つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
「蛙化現象」という言葉を目にする機会が増えてきているのではないでしょうか。これはZ世代を中心に2023年に流行した言葉です。この「蛙化現象」と対をなす形で「蛇化現象」というものがあります。では、簡単にそれぞれの言葉の意味を紹介します。
【目次】本記事の内容
「蛙化現象」の意味は?
「蛙化現象」とは、好きだった相手から好意を持たれた途端に好きとは正反対の嫌悪感を抱いてしまう(もしくは急に冷めてしまう)現象です。
好きだっったのに、冷めてしまなんて不思議ですよね。
これは相手への理想像が崩れてしまうことが原因だとされています。
もちろん昔から知ってみてガッカリというパターンはありますが、Z世代を中心にした若者世代は徐々ではなく、スイッチをパチンと入れるように心情が切り替わってしまうようです。
割り切りが早いというべきなのか、我慢が足りないというべきなのかはわかりませんが、一定数の若者が急に冷めるという状況になるのは事実のようです。
「蛇化現象」の意味は?
さて、「蛙化現象」と対になっている「蛇化現象」というのはどういったものでしょうか。
これは『推しの相手』や『snsなどのインフルエンサー』などを盲信してしまう状況を指しています。一回好きになってしまうと、まわりが何も見えなくなってすべてを肯定してしまうという状況です。
相手がよく見えていないのが「蛙化現象」と「蛇化現象」の共通点
「蛙化現象」と「蛇化現象」はどちらも歪な人間関係といった印象ですが、本人たちは大真面目ですし、決して間違っているとは思っていません。
残念なことですが、「蛙化現象」と「蛇化現象」はドナじように相手をよく見ていない結果といえるでしょう。
それだけ若者世代は短絡的で思慮が浅いともいえますが、社会が生み出した問題ともいえそうです。
少子化、そしてゲームなどで孤立時間の増大、家族との関係性の希薄さ、ネット情報社会のタイパ価値観などが「時短的(短絡的)かつ直感的(思慮が浅い)」な生き方を醸成してしまったのです。
「蛙化現象」と「蛇化現象」はポジティブに受け入れるべきなのか?
「蛙化現象」と「蛇化現象」をポジティブに受け入れるべきだという声が一定数あります。
しかし、私はポジティブには受け取れません。
真っ向から反対します。
「蛙化現象」と「蛇化現象」を肯定してしまうと、単純に心の動きに左右されて思考が伴わない行動が加速する恐れがあります。
かつてテレビによって一億総白痴化が進んだと言われた時代がありました。そして現在はネット、snsの発達によって加速したといえるでしょう。
その結果が「蛙化現象」と「蛇化現象」です。
では「蛙化現象」と「蛇化現象」から抜け出す方法はないのでしょうか?
いや、じつは簡単に抜け出せます。
断言します。考える習慣を身につければ大丈夫です。
それは、まずは自分の感じたことを考えることです。多面的に考えれば考えるほど有効です。
自分の感じたことを考え、そこで結論を導き、意志を持って行動する、このメカニズムを繰り返すことで抜け出すことが可能となります。
では!