つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。世界で最も過酷なヨットレースといわれている「ヴァンデ・グローブ(Vendée Globe)」をご存知でしょうか。4年に一度開催されるヨットで世界一周するレースに50代の日本人、白石康次郎さんが挑戦しています。
【目次】本記事の内容
世界で最も過酷! 世界一周ヨットレース「ヴァンデ・グローブ」
単独・無寄港・無補給による世界一周ヨットレース「ヴァンデ・グローブ」が2020年11月8日12時2分(日本時間 21時2分)にスタートしました。
こちらがスタートの様子「Start of the Vendée Globe 2020」です。
公式サイトはこちらです。
「Vendée Globe」公式サイト
https://www.vendeeglobe.org/en
「ヴァンデ・グローブ」は、1989年にフィリップ・ジャントにより創設されたヨットレースです。
フランス西部の港町、レ・サーブル・ドロンヌをスタートし、喜望峰・ハード島・ルーイン岬・ホーン岬のチェックポイントを通って戻ってくる内容で、レース時間は約2000時間となる過酷さです。
「ヴァンデ・グローブ(Vendée Globe)」に挑む日本人がいた!
この過酷なレースにアジアから唯一参戦している日本人選手がいます。
それは……
白石康次郎(所属:DMG MORI セーリングチーム)さんという方です。
なんと50代のプロセーラーだそうです!
公式サイトはこちらです。
「白石康次郎 公式サイト」
https://kojiro.jp/
ザックリとしたプロフィールを紹介します。
1967年5月8日生まれで、少年時代に船で海を渡るという夢を抱き、高校在学中に単独世界一周ヨットレースで優勝した故・多田雄幸氏に弟子入り。レースをサポートしながら修行を積む。 1994年、当時26歳で、ヨットによる単独無寄港無補給世界一周の史上最年少記録(当時)を樹立したそうです。
数々のヨットレースやアドベンチャーレースでも活躍し、 2006年に念願の単独世界一周ヨットレース「Five Oceans」Class Ⅰ(60ft)に参戦。歴史的快挙となる2位でゴール。 2016年11月には最も過酷な単独世界一周ヨットレース「Vendee Globe」にアジア人として初出場を果たすもマストトラブルにより無念のリタイア。 2018年10月30日、DMG森精機が立ち上げた日本初の外洋ヨットチーム「DMG MORI SAILING TEAM」のスキッパーに就任し、2020年11月「Vendee Globe」に挑戦。レーサー以外では、日本各地の港を回って教育プログラムを実施しているそうです。
素晴らしいですね!
白石康次郎さんはツイッターもやられています。
これが出港時のツイート。
途中でもツイートされたりするのでしょうか?
現実的には無理でですよね?
気になります。
間も無くスタート
現地時間09:19。
桟橋からDMG MORI GLOBAL ONEが出航しました。
レーススタートは、現地時間13:02(日本時間/21:02)。#DMGMORI #DMGMORISAILINGTEAM #VG2020 #kojiroshiraishi #白石康次郎 pic.twitter.com/QGpM8ds746— Kojiro Shiraishi (@kojiro_jpn11) November 8, 2020
「ヴァンデ・グローブ」は、死と隣り合わせ!
「ヴァンデ・グローブ」の過去の出場者は、半分はリタイアしているそうです。
大自然を舞台にした過酷なレースは、死と隣り合わせでもあります。
白石さんは「予期せぬ出来事を想定内にして」、戦いに臨んでいます。
ゴールは、およそ2000時間後。
その結果が楽しみです。
挑戦するということは、非常に美しいことです。
私たちも日常の中でも小さな挑戦を積み重ねていきましょう!
白石康次郎さんのメッセージ集
白石康次郎さんのインタビュー記事をいくつか抜粋して紹介します。
「自分の都合を海に持ち込んでも、到底思い通りにはいかないはずなんですよね。そのことを、実感として理解することができました。ですから、アプローチを変えていったんですよね。船とコミュニケーションを取り、人間とコミュニケーションを取り…。すると、うまく乗り越えて行けるようになったんですよ」
引用:日経 私の道しるべ 白石康次郎 | 海洋冒険家(日本経済新聞)
https://ps.nikkei.co.jp/myroad/keyperson/shiraishi_kojiro/
「ヨットといえば、僕のイメージは石原裕次郎さんや加山雄三さん。お金がないとダメって、そう思っていた。けど、見せつけられたの。「違うよ」って。地球を相手に一人で戦う。「俺もやりたい」。本を手に、見えたのは希望でした」
引用:「私の一冊「オケラ五世優勝す」(多田雄幸著)」(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASN4R3V7SN4MUTQP014.html
※『オケラ五世優勝す―世界一周単独ヨットレース航海記 (文春文庫)』(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます。)
「(ヴァンデ・グローブの魅力は)人生を懸けた冒険ということでしょう。完走率は50%程度。生きて帰ってこられるのかすら分からない。それでも、チャレンジする。だからこそ、リタイアしようが何をしようが、人の心を揺さぶる何かがある。みんな私財をなげうって、人生を懸けています。失敗するかもしれないからやめる、成功の保証がある。そんなことには、誰の心も動きません(中略)一度スタートしたら、どんなトラブルが起きようが時計はもう止まりません。1時間以内の仮眠しかできないし、けがをしても休めない。最悪、自分で自分を手術して先に進まないと」
引用:「どこに孤独がありますか 白石康次郎、独り2千時間の海」(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASNBQ6GV5NBQUCLV00Y.html
すごいですね。
白石さんの健闘と今後の活躍を祈ります。
勝負師と冒険家―常識にとらわれない「問題解決」のヒント
面白そうな本を発見しました。
『勝負師と冒険家―常識にとらわれない「問題解決」のヒント』(東洋経済新報社)
↑クリックすると、アマゾンのページに飛びます。
白石康次郎さんが羽生善治さんと勝負に対する思い、考え方などについて放談している一冊です。
すでに時代を切り開いた人や会社や、ブランディングに関連した活動などの記事をまとめています。ブランディングのエッセンスを吸収し、自分の価値を高めていきましょう。
白石康次郎さんはレースに「地球の掃除」というミッションを組み込んだ
ツイッターを検索すると、フランス大使館が面白いツイートをしていました。
白石康次郎さんはこの挑戦に「地球の掃除」という新しいミッションを組み込んでいるそうです。
これです。
白石康次郎さんはこの挑戦に「地球の掃除」という新しいミッションを組み込みました🐋🐚海水を飲み水に変える装置のフィルターに付着したマイクロプラスチックを世界中の海から採集します。集められた海洋プラスチックは国立海洋研究開発機構@JAMSTEC_PR での分析、研究に使用されます。
— フランス大使館 (@ambafrancejp_jp) November 9, 2020
白石さんは海水を飲み水に変える装置のフィルターに付着したマイクロプラスチックを世界中の海から採集し、その集められた海洋プラスチックは国立海洋研究開発機構での分析・研究されます。
素晴らしいことですね!
