『末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる』(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)漫画家のひるなまさんが2022年12月12日に亡くなったそうです。12月16日、ご主人がひるなまさんのツイッターアカウントで発表しました。
こちらです。
こんばんは。ひるなまの夫でございます。お世話になっております。
12月12日、ひるなまは自宅から新たな世界へ旅立ちました。安らかに穏やかに、スヤスヤと眠るようでした。
これまでひるなまを応援頂いた読者の皆様、フォロワーの皆様、ひるなまの生きがいになってくださり、ありがとうございました。— ひるなま🐰闘病まんが発売中 (@hilnama_PG12) December 16, 2022
ひるなまさんはBL漫画家でもあります。そちらのアカウントはこちらです。
【目次】本記事の内容
ひるなまさんは、41歳で死去
ひるなまさんが2019年にステージ4の大腸癌と診断され、末期癌のため「予後平均は30ヶ月」と宣告されました。
それをクリアされた喜びのツイートがありました。
こちらです。
お久し振りです。無事に今年の誕生日を迎え、41歳になることができました。
そして癌の切除手術後すぐに「予後平均は30ヶ月」と言われた、その30ヶ月(2年半)を超えることができました。とても嬉しいです。お祝いにお肉を焼いてケーキを食べました☺️ pic.twitter.com/qDpZedBsd9
— 末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる (@daicho_polaris) July 31, 2022
さらに続けて「生活も治療も変わらず続いていて毎日元気です。この平和な日常が更に長く楽しめますように」とリプされていましたが、この約4ヶ月半後に帰らぬ人となりました。
ひるなまさんは、どんな人? インタビューをチェック
ひるなまさんのことを詳しく知らなかったので、インタビュー記事を調べてみました。同じように気になっている人の参考になれば幸いです。
○ひるなまさんが語る……漫画を描く魅力とは
漫画を描くというのは実にいい趣味でして、作品制作自体が楽しいのはもちろん、自分の主張を人に伝え理解してもらえる上に、人に読まれるほど自分の承認欲求も満たされ、そして表現を磨くための読書や調べ物で知識も興味も蓄積し続け、更に色々描きたくなって……正のスパイラルが人生に生まれるんです。私のポジティブな楽しい生き方は、この執筆・創作という生業のおかげだと思っています。
引用:『末期ガンでも元気です』著者ひるなまが語る、ポジティブに生きる秘訣 「執筆・創作という生業のおかげ」(Real Sound/2021.03.07 08:00)
https://realsound.jp/book/2021/03/post-717401.html
魚拓URL:https://archive.md/bVPIq
○ひるなまさんが語る……漫画を描く上で気をつけていること
排便や肛門の話もちゃんと描きたいので、生々しさをマイルドにするために擬獣化しています。基本的には「何によって助けられたか」を伝えたいので、闘病されている方がこの漫画によって極度につらくなったり、不利益を被ったりすることがないように気をつけています。
引用:「大腸ガンのステージ4」余命宣告されたBL漫画家、それでも描き続ける理由「絶望するのはまだ早い」(ORICON NEWS/2020-09-10)
https://www.oricon.co.jp/special/55132/
魚拓URL:https://archive.md/PHrWp
○ひるなまさんが語る……漫画家を目指したのはいつから?
アニメ『忍たま乱太郎』の原作『落第忍者乱太郎』です。ドはまりして居ても立ってもいられず二次創作を描いたのが、初めて描いたストーリー漫画だったのですが、その時、私はもう29歳でした。それ以前からイラストのお仕事はしていましたが、あの『乱太郎』とそれを取り巻く二次創作の世界との出会いがなければ同人活動も始めませんでしたし、拙作に登場する友人知人とも出会えず、今頃漫画も描いていなかったと思います。幅広い人々を惹き付ける壮大な作品世界を築かれた尼子騒兵衛先生に、心から感謝しております。
引用:末期ガンの38歳BL漫画家、退院した日に観劇へ「推しから生命力をもらった」(GREE/2021年頃?)
https://jp.news.gree.net/news/entry/4012934
魚拓URL:https://archive.md/C1gxm
○ひるなまさんが語る……読ませることで意識したことは?
