つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。気になった謝罪文の実例を収集してアーカイブしておきます。謝罪することが起きないことに越したことはありませんが、何かが起きた時に参考にしていただければ。
【目次】本記事の内容
謝罪文の実例紹介
◯謝罪の内容・タイトル
当社主催の舞台における新型コロナウイルスの感染につきまして
◯謝罪した人・組織など
株式会社ライズコミュニケーション(Rise Communication Co.,Ltd)
※「THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ‼-」の主催者
◯発表日時
2020年7月12日(日)
◯謝罪文の内容
まずは画像から紹介します。これはライズコミュニケーションの公式サイトに掲載されたものです。
これです。
念のために文章にも残しておきます。
【2020年07月12日】
当社主催の舞台における新型コロナウイルスの感染につきまして
2020年7月12日
株式会社ライズコミュニケーション
当社主催の舞台における新型コロナウイルスの感染につきまして
1 感染者の状況につきまして
現時点で、2020年6月30日から2020年7月5日に公演されました舞台『THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ!!-』に関し、出演者16名、スタッフ5名、ご観覧者様9名の、合計30名の方々に、新型コロナウイルスの陽性反応が確認されております。感染経路に関しては、保健所と情報を共有し、引き続き調査を行っております。
また、現在、2020年6月30日から2020年7月5日の全ての公演において陽性者が確認されております。
したがいまして、舞台をご覧になっていただきました方々やそのご関係者の方々の中で、倦怠感、発熱等の症状がある方がいらっしゃいましたら、速やかに、お近くの保健所、帰国者・接触者相談センターにご相談くださいますよう重ねてお願い申し上げます。この度は大変なご心配とご負担をおかけしており、心からお詫びを申し上げます。
2 お客様対応窓口の創設
当社では、舞台をご観覧いただきました9名の方々に陽性反応が確認されたことを受け、下記のとおり、ご観覧者様のためのご相談窓口を創設いたします。なお、感染者に関する事実確認とさらなる注意喚起のため、陽性反応が確認された方のうち、まだ当社にご連絡いただいていない方がおられましたら、お手数をおかけいたしますが、その方も、ご相談窓口まで、感染に関するご情報のご提供をお願いいたします。
記
◆ご相談窓口
株式会社ライズコミュニケーション対応窓口
◆対応時間 10:00~17:00※
(メールでの情報提供は24時間受け付けております)
◆メール info@risecom.jp
※現在は、当社スタッフ全員が濃厚接触者とされ、自宅待機の指示を受けておりますので、対応窓口が全てメールとなっております。また、スタッフにも陽性者が確認されており、現在、健康状態に問題のあるスタッフを除いた、2名体制で対応を行っております。大変恐縮ではございますが、迅速なご対応をいたしかねる場合もございますので、予めご了承ください。もっとも、できる限り、迅速なご対応に努めてまいります。
※また、健康状態に関するご相談内容を優先的にご対応させていただくため、ご相談のご内容次第では、ご回答できない場合もございますので予めご了承ください。
3 一部報道につきまして
一部報道では「体調不良の出演者がいながら上演を強行した疑い」とございます。当社としては、公益社団法人全国公立文化施設協会等の定めるガイドラインに即し、出演者に対し、稽古及び舞台中に37.5度以上の熱が出たり、体調不良を覚えたりした場合には、直ちに制作スタッフに申告していただくようお願いしておりました。7月4日に1名の方から申告をいただきましたが、抗体検査の実施の結果、陰性であったことと、検温の結果がガイドラインの規定の範囲内であったことから、ご本人とご相談の上、ご出演となりました。7月5日にも1名の方から、検温の結果が平熱より高い旨の申告をいただきましたが、出演者の方と出演者が所属する事務所の方々から、持病に起因する可能性が高いとの医師の診断があった旨のご説明を受けたことと、検温の結果がガイドラインの規定の範囲内であったことから、ご相談の上、ご出演となりました。
また「公演中は密閉状態だった」とございますが、休憩の間に十分な換気を実施しておりました。「楽屋は8畳ほどの大きさ」とございますが、普段制作で使用している楽屋、舞台の裏も合わせて提供し、3密を防ぐため3か所に分けて楽屋を設置し、感染防止に努めておりました。
