スーパーギタリスト、エドワード・ヴァン・ヘイレンが、2020年10月6日に亡くなりました。まだ65歳。ただただ無念! ひたすら残念!
【目次】本記事の内容
- 1 エドワード・ヴァン・ヘイレンが亡くなった原因は “ がん ”
- 2 ウルフギャングが語る父の思い出
- 3 エディの元妻であるヴァレリー・バーティネリもインスタでメッセージを
- 4 デイヴィッド・リー・ロスからのメッセージ
- 5 兄のアレックス、決裂したサミー・ヘイガー&マイケル・アンソニーのコメントは?
- 6 兄のアレックス・ヴァン・ヘイレンの追悼コメント
- 7 改造ストラト「フランケンシュタイン」よ、永遠に!
- 8 2000年に舌がん→完治→2019年にはシリアスな状況に……原因はタバコか
- 9 つなワタリが選ぶエディ・ヴァン・ヘイレンの映像ベスト5!
- 10 「We Love You Eddie」マイケル・アンソニーとサミー・ヘイガーが語るエディ追悼メッセージ
- 11 デビュー前からの長い付き合い……KISSのジーン・シモンズがエディを語る
- 12 エディがもっとも影響受けたギタリストは、アラン・ホールズワース
エドワード・ヴァン・ヘイレンが亡くなった原因は “ がん ”
息子のウルフギャングがsnsで「今朝、長く厳しい “ がん ” との闘いに敗れた」と訃報を伝えました。
これです。
— Wolf Van Halen (@WolfVanHalen) October 6, 2020
添付された文章はこれです。
I can’t believe I’m having to write this, but my father, Edward Lodewijk Van Halen, has lost his long and arduous battle with cancer this morning.
He was the best father I could ever ask for. Every moment I’ve shared with him on and off stage was a gift.
My heart is broken and I don’t think I’ll ever fully recover from this loss.
I love you so much, Pop.
(訳)
こんなことを書くなんて信じられないことだけど、僕の父のエドワード・ロードウェイク・ヴァン・ヘイレンが、今朝、長く厳しい癌との闘いに敗れてしまいました。
彼はこれ以上望めないほどの最高の父親でした。ステージ上でもオフタイムでも父と過ごした全ての時間は、僕にとっての贈り物でした。
心が砕け散ってしまいました。この喪失感から完全に立ち直れるかどうかわからないです。
愛してる、 パパ
ウルフギャングが語る父の思い出
海外サイトでもエディの訃報は大きく報じられています。
貴重なウルフギャングとエディのツーショットが「The Inquisitr」に掲載されていました。
「唯一のマトモじゃない記憶は、僕が6歳の頃のこと。ロス空港でパパラッチが私たち家族を追いかけてきたことだ」というウルフギャングのコメントが掲載されていました。
引用:Eddie Van Halen’s Son Wolfgang Posts Touching Tribute Following Dad’s Death: ‘I Love You So Much, Pop’ 〜 Eddie Van Halen has died at the age of 65.
https://www.inquisitr.com/6318328/wolfgang-van-halen-son/
エディの元妻であるヴァレリー・バーティネリもインスタでメッセージを
エディと女優のヴァレリー・バーティネリは1981年4月11日、カリフォルニア州ウエストウッドのセント・ポール・アポストル教会で結婚しました。
そして1991年3月16日にウルフギャングが誕生。しかし結婚後21年目に破局していました。
Valerie Bertinelli is broken-hearted by the death of her ex-husband, Eddie Van Halen.
引用:Valerie Bertinelli Reacts To The Death Of Her Ex-Husband, Eddie Van Halen
The actress shared a touching family photo to Instagram as she paid tribute to her former love.
https://www.inquisitr.com/6318321/valerie-bertinelli-eddie-van-halen-death/
添付された文章はこれです。
40 years ago my life changed forever when I met you. You gave me the one true light in my life, our son, Wolfgang.
Through all your challenging treatments for lung cancer, you kept your gorgeous spirit and that impish grin.
