つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。2018年10月にサービス開始した「PayPay(ペイペイ)」のキャンペーンがメッチャ話題になりました。しかし、私自身は全然ついていけてません。なぜか? それは勝手に「怪しい!」と思っているからです。
とはいえモバイル決済の流れは、これからの主流になっていくことでしょう。なので、食わず嫌いをヤメて、イチから「PayPay(ペイペイ)」を学ぶことにしました。基本から使い方、加盟店情報、評判などをリサーチしていきます。よろしくお願いいたします。
【目次】本記事の内容
PayPay(ペイペイ)とは? そもそも何? 運営会社は?
PayPay(ペイペイ)とは、電子決済サービスです。
運営するのは日本のIT企業・PayPay株式会社です。
2018年6月15日に設立された「ソフトバンクとヤフーの合弁会社」です。インド最大の決済サービス事業者である「Paytm(ペイティーエム)※注1」と連携し、2018年10月にサービスをスタートしました。
スタート時の「100億円キャンペーン」が大きな話題となりました。2019年2月時点で400万人のユーザーがいます。
公式サイトはこちらです。
QRコード・バーコードで支払うスマホアプリという手軽さがウリで、最短1分で登録が可能です。もちろんアプリの使用は無料です。
3万円以上の支払いになった場合は、都度、ご利用店舗に本人確認できる身分証明書の提示をしないといけないらしいです。
「簡単」とか「無料」というウリ文句を見るだけで拒否反応が出てしまいます。昭和の人間にとっては、「簡単」とか「無料」は詐欺師の常套句としか感じられません(苦笑)。
では、実際はどうなんでしょう。
お互いのメリットを活かしたからこその「簡単」「無料」
先程も書いたように、「PayPay(ペイペイ)」は「ソフトバンクとヤフーの合弁会社」です。
出資は半々らしいです。
ソフトバンクが持っている営業ノウハウ&ヤフーのネットサービスと顧客が合体したわけですから、先行投資がまったく不要です(「まったく」は大袈裟な表現ですけど、それぐらいのパワーがあります)。
これは大きいです。
宣伝費用もかかりませんし、全国展開の拠点もあります。
儲け云々以前に、「簡単」「無料」でスタートできるだけの地力があります。
インドの決済インフラ事業者「Paytm」と連携したことで、将来的な市場展開も期待できます。
「PayPay(ペイペイ)」としては、メリットを最大限に活かして一気に日本の市場を制圧したいところでしょう。
要するに「簡単」「無料」によって先手必勝! 顧客を囲い込むことが至上条件なわけです。
導入店舗とアプリ利用者の目的数値設定がいくらなのかわかりませんが(2025年までにキャッシュレス決済比率80%あたりにするのが目標か)、達成するまで「あの手この手」で攻め続けていくことが予想されます。
「PayPay(ペイペイ)」の儲けの仕組みは? 体力ある者は強い!
では本題です。
「PayPay(ペイペイ)」はキャンペーンで100億円を配った上、2021年9月30日までの3年間は加盟店から決済手数料をもらわないそうです。
簡単にいってしまえば、3年後に大きな利益を出せばいいという発想ですね。
体力があるからこそできる方法です。
「PayPay(ペイペイ)」業務で赤字だとしても、すべてが赤字なわけじゃありません。キャンペーンの100億円だって、広告費を消費者に還元したようなものです。
とにかく「顧客を囲い込む」「加盟店を囲い込む」「ソフバン&Y!mobile(ワイモバイル)利用者増加」によって、莫大な利益を生もうとしているわけです。皮算用どおりに行くのかどうかは不明ですが。。。
なんたってLINEPAY、楽天ペイなど、同じようなことをみなさん考えてらっしゃいますから。
少なくとも3〜4年後には「QR決済、スマホ決済の統廃合」が行われるでしょう。
どこが勝ち名乗りを上げるのでしょう。楽しみです。
では、私たちが「PayPay(ペイペイ)」をうまく活用するのは、どうしたらいいのでしょうか?
その方法は「Yahoo! JAPANカード」を使うことです!
「PayPay(ペイペイ)」と「Yahoo! JAPANカード」を連携させるとお得感アップ!
「Yahoo! JAPANカード」は年会費無料です。
Yahoo! JAPAN(ヤフージャパン)が運営するクレジットカード。 ですから信頼性も高いです。
なんたってTポイントとクレジットカードポイントダブルで貯まります。安心のVISAブランドです。
さらに入会&3回利用で「最大10,000円相当の期間固定Tポイント」までもらえてしまいます!
かなりオススメです。
消費者は賢く立ち回りたいものです。
好む好まざるに関わらず、アプリとキャッシュカードのコラボは基本なんです。
私は頭が古いので、なかなかこれができないんですよね。。。
でも、繰り返します。
「PayPay(ペイペイ)」を利用するならば、「Yahoo! JAPANカード」と連携させるのが鉄則です。
「PayPay(ペイペイ)」利用者は、早速申し込んでおいてください。
これが時代の変化に対応するってことです!
(注1)Paytm(ペイティーエム)とは? 「PayPay(ペイペイ)」の危険性は?