上記のほか、当社では、新型コロナウイルスの感染拡大防止策としまして、出演者、当社スタッフ、舞台をご覧になっていただく方々に対して、サーモグラフィーを設置し検温を行い、消毒、マスク等を徹底してまいりました。
しかしながら、それにもかかわらず、多数の感染者が生じてしまったことは事実でございます。皆様には、大変なご心配とご負担をおかけしており、心からお詫び申し上げます。また、舞台をご観覧いただきました方、出演者の方々が一日も早く快復されることを願っております。
今後の感染者状況につきましては、感染拡大防止のため、引き続き当社のHPにおいてお知らせしてまいります。大変ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。
以上
引用:株式会社ライズコミュニケーションより
クラスター発生までの経緯や対応など
この謝罪文は舞台の主催者である株式会社ライズコミュニケーションのサイトで7月12日(日)に発表されたものですが、その前後にも謝罪や経緯などを紹介する文章がアップされております。
株式会社ライズコミュニケーション
http://www.risecom.jp/
また、同時に舞台の特設情報サイト(下記)にも同様にアナウンスされています。
舞台『THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ!!-』特設情報サイト
https://ticket.rakuten.co.jp/features/jinro-ikemen/index.html/
・ ・ ・
まず、この公演自体の基本情報を確認します。
タイトルは、「新感覚!スペクタクルステージ『THE☆JINRO』 ―イケメン人狼アイドルは誰だ!!」。
タイトルが、
長いっ!
出演者は、山本裕典、松村 優、こんどうようぢ、與座亘、他韓国アーティスト、ダンス&ボーカルグループで活動しているアイドルらイケメンたちが中心。内容は、歌って踊りながらリアルな人狼心理ゲームをガチで繰り広げるというもの。
プロジェクトの発起人は、「人狼ゲーム」を知り尽くした映画評論家の有村昆。演出はPanicrewの中野智行、構成・脚本を石坂伸太郎(キックバル)伊達さん(大人のカフェ)が手掛けた書き下ろした新作で、2020年6月30日(火)から7月5日(日)の全12公演でした。
残念ながらイケメンたちの競演だけではなく、コロナのクラスター舞台にもなってしまった会場は、
新宿シアター・モリエールでした。
そもそも延期になっていた舞台ですが、ソーシャルディスタンスを保ち、感染防止対策に努めながらの開催ということで、劇場入口にはサーモングラフィーを導入し、出演者・スタッフ・オーディエンスの検温チェック・健康管理を徹底し、感染防止対策を実施していたようです。
・ ・ ・
主催者サイドは、12日以後も全観覧者の約800人が濃厚接触者に指定にされたこと、観覧者への「速やかに、お近くの保健所、帰国者・接触者相談センターにご相談くださいますようお願いいたします」という呼び掛けなど、頻繁に状況報告を行っています。
また、8月に予定していた舞台『素敵なカミングアウト』、LOVEキュン☆NEO朗読劇『私が恋した王子様』、江戸川乱歩作品NEO朗読劇『心理試験』の3公演の中止を発表しました。
ちょっと強引すぎた? 主催者側の判断
今回の主催者側の対応は迅速で丁寧な印象は受けています。一部報道への反論なども含めた反骨精神も織り交ぜての対応は……個人的には好きな対応です。
しかし、開催にあたっては、思慮が少し足りなかったような気はします。
私は新宿シアター・モリエールでの舞台公演を経験しています(主催者側として)。もちろん会場の裏側(控室の広さなど)もよく知っています。
まず最初に「ああ、あそこで目一杯の観客を入れてやるのは危険だよね。しかも出演者&関係者がめちゃめちゃ多そうだし……」と思いました。
そうなんです。
新宿シアター・モリエールは、そういう空間でした。
もっとも小劇場なんて、どこもそんなものです。
なので、クラスター発覚後に一部の舞台関係者から批判が出たのは、非常に納得できます。
そもそも「100%大丈夫!」なんてありえないですが、伝えられている感染防止対策では、不足だったと思います。
私が仮に主催者でしたら、お客様を目一杯入れるのは我慢し、さらに通常の対応だけでは開催しなかったと思います。
では、もしも開催するなら、どうするか?
コロナ時代を生き延びるスペシャルな舞台の感染対策とは?
