つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。電気グルーヴ30周年“ウルトラのツアー”はピエール瀧さんの逮捕により中止となりました。チケットは全て払い戻しになるそうですが、ネットには払い戻しではなく、いつの日かの「振り替え公演」を希望するファンの声があふれています。
【目次】本記事の内容
- 1 瀧さん「20歳代の頃からコカインや大麻を使っていた」と供述
- 2 ソニー・ミュージックレーベルズは関連商品の出荷停止、在庫回収
- 3 3月15日(金)、16日(土)Zepp Tokyo「電気グルーヴツアー」公演中止
- 4 熱いファンからは「振り替え公演を希望」の声が
- 5 『いだてん』をはじめ、出演作はどうなる? 自粛? 賠償金は?
- 6 電気グルーヴとの出会いは四半世紀前くらい〜思い出編
- 7 コカインと覚醒剤って何が違う? どこが違う?
- 8 薬物Gメン「マトリ」って? ライバルは「組対5課」
- 9 まわりを不幸に巻き込む薬物の恐ろしさ! すぐ相談しよう!
- 10 舛添要一氏や鴻上尚史氏……有名人のコメントに対する私的な意見
瀧さん「20歳代の頃からコカインや大麻を使っていた」と供述
ピエール瀧さんが取り調べに対して「20歳代の頃からコカインや大麻を使っていた」と供述しているという報道がありました(2019/03/15報道)。
ドラッグはいろいろな種類がありますが、昔も今もパーティーあたりでは普通に出回っています。
掟ポルシェさんもツイートしてますね(2019/03/12)
「こういう時迂闊にそういう話するのもどうかと思いますが、90年代のリキッドルームの便所とかを思い出します。そういう時代だったのがいまも続いていた場合とんでもないことになってしまう。金がなくてよかったと思えるのはこういう時だけだ」
ピエール瀧さんたちが20代の頃、新宿東口の広場では普通にオロナミンのビンに詰めた「トルエン」が売られていました。
そういう時代だったんですよね。
なので、ピエール瀧さんがキャリア30年のドラッグ常習者でどうしようもないクズってわけではないです(と思いたいです)。
・ ・ ・
ツバキハウス、第三倉庫、GBラビッツ、ニューヨークニューヨーク、ゼノン、69(二丁目)・・・懐かしい時代です。
まだ新宿駅に東南口なんてものがなかった頃、駅そばにあった掘っ建て小屋みたいな台湾料理店で食べた焼きビーフンの思い出が懐かしいです(苦笑)。
ソニー・ミュージックレーベルズは関連商品の出荷停止、在庫回収
ソニー・ミュージックレーベルズがピエール瀧さんの逮捕に伴う対応を発表しました(2019/03/13発表)。
出典:「ピエール瀧の逮捕に伴うソニー・ミュージックレーベルズの対応について」
https://www.sma.co.jp/s/sma/news/detail/82906?ima=0000#/
ピエール瀧、及び電気グルーヴ関連の商品に関して・・・
・ CD、映像商品の出荷停止
・ CD、映像商品の店頭在庫回収
・ 音源、映像のデジタル配信停止
だそうです。
まずは自分に厳しく・・・やはり、この姿勢が大切ですね。
どうやらamazonでもストリーミングや中古くらいしか買えなくなっているようです。気になる方はanmazonをご確認ください。
3月15日(金)、16日(土)Zepp Tokyo「電気グルーヴツアー」公演中止
ピエール瀧さんのコカイン逮捕で、「電気グルーヴ30周年ツアー」の公演が中止となりました(2019/03/13発表)。
出典:電気グルーヴ・オフィシャルサイト
http://www.denkigroove.com/info/archive/?504888
残念ですが、大人な判断となりました。
所属事務所はソニー・ミュージックアーティスツですもんね。
公演を強行したら、徹底的に批判されるでしょうし。。。
逮捕の一報から水面下では強行開催か中止かのやりとりが行われていたでしょうが、その辺の話が出てくるのは10年後くらいになるんでしょうか。
いつか卓球さんと瀧さんが笑ってインタビューで話す日が来るといいですよね。
きっと来るでしょう。
電気グルーヴは、チャゲアスとは違いますから。
熱いファンからは「振り替え公演を希望」の声が
ツイッターなどを見ると、ファンのさまざまな声が流れてきます。
中でも個人的に目に付いたのは、振り替え公演希望の声です。
・払い戻ししないでください。集金されたい
・何年経っても待つから振替公演にして
・振り替え公演してください。何年先でもいいので
合わせて目立つのが卓球さんへの激励の言葉ですね。
ファンというのはありがたい存在です。
瀧さんもファンの期待に応え、キッチリ更正して復活してください。
『いだてん』をはじめ、出演作はどうなる? 自粛? 賠償金は?