I’m so grateful Wolfie and I were able to hold you in your last moments.
I will see you in our next life my love.
(訳)
40年前、あなたに出会った時に私の人生は永遠に変わりました。あなたは私の人生にひとつの真の光である私たちの息子、ウルフギャングを与えてくれました。。
肺がんの治療中も あなたはゴージャスな精神を持ち続け、イタズラっ子のように笑っていましたね。
ウォルフィ(ウルフギャング)と私があなたの最期の瞬間を抱きしめられた事に感謝しています。
また次の人生で会いましょう……愛してる。
デイヴィッド・リー・ロスからのメッセージ
デイブからのメッセージは「What a Long Great Trip It’s Been..」。
意味的には「長い素晴らしい旅だったよな……」みたいな感じでしょうか。途中でトラブルもありながら元の鞘に収まった二人ですね。やはりヴァン・ヘイレンの大成功は、デイブのエンタメ精神があってことだったと思います。
What a Long Great Trip It’s Been.. pic.twitter.com/M5pmkVi7hW
— David Lee Roth (@DavidLeeRoth) October 7, 2020
兄のアレックス、決裂したサミー・ヘイガー&マイケル・アンソニーのコメントは?
エディの実の兄、アレックス・ヴァン・ヘイレンはツイッターアカウントはありますが、ほとんどツイートしていません。やはり今回の件でも何も投稿していません。投稿している場合じゃないでしょうね。
関係が悪化したままカットアウトになってしまったサミー・ヘイガーは、言葉少なにツイートしています。「ショックだ。言葉すら出ない」といった感じでしょうか。マイケル・アンソニー(後述)と共に、エディとの関係は……もしかすると10数年ほど途絶えていたはずです。
Heartbroken and speechless. My love to the family. pic.twitter.com/MQMueMF2XO
— Sammy Hagar (@sammyhagar) October 6, 2020
サミー・ヘイガーと同じくエディとの関係が悪化したままのマイケル・アンソニーですが、偶然なのかサミーと似たようなコメントを出しています。
いろいろな状況も含めて考えると、そう簡単に言葉を投げかけられないですよね。ヴァン・ヘイレンはアレックスのドラムがアレ(笑)でしたが、マイケルがしっかり土台をキープしたからこそ安定感が出たと思っています。コーラスでもいい味を出していました。
なによりデビュー時の「悪魔のハイウェイ」でのイントロは衝撃的でした。
それにしても二人とも若々しいです。
マイケルがヴァン・ヘイレンに加入したのは1974年のこと。それ以前には「Mammoth(マンモス)」というバンド名で、ベースはMark Stone(マーク・ストーン)が務めていました。このマークのことを調べてみると、2020年9月29日に亡くなったばかりのようです。
当時の貴重な音源はこちらからどうぞ。
気になるヴァン・ヘイレンの公式ですが、現時点(10月7日夕方5時)での発信はありません。
兄のアレックス・ヴァン・ヘイレンの追悼コメント
アレックス・ヴァン・ヘイレンは、ファン・サイト『Van Halen News Desk』で幼いときの兄弟の写真と一緒に追悼コメントを出しました。
「Hey Ed. Love you.See you on the other side. Your brother, Al(ヘイ、エド。愛してる。向こうで会おう。君の兄アル)」
引用:From Alex Van Halen
https://www.vhnd.com/2020/10/08/from-alex-van-halen/
改造ストラト「フランケンシュタイン」よ、永遠に!
2020年冒頭のエディのツイートには、「HAPPY NEW GEAR!」というメッセージと共に、改造ストラト「フランケンシュタイン」がアップされていました。
まさに! このギターは、ヴァン・ヘイレンの顔ですよね! カッコいいです!
