つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。2020年6月、西川貴教(タボくん)をモデルにした飛び出し坊やが登場して話題となりました。そこで今回は「飛び出し坊や」の歴史や現在の状況などを再確認してみました。
飛び出し坊やが気になる人……そもそも、飛び出し坊やっていつ誕生したんでしょう。そんな歴史から現在の状況まで、雑学的に情報をまとめてみました。何かの参考になれば幸いです。
【目次】本記事の内容
西川貴教さんも公認! 西川貴教(タボくん)飛び出し坊や
まずは西川貴教(タボくん)飛び出し坊からご紹介。
「飛び出し坊や 西川貴教」でGoogle検索
↑クリックすると、Google検索のページに飛びます。
話題の発端となったのは、2020年6月6日のツイートでした。
「西川(貴教)さんの飛び出し坊やを発見してしまった(笑)」
このツイートは一気に広がり、西川貴教さん本人も公認するお墨付き飛び出し坊やとなりました。
こちらが西川さんご本人のツイートです。
全く気にせず、ドンドンやって頂いて結構ですよ♪1日も早く元気に家から「飛び出せるように」祈りを込めて設置お願いします!d(ˊᗜˋ*)<OK! https://t.co/6VoGZpM8xJ
— 西川貴教 (@TMR15) June 9, 2020
これを作られたのは、滋賀県の西川さんという方で、コロナ禍の外出自粛ムードの中で作られたそうです。腕輪の位置の違いなど、コアなファンが見れば思わず唸るような作品に仕上がっています(参照:「滋賀に本人公認「西川貴教」飛び出し坊や、その経緯を聞いた」(Lmaga.jp/エルマガジェイピー)https://www.lmaga.jp/news/2020/06/127279/)
ところで、何度か「西川貴教(タボくん)」という表記が出てきますが、これはなんだかわかりますでしょうか?
タボくんとは、西川貴教さんのキャラクターだった!
じつは、タボくんとは、滋賀ふるさと観光大使を務める西川貴教(T.M.Revolution)さんのキャラクターなんです。
これです。
タボくんプロフィール
http://taboland.turbo-web.com/profile/
琵琶湖岸で開催される「イナズマロックフェス」の公式キャラクターで、滋賀県の魅力を全国にPRするのがお仕事なので、今回の西川貴教(タボくん)坊やの登場は、「やったね! バンザイ!」的なものだったと思われます。
タボくんの存在を私は知りませんでしたが、2010年に初めて実施された全国のゆるキャラ(R)人気ナンバーワンを決める「ゆるキャラ(R)グランプリ」携帯投票部門にて第一位を獲得しているほど人気が高いキャラです。ちなみに名前の由来は、西川貴教さんの幼少期の愛称が「ター坊」だったところから付けられています。
さて、西川貴教(タボくん)飛び出し坊やの話題はこのへんで切り上げて、飛び出し坊やのこと自体を少し掘り下げてみます。
そもそも「飛び出し坊や」はいつ、どこで登場したのか??
ドライバーに注意を呼びかける存在(注意看板)として、「飛び出し坊や」が作られたのは、1973年(昭和48年)とされています。
旧八日市市(現東近江市)の社会福祉協議会が事故防止の啓発に使うために子どもの人形(合計男女11体)を作り、道路に設置したことが最初……らしいです(注1)。
(注1)らしい……というのは、実際には昭和30年代から同種の啓発看板は各地で作られ設置されていました。しかし記録に残され中で最も古いのが、滋賀県八日市市(当時)の社会福祉協議会の看板のため、滋賀県東近江市が「飛び出し坊や発祥の地」とされています。
実際、滋賀県の「飛び出し坊や」設置数は、ダントツでトップです。さらに1973年に作られた「飛び出し坊や」が現在でも主流となっています。みうらじゅん氏は、この「飛び出し坊や」のデザインを「0系」と命名しています(注2)。
(注2)みうらじゅんさんは、「飛び出し坊や」のデザインを新幹線の型式になぞらえて「0系」「100系」「800系」など、8つに分類しています。基本形である「0系」は、赤い上着に黄色いズボンをはき、道路に飛び出そうとしている少年をかたどったデザインとなります。
滋賀県で現在も増え続ける「飛び出し坊や」は、世界にも進出!
「飛び出し坊や」の「0系」を作ったのは、滋賀県東近江市で看板製作業を営む「久田工芸」を営む久田泰平(ひさだ やすへい)さんです。
滋賀県の観光ガイドやエリアガイド「滋賀ガイド」に久田泰平さん地震が登場していました。
「久田工芸 代表 久田 泰平さん(東近江市在住・73歳) 」(滋賀ガイド)
https://www.gaido.jp/suteki/15959.html
貴重な当時のエピソードや現状などが紹介されていましたので、箇条書きにしておきます。
「飛び出し坊や」の本名は、とび太くん!
・依頼は旧八日市市の社会福祉協議会から。安価で目立つものという注文
・看板のイメージは、目が大きい3歳男子
・久田泰平さんは、「とび太くん」と命名
・人気が出ると、個人の注文も増加
・2013年に歌が作られる
・2014年に東急ハンズにグッズコーナーが!
・最近は「飛び出しおばあさん」も制作
・インドやモロッコなどにも設置されている
「飛び出し坊や とび太くん」あたりで検索すると、驚くほどに情報が出てきます。「飛び出し坊や」はめっちゃ愛されていますね。
すさまじいバリエーション! 増殖する「飛び出し坊や」
設置の目的は「交通事故防止」ですが、知恵を絞ったさまざまなデザインの「飛び出し坊や」が生まれ続けています。
「飛び出し坊や」で検索すると……
「飛び出し坊や」でGoogle検索
↑クリックすると、Google検索のページに飛びます。
アニメやタレントの「飛び出し坊や」がズラリと登場します。そのクオリティーも含めて、圧巻です。
世に広めたのは、みうらじゅん氏だった!
みうらじゅん氏が「飛び出し坊や」を意識したのは10代の頃だったそうです。
京都から滋賀県の琵琶湖までドライブしに行った際、東近江市のあたりで発見したのが初遭遇ったんだとか。
その後、坊やは増殖を続け、道路脇の至る所から飛び出すようになり、みうらじゅん氏も「飛び出し坊や」にハマっていった模様。
「それにしても、なぜ滋賀に多いのか?」
みうら氏の考察によると、「うしろは湖なので前に飛び出すしかないからだ!」とのこと。
残念ながら、みうら氏が「0系」と分類して世に発表したのがいつだったのかはわかりませんでしたが、非常に大きな功績です。
「ほぼ日」でも「飛び出し坊や」のエピソードが語られています。
「みうらじゅんに訊け 滋賀県」(ほぼ日)
↑クリックすると、アマゾンのページに飛びます。
とび太くんグッズもあるよ!
アマゾンで「とび太くん」で検索すると、グッズも出てきます。
「とび太くん」
↑クリックすると、アマゾンのページに飛びます。
なんと!
「飛び出し坊や」室内用のミニサイズの土台セットを見つけました!
これ、欲しい・・・。
では!
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