それにしてもピエール瀧さんは大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺』をはじめ、映画に、ドラマに、ゲームに、CMに大活躍です。
こっちの方が厄介ですよね。
主な出演作品をリストアップしてみましょう。
『ALWAYS 三丁目の夕日』
『シン・ゴジラ』
『海賊とよばれた男』
『アウトレイジ 最終章』
『進撃の巨人』
『あまちゃん』
『木更津キャッツアイ』
『東京タワー』
『とと姉ちゃん』
『日本で一番悪い奴ら』
『凶悪』
『寄生獣』
『アナと雪の女王(吹き替え)』
『JUDGE EYES:死神の遺言(PS4)』
『キングダム ハーツIII』
作品量が膨大です。
よくぞここまで売れっ子になったものです。あらためて感心してしまいます。
作品の扱いがどうなるかが騒がれています。
あまりにも人気作ばかりなので、これがすべて自粛となったら大変です。賠償金も天文学的金額になるんでしょうか。それとも一定期間の自粛で終わらすパターンで落ち着くんでしょうか。
結局、それぞれの会社が判断するだけです。
とにかく、反社会的行為は間違いない事実。
繰り返しますが、まわりから愛されている瀧さんですから、キッチリ更正して復活してください。
電気グルーヴとの出会いは四半世紀前くらい〜思い出編
私が電気グルーヴを知ったのは、いつ頃だったでしょう。
軽く四半世紀は経ってますね。
当時知り合った女子美の学生がいて、その娘は『SMスナイパー』のモデルで出ていて、その娘が電気グルーヴの熱狂的なファンだったことがきっかけ……だったような気がします。
これをその娘がもし読んだりしたら、メッセージほしいかもな〜。読むわけないかww
こういう娘たちに電気グルーヴってのは支持されるわけね。。。というのが第一印象でしたね。
一気にメジャーシーンに出たのが篠原ともえとのコラボ。『ウルトラリラックス』は売れましたね〜。同時期の『Shangri-La』も大ヒットしました。
あの頃が第一次黄金期ってやつでしょうか。
コカインと覚醒剤って何が違う? どこが違う?
ところで基本的なことですが、コカインと覚醒剤の違いってわかりますか?
グダグダと説明していると混乱するので、ポイントをできるだけ簡単に説明しておきます。
まず、繰り返します。コカインと覚醒剤は別物です。
コカインは「コカという樹木」からの麻薬成分から作られます。対して覚醒剤は化学化合物です。アンフェタミンとメタンフェタミンの2種類あります。化学化合物ですから、名前も難しいですね。
余談ですが、メタンフェタミンは日本人(長井長義博士)が1893年に作り出しました。
コカインは白い粉です。アンデス山脈などの樹木から作られるので完全に輸入品です。そのため国内流通量は圧倒的に少なく、高価でもあります。一般的には鼻からの吸引する形で摂取します。
対して覚醒剤。化学化合物ですからどこででも作ることができます。昔は国内で作られていました。「眠気を去り、疲労感をなくし、気分を高揚させる効果がある」として、覚醒剤は一般に販売されていました。昭和初期に流行した「ヒロポン」という名前は聞いたことがある人も多いでしょう。
効き目に関してですが、まずは持続時間。
個人差はあるでしょうが、コカインの持続時間は短め(30分程度)です。対して覚醒剤は長時間(数時間〜10時間程度)です。この辺のトリップ感覚は完全に個人差があります(経験はありませんが……)。
コカインはアッパードラッグです。そしてリバウンドも強いです。リバウンド中はダウンタイムとも呼ばれています。このダウンタイムに追い打ちをかけえうように吸引すると、戻れなくなるようです。持続時間が短めなのが、負のサイクルに拍車をかけることになります。
覚醒剤も同じように危険ですが、精度によっても効き目や常習性は違ってくるようです。
覚醒剤で捕まった人は山ほどいますね。対してコカインで捕まった有名人は少ないです。勝新太郎さんや角川春樹さんあたりでしょうか。
ただ、覚醒剤で捕まった人も最初は海外でコカインを体験したことがスタートのケースも多いようです。清原和博さんの「球場のラインマーカーがコカインに見えた」なんて話もあります。ホントかどうかわかりませんが……。
薬物Gメン「マトリ」って? ライバルは「組対5課」
今回、瀧さんを逮捕したのは薬物Gメン「麻薬取締官」です。
通称マトリと呼ばれる厚生労働省の一部門で、全国8カ所にある特殊組織です。
「麻薬取締官」は特別司法警察員で、強制捜査の権限を持っています。射撃訓練をはじめ、逮捕に関する技術を徹底的に習得しているとされ、エリート中のエリートともいえるでしょう。
逮捕に関しては慎重かつ大胆。
徹底的な「行確(こうかく/行動確認)」で対象者をマークし、確証を得た時点で大胆に逮捕に動きます。
今回の瀧さん逮捕が深刻だと一部で言われていますが、それは瀧さんの行動を徹底的にマトリが洗い出している可能性があるからです。
この手の犯罪が明らかになると、芋ずる式という言葉が目に付くようになりますが、はたしてどうなることでしょう。
ちなみにマトリのライバルといわれているのが、「組対5課(そたいごか)」。
正式名称は警視庁組織犯罪対策第5課です。銃器と薬物事案を担当している課で、これまた超エリートが在籍しているといわれています。人数もかなり在籍しているそうで、200名ほどらしいです。
ちなみに『アウトレイジ』の松重豊さん(繁田役)は暴力団対策担当の4課所属です。『相棒』で右京さんの隣の部屋にいる山西惇さん(角田役)が5課の課長です。
まわりを不幸に巻き込む薬物の恐ろしさ! すぐ相談しよう!
