つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
気になった謝罪文の実例を収集してアーカイブしている記事です。謝罪するようなことが起きないことに越したことはありませんが、もしご自身や仲間に何かが起きた時に参考にしていただければ。
【目次】本記事の内容
アート引越センター従業員が私有地内で堂々と排便!?
8月3日の夕方、アート引越センターの従業員(アルバイト?)が千葉県木更津市内のアパート裏で排便。さらに持ち帰らずにティッシュに包んで捨て去った行為を激写されてしまいました。検索すると動画もありました。
画像の方はこちらです。
【悲報】引っ越し大手『アート引越センター』さん、私有地にウンコしてそのまま去るところを激写されてしまう
アートウンコしセンターに改名へ(撮影:@ryuta19951205) pic.twitter.com/peGY5MOrcf
— 滝沢ガレソ⭐ (@takigare3) August 4, 2022
J-CASTニュースの記事によると、すでに告発者とご近隣に謝罪を済ましているようです。
アート引越センターの広報宣伝部は4日、J-CASTニュースの取材に対し、「社内にて状況の確認、調査を行ったところ、 そのような事案があったことは事実です」と認めた上で、「該当の建物にお住いの皆様や多くの皆様に大変不快な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。この度は大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。
引用:アート引越センター従業員が私有地で「脱糞行為」 茂みに捨てる…広報が事実認め謝罪「大変遺憾」(J-CASTニュース/2022年08月04日17時32分)
https://www.j-cast.com/2022/08/04443256.html
魚拓URL:https://archive.ph/aUWwL
アート引越センターがアートウンコしセンターに!? どう謝罪するのか?
8月4日21時15分の時点でアート引越センターからの謝罪文は出ておりません。
内容が内容だけに、アート引越センターも静かに終わらせたかった案件だと思いますが、なかなか思ったようにはいきません。ツイッターで8月4日午後から一気に話題が拡散しています。
それどころか、「アートウンコしセンター」という不名誉な名前まで付けられてしまいました。
このままだとアート引越センターも息を潜めてやり過ごすわけにもいかないでしょう。
いつもは謝罪文ありきで紹介している記事ですが、今回は謝罪文が出るかどうかも気になります。また、排便行為をどのように表現するかも気になっています。
しばらく動向を見守ろうと思います。
アート引越しセンター「うんこ事件再発防止」に向けて取り組みを考えてみた
アート引越センターの広報宣伝部はマスコミの取材に対して「再発防止に向けて取り組み、従業員に対して体調の異変に気が付いたら早めに対策するように改めて指導いたします」と対応しているようです。
ぜひとも今回のケースでは謝罪文と合わせて再発防止の対策、さらにはお客様の理解も含めてアピールしてほしいものです。できれば業界全体で共有して欲しい案件です。
・ ・ ・
今回の件についてはネットでもいろいろな感想が出ていますが、前向きな提案などは出ているのでしょうか? Yahoo!ニュースでの前向きなコメントをザックリ確認してみました。
<アート引越しセンターのうんこ事件に関する感想>
・会社は公共のというけどそんな都合よく近くにトイレが利用できる公園や店舗があるとは限らないしね。急にきた便意に対応困難なことはあるだろうね。
・絶句する出来事ですが、その様子を撮って安易にツイッターで拡散させる行為も賛同しかねます。よほど悪質な常習犯とかならともかく。
・「なかなか(公共施設を使わせてもらうことが)できないのが現実だからこんな事件が起こるんだ」と認識して動くべきだ。
・契約書にトイレ借用の件謳えば済むだけの話では?