まず最初に「Paytm(ペイティーエム)」を簡単に説明しておきます。
「Paytm(ペイティーエム)」は「「Pay Through Mobile(モバイルを通じて支払う)」の略語で、親会社は「One97 Communications」となります。
「Paytm(ペイティーエム)」の狙いは全面的に支援を受けてきた中国の「Alibaba(阿里巴巴)」からの自立。
そこに目を付けたソフトバンクの孫正義氏が14億米ドルという巨額な出資を2017年5月に行いました。
このタイミングで「PayPay(ペイペイ)」の下準備が完成したわけです。
ここでのポイントは、同時期に「Paytm(ペイティーエム)」は銀行経営の免許を取得したことです。
現時点でローン貸出に規制はかけられていますが、その規制は数年後に緩和されることを狙っているでしょう。
ここがポイントです。
自由に買い物ができ、自然の流れでローンへ……というイージーな形になると危険です。
現在は「Yahoo! JAPANカード」などとの連携をしている「PayPay(ペイペイ)」ですが、「Paytm(ペイティーエム)」関連銀行のローン規制緩和が「PayPay(ペイペイ)」の儲けどころになるんじゃないでしょうか。
企業の過剰な儲けは、庶民からの無慈悲な搾取により成り立ちます。
日本では金融機関のブラック度合いは加速していますので、ローンに関わる問題が将来的に大きくなっていく可能性があると感じています。
「PayPay(ペイペイ)」自治エリアが誕生? 新しい植民地政策?
「与論島キャッシュレスアイランドプロジェクト」が、「PayPay(ペイペイ)」から2019年3月6日に発表されました。
\お知らせ📣/
与論島キャッシュレスアイランドプロジェクト始動❗️
鹿児島県大島郡与論町の約100店舗に「PayPay」を導入すべくヨロン島観光協会とPayPay株式会社が共同で取り組みます。— PayPay株式会社 (@PayPayOfficial) 2019年3月6日
与論島内での利便性向上や購買の活性化、加盟店における経理事務の省力化が目的だそうです。
ゆくゆくは「PayPay(ペイペイ)」によるキャッシュレスアイランドにしていきたいそうです。
これは危険ですね。
経済的植民地政策みたいなものだと感じています。
ヨロン島観光協会の有力者にもお金が流れているのはないでしょうか?(ゲスの勘ぐり)
与論島のキャッシュレスアイランド計画がどうなるかは、今後の「PayPay(ペイペイ)」を透かして見ることができそうです。
いまのところ(2019/03/09時点)、ヨロン島観光協会の公式サイトには「PayPay(ペイペイ)」の表記は出てきていません
今後、「PayPay(ペイペイ)」の案内やそれに伴った観光ツアーなどの企画が表示されるようになってきたら、ちょっとヤバイ気はします(苦笑)
日本国内の「QRコード決済サービス」は5強がしのぎを削る
「PayPay(ペイペイ)」の現状ですが、どんな状況にいるのでしょう。
まずはライバルを確認しておきましょう。
2019年2月19日16時から松屋フーズで「QRコード決済サービス」が導入されました。
松屋フーズ全店で『#QRコード決済』を本日16時より開始致します。
ご利用いただける📱決済サービスはこちらの5つ👉
1⃣『PayPay』
2⃣『楽天ペイ』
3⃣『LINE Pay』
4⃣『Alipay』
5⃣『WechatPay』#松屋でキャッシュレス#スマホ決済#使えばわかるさ— 【公式】松屋 (@matsuya_foods) 2019年2月19日
決済サービスはこちらの5つです。
- PayPay(ペイペイ)
- 楽天ペイ
- LINE Pay
- Alipay(支付宝/アリペイ)
- WechatPay(微信支付/ウィーチャットペイ)
アリババグループ(阿里巴巴集団)が提供する「Alipay(支付宝/アリペイ)」とテンセントが提供する「WechatPay(微信支付/ウィーチャットペイ)」は中国発の「QRコード決済サービス」です。
現在、中国では2強の覇権争いが勃発中。まだまだ勝利の行方はわかりません。
日本に来る中国人たちの観光客数は順調に増加しています。2019年1月は「75万4千人(全体訪日外国人は268万9千人)」でした。
当然、「Alipay(支付宝/アリペイ)」「WechatPay(微信支付/ウィーチャットペイ)」対応しないとお話になりません。
そこでの5強というわけです。
ちなみに「WechatPay(微信支付/ウィーチャットペイ)」のアクティブユーザーは月間10億人だそうです。
私はかなりの可能性で楽天ペイと「WechatPay(微信支付/ウィーチャットペイ)」が合体すると思っています。
どうなるかわかりませんが、「PayPay(ペイペイ)」としては、現状ではいくら会員を増やしても枕を高くして眠れる状況には辿り着かないでしょうね。
次回は、ユーザーを激増させた「PayPay(ペイペイ)」の現状をなどを掘り下げていこうと思います。
つづきはまた!
<おまけ>キャッシュレス決済がすぐわかる! 解説本はこちら!
キャッシュレス決済の解説本がいろいろ出ていますが、オススメは『キャッシュレス時代のクレジットカード&スマホ決済&電子マネー&ポイント攻略完全ガイド』です。出たばかりです。
あとはこれかな。
『60分でわかる! キャッシュレス決済 最前線』です。
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