エンタメは世界の共通言語。さまざまなジャンルで日本人が海外に進出していますね。その中でも個人的に2018年には日本から飛び出して世界を席巻してもらいたいと願っているのが、昇り調子のダンスチーム「東京ゲゲゲイ」です。
【目次】本記事の内容
『ゲゲゲイの鬼太郎』スタイルで世界を驚かしてほしい
はじめて「東京ゲゲゲイ」の存在を知ったのは、2014年のこと。日本エレキテル連合のパロディ動画が話題になったのがきっかけです。
当時、ダンスにも日本エレキテル連合にもさほど興味はありませんでした。なので、パッと見て「日本エレキテル連合がダンサーと遊びで作った映像なのかな？」「朱美ちゃんと細貝さんってダンスできるんだ！」なんて勘違いしていたくらいです。
そして、今年。
『ゲゲゲイの鬼太郎』の映像には大きな衝撃と興奮を覚えました。
鬼太郎の世界観を壊すことなく、ハイパーキテレツに仕上がったMVは見事でした。何回見ても飽きないです。
まずは、最後まで見てください。
「東京ゲゲゲイ」のダンスやラップの歌詞もナイスですが、映像を作ったスタッフも素晴らしいです。調べたところ、スタッフは以下のメンバー。
Director 瀬里義治
Cinematographer 上池惟孝
Lighting Director 高橋亮
Production Manager 牧野麗美
Producer 長谷川葉月
衣装は「東京ゲゲゲイ」のメンバーが考えたのでしょうか。そこも気になるところです。
映像ディレクターの瀬里義治さんは株式会社セップ所属
株式会社セップ（以下SEP）は、音楽映像専門のクリエイター集団としてさまざまなミュージックビデオを手がけている会社です。
調べてみるとディレクターの瀬里義治さんは東京フィルムセンター映画・俳優専門学校を卒業後、SEPに入社されたようです。なるほど。どうりでクオリティ高いわけですね。
年齢は30代半ば。これからさらに勢いが出てくる一人でしょう。
SEPのサイトを見ると、イキのいいクリエイターたちの存在を知ることができます。
もしかして「東京ゲゲゲイ」ジュニアも控えている？？
たしかダンスが授業で必修化となったのは2012年でしたね。
ここ数年でダンス教室やレッスンスペースが増殖してきています。ダンス界にとって大きな底上げになっていることでしょう。
「世界のトップダンサーが集まる」を謳い文句しているEn Dance Studio（http://en-dance-studio.com/shibuya/）では、ハイレベルのダンサーを迎えてワークショップを開いています。
「東京ゲゲゲイ」のワークショップ映像を見ていたんですが、そこに出てきている女の子って、もしかして『ゲゲゲイの鬼太郎』にも出てきている女の子と同一人物でしょうか？
リーダーのMIKEYさんはクレバーな方でしょうから、すでに自身の身の引き方や5年後あたりの新生「東京ゲゲゲイ」のイメージを描いているんでしょうね。
「東京ゲゲゲイ」のメンバーは？ 経歴は？ 基本情報まとめ
「東京ゲゲゲイ」に関して向学のために経歴やメンバーのことを調べてみました。
結成はコンテストに挑戦するためだった
まずは経歴。
結成は2013年。きっかけはダンスコンテスト「DANCE@HERO JAPAN 5th SEASON」に挑戦するためでした。リーダーのMIKEY（マイキー／牧宗孝）さんが自身の教え子をピックアップして結成し、見事に歴代最高得点で優勝したのが活動のスタートとなりました。
結成理由がコンテスト挑戦というものだったせいもあり、当初から大きな野望を持っての結成ではなかったようです。
しかし、翌年には日本エレキテル連合のパロディ動画が話題となり、さらに国際ダンス交流イベントに参加、地上波出演、第10回日本ダンスフォーラム賞受賞、そして今年夏に『ゲゲゲイの鬼太郎』の発表と、着実にキャリアを積み重ねてきました。
『ゲゲゲイの鬼太郎』の発表は、「東京ゲゲゲイ」が本気で勝負に出た狼煙みたいなものなんだと勝手に想像しています。
きっと2018年からは公式サイトも地下アイドル風なものからハイセンスバージョン（英語版含む）になるんじゃないでしょうか？ いや、なってほしいです。
個性的なメンバーは5名。最年少は20歳！？
本来は写真と組み合わせて紹介したいところですが、宣材写真があるわけではないので、『ゲゲゲイの鬼太郎』の役で紹介します。あらためて映像を確認してください。
MIKEY（マイキー／牧宗孝）1983年生
「東京ゲゲゲイ」のリーダー。メンバー唯一の男性。『ゲゲゲイの鬼太郎』では鬼太郎役で登場していますが、普段は女装しての登場が基本です。映像によっては「えっ？ これMIKEYさん？ 別の女性が出演しているんじゃないの？？？」と思うはずです。あまりに妖艶すぎて驚かされます。
演出と振付を手がけています。伝説のダンスチーム「東京★キッズ」のメンバーでした。「東京★キッズ」メンバーは現在も多方面で活躍しているようです。
MIKEYさん特有の振付は、ハイパーヴォーギング＆ヒップホップという印象。ゲテモノっぽいパフォーマンスも洗練されています。この辺のセンスは見事です。
ヴォーギングで知られるウィリー・ニンジャなどの映像とも見比べてみましたが、しなやかでスピード感に溢れ、奇想天外なアクションや妖艶さ、さらにプリミティブな雰囲気が加わった動きは、かなりセンセーショナルなものです。
ちなみにヴォーギングとは雑誌『VOGUE（ヴォーグ）』のモデルポーズに似ている形から呼ばれるようになったようです。
ツイッター牧 宗孝（MIKEY 東京ゲゲゲイ）
https://twitter.com/makimunetaka
Miku（ミク／岡田美紅）1997年生