・最近はコンビニも感染予防の為貸してくれないとこもあるしね。
・このような低俗な行為はどんどん増えるでしょう。国が貧しくなったから。
・トイレに被せる簡易トイレのようなものを持たせた上で借りるとか、ストッパなどの常備薬を携帯させるとか、もう少し会社側の努力があってもよいのでは。
・事前に1番近い公共のトイレを確認させる&利用してから客先へ訪問。
・会社側が用意した簡易トイレを使う。
・一度だけ引越しバイトしたことあるけど、多分「公共のトイレ」を使用する余裕のある勤務形態ではないな。拘束時間も長いし、寄り道している暇がない現場もある。食事の暇もないときもあるし、スタッフは疲弊していた。
・従業員への厳重注意は変だと思う。作業員でない人たちの問題でしょ。
・トイレを貸すのは嫌だという意見が多数でびっくりした。
ほか
◯うんこ事件を繰り返さないためには、事前の準備しかない
ネットにはいろいろな意見が飛び交っていました。今回のケースは会社がいくつかの事前の準備をしておくしかないですよね。
すでにやっているのかもしれませんが、あらためて下記のようなことを徹底するのがいいでしょう。
<引越し業者さんのうんこ対策>
・事前にお客様宅周辺のトイレ情報を確認するトイレエキスパートを会社で任命し、各リーダーにトイレマップを配布する。
・整腸剤や下痢止め(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)を事前に用意しておく。
・簡易トイレ(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)を用意しておく。
・決壊時のための簡易下着(男女兼用・大人用紙パンツ)(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)を用意しておく。
・最悪、お客様のトイレをお借りする場合はお客様のメリットになるようなサービスを用意しておく。
・外国人従業員の場合はモラルを徹底しておく(後述しますが、今回は中国人アルバイトの可能性も?)。
こんなところでしょうか。
とくにトイレエキスパートは重要です。私も街歩きイベントを主催して、多分、数十回ほど開催してきていますが、とにかく安全対策とトイレ対策がとにかく大変なんです。15分おきに対応できるトイレをとにかく洗い出します。しかし、都心ならば可能でしょうが、地方だとそんな都合よくトイレがあるわけがありません。各リーダーが自主的に探すなんて、めっちゃ手間です。つか、無理です。だからこそ専門のトイレエキスパートが必要です。各引っ越し業者さんはエリアのトイレを知り尽くして指示を出すような人を育成してください。
どうですか? 良い提案ではないでしょうか?
引越し業者さんから問い合わせがあったら、さらにトイレ情報の活用法も含めてアドバイスします。ぜひお問い合わせをお待ちしております(そんなことあるわけない笑)。
弱小企業には厳しいのかもしれませんが、今回の件をプラスに考えて大真面目に業界全体でトイレ対策を共有していくのがいいのでしょう。
こうなってくると、なおさら謝罪文や対応策が気になってきます。
日本は排便先進国! 世界には野外排便が当たり前の国がある!?
野外排便というのは正式には「屋外排泄」や「野外排泄」などと呼ばれるようです。一般的には「立ちション」「野ション」「野糞」などの言葉が使われています。
日本では軽犯罪法違反となってしまう行為です。
もちろん多くの先進国ではモラル的に禁止されている行為です。
しかし、そうでない国も少なくありません。
たとえば中国は排泄に関しては緩いです。とくに設備が整っていないせいもありますが、田舎では緩いです。私も10数年前に中国に行きましたが、ひどい場所はひどかったでした(さすがにリアルな表現は避けました)。
驚きなのが、インドです。
宗教上の理由からトイレを設けない家屋が多いため、いまだに数億人というレベルで「野外排便」が行われています。
詳しくは下記の記事をご覧になってください。
インドの西ベンガル州ナディアで農業を営むラジュ・ビスワスさん(25)は、畑の前でしゃがんだ男性の写真をスマートフォン(スマホ)でスクロールしていた。早朝に排便スポットを巡回している最中にこの写真を撮ったのだという。
引用:インドの「野外排便パトロール」、見せしめ写真掲示も(THE WALL STREET JOURNAL/2015年10月27日 16:39)
https://jp.wsj.com/articles/SB11656670854055994709504581318683879687632
魚拓URL:https://archive.ph/8L5zb
・ ・ ・
インドの人々が家にトイレを作らないのは、ヒンドゥー教では「浄と不浄」という観念が強く意識されているからです。不浄とされる人の排泄物や汗などは「家から離れた所で処理すべきである」と経典に書かれているのです。
国連児童基金(ユニセフ)の調査によると、インドでは2015年、5億2300万人が野外で用を足していた。世界全体では約9億人で、インドだけでその6割を占める。野外での排泄(はいせつ)が主な原因とされる感染症で、5歳以下の子どもが年間約12万人も死亡している。
引用:「野外で排泄」5億人 インド、トイレ設置が進まぬ理由(朝日新聞/2017年11月26日 17時33分)
https://www.asahi.com/articles/ASKCR45GWKCRUHBI00F.html
魚拓URL:https://archive.ph/GcONG
排便先進国である日本で起きてしまった衝撃的な野外排便事件ですが、もしかすると日本人ではなく中国人アルバイトだった可能性もあります。
いろいろなことを考えていると、アート引越センターの対応が気になってきます。
結局、アート引越センターは公式に謝罪文を出さない? 創業時を思い出して!