イリーガルな薬物の世界に染まってしまうと、まわりを不幸に巻き込んでしまいます。
だからといって簡単に抜け出せる世界でもありません(多分)。
これを読んでる人の中で、思い当たる人もいらっしゃると思います。
そういう人は、勇気を持って相談施設に駆け込んでください!
東京都にお住まいの方は、東京都福祉保健局「薬物問題相談」がオススメです。
電話相談、面接相談があります。警察に通報されることもありません。
相談専用電話
03-3844-2212
※祝日と年末年始を除く月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで
依存症回復支援プログラムなども実施しています。
もちろん全国には「薬物乱用防止相談窓口」があります。
一覧を載せておきます。
出典:薬物乱用防止相談窓口一覧(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/other/madoguchi.html
まずは電話相談から!
舛添要一氏や鴻上尚史氏……有名人のコメントに対する私的な意見
瀧さんの逮捕に関して有名人が“苦言?”を発言しています。
私の考えなんて需要ないですが、気になったので簡単に書き残しておきます。
○鴻上尚史氏の苦言「過去作品封印は誰の得にもならない!」
劇作家で演出家の鴻上尚史氏は3月13日、自身のツイッターで発言しました。
「出演者の不祥事によって、過去作品が封印されるなんて風習は誰の得にもならないし、法律的にもなんの問題もないし、ただの思考停止でしかない。」「ここで制作者は踏ん張って、作品と1人の俳優はイコールではないと持ちこたえないと、この国の文化は悲惨なことになってしまう。」
同意見の方も多いようです。
私は封印オッケーだと思っています。
ただし永久封印ではなく、一定期間(10年とか)の封印です。
これも善し悪しの意見があるでしょうが、芸能界には「干す」という自浄機能があります。
多くの人から憧れられる存在である芸能人だからこそ、襟を正すことは必要です。
私は反社会的なことをしたら多くの人に迷惑がかかるということをキッチリ示す方を支持します。
もちろん更生や社会復帰も応援するのが当然です。
だから一定期間(10年とか)の封印を支持します。
○舛添要一氏の苦言「道徳が支配する国に芸術や文化は育たない」
前東京都知事の舛添要一氏は老害になりつつありますね。
3月14日、自身のツイッターで発言しました。
「品行方正な芸人に魅力はない。ピエール瀧、新井浩文、勝新太郎。芸人はマージナルマンである。だから、常人に不可能な創造ができる。面白くもないエンタメは定義矛盾だ。品行方正でもやぶな医者は要らない。芸人も同じ。道徳が支配する国に芸術や文化は育たない。勿論犯罪を称賛しているのではない。」
さらに作品に関しても。
「不祥事を起こした芸人が参加している作品、公共の電波ではクレームも出ようが、切符を買って視聴する映画、芝居、コンサートなどは、嫌なら行かなければよいので公演を中止する必要はない。宗教国家ではあるまいに、どの分野でも過剰な道徳は豊かな創造力を殺ぐ。道徳は優秀な才能を窒息させる。」
共通しているのは、舛添氏の「道徳憎し」でしょうか。
道徳は芸術や文化、豊かな創造力、優秀な才能を本当に潰すのでしょうか?
そもそも舛添氏の考えている道徳の定義ってどんなものなんでしょうね。
称賛してはいないのでしょうが、犯罪を容認する発言は害でしかありません。
○坂本龍一氏の苦言「音楽に罪はない」
3月15日、坂本龍一氏が電気グルーヴのCDおよび映像商品の出荷停止、在庫回収、配信停止に関してツイートしました。
「なんのための自粛ですか?電グルの音楽が売られていて困る人がいますか?」と問いかけ、「ドラッグを使用した人間の作った音楽は聴きたくないという人は、ただ聴かなければいいんだけなんだから。音楽に罪はない」と続いてツイートしました。
当然、音楽には罪はありません。当たり前です。
同じように会社が襟を正すのは当然です。音楽と同じように影響力がある音楽家の「反省」や「社会的責任」を果たすための自粛です。
自粛に対して安易に批判ツイートするのはなく、「自粛はわからなくはないが、できるだけ早めに解除されることを祈りたい」程度の発言だったらよかったんですが……。
気が向いたら、さらに何か付け加えます。
では!
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