つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。『Business Insider』によると、アメリカでは「ソロプレナー」が爆増しているようです。
この記事が少しでも楽しく笑顔で生きていくことに役立てば幸いです。
副業に興味がある人……副業に注目が集まっています。今後も会社に頼らない生き方をする人は増えていくでしょう。今回は会社に頼らないで生きる人が急増しているアメリカの情報などを調査して簡単にまとめてみました。
【目次】本記事の内容
起業件数430万件! 爆増する「ソロプレナー」ってなんだ?
まずは記事の抜粋から。
新しく事業を始めた人は実に数百万人規模と、記録的な数にのぼる。アメリカ合衆国国勢調査局(US Census Bureau)によれば、2020年の新規起業件数は430万件。今年はすでに380万件だ。
引用:起業件数430万件。爆増するソロプレナー、フリーランス、副業に専門家は「ビジネスのあり方変わった」(『Business Insider』Oct. 22, 2021, 06:30 AM Business)
https://www.businessinsider.jp/post-244117
見出しの起業件数430万件という数字は、アメリカ合衆国国勢調査局(US Census Bureau)の発表した数字で、2020年の新規起業件数のようです。そして2021年も同レベルの勢いを保っているようです。何月時点の数字なのかはわかりませんが、380万件まで伸びているようです。仮に9月時点の数字だとしたら、最終的には2020年の430万件を超える可能性もありそうです。
少し横道に逸れますが、アメリカ合衆国国勢調査局(US Census Bureau)について少しだけ。国勢調査局はアメリカ合衆国を4地域(Region)に分割し、さらに4地域を9区域(Division)に区分けしています。参考:「United States Census Bureau」https://www.census.gov/
◯新規起業件数が増えている理由は? コロナ? それとも?
セントルイス連邦準備銀行の調査によると、2021年7月には自営業者の数がこの8年で最多となったそうです。理由はコロナ禍での解雇、さらには社会の変化に伴う価値観の変化のために職に就いて身を粉にして働くことに疑問を感じる人が増えてきていることのようです。
最近は日本でも副業が脚光を浴びつつありますが、「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく」といわれるように、はたして独立する人は増えていくのでしょうか?
・ ・ ・
ところでソロプレナーという言葉はご存知でしたか? 簡単に関連した言葉も含めて説明しておきます。
◯「ソロプレナー」と「サイドギガー」とアメリカのワークスタイル
最近のアメリカのワークスタイルを説明するときに使われる言葉に「インディペンデントワーカー」というものがあります。要するに独立(インディペンデント)して生きている人たちの総称です。
「インディペンデントワーカー」はさらに独立事業専業の「ソロプレナー」と、副業的な「サイドギガー」に分類されます。定義として、「ソロプレナー」は週35時間上、「サイドギガー」は週15時間以下のワーク時間の線引きがされています。
アメリカの「インディペンデントワーカー」の営業スタイル
冒頭で紹介した記事では、病院勤だった人がマーケティングとブランディングの会社を立ち上げ、クライアント獲得にはTikTokを活用していると紹介されていました。
MBOパートナーズ(MBO Partners)のレポートによると、新規の顧客開拓の75%は「口コミ」だそうです。TikTokに限らず、snsを活用するパターンがかなり多いようです。他には仲介業者・エージェントによる紹介、元の勤務先などがほとんどで、クラウドソーシングサービスからの受注は全体としてはかなり少ないようです。
アメリカのインディペンデントワーカーは増え続ける! 日本は?
今後もアメリカのインディペンデントワーカーは増え続けると予測されています。現在は総労働者の20%ほどですが、ゆくゆくは半数ほどが会社に頼らず、独立していくだろうと考えられています。アメリカの場合はそもそもフロンティアスピリッツにあふれた国民性ですので、当然の流れともいえます。
では、日本はどうでしょうか?
最近は副業が話題になっていますが、それでも1.5〜2%ほどのようです(日本の就業人口約6000万人に対して70万人程度)。まだまだ非常に少ない状況です。
一部の人はsns活用でかなり稼いでいるように見えますが、ただの安っぽいノウハウを情報商材として販売している状態ですので、稼ぎ続けるのは厳しいでしょう。ノウハウで生きる多くの人の前には必ずノウハウだけでは乗り越えられない壁が立ち塞がってきますから。結果、情報弱者をターゲットに商売するしかなくなり、自然消滅していくのみとなります。
そういった人に憧れて副業を始める人の多くは安易に稼ごうとするために、安っぽい焼き直しやパクリのノウハウに頼りがちになります。
また、搾取に飼いならされているために、安易なブローカー制度を活用する人が増えるだけなので、都合よく搾取され続けるでしょう。
日本の場合は、しっかりとした実力を持ち、できるだけ搾取の世界から脱している人だけが長く稼ぎ続けることになるはずです。そう考えると、やはり独立ワーカーは数%で頭打ちになってしまうのではないでしょうか。
さぁ、みなさんはどうやって生きていきますか?
自らの手で「福業」を掴み取っていきましょう!
では!
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