つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。たまたま面白い記事をいくつか見かけました。簡単に言ってしまうと、ビジネスのあり方に関してです。非常に自分の中で引っかかったので、思考整理&言語化を兼ねた記事を書くことにしました。
【目次】本記事の内容
オリラジ中田さんは「キンコン西野と同じ枠?」「判断基準が、お金!?」
「東スポWeb」に面白い記事が掲載されていました。
神田伯山 オリラジ中田と〝一触即発〟!「キンコン西野と同じ枠」「全部の方向性が金」
↑クリックすると、アーカイブページに飛びます。
念のために文章も残しておきます。
講談師の神田伯山(37)が15日放送のTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」に出演し、「オリエンタルラジオ」中田敦彦(38)との共演〝裏話〟を語った。
17日放送のフジテレビ系「ボクらの時代」で、旧知の落語家・瀧川鯉斗とともに出演。中田のユーチューブを毎回見るほどファンで尊敬していることから、伯山が中田の出演を希望した。本番では芸歴が一番下にも関わらずなぜかMC的な立場を任されたが、序盤はうまくできた手応えがあったという。
しかし収録が1時間を超えたころからあまりの長丁場に「飲んでもないのに、いきなりくだ巻き始めた」という伯山は「この3人が仲良く話してるのは、僕の客さんが見たらほほえましく思わないと思うんですよ」と切り出し、なぜか陰口合戦に。
さらにおのずと、その矛先は中田にも向き「中田さんってキングコングの西野(亮廣)さんと同じ枠だと思ってるんですよ」「芯ではないと思いますけど、あくまで〝側〟で見た時、全部の方向性が金なんじゃないかなって」と〝口撃〟。
中田は笑顔のまま反論していたというが、さらに伯山は「吉本のトップの人って何人かいらっしゃるじゃないですか。その人を超えようという時に、多分、中田さんという方はどっちがお金持ってるかってことで勝負してるんじゃないですか? 僕は芸で勝負したいんですよ。最終的に〝あの芸にはかなわない〟ってところで芸人は頭下げると思うんで…」と畳みかけたという。
その際、もちろん中田も周囲も「冷ややかな感じ」に包まれたといい「よく言えたな俺! 来ていただいてるのに!」と大反省。
中田に毒を吐かずに終わると、自分のファンが失望するのでは?と勘繰ってしまったとか。収録終了後の記念撮影では中田から小声で「これで最後のテレビなると思う」と告げられたといい「あちゃ~、ごめんよ。最後の最後までテレビにいい印象与えられなかった」と謝罪した。
引用:神田伯山 オリラジ中田と〝一触即発〟!「キンコン西野と同じ枠」「全部の方向性が金」(東スポWeb 2021年01月16日 00時44分)
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/2625810/
お金の大切さは言うまでもありません。
しかし、お金を稼ぐために自分の大切なものを売り渡してしまうのは避けたいものです。
神田伯山さんもちょっと言い過ぎじゃない? と思ったりもしましたが、私もオリラジ中田のあっちゃんは、虚栄心を埋めるために吉本に毒づき、権利を主張し、新たな居場所である教育系YouTubeで権力と地位を確立しようとして躍起になっている印象です。
偏執狂的な集中力は素晴らしいですし、まるで出世魚の如く自分のステージを変えていく姿も否定するところではありません。
しかし、やはり神田伯山さんの「キンコン西野と同じ枠」という率直な言葉には納得してしまいます。同じニオイがします。
嗅ぎ続けていると脳が侵されるようなニオイです。
同じタイミングでキンコン西野さんのニオイについて書かれている記事が目に入りました。
それがこれです。
千鳥の大悟が「捕まってないだけの詐欺師」と評するキンコン西野の怪しさ
現代を思案する正解のないWEBマガジン「wezzy(ウェジー)」でのキンコン西野を扱った記事が同じタイミングで出てきました。
これです。
西野亮廣のオンラインサロン“信者”は7万人、大悟の「詐欺師」呼ばわりは妥当か?