『病院で聞いた単語をできるだけそのまま使う』ということには気をつけていました。同じガンでお困りの方がこの本を読んだ時、専門用語は平易な言い換えではなくそのままのほうが、いざ病院で聞き慣れない単語に囲まれた時の恐怖や不安を解消するのに役立ていただけるかなと。
引用:話題のガン闘病漫画、「転んでもタダでは起きるものか!」という思いがあった(女子SPA!/2021.05.05)
https://joshi-spa.jp/1078799
魚拓URL:https://archive.md/DoWs9
○ひるなまさんが語る……生きる原動力とは?
今の生きるモチベーションは、正直なことを言うと「おいしいゴハン」です! 元気なうちにこの世のおいしいものは思いつく限り食べつくしてやるぞと思っています。最近、おいしいと思ったのは友人が送ってくれた「粕取り焼酎」。はい、お酒も飲んでます!
※参考:「粕取り焼酎」(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)は別名「酒粕焼酎」とも呼ばれる酒粕から造られるお酒です。北九州を中心に製造されており、稲作の現場で偶然誕生したとされています。
引用:大腸がんと闘う漫画家ひるなまさん「検査画像の“サイン”にピンときました」(日刊ゲンダイ ヘルスケア+/2022年04月06日)
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/277409?page=5
魚拓URL:https://archive.md/5Tijk
一連のツイートで状況を報告していたひるなまさん
ひるなまさんのラストツイートは11月28日でした。
こちらです。
まだまだ、お茶とアイスがうまいって最高よ
— ひるなま🐰闘病まんが発売中 (@hilnama_PG12) November 28, 2022
一連のツイートがtogetterにまとめられていましたので、ご覧になってください。
参考:漫画家のひるなまさん、逝去。(togetter)
https://togetter.com/li/2008954
ひるなまさん訃報ニュースを受け、ネットには哀しみの声が!
Yahoo!ニュースなどの声をピックアップしました。
<ひるなまさんの訃報ニュースに対する声 >
・少し前に固形物が食べられなくなったこと、アイスが美味しいことがTwitterに投稿されていたので、体調も体力も落ちているのかと思っていたのですが、更新が開くことはよくあったので回復されたら投稿があるだろうと思ってましたが…。今年の始めに続編のお話もあるとインタビューで答えられていたので楽しみにしていたのですが、残念でなりません
・自信の年齢もそれなりになってきて、何か体調がおかしいと感じると、大病患っているのではないかと考えるようになってきた。気のせいだろうで放置せず、違和感があったらとりあえず受診するのが良いのかな
・エッセイが可愛くて面白くて…。最近、担当さんの更新が目立つなと思っていましたが…。残念でなりません
・BLは興味ありませんが、ひるなまさんのガン闘病漫画は好きで、一通り読みました。つい最近、YouTubeで漫画を読むことができると知り、そちらも観ました。大きな自覚症状もなく、末期になってしまうのだと知り、色々ショックでした
・Twitter、フォローしてずっと応援していました。かなりお具合が悪いと知り、この半月ほど更新もなく、最近は応援より祈りの気持ちが強くなっていました。痛みも苦しみもない、穏やかな世界に旅立たれたことと思います。以前喜多方ラーメン食べたいとツイートされてたので、向こうでおなかいっぱい食べてくださいね
・「胃の調子が悪い」程度の自覚症状でも、末期がんということがあり得るのだと、少し怖く感じました。年齢関係なく、やはり、人間ドッグ等、定期的なメンテナンスは受けておくべきなんでしょうね。泣き虫な旦那様、大丈夫でしょうか…
・大腸内視鏡検査が本当に怖くて苦手。今はカプセルタイプもあるけど、理由が無いと一般的には受けられないみたいだし
・YouTubeで拝見していました。淡々と冷静かつ時にユーモラスに闘病日記を綴られていた。鎮静が効いたのでしょうか、穏やかに眠るように逝かれてよかった。鎮静が効かずに苦しむこともありますから
・闘病漫画を拝見し、全体的に元気な雰囲気の漫画で、こういってはなんですが「楽しく」漫画を読ませていただきました。ただ、こういう現実を見るとやはり癌とは死に至る病なんだな、ということを実感します
・自分も今年大っきいポリープがある事が検査で判明して、来年手術するんですが…色々教えてもらった感じで、お亡くなりになった事が寂しいのと自分にとっては、不安が増えましたね
