つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
新型コロナ感染拡大の長期化や社会情勢不安の影響により2022年に値上げする商品・サービスが増えています。値上げに関する最新ニュース・企業に関連した雑学を共有する記事です。
最新の商品やサービスの値上げ情報を知りたい人……2021年から食品関連を中心に値上げを発表する企業が増えてきています。この傾向は2022年以降も続いていきます。もしかすると商品自体が消えてしまうこともありえるでしょう。そんなわけで目にとまった商品の値上げ、サービスの値上げの最新情報を紹介していきますので、買い物の参考にしていただければ幸いです。今回は飲料メーカー「サントリー」に関する値上げ情報です。
【目次】本記事の内容
サントリーが2022年10月1日からから10~30円程度の値上げ
飲料メーカーのサントリーが2022年10月1日からの値上げを発表しました。改定率は6~20%増で、パック商品や業務用PETなどを除いたペットボトル(PET)やボトル缶商品などトータル156品。おおむね現行価格から20円の値上げとなります。
理由は原材料価格の高騰など製造原価の大幅な悪化を受けたためです。現状でも悪化が進んでいるようですが、飲料の最需要期である夏場に価格改定前後の混乱を避けるための10月実施だそうです。
詳細はこちらのニュースリリースをご覧になってください。
サントリービール(株)、サントリースピリッツ(株)は、ビール類・RTD・ノンアルコール飲料等※1の生産者価格※2について、10月1日(土)出荷分から価格改定を実施します。(中略)今後もお客様に高品質な商品を安定的に提供していくために、今回、やむを得ず価格改定を実施します。
引用:ビール類・RTD・ノンアルコール飲料等の価格改定について(サントリーホールディングス株式会社/2022年5月26日)
https://www.suntory.co.jp/news/article/14162.html?fromid=top
魚拓URL:https://archive.ph/cWX11
おもな価格改定実施品目と税抜希望小売価格
・ビール類(缶・瓶・樽)……ザ・プレミアム・モルツ、金麦など
・RTD(缶)……こだわり酒場のレモンサワー、ハイボール缶など
・その他酒類(樽)……角ハイボール樽詰、スーパーチューハイプレーン樽詰
・ノンアルコール飲料(缶・瓶・樽)……オールフリー、のんある晩酌 レモンサワー ノンアルコールなど
△「サントリー天然水」2LPET:250円→270円
△「伊右衛門」2LPET:350円→370円
△「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」2LPET:350円→370円
△「ペプシコーラ」1.5LPET:340円→360円
△「サントリー天然水」550mlPET:130円→150円
△「サントリー天然水スパークリングレモン」500mlPET:100円→120円
△「クラフトボスブラック」500mlPET:160円→180円
△「クラフトボスラテ」500mlPET:170円→190円
△「伊右衛門」525mlPET:140円→160円
△「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」650mlPET:130円→150円
△「ペプシBIG〈生〉」600mlPET:140円→160円
価格改定を実施しないのは、パーフェクトサントリービール(缶)、ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈無濾過〉(缶)、ビールギフトセットなどです。
サントリーは1899年「鳥井商店」がスタート
サントリー は、鳥井信治郎によって1899年に創設されました。当初はアルコールに砂糖・香料を混合した合成酒の販売を行っていました。その後、ぶどう酒「赤玉ポートワイン」の製造販売を行うために屋号を寿屋洋酒店と変更し、最終的には1921年に株式会社寿屋となります。
その後、1929年に日本初のモルトウイスキー蒸溜所を作り、本格ウイスキー「サントリーウイスキー白札」を製造発売。さらに1963年に二代目社長・佐治敬三がビール事業に挑戦。サントリー株式会社に社名変更しました。
サントリーの名前は太陽を意味するSunと創業者の鳥井信治郎の鳥井に由来しています。Sunは「赤玉ポートワイン」の赤玉を太陽に見立てたものです。
鳥井信治郎に関する動画がありましたので貼っておきます。
NHK連続テレビ小説「マッサン」とは? ニッカウヰスキーとの関係
2014年秋から2015年春にかけて放送されたNHK連続テレビ小説「マッサン」という番組が大ヒットしました。
ウイスキー製造のために大阪から本場スコットランドへと単身で渡った男「竹鶴政孝」がモデルとなった内容でした。竹鶴政孝は日本のウイスキーの父と呼ばれ、ニッカウヰスキーの生みの親でもあります。
あれ?
ならばニッカウヰスキーが日本初のウイスキーなのでは?
そうなんです。素朴な疑問ですよね。実際、竹鶴氏は別会社の摂津酒店でウイスキー事業を興そうとしていました。しかし、不況の煽りで事業が頓挫したタイミングで鳥井信治郎が竹鶴氏を引き抜いたというのが経緯です。そして竹鶴氏は本格的に国産ウイスキーを製造するにあたって建設された工場「山崎蒸溜所」の初代所長として迎えられたのです。
その後、蒸留所の建設から6年が経ち、ようやく国産ウイスキー第1号である「白札」が発売。しかし、その味は竹鶴氏が納得するような出来ではなかったようです。そして竹鶴氏は鳥井との意見の衝突から寿屋を去り、1934年に北海道余市にニッカウヰスキーの前身である「大日本果汁株式会社」を創業するに至りました。そして翌年の1935年には「ニッカ林檎汁」を発売、さらに1936年にはウイスキー、ブランデーの製造免許を受けて製造開始。1940年に「ニッカウヰスキー」「ニッカブランデー」の第一号を発売します。
伊集院静『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』
『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』(上・下)は、伊集院静によって開拓者精神にあふれる信治郎の生き方が描かれています。
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伊集院静さんのインタビューがありましたので、非常に内容の濃いインタビューでしたので、抜粋して載せておきます。
鳥井信治郎は「陰徳」という世間に知られないかたちで善行をすることを自分の信条として守ってきた。それが現在にまで受け継がれているわけです。
(大きな山場は)みんなの反対を押し切って京都の山崎にウイスキーの蒸留所をつくるところでしょうね。あれは山場というより、企業人としては実はあそこが到達点なんです。つまり、きっとあるに違いないと信じる見えない市場(しじょう)に向かってひたむきに突き進んでいく。当時、大阪に商人は何十万人といただろうけれど、そこへ向かっていったのは彼一人だった。
最後は炎天下の峠道を大八車を曳きながら一人で越えられるか越えられないか、それが成功するかしないかの分かれ道になる。まあ、ひと言でいうと〝辛抱〟ということになるのだけれど、その辛抱のかたちを文章にしたことで若い人たちの共感を得たのではないかと思っています。
引用:インタビュー 新しいことに挑む、船場商人の土性っ骨(青春と読書/聞き手・構成=増子信一)
http://seidoku.shueisha.co.jp/1711/try01_ijuin.html
魚拓URL:https://archive.ph/dGyqv
では、最後に伊集院静『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)の宣伝映像を貼っておきます。
では!
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