【目次】本記事の内容
中国の役人、蔡倫(さいりん)が植物繊維で紙を発明
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後漢の宦官だった蔡倫
紙の発明以前は木や竹を薄く削り、札状の板に文字を書いていました。
蔡倫はボロ切れや樹皮、魚網、植物のクズなどを細かく砕き、水に溶かし、粘着剤を使ってうすく乾かして固めるという方法で紙を作り出しました。
ただし、近年では蔡倫が発明した以前に紙は作られていたという説が有力となっています。
紙は中国からイスラム圏、さらにエジプトへと伝わった
757年(751年?)、中国遠征軍がイスラム兵士の捕虜となったことがきっかけで、紙はイスラム圏へと伝わりました。793年にはバクダッドに製紙工場が生まれています。
その後、10世紀にはエジプトに、12世紀にはスペインからヨーロッパ全域へと紙は広まっていきました。
それまでヨーロッパでは皮が使われていましたが、瞬く間に紙が使われるようになりました。
日本には610年に、高麗からやってきた曇徴(どんちょう)に伝えられたとされています。
その後、木材パルプによる製紙法は19世紀に入ってからと、少し間が空きました。
蔡倫の栄養になる名言は見つからず。かわりに曹操の名言を
蔡倫の名言のかわりに同時代(後漢)に生きた三国志の覇王である曹操(そうそう)の名言を紹介します。
By Wang Qi (1529 – 1612) (A copy of w:Sancai Tuhui) [Public domain], via Wikimedia Commons
曹操は後漢の丞相・魏王で、三国時代の魏の基礎を作った
『法を制して自らこれを犯さば、何をもって下を帥いん(自分で法をつくった法を自ら破ってしまっては、部下が付き従うはずがない)』
『他人の商度、人の意の如きは少なし(他人の当て推量ほど、あてにならないものはない)』
『危うきに乗じて、もって倖を求む』
『将たるものは、怯弱の時あるべし。ただに勇をたのむべからず』
『戦にも負けてみるがいい。敗れて初めて覚り得るものがある』
『燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや』
『山は高きを厭(いと)わず 海は深きを厭わず』
『快楽に溺れる人生ほど、詰らない人生はない』
『どんな職業でも成功すれば、妬みを買うものだ』
蔡倫のように紙作りを手軽に楽しめるキット
これは牛乳パックで紙を作るキットですが、普通の紙を使ったり、植物を使ったりすると面白さが増すと思います。
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