つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。昨年あたりから静かに火がつきはじめ、初夏のタイミングで一気にブームになりつつあるコッペパン。先日紹介した清瀬の「考えた人すごいわ」よりも少しだけ早い時期にオープンして人気を集めている北海道・札幌のコッペパン専門店「でぶぱん」のことを調べてみました。
ストレートな店名&可愛いキャラ! 「でぶぱん」は宣伝の勝利か
先日、清瀬の高級生食パン専門店「考えた人すごいわ」の記事を書きました。
毎日、そこそこアクセスがあります。
コッペパン人気は盛り上がっているようです。
個人的にはあまり関心を持っていませんでした。
以前、阿佐ヶ谷のコッペパン専門店「パンの田島」に連れて行かれたときには、「けっこう儲かるんだろうなぁ」なんて思う程度でした。
それがこのブーム?です。
パン本来の「味の競争」という部分もありますが、お店の個性&キャラ構築も含めたところでのしのぎの削り方は、なかなか面白いと思ったりもしています。
なぜか昔読んだ『庖丁人味平』のカレー戦争なども彷彿とさせます(実際は戦いではなく業界全体で盛り上げていってるわけですから、カレー戦争とは違いますが)。
そこで「でぶぱん」です。
これです。
一般的なコッペパンよりもひと回り大きく、形もずんぐりむっくりとした規格外ボディが特徴です(とはいってもこれは言葉のマジックです。実際には普通よりは確かに大きいけど、すさまじく大きいわけではありません)。
超巨大な看板が目印となっている地下鉄「麻生(あさぶ)駅」の五叉路にオープンしたお店には、連日行列が続いているようです。
ウリは、クリームチーズとホイップクリーム、いちごジャムをサンドした「でぶぱん1号」、フランクをチリビーンズとミックスチーズでサンドして炙って仕上げた「でぶぱんMAX」のツートップ。さらに「ピリ辛タンタンメン」「東京すき焼き」「ちくわチーズ」「コーラクリーム」などに目を引かれます。
「でぶぱん1号」
「でぶぱんMAX」
出典:「コッペパン専門店 でぶぱん」
https://www.debupan.com/
チャーミングなキャラ、そして一度聞いたら忘れないネーミングの「でぶぱん」です。
しかし、写真を見てもらえればわかりますが、パンとキャラはあまり似てない感じですし、実際は超特大コッペパンというわけでもありません。
これは完全に宣伝の勝利の気がします。もちろんケチをつけているわけではありません。
それにオープンして1ヶ月が過ぎても人気ということは、味は確かなんでしょう。いかに興味をそそるものでも、内容が悪かったら2周目はありませんから。
うまく話題を集めて、さらに味でお客さんをキープする手法は、いまの時代を読んだ戦略なんでしょう。
いや、それとも北海道は広いから、1周するまで半年〜1年くらいかかるのかもしれませんね。
<コッペパン専門店 でぶぱん>
住所:札幌市北区北40条西5丁目5-30
営業:10:00~20:00
電話:011-788-6585
定休日:不定休
アクセス:地下鉄「麻生(あさぶ)駅」すぐ
提携駐車場:札幌市北区北40条西5丁目5-40 405パーキング
https://www.debupan.com/
ツイッターでの『でぶぱん』の評判&口コミ
ツイッターで『でぶぱん』の評判をチェックしてみました。
オープンから1ヶ月過ぎましたが、まだまだ人気は落ちてないようです。遠くからわざわざ行くような人も少なくないようですね。
昨日は友人とでぶぱんツーリングしました😋✨ pic.twitter.com/UjvPgg1KOD
— Celo* (@YoU_Magna) 2018年7月9日
スリムなトリッカーにはハイカロリーなでぶぱんが良く似合う(錯乱) pic.twitter.com/xDx0Rs6GmR
— コメイチゴ (@r259twin) 2018年7月8日
でぶぱんキタ━━(゚∀゚)━━!!!!
あとで中身を上げる(`・ω・´)ふんすっ!#でぶぱん pic.twitter.com/5nkCMVv7ar— すの (@snow_sugar_29) 2018年7月14日
おでぶなおっさん
でぶ1号を頂く笑#でぶぱん#3時のおやつ pic.twitter.com/IatehLkV6V— うま太郎@通算4勝 (@umaumamaaya) 2018年7月11日
でぶぱんは毎日大行列ができてて斜め向かいのコッペ屋が可愛そうじゃあ!
スカスカのコッペ屋にも行ってやってよやたらデカいと話題のコッペパン専門店「でぶぱん」に突撃してみた(笑うメディアCuRAZY) https://t.co/8NV1gVcnuH
— d2-4no (@dai_24no) 2018年7月14日
でぶぱん雨なのに列んでるよ…信じられん pic.twitter.com/n2MIXBPbu2
— FunMocha (@FunMocha) 2018年7月10日
やはりキャラは写真映えするようです。
斜め前にコッペパン屋さんがあるようですね。食べ比べもいいんじゃないでしょうか。
「でぶぱん」の仕掛け人は岸本拓也さん&鈴江恵子さんか
先日、「考えた人すごいわ」のことを調べ、今回は「でぶぱん」。
「あれっ?」と思ったことがありました。
そうなんです。この2店舗はもちろん、さまざまな話題のパン屋さんのプロデュースはコンサルティング会社「ジャパンベーカリーマーケティング」の岸本拓也さん&「SUZU PR COMPANY」の鈴江恵子さんが関わっているんです。
岸本拓也さんは「横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ」の同僚だった内山芳雄さんと大倉山に「TOTSZEN BAKER’S KITCHEN(トツゼン・ベーカーズ・キッチン)」をオープンさせたのが2006年ですから、10年足らずでこの状況にまで持ってきたわけです。まさにパン界の風雲児といったところでしょう。
この方です。
そして宣伝は「SUZU PR COMPANY」の鈴江恵子さん。
こちらの女性です。
麻織物の名店「中川政七商店」で店長などを務め、一旦渡仏。帰国後に再入社して独立。2015年に「SUZU PR COMPANY」を設立されたばかりのようです。
なるほど。
世の中はどんどん拡散しているようで、じつはどんどんフォーカスが絞られてきている印象を持っていますが、パン業界でもそういった傾向になりつつあるのでしょうか。
昔みたいに雑誌でバリバリ取材していた頃ならば、早速二人に取材申し込みするんですが。。。
とくに食関係の取材はかなりしてきましたし、関東を中心とした人気パン屋さんもそれなりに取材経験があります。
その頃の状況とだいぶ違うかもなぁ。。。という印象もあるので、そんな話も聞きたくなってしまいました。
そういえば「男前豆腐店」が話題になったのは2006年頃でしたよね。
そんな私の願望はともかく、お二人の快進撃はまだまだ続きそうですね。
ジャパンベーカリーマーケティング ツイッター
https://twitter.com/japan_bakery
ベーカリープロデューサー/ 岸本拓也 ツイッター
https://twitter.com/TOTSZEN_TAKUYA
SUZU PR COMPANY ツイッター
https://twitter.com/ksuzue
それにしてもなぜコッペパンなんでしょう。
なんとなく自分なりに理由を考えてみましたが、それはあらためて違う機会で書くかもしれません。
では!
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