を唱える人もいます。
その場合は、変死者の半分を自殺者にカウントしています。
たとえばこんな記事です。
統計の嘘1【比較対象の定義が異なる】
http://ronri2.web.fc2.com/tokei02.html
8万人以上!? 行方不明者数が加わると、さらにややこしくなる
現在、日本では8万人以上の人が行方不明になっているそうです。
出典:「平成28年における行方不明者の状況/警察庁」https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/fumei/H28yukuehumeisya.pdf
変死者と行方不明者数を合わせると20万人くらいいるんです。
びっくりです。
結局、日本での「死に関する真実」とは? 誰か「死の統計学」をまとめて!
「死に関する真実」をネット上で得られるデータで追求しても、微妙ですね。
大量にアップされているネットの記事やデータは一覧性が乏しいので、パソコンの画面を見ながら処理できるものではありませんでした。
すごく時間を無駄にした気分です。
「死の統計学」をまとめている人はいないんでしょうか?
誰かいたら教えて欲しいです。
「統計学」は使い方次第で、自分の立場を有利に導くことができる
ここからは完全に余談です。
「統計学」についてです。
じつは私も少しだけ関わっている某活動で大きなアンケートを集めました。
某大学の教授が中心になって集計し、それをエビデンスとして活動に活かす準備をしています。
「統計学」って、“数学×国語”とも“アート×サイエンス”ともいわれています。
私的には恣意的な悪魔の学問のような気もしています。
完全に自分に都合のいい方向性を作り上げるイメージです。
・ ・ ・
最近はツイッターでアンケートとかとってる人も多く見られるようになりました。
単純に声を集めることも大切だし、有益かもしれませんが、「統計学」を踏まえた上でやっている人はどのくらいいるでしょうか。
ここまで読み進めてくださった方は少ないと思いますが、「統計学」のことを少しは知っておいた方がいいと思います。
私もよくわかっていないですが、最近すごく強く感じています。そこで、余談として書き加えておきました。
入門書としては9刷り、4万部突破のベストセラーとなっている『マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる~く解説(サイエンス・アイ新書)』がオススメです。
よかったら読んでみてください。
では!
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