つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
「福を呼ぶ副業ニュース」と題して、福業に関するニュースをピックアップしつつ、自分なりの見解をプラスしていきます。常に最新情報が更新される時代だからこそ、インフォメーションを自分にとってプラスになるインテリジェンスへと昇華していきたいものです。この記事が副業に対する意識向上の手助けになり、少しでも楽しく笑顔で生きていくことに役立てば幸いです。
斜陽産業である出版業界で転職を考えている人……新聞や雑誌などの紙媒体の関連業界は凋落の一途を辿っています。出版業界も危機感から別事業に手を出しているところが多いです。もはや出版一筋ではどうしようもありません。今回は出版業界からWebディレクターに転身した75人のリアルな声をお届けします