JAMSTECのツイートも掲載しておきます。
いよいよ #白石康次郎 さん @kojiro_jpn11 が、単独・無寄港・無補給の世界一周ヨットレース⛵️に出航!
無事の完走を心からお祈りいたします🙏🙏🙏#ヴァンデグローブ #VG2020 #JAMSTEC #海洋観測 #マイクロプラスチック #採集https://t.co/IDDGyGsQiJ https://t.co/VxDMYfngOL pic.twitter.com/pGNcJ066kc
— JAMSTEC 海洋研究開発機構 (@JAMSTEC_PR) November 8, 2020
白石さんの2000時間を私も見守りたいと思います。
そして、私も自分の「2000時間」チャレンジをしようと思います!
トラブル続きでヘトヘト……でも、声は元気そうな白石さん!
白石さんの様子がツイッターにアップされていました。
【VG LIVE】
以下Youtube内(25:55~)にて、レース中の白石が電話出演していますので、お知らせ致します。https://t.co/b4kdOqQlW6#dmgmori #dmgmorisailingteam #dmgmoriglobalone #kojiroshiraishi #DMG森精機 #DMGMORIセーリングチーム #vendeeglobe #imoca #白石康次郎— Kojiro Shiraishi (@kojiro_jpn11) November 12, 2020
26分あたりで白石さんの元気そうな声を聞くこともできます。
「体力的にけっこう疲れました。ヘトヘトです。船は大きなトラブルはありませんので、このままいきます。風は20ノット前後ですが、波が逆方向でドッタンバッタン。波が悪いですが、体力の回復なども含めて細かいところを修正していく」と話されていました。
番組ではタフガイと紹介されていました。
電話で会話ができるっていうのは、いいですね!
耐え難きを耐え、忍び難きを忍び……嵐でメインセールが破損
白石さんの航海記が「東京中日スポーツ」に掲載されていました。
世界一過酷なレースといわれる「ヴァンデ・グローブ(Vendée Globe)」は、摂取たちにとっては孤独なレースです。しかし、現在ではネット中継なども含めて、多少はガス抜き的なものになっているのかもしれませんね。
私達にとっても情報を共有できるのは素敵なことです。
さて、白石さんは嵐に遭遇し、ヨットの “ エンジン ” ともいえるメインセールが破損してしまったようです。白石さんは限られた工具、揺れる船、限られた時間、天候との兼ね合いなどと調整しながら、無事に修復されたようです。
詳細は下記をご覧になってください。
【メディア情報】
■東京中日スポーツ/11月27日(金)【白石康次郎の航海記 #2「破れた帆を修理しながら走るレースの過酷さ」】https://t.co/UzS5bMm5uq#DMGMORI #DMGMORISAILINGTEAM #VG2020 #kojiroshiraishi #白石康次郎— Kojiro Shiraishi (@kojiro_jpn11) November 27, 2020
文中に「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」という表現が出てきます。
あれ? なんだっけ?
調べてみると……そうでした、昭和天皇の玉音放送のフレーズでした。
ちなみに玉音放送は下村宏さんがプロデュースし、文章は迫水久常(さこみず ひさつね)さんが中心になって書かれたものとされています。
とにかくハードな作業を終え、11月27日には白石さんは赤道を通過したようです。八海山で一人乾杯する満足げな顔が印象的です。
【DMG MORI boat Log #6】
本日11/27(金)UTC 05:43に、赤道を通過しました。ここまで来れたことは奇跡です。スポンサー、サポートスタッフ、そしてファンの皆さん、やりました!八海山で乾杯です!#DMGMORI #DMGMORISAILINGTEAM #VG2020 #kojiroshiraishi #白石康次郎 pic.twitter.com/lB5eeZFnIy— Kojiro Shiraishi (@kojiro_jpn11) November 27, 2020
私もチャレンジを! 炎ジョイ!
では!
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