つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。東京五輪の聖火リレーのスタートである2021年3月25日を前にして、有名人の辞退者が続出しています。いまだに「本当に東京オリンピックは開催できるのか?」というムードが漂っている状況ですが、その不安を後押しするような聖火ランナー辞退の理由を推測してみました。
聖火ランナー辞退者続出の理由が気になっている人……森発言を受けてのボランティア辞退者が続出したのはわかりますが、有名人の聖火ランナー辞退者が続出しているのは、同様の理由とは思えません。「なぜだろう? これって……もしかして」なんて思ったことをまとめてみました。何かの参考になれば幸いです。
【目次】本記事の内容
東京五輪の聖火リレーのコンセプト「Hope Lights Our Way/希望の道を、つなごう。」
1936年のベルリン五輪から始まった「聖火リレー」。1964年の東京五輪は総距離6755キロ、10万713人が参加しました。
2021年の東京五輪の聖火リレーは「Hope Lights Our Way/希望の道を、つなごう。」というコンセプトで3月25日に福島県をスタートし、日本全国を巡ります。
「東京2020オリンピック聖火リレー コンセプト映像」というのを見つけました。ぜひその想いを感じてください。
47都道府県の最後を締めくくるのは東京都で、7月9日から大会の開会式当日である7月23日までの15日間に実施されます。
参考:聖火リレールート情報|東京2020オリンピック聖火リレー
https://tokyo2020.org/ja/torch/route/
全世界が注目する一大スポーツイベントを象徴する感動のリレーであり、ランナーに選ばれることは非常に名誉のあることのはでずなのですが、突然、有名人の聖火ランナー辞退者が続出しています。
この理由を考えてみました。
聖火ランナー辞退者一覧
現時点(2021/02/27)で話題になっている聖火ランナー辞退者は下記のとおりです。ロンブーの田村さんは森発言を理由に挙げていますが、他の方々は「仕事の都合」が理由です。
・五木ひろしさん(福井県PRランナー):昨年10月に「スケジュールの都合で」参加を辞退→代役:荻野正二さん(元バレーボール選手)。
・常盤貴子さん(石川県PRランナー):「スケジュールが合わなくなった」と参加を辞退→代役:若村麻由美さん(俳優)。
・玉城ティナさん(沖縄県PRランナー):「仕事の都合がつかなくなった」と参加を辞退→代役:不明。
・斎藤工さん(石川県PRランナー):「新型コロナウイルスの影響で撮影などのスケジュールが流動的となり、調整がつかなくなった」と参加を辞退→代役:不明。
・田村淳さん(ロンドンブーツ1号2号/愛知県PRランナー):「どうしても(森氏発言は)同意しかねる。農家の方にも失礼。僕はオリンピックを盛り上げることができません。自分はインフルエンサーとして仕事をしている。沿道に人を集める必要がないのであれば、タレントは身を引くべきだと感じた」などと参加を辞退→代役:不明。
現時点の有名人聖火PRランナー
現時点(2021/02/27)で有名人聖火PRランナーは何人いるのでしょう。福島県は7組ですので、ざっと350名程度でしょうか。
2月末の時点で橋本聖子会長は、「聖火リレーは感染状況によっては走行を中止し、到着式のみを行う可能性もある。著名人ランナーは入場制限ができる競技場や公園で走る方針で」と強行する意向を示しています。
◯有名人の聖火PRランナー(一部)
ちなみに以下のような有名人が聖火PRランナーに名を連ねています(敬称略)。
高木菜那・美帆姉妹(北海道)、のん(岩手県)、サンドウィッチマン(宮城県)、壇蜜(秋田県)、なでしこJAPAN(福島県)、香川照之(福島県)、田臥勇太(栃木県)、羽生善治(埼玉県)、増田明美(千葉県)、白鵬(東京都)、出川哲郎(神奈川県)、小平奈緒(長野県)、岩崎恭子(静岡県)、宇野昌磨(愛知県)、武豊(滋賀県)、片岡愛之助(大阪府)、笑福亭鶴瓶(兵庫県)、有森裕子(岡山県)、高橋大輔(岡山県)、為末大(広島県)、広末涼子(高知県)、石原さとみ(長崎県)、指原莉乃(大分県)、具志堅用高(沖縄県)
◯福島県を走る有名人の聖火PRランナー(福島民友新聞 2020年01月28日)
ちなみにスタートとなる福島県の聖火PRランナーは、山崎静代さん(しずちゃん/南海キャンディーズ)、TOKIOメンバー4人、遠藤尚さん、大林素子さん、窪田正孝さん、室屋義秀さん、箭内道彦さんの7組
これは2020年01月28日の記事で、メンバーは変わっていると思われます。
聖火ランナーの辞退の原因は2つある? もしかして自治体が依頼?
