アカギヘリコプターでのウクライナ女性パワハラ訴訟。決着するも正式謝罪はなし | 謝罪文 実例70

つなワタリ＠捨て身の「プロ無謀家」（@27watari）です。

 

気になった謝罪文の実例を収集してアーカイブしている記事です。謝罪するようなことが起きないことに越したことはありませんが、もしご自身や仲間に何かが起きた時に参考にしていただければ。

 

 

ウクライナ人女性がアカギヘリコプターを提訴から、和解へ

2022年9月9日、奈良市のヘリコプター運営会社アカギヘリコプターに4年前から勤務していたウクライナ人女性がパワハラ訴訟を起こしました。

ウクライナ人女性は上司から「挨拶できひん奴は野良犬と一緒や、俺からしたら。気持ち悪い。人間的に気持ち悪い」と罵られ、ウクライナ侵攻についても「ウクライナも悪い」などと発言していたとも主張していました。

 

 

提訴された時点でアカギヘリコプター側は、「弁護士に対応を任せている」というコメントを出したのみでした。

 

裁判ともなると、不用意な発言が不利に働く可能性もありますので、最低限のコメントで対応するしかない部分もあるでしょう。

 

アカギヘリコプターの対応に対して不誠実さを感じながらも、裁判の結果が出るまで記事にはしませんでした。

 

そして11月となり、和解のニュースが報道されました。

 

 

 

2022年10月31日付でウクライナ人女性とアカギヘリコプターが和解

謝罪文関連のニュースは定期的に検索しているのですが、2022年10月31日付でウクライナ人女性とアカギヘリコプターが和解したというニュースを発見しました。

 

 

この報道を受け、アカギヘリコプターの公式サイトを確認しましたが、まったくそれらしい謝罪は公表されていませんでした（2022/11/15夜の時点）。

 

 

残念な会社ですね。

 

 

マスコミの取材を受け、アカギヘリコプターはパワハラの事実を認めた上で「大変申し訳なく思っている。再発防止に努めていく」と話したようです。

 

公式サイトで謝罪文を出せばいいとは思いませんが、あまり反省の色が見えない印象です。

 

やはり大人は見本にならないといけないでしょう。きっちりと謝れる人間になる必要があります。

 

公式サイトには社長の森田陽一氏の挨拶文が掲載されていますが、それによると「安全運航が会社の原点」だということです。モラルを失った会社は足腰が弱くなります。今後、大きな事故を起こさないことを祈るばかりです。

 

では！