HAPPY NEW GEAR!@evhgear NEW models at the @NAMMShow!#NAMMshow #evh #guitars #NAMM #5150 #music #namm2020 pic.twitter.com/VNQg0FZ3OS
— Eddie Van Halen (@eddievanhalen) January 17, 2020
2000年に舌がん→完治→2019年にはシリアスな状況に……原因はタバコか
エディは2000年に舌がんの診断を受け、2002年には舌の一部を除去する手術を受けて完治したと発表していました。しかし数年前に再発し治療中でした。
エディ自身は「舌がんを患ったのはライブの演奏中にメタルのギターピックを口にくわえていたからだ」と主張していたそうですが、実際の原因は喫煙でしょう。かなりのヘビースモーカーとして知られていましたから。
最近ではバンド活動もキャンセルが続き、ウルフギャングはソロアルバムを作る予定と報じられていました。
・ ・ ・
実際、2019年にはTOTOのギタリストであり、エディたちの高校の後輩にあたり、40年来の友人であるスティーヴ・ルカサーは、「多くは語れないし、あまり言いたくはないが、エディは健康上の厄介な問題がある」と発言していました。
その後、マスコミでもエディがシリアスな状態になっていると囁かれていました。
話は少し脱線しますが、マイケル・ジャクソンの「Beat It」でのエディのギターソロは有名ですが、そこでスティーヴ・ルカサーも大きな役割を果たしていました。そのエピソードを語る貴重な映像を紹介しておきます。
ヒトの遺伝子は、タバコや紫外線で「突然変異」する!
国立がん研究センターの調査によりますと、タバコを吸う人は明らかに遺伝子の「突然変異」の数が多いという結果が出ています。
とくに肺がん、喉頭がん(気管につながる部分)、咽頭がん(食道につながる部分)に異常をきたすことが多いそうです。
実際、がんによる死亡の内、男性34%、女性6%は、タバコが原因だと考えられています。
タバコによって遺伝子が突然変異する理由
タバコの煙には、多環芳香族炭化水素類(PAHs)や特異的ニトロソアミン類など、発がん物質が約70種類含まれています。
これらの有害物質は、肺から血液を通じて全身の臓器に運ばれ、DNAに損傷を与え、がんの原因となります。
詳しく知りたい方は、下記をご覧になってください。
「たばことがん もっと詳しく知りたい方へ」(国立がん研究センター)
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/smoking/tobacco02.html
つなワタリが選ぶエディ・ヴァン・ヘイレンの映像ベスト5!
彼らのデビュー当時から知っている私が「エディ・ヴァン・ヘイレンの映像ベスト5」を紹介します。
(1)You Really Got Me (Official Music Video)
ヴァン・ヘイレンのデビュー曲。キンクスの名曲を凄まじくクールに、ハードに、かっこよく仕上げた一曲です。個人的には、もっさり感のある「タメ」からのスリリングな展開が大好きです。
(2)Eruption Guitar Solo–Eddie Van Halen
ヴァン・ヘイレンといえば、「Eruption」です。世界中のギタリストが衝撃を受けた一曲です。日本では『プレイヤー誌』で楽譜(タブ譜だったかも?)が掲載され、ギターキッズたちがコピーしまくっていました。これはライブによるロングバージョンです。
(3)mean street
1998年、オーストラリア・シドニーでの演奏です。このイントロも好きです。やはりエディーのセンス、タッピングの進化は凄まじいものがありました。
(4)The Jacksons & Eddie Van Halen – 「Beat It 」Victory Tour(Dallas, Texas)
1984年7月14日のマイケル・ジャクソンのツアーでの様子です。映像は綺麗ではありませんが、非常に貴重です。
(5)Van Halen – Interview 1978 London
1978年6月10日、ロンドンでのインタビューの様子です。デビューして半年後の初々しい様子をご覧になってください。
ちなみにこの1週間後にヴァン・ヘイレンは初来日(全9公演・下記)を果たします(他のバンドのキャンセルで急遽実現)。
<ヴァン・ヘイレン 初来日ツアー詳細>
6月17日・18日……東京「東京厚生年金会館」
6月21日・22日……東京「中野サンプラザ」
6月24日……愛知(名古屋)「名古屋市公会堂」
6月25日・27日……大阪「フェスティバルホール」