現在は「2022年8月10日21時過ぎ」です。
いまだアート引越センターは排便事件に関しての謝罪文は出しておりません(検索などで細かく調べましたが、見逃してはいません)。
残念ですが、アート引越センターは臭いものには蓋をする隠蔽体質のようです(今回は臭いものに蓋をしなかったことでトラブルになりましたが……)。対処法としては褒められたものではないと思いますが、人は時間が経てば忘れるものです。寺田ファミリーにとっては上策なんでしょう。
ちなみにアート引越センターは、名誉会長を寺田千代乃さん、代表取締役会長をご主人の寺田寿男さんが努めています。二人には二人の息子さんがおり、長男の政登さんは代表取締役社長、次男の秀樹さんが代表取締役専務です。完全なる家族経営です。言うまでもなくファミリー経営は創業者一族のワンマン経営は独善的な経営スタイルになりやすくなります。今回の例はそのパターンです。そもそも引っ越しなど一期一会的な部分も強いので、終わったことを闇に葬ってしまっても、大きなマイナスにはつながりにくいでしょうから。
さて、謝罪文を待っていても仕方ありません。最後に創業者であり、現在の名誉会長を務める寺田千代乃さんの取材記事を見つけましたので貼っておきます。なかなかの苦労人だったようです。よかったら、ご覧になってください。
◯十円玉二枚のサービスでお客様と心を通わした寺田千代乃さん
寺田千代乃さんが32歳のときのインタビューです。
出典:寺田千代乃(12)小さな気遣い 作業時は靴下を履き替え 2回の電話代入れた小袋(日本経済新聞社/2020年9月12日 2:00)
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO63730400R10C20A9BC8000/
魚拓URL:https://archive.ph/M4sqI
当時、引っ越しのためにかけてくれた電話賃をお返しするサービスが話題となったようです。これはかなり古い記事ですが、日経の人気連載「私の履歴書」の第12回時に掲載されたようです。今回は住居敷地内への排便行為です。利用者のみならず、同じ建物の住民も窓から外を眺める度に思い出してしまうかもしれませんね。
◯「われわれ団塊の世代はポジティブ!」と勝ち気満点の寺田千代乃さん
上記の記事から約25年後の寺田千代乃さんです。ジャケットの下衿部分のアクセサリーは「トンボ」でしょうか。二人の息子さんに“勝ち虫”と呼ばれるトンボのイメージを重ねているのかもしれません。
出典:寺田千代乃さん「社長、妻、母の三役を全力で」(産経新聞/2005年2月22日)
https://miyaneta.exblog.jp/2124455/(出典:「・・落書」ネタ帳)
魚拓URL:https://archive.ph/Glv1t
見出しには「信頼を育てるのは、時間ではなく気持ち」という言葉が踊っています。今回の排便事件に関して謝罪文を出さないアート引越センターにケチを付けるわけではありませんが、「ポジティブでアクティブな団塊の世代は、謙虚さと失敗を活かすスピリッツも持ち合わせている!」と堂々と謝罪文を出してほしかったです。
いまからでも遅くはないです。ぜひ過去のインタビューや日経の「私の履歴書」などを読み直して、自分に問い直してもらいたいところです。
引っ越し業界のリーディングカンパニー(生みの親)として業界を牽引してきたアート引越センターらしい対応に期待しつつ、これで筆を擱くことにします。
参考:アート引越センター関連書籍ほか
・「寺田千代乃と401人の戦士たち―アート引越センター超高速成長の秘密」(1984)
・「アート引越センター 顧客満足度連続No.1のヒミツ」(2019)
※リンクをクリックすると、アマゾンのページに飛びます。
・私の履歴書・寺田千代乃さん(弁理士の日々/2020-10-09 22:00:23)
https://blog.goo.ne.jp/bongore789/e/d22cc9014845f8cc499ed785e0c6d687
魚拓URL:https://archive.ph/tfb7P
※日経「私の履歴書」がコンパクトにまとめられた記事です。
では!
気になった謝罪文を収集しています。謝るようなことが起こらないにこしたことはありませんが、何かの時のために参考にしてください。
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