さて、私的には聖火ランナーを辞退するのはアリだと思いますし、理由をボヤかすのも重要だと思います。
なので、あーだこーだと辞退者に文句を言う気はありません。
ただ、自分なりに理由を考えてみました。
◯辞退に至った理由(1)……聖火ランナー参加は面倒すぎる!
大会組織委員会が聖火ランナーに対して下記のようなガイドラインを提示しました。これが面倒な感じです。
聖火ランナーに求められる対策
・走る2週間前から会食や人出の多い場所への外出を避ける
・走る2週間前から体調状況を報告
・感染の可能性がありPCR検査を受信する際は連絡
・陽性の場合は参加辞退
・走行時以外はマスク着用
・走行後2週間以内に感染した場合は報告
私がもし参加する芸能人のの立場でしたら、「ちょっと面倒だなぁ……」と思ってしまいます。非常に名誉なことではありますが、「開催すら不透明な状況のオリンピックに振り回されるのはノーサンキュ!」と思ってしまいます。そこで……辞退はアリかもしれません。
自分が辞退することで、他に「出たい!」と思っている人が参加できるなら、それはそれで喜ばしいことでしょう。
◯辞退に至った理由(2)……もしかして自治体からの打診??
今回の聖火リレーに関して大会組織委員会が各自治体に対して出している注文はいろいろあると思います。
各自治体は、多くの観客が集まる可能性がある著名人ランナーの走行は、中止を含めて計画を見直しているはずです。
結果的に決断が早い自治体は、芸能事務所に打診した可能性も考えられます。
ボランティアも集まりにくい状況で、さらに新型コロナ感染が再度広がる可能性があることを積極的にやる必要はありません。
水面下でタレントのイメージを壊さない形で辞退の依頼をすることは考えられるのではないでしょうか。
オーソドックスな聖火リレーにこだわる必要はあるのか?
アナログ的に聖火を受け渡して全国をランナーが駆け巡る聖火リレーは素敵なことだと思います。
私も好きです。
とはいえ、今回はオーソドックスな聖火リレーにこだわる必要はなかったと思います。
すでに手遅れですが、デジタル化も進んでいるわけですし、全世界での新型コロナ感染拡大も含めて、デジタル(ネット)を活用した聖火リレーを実施すればよかったんですよね。
昨年の中止の段階で現在の状況は簡単に推測できたわけですから、見えない敵に振り回された時点で大会組織委員会は無能と言わざるを得ません。
◯走らせるならコースを決めて、観客を制限するだけ!
大坂なおみ選手の優勝で話題となった全豪オープンの場合は、ロックダウン期間中は無観客で開催し、解除後は定員の50%の有観客で行われました。
やりたいなら、この時点で大会組織委員会は状況に応じた具体的なガマン条件を出せばいいだけで、そこから噴出する不満を解消するガス抜きを提示すればいいだけなんです。
ピンチなときこそ進化のチャンス! 「デジタルオリンピック」開催を!
仕方ないことですが、オーソドックスにこだわりすぎた大会組織委員会は……反面教師として学ばせてもらいます。
新型コロナ感染拡大は引き続き終息せずに続くでしょう。
今回のオリンピックは中止になると思ってはいますが、仮に開催することになっても、観客半分のアジア中心の記録会程度の内容で終わることでしょう。
私はそのように考えています。
しかし!
同じ場所で計測しなくなっていいじゃないいですか。
それが参考記録になってもいいじゃないですか。
全世界で一定の条件で記録会を開催して、記録だけを争う方法だってあります。それをデジタルで共有する「デジタルオリンピック」を開催するチャンスを逃したのは残念で仕方ありません。
テクノロジーをプラスして、世界をひとつにまとめることはできたはずです。
ブランディングはピンチにこそ開花する!
ピンチなときこそ、進化のチャンスです。
ブランディングはピンチにこそ開花するのです。
しかし……
大会組織委員会は、千載一遇のチャンスを逃してしまいました。
このチャンスを逃した理由は……
凝り固まった思考です。
こだわりは大事ですが、それは新しい成長機会&顧客開発につながりにくいマイナス点もあります。
どんなことにでも挑戦できるようなピンチに追い込まれたオリンピックだからこそ、“攻め”の姿勢でチャンレンジしてもらいたかったです。
・ ・ ・
私もこだわりの中で生きています。
こだわりが重要なのも否定しません。
しかし、こだわりどころを間違えると、発展性は望めません。
新しい時代だからこそ、本来のこだり部分を見直し、テクノロジーを活用していきたいところです。
では!
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