砂かけ婆を演じているMikuさん。メンバー最年少ながら、風格すら漂っている雰囲気。ロングヘアーを活かしたワイルド＆セクシーアクションや、指先などの微妙なパーツの動きまで神経が行き届いている動きが魅力的。きっとMIKEYさんは他メンバーからいいものを全部吸収しているんでしょうね。
Mikuツイッター
https://twitter.com/tgmiku
MARIE（マリエ／水木麻理絵）1990年生
猫娘を演じているMARIEさんは、しなやか＆チャーミングさをクールな動きでパッケージしている印象です。天真爛漫というか、マイペースというか、ミステリアスというか、独特の落ち着き感を漂わせています。
MARIEツイッター
https://twitter.com/marixxta（2018年2月18日頃に閉鎖？）
BOW（ボウ／堀江由香里）1988年生
子泣き爺のBOWさん。キャラの塊ですね。インパクト強烈です。見ている人の欲求に応えるダイナミックな動きはエンターテナーです。トークも含めて、「東京ゲゲゲイ」のフロントマン的存在といえるでしょう。
BOWツイッター
https://twitter.com/BOW1101（2018年2月18日頃に閉鎖？）
YUYU（ゆうゆ／田村侑弓）1996年生
ねずみ男役はYUYUさん。『ゲゲゲイの鬼太郎』で映っている時間は他のメンバーより短めのような気がしますが、もっとも記憶に残るパフォーマンスでした。鼻ほじりのせいでしょうか？ オーソドックスな動きをしっかり守っているようなピュアさ（素直さ？）がイイ感じです。ソロパフォーマーとしても活躍できそうなオーラを感じさせます。
YUYUツイッター
https://twitter.com/yuyun_oO
詳しい紹介は公式サイトをご覧になってください。
http://tokyogegegay.com/profile.html
東京ゲゲゲイ New album 「再生パッション」2017.12.10 リリース
まもなく9曲入りのNew album 『再生パッション』がiTunes 他での配信リリースされます。12月10日です。
どってことのない宣伝映像ですが、非常にそそります。
2018年1月には「東京ゲゲゲイ」最新作公演！
最新作「東京ゲゲゲイ歌劇団 VOL.2」公演が2018年1月に行われます。
MIKEYさんのオリジナル楽曲をふんだんに使用した公演です。第1回目の映像をチラリと見ましたが、なぜか寺山修司ワールドを彷彿させられました（多分、気のせい。寺山とは全然違うと思います。汗）。
東京会場はよみうり大手町ホール。キャパは500名程度でしたっけ。8回公演ですので、4000名ですか。もうチケットは売り切れちゃってるかもしれませんね。
大阪や長野でも行います。気になる方は早めにご確認ください。
詳細はこちら
http://tokyogegegay.com/evevt.html
2018年3月1日より公式通販サイト『GEGE SHOP』が運用開始！
2018年3月1日よりオンラインストア『GEGE SHOP』がオープンしました。
http://axelstore.jp/gegeshop/
・トートバック
・ビックトレーナー
・ロングTシャツ
・ゲゲゲイTシャツ
人気アイテムが揃っています。商売のキモはマーチャンダイズ。この後には公式ファンクラブ設立も控えているはず。楽しみです。
「東京ゲゲゲイ」関連リンク
東京ゲゲゲイ TOKYO GEGEGAYツイッター
https://twitter.com/tokyogegegay
公式サイト
http://tokyogegegay.com/
東京ゲゲゲイのブログ
https://ameblo.jp/tokyogegegaygay/
最後に、あらためて「東京ゲゲゲイ」への期待
当然のことですが、20代、30代の方々の活躍がめざましいですよね。やっと21世紀の変化が現れてきたような気がしています。
最初に「世界を驚かしてほしい」と書きましたが、鬼太郎やアトム、セーラームーンなどなど、可能な範囲で日本のアニメキャラや楽曲を活用しながら、それぞれの個性を輝かせて活躍していって欲しいです。いや、日本アニメに限らず、外国人でもわかるキャラ設定ならばなんでもいいですよね。
ダンスの醍醐味はシンクロ率の凄さってのもありますが、私的にはそれだけだと各メンバーの個性が失われてしまうように感じられます。「東京ゲゲゲイ」なら各自のキャラを際立たせながらアピールできそうな予感がします。
つい先日、『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』予告編が公開されたばかりですが、いまのエンタメ状況としては個性的なキャラが活躍する方が歓迎されやすい気もします。いっそのことアベンジャーのテーマ曲で何かやってくれたら面白いと思うのは私だけでしょうか。
もしやるならば、こんな配役？？
MIKEYさん → アイアンマン
Mikuさん → ソー
MARIEさん → ブラック・ウィドウ
BOWさん → ハルク
YUYUさん → スパイダーマン
勝手なことばかり言ってゴメンナサイ。怒られる前に謝っておきます。というか、謝ることを最初からやったらダメですね。
とにかく「東京ゲゲゲイ」はカッコイイです。夢があります。いつか会いたいです。
ダンスに限らず、やりたいことをやるなら仲間が必要！
「東京ゲゲゲイ」の映像を見ていると、踊りたくなってきますよね？ そうでもないですか？ 私は単純なので、踊りたくなってしまいます。
さまざまなジャンルのカルチャー教室みたいなものが全国にありますが、どこがいいのか探しているだけで疲れてしまいますよね。世の中に情報が溢れすぎなんです。だから脳味噌が無駄に疲れてストレス過多になってしまうんです。
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