・20代でも30代の方、少しでも気になる事があれば胃腸の内視鏡検査を受けておくべきですね。40代以上は毎年1回は絶対だと思います
・癌についての著書、読みました。あとがきにて、「末期がんの看板をおろすことにしました」と治療が上向きなことを書かれていたので…とても残念です。私自身腹膜播種ありの癌で65歳の母を亡くしました。癌って…若い人の癌って…本当に辛いです
・闘病記を購入しました。がん保険は未加入でしたが、ひるなまさんの漫画を読んで加入しました。幸い今のところ申請する事にはなってませんが、改めて、健康診断や保険の大切さが分かりました
・ちょうど、自分が乳癌のステージⅣの診断をされた頃、作品を知りました。その後もTwitter等で病状やお料理をされてる書き込みを拝見していました。いろいろ病気以外でもしんどい生活をされていた時期があるとのことで…もし、生まれ変わりというものがあれば、次は幸せに長生きしてください
・ただただ残念。BLは読まないので、闘病マンガで初めて知った作家さんだが、丁寧な絵柄、分かりやすい説明、理性的な態度と、素晴らしい作家さん
・ご冥福をお祈りします。漫画は大変、意義が深いものだと思っています。セカンドオピニオンの専門家の方が言った通りの年月を生きられたのですね。絵も可愛く、重い話をわかりやすく楽しく教えていただき、ありがとうございました
・若くても大丈夫にはならないので、気になったら病院受診してほしい。自分も今年の夏、毎年内視鏡検査を受けてるにも関わらず、癌の一歩手前の腺腫が見つかり切除しました
・今日、この訃報を目にした時、家族が告知された時と同じ声を出してしまいました。あー、やっぱりがんは命を奪う病気なんですね。ご主人様、寂しいですね
・今週、YouTubeで知り、読みました。ステージ4だとは知っていましたが、治療は順調なのかなと思うぐらい明るく漫画にされていました。とても残念です。。。
・エッセイ漫画発売前に知って、絵のうまさに予約購入して読んだすぐ後に、自分もおなじ病気(ステージも同じ)が発覚して以来、ずっと共感と支えとを感じながら応援してました
・とてもショックです。エッセイ漫画で先生のことを知り、末席ながら同じオタクとして闘病を応援していました。全くあったことも話したこともない方なのに、涙が込み上げてきます。闘病お疲れ様でした。そして好きなもの沢山食べてください
・YouTubeでの配信を見ていました。あっさりとした、見やすく、かわいいキャラで引き込まれていました。その裏では不安や恐怖、痛みと闘い、御主人様も堪える程の不安だったと思います
・最近、この漫画家さん知りました。去年の年末に母親が大腸がんのステージ4と診断され、同じ病気で気なっていました
・ショック…。非常に残念です。大腸ガンのステージ4でも元気に生活出来ると見せてくれた方でした…
・若くして癌になるって遺伝的な要因で決まるんだろうか。。。
・ショックです。丁寧なタッチでギャグからシリアスまでお話が上手な漫画家さんでした。もっと作品を見たかったです
・つい先日YouTubeで知り閲覧始めたところでした。涙もろいご主人、大丈夫でしょうか? ひるなまさん、とても前向きでしたね。どうぞ安らかに。
・残念です。希望の光でした。残念です。貴女の漫画に何れだけ勇気付けられたか
・つい最近YouTubeのチャンネル登録したばかりでした
・ニュースでは良く、人が亡くなった記事とかをよく見るが、正直、あまり気にしていなかった。 でも、数日前にユーチューブでこの人の動画を見て、ガンに関する本を読んだ後の悲報だったのでびっくりした。 本で書いている以上に、いろんな葛藤や苦しみ等、いっぱいあったと思う。 それでも前向きにいこうとする姿勢に泣いた
・つい二日前にYou Tubeで闘病の動画を見ました。癌告知など大変な状況を漫画で分かりやすく描かれていて、一気に4話見て今日土曜日に書店で漫画を買う予定でした
・大腸内視鏡の検査って躊躇いがある人が多いと思うけど、今は静脈麻酔下でサクッとやってくれるクリニックも多いから、気になる症状のある人は是非やって欲しいな
・素敵な漫画で、終始ポジティブな闘病記だったので、お亡くなりになられた事実がとてもショックです
「最近知った!」「YouTubeを見たばかり!」という声が非常に多かったです。
・ ・ ・
YouTubeは現時点(2022/12/17)では、4話までアップされています。
こちらが第1話です。
最後に……もし、ひるなまさんの漫画が気になった方は、こちらをどうぞ…『末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる』(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)。
では!