↑クリックすると、アーカイブページに飛びます。
念のために文章も残しておきます。
公開中のアニメ映画『えんとつ町のプペル』ヒットの裏で、原作者かつ製作総指揮・脚本も担当したキングコング・西野亮廣のオンラインサロンでの手法が物議を醸している。
『えんとつ町のプペル』は昨年12月25日の公開から10日間で、動員63万人、興行収入8.7億を記録し、アニメ映画としては『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』に次ぐ注目作品となっている。だが一方で、西野が主催するオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の会員男性が、情報発信サービス『note』で明かした内容が話題だ。
その男性は、サロンメンバーが『えんとつ町のプペル』のシナリオ台本&前売りチケットを原価で仕入れ販売できる権利を利用し、台本とチケットを80セット(約24万円分)購入。当初は80セットを売ろうと意気込んでいたものの、結局売ることはできず、自分で80回映画を見ればいいと考えていたようだが、それも頓挫してしまったようだ。
件の男性以外にも、映画のチケットを買い取って販売しているオンラインサロン会員はいるようで、ネットでは「マルチ商法みたい」「えぐいネットワークビジネス」と戰慄の声が飛び交っている。そもそも台本とチケットが80セット売れたとしても、男性の懐に大きな金が入るわけではない(1つ3000円で買って3500円で売るなら、完売でも4万円にしかならない)。だが彼らはその行動で直接的に大金を得たいわけではなく、“自分の努力で何かを成し遂げた”という経験をしたいのかもしれない。
西野のオンラインサロンは月額980円の会員制で、会員数は約7万人。年商は8億円を超えるという。サロンメンバーは西野に心酔し、彼の携わる企画に率先して一緒に取り組むケースも少なくないようだ。
たとえば西野は2019年8月から9月にかけて、東京タワーで個展を開いたが、会場の後片付けをする権利を5万円で販売した。これもネットでは「せめて西野本人に会えるならまだしも……」「信者はおかしくなっている」と炎上していたが、西野ファンにとっては、西野の個展の後片付けをする権利はお金を払ってでも欲しいものなのだろう。
また、2018年に立ち上げたウェブサービス「レターポット」も賛否を呼んだ。「レターポット」は一文字5円で“文字”を送ることができ、誰かから文字を受け取ると、受け取った分だけの文字を別の相手に送ることができるというサービス。SNSで誰でも手軽に発信できる現代、文字をお金で買って相手に送ることで、より言葉選びが慎重になり、ネガティブな発言で相手を傷つけることもなくなるという狙いがあるそうだが、ネットでは「LINEでいいのでは?」「一文字5円は高すぎる」と冷静な指摘も。LINEなど他のツールで代替可能なものだが、西野の思想に感化されてあえてレターポットを使いたいというユーザーは確実にいるわけで、売上は運営側の懐に入る。
ネットでは西野とサロンメンバーたちの関係を「気持ち悪い」「カルト宗教のよう」と忌避したり、サロンメンバーを「養分」「楽して稼ぎたい怠け者」と嘲笑する向きが根強いが、だからといって彼らが違法行為を働いているわけでも会員が何らかの被害を訴えているわけでもない以上、静観するしかないだろう。
西野に関しては昨年11月放送の『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』(カンテレ・フジテレビ系)で千鳥の大悟が「捕まってないだけの詐欺師」と評したことがあり、このフレーズも今また話題になっている。「皆さんを助けに来たんです!」と大袈裟な入りをし、自信たっぷりに持論を説こうとする西野に、大悟は「西野のこと、捕まってないだけの詐欺師やと思ってる」とツッコミ。だが番組では、一見怪しげな西野が、実は世の中を良くするための活動をしているという“深イイ話”が展開されていた。ここから信者になった視聴者もいそうである。
引用:西野亮廣のオンラインサロン“信者”は7万人、大悟の「詐欺師」呼ばわりは妥当か?(wezzy/田口るい 2021.01.14 18:00)
https://wezz-y.com/archives/85679
「wezzy(ウェジー)」は現代を思案する正解のないWEBマガジンということですが、どうやら情報を提供するだけで、取り上げた情報に対して編集部は意見を発信しない方針なのでしょうか。
ちょっと食い足りない記事に、私はさらにモヤモヤしてしまいました。
キンコン西野さんから “ 嗅ぎ続けていると脳が侵されるようなニオイ ” と書いたので、ここは私が自分でそのニオイの源を掘り下げていくしかなさそうです。
思考の整理も兼ねてやってみることにします。
記事が出る前にツイートしていた、怪しいニオイ警告!