偉そうに書いていますが、どこまでいっても「100%大丈夫!」はありえません。
私もイベントを主催していますが、現時点ですべて中止しています。理由は「クラスター発生の責任は持てない」「トラブル発生に対する耐性に自信が持てない(笑)」からです。
しかし、コロナ時代に対抗するスペシャルな感染対策が見い出せるのであれば、反対に積極的に打って出るという気持ちもあります。
もし、私が今回の「新感覚!スペクタクルステージ『THE☆JINRO』 ―イケメン人狼アイドルは誰だ!!」の関係者だったら、下記のことを提案したと思います。
・観覧者のマスク着用、検温、消毒(手洗い)、連絡先確認の徹底
・オリジナル特注マスク販売
・客席は列ごとに透明シートで壁面(客数は一列ごとに空ける→入場者5割減)
・空気清浄機30〜50台設置(空いた各席や会場内に設置)
・お客様全員にフェイスガード配布
・出演者もフェイスガード使用
・控室の分散(施設外にも設置)
・料金アップ(予約で埋まらない公演日は中止)
・公演後の体調確認の実施(一斉メールにて)
・出演者とは健康管理はもちろん、本番意外の接触行為を避けるなど、一定期間の行動誓約書を交わす ほか
これでも足りないと思ったりしますが、パッと頭に浮かぶだけでもこのくらいは必要なんじゃないかと感じています。。。
恐竜のように滅びるのか? それとも生き延びるのか?
今回の新型コロナ感染拡大にあたり、いつも頭に浮かぶことがあります。
それは……
恐竜のように滅びるのか?
それとも生き延びるのか?
生物たちは少なくとも5回の大量絶滅を乗り越えてきたそうです。それはビッグファイブともよばれています。
生命絶滅「ビッグファイブ」の歴史
簡単に「ビッグファイブ」の歴史を紹介します。
<大量の生命絶滅「ビッグファイブ」の歴史>
・1回目「約4億4000万年前」→生命の84パーセントが絶滅
・2回目「約3億6000万年前」→生命の70パーセントが絶滅
・3回目「約2億5000万年前」→生命の96パーセントが絶滅
・4回目「約2億5000万年から2億1000万年前」→生命の79パーセントが絶滅
・5回目「約1億4000万年から6500万年前」→生命の70パーセントが絶滅
恐竜絶滅は6550万年前で、引き金は隕石衝突といわれています。隕石の衝突によって巻き上げられた粉塵が地球全体を覆い、太陽光は遮断され、地球の気候は寒冷化し、生命が消滅していきました。
生き延びた種の共通点
過去5回の大規模絶滅の歴史の中で、生き残った種には共通点があるようです。
それは弱者という存在だった、
ということです。
存在自体が小さく、弱く、ひっそりと耐え忍びながら生きてきた種が生き残ってきているのは、間違いのない事実です。
この事実をどう受け止めればいいのでしょう。
6回目の絶滅の道を辿っているのか?
現在、様々な種が絶滅に瀕しています。この状況下で、6回目の絶滅の警笛を鳴らしている人もいます。
最近の新型コロナ……その前のエボラやエイズなども含めて、人類(哺乳類)という弱者が恐竜などの強者と取って代わった時代が幕を下ろそうとしているのかもしれません。
こんなときに生き残るためには?
これだけは言えます!
みんなと同じことをやっていては、
生き残れない!
だからこそ、弱者なりの慎重な思考が大切だと感じています。
強引なことだけはしてはいけません。
やるならば思考を重ね、新しいことをダイナミックに実行するしかないですし、できなければ、やらない方がいいでしょう。
今回のクラスター発生で株式会社ライズコミュニケーション関係者の方々が疲弊して、会社自体がダメにならないことを祈るばかりです。
勝者は、必ず滅びる! 「敗者の生命史38億年」
今回の生命絶滅「ビッグファイブ」の歴史も含め、勝者の進化からの滅び、敗者の生き残りなどを歴史的に考察した一冊を紹介します。
これです。
「敗者の生命史38億年」
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スケール感が少し違いますが、こんな本も出ています。
「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」
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失敗したことを真正面で受け止めることなんてしなくていいのかもしれません。
「失敗したって、いいじゃん!」と朗らかに思い、笑い飛ばし、ネガティブな気持ちを忘れ去って、ネクストを生きていくことが大切なんでしょうね。
では!
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