6月26日……京都「京都会館」
6月28日……大阪(吹田)「万国博ホール」
このときのライブは、無駄な?ギターソロも多く、けっこう酷評されていた印象を持っています。しかし、研究熱心なギターキッズにとっては、その方がありがたかったかもしれませんね。たしか演奏時間も長くなかったはずです(日本の前座バンドの演奏もあったはず)。「はず」ていう曖昧な記憶ばかりで申し訳ないですが、40年以上前の話ですし、ご容赦ください。
※当時の演奏の音源は「van halen 1978 japan」あたりで検索すると出てきます。チェックしてみてください。私はしません(笑)。
ちなみにヴァン・ヘイレンは6回来日し、最後の公演は2013年でした。
以上、デビュー当時から見続けてきた私が選ぶ「エディ・ヴァン・ヘイレンの映像ベスト5」でした。「ジャンプ」やサミー・ヘイガーの絡みも入れたかったのですが、もうキリがありませんね(笑)。
「We Love You Eddie」マイケル・アンソニーとサミー・ヘイガーが語るエディ追悼メッセージ
youtubeを見ていると、マイケル・アンソニーとサミー・ヘイガーがエディに対してのメッセージ映像を見つけました。二人とも歳をとりましたね。。。それはともかく、二人からのメッセージをご覧になってください。
「Ultimate Classic Rock」によると、サミー・ヘイガーとエディは和解していた?
長年の確執で知られていたサミー・ヘイガーとエディですが、今年初めにコミュニケーションを取り始め、関係を修復していたことを明かしました。デヴィッド・ボウイとグレン・フライが亡くなった後、サミーは『後悔や因縁なんかを持ったまま埋葬されたくない』と思ったそうです。
本当かどうかはわかりませんが……。
引用:How Sammy Hagar Made Peace With Eddie Van Halen Before His Death 「Ultimate Classic Rock」より
https://ultimateclassicrock.com/sammy-hagar-eddie-van-halen-made-peace/
デビュー前からの長い付き合い……KISSのジーン・シモンズがエディを語る
デビュー前のヴァン・ヘイレンがジーン・シモンズの資金援助を受けてデモテープを作ったというエピソードは非常に有名です。
その当時の話、ジミヘンとエディの話、“speeding bullet”と表するエディの魅力などを語っている映像もありました。
ジーン・シモンズはエディのことを「lasting legacy(永久遺産)」と讃え、「today we did lose a genius and an originator an icon of the music world and there will be no one else who will ever innovate like eddie more importantly for me a real beautiful soul that’s his biggest(我々はは天才であり、創始者であり、音楽界のアイコンを失ったてしまった。エディのような革新的なアーティストは他にいないだろう。私にとっては何より重要なのは……彼の本当の美しい魂。それが彼の最大の魅力でした)」といった感じのメッセージで締めくくりました(訳は間違っているかもしれませんふが……汗)。
エディがもっとも影響受けたギタリストは、アラン・ホールズワース
エディファンなら誰でも知っていることですが、フェイバリットギタリストとして挙げていたのは、アラン・ホールズワースです。
常にジミヘンと並んで紹介されることが多いエディですが、本当にエディファンならば、こう言うでしょう。
「NO Allan Holdsworth , NO Eddie Van Halen」
この二人のジャムセッションの音源が残されています。1982年4月に行われたものです。貴重です。ぜひ聴いてみてください。
ライトハンド奏法(タッピング)は、昔からあった奏法
ちなみにライトハンド奏法(タッピング)は、アランの演奏を真似るために、エディが苦肉の策で取り入れたという話もあります。
そもそもライトハンド奏法(タッピング)自体は、エディが世に広めたことは間違いありませんが、彼が編み出した奏法ではありません。
ジャズ・ギタリストのロイ・スメックがウクレレでタッピング奏法を披露していた映像があります。時期的には戦前と言われています。
これです。
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