じつは紹介した記事が出る前(2021年1月13日・午後9:44)に、こんなツイートをしていました。
マコなり社長さんの「UNCOMMON」、西野亮廣さんのサロン、秋元康さんのAKB商法……理屈は同じ。ファンサービスをお金に変える手法。
賛否両論あるけど、支持されることは素晴らしい。外野がアレコレ言うのはお門違い。
ま、オレは嫌いな手法。理由は稼ぐベクトルが違うから。でも意識改革も必要か? https://t.co/JgHaEbL0ox
— つなワタリ🔥プロ無謀家→⚡️高熱量&鬼作業の「元気フルエンサー」炎ジョイ🔥&縁ジョイ🍻感謝⭐️ (@27watari) January 13, 2021
マコなり社長のツイートを見て、「お前もかっ!」とガッカリしたのがツイートした理由です。
では、ここからは「ファンサービスビジネスの危険性」について、あれこれと書いていこうと思います。
お互いに納得すれば、それで商売は成立するけれど……
商売なんてものはお互いに納得すればオッケーです。これが基本です。
とはいえ、「それでいいの?」「それじゃ情けないんじゃないの??」「社会的にも許してはいけないのでは?」などと感じる商売のスタイルがあるのは間違いありません。
そして今回、マコなり社長さんの新サービス「UNCOMMON(アンコモン)」に対して、西野亮廣さんのサロン&プペル錬金術、秋元康さんのAKB商法などと同じようなモヤモヤした不快感やいかがわしいニオイを感じ、自分を正当化しているスタンスに吐き気すら覚えたわけです。
では、順を追ってモヤモヤした不快感やいかがわしいニオイを解明していきます。
◯基本的にはファンサービスビジネスは重要である
ファンサービスは重要です。言うまでもありません。ファンを増やすことで収益もアップしていきます。間違いありません。
ファンサービスを仲介するブローカーも限度を超えなければ必要な存在だと思いますし、マーチャンダイスなどもビジネスには欠かせません。
基本的にファンサービスビジネスが重要であることは間違いありません。
◯商売は売り手と買い手に不満がなければ、問題なし?
商売なんてものは、売り手と買い手がお互いに納得すれば成立です。問題ありません。基本的にはオッケーです。外野がアレコレ言うことではありません。
しかし!
ここがモヤモヤの世界の境界線となります。
そうです!
大事な基準があります。
売り手と買い手がお互いに納得する商売が、すべて素晴らしいものとは限らないのです。
例えば、素晴らしくない商売とは……
それは……
お布施ビジネスや霊感商法ビジネスです!
◯なんでも金金金! 金を不当に搾取する破廉恥なビジネス
今回取り上げているマコなり社長さんの新サービス「UNCOMMON(アンコモン)」、西野亮廣さんのサロン&プペル錬金術、秋元康さんのAKB商法などからは……
「買い手が有益だと思っているのだから何も悪くない!」「商売として悪くないどころか当然なことだよ!」などと強弁し、盲目的になっている信者に不当な金額で売りつけるモラル皆無の傲慢かつ破廉恥なビジネスを感じさせられます。
そもそも霊感商法詐欺と同じ手口なんです。
千鳥の大吾さんの「捕まってないだけの詐欺師」という例えは秀逸です。さすがです。
◯霊感商法詐欺と悪質なファンサービスビジネスの共通点
まず霊感商法詐欺の手口をリストアップしてみましょう。
<霊感商法詐欺の手口>
・悩みにつけ込んでくる
・不安を煽り立て、解決策を提示する
・科学的に根拠が乏しい希望や夢を語る
・法外な金額で商品(商材)を売りつける
※神棚、祭壇、仏像、壺、印鑑、水晶、祈祷、助言など
いかがでしょうか?
似ていると思いませんか?
悪質なファンサービスビジネスというのは、霊感商法詐欺の手口にプラスして、「マルチ商法」「原野商法」「催眠商法」「資格商法」「コンプレックス商法」などのエッセンスを取り込んでいます。
<悪徳商法の説明>
・マルチ商法……連鎖販売取引といわれているグレーゾーンビジネス
・原野商法……無価値なモノを売りつける虚偽ビジネス
・催眠商法……狭い空間に集め、サクラを活用して判断力を奪うビジネス
・資格商法……高額な授業料やテキスト代による搾取ビジネス
・コンプレックス商法……弱みにつけ込むビジネス
繰り返します。
いかがですか?
行き過ぎたファンサービスビジネスは悪徳商法と同じエッセンスで成り立っているのです。
これがモヤモヤの原因でした。
行き過ぎたファンサービスビジネスに取り込まれる「都合のいい人たち」
では、行き過ぎたファンサービスビジネスに取り込まれ、食い潰されてしまう「都合のいい人たち」の具体例を見ていきましょう。
ただ、困ったことに「都合のいい人たち」は、自分のことを被害者などとは思っていません。微塵たりとも思っていません。
ここが悩ましいポイントではありますが、冷静に考えればおのずとグレーゾーンである詐欺行為の境界線が浮かび上がってきます。
では、詐欺行為の境界線について具体的な事例を通じて考えることにします。
詐欺行為の境界線を決める基準は、「自己責任論」から浮かび上がってくる
ここで西野亮廣さんの酷評されているファンサービスビジネス(オンラインサロン商法?)の例を見てみます。
まず、大前提として勘違いしてほしくないのは、私はファンサービスビジネスもオンラインサロン商法も、すべて否定するわけではありません。
私が言いたいのは、「行き過ぎた」ファンサービスビジネスもオンラインサロン商法は、かなり危険であるということです。
首謀者のモラル崩壊が根底に流れている詐欺に近い行為にもかかわらず、首謀者は購入者の自己責任として罪をなすりつけるわけです。
「本人が満足しているんだからいいじゃないか」という自己責任論は、グレーゾーンの議論になるのは承知していますが、これは詐欺行為を被害者に転嫁する詭弁です。詐欺行為を放置することを健全な国家ならば容認してはいけません。
どうやら詐欺行為の境界線を決める基準は、心情で左右されるために非常に曖昧な「自己責任論」から浮かび上がってくるように思えます。
では、この自己責任論を頭に入れつつ、以下の例をどのように受け止めるのかご判断ください。
西野亮廣さんのファンサービスビジネスは詐欺? それともセーフ?
『えんとつ町のプペル美術館』建設を集金→放置?
タイミング良く西野さんの手口をサロン商法と断じた記事がアップされていました。
その内容は……
西野さんの「練りだす一連の手法」
・「えんとつ町のプペル美術館」建設のために約6300万円を集めた建設予定地は更地のままである
・帰りの電車賃(新宿~五反田間)から129人からせしめた
・東京タワー個展で撤収権利を5万円で販売したこと
参考:キンコン西野の“教祖化”が止まらない! 信者が気持ち良くお金を払う仕組み(まいじつ 2021.01.21 17:30)
https://myjitsu.jp/archives/255284
https://archive.is/dH3Rj(アーカイブ)
この記事に書かれていることが事実とは信じがたいのですが、どうやら本当のことのようです。
では、この記事に書かれていることから詐欺行為の境界線について考えてみます。
では、この続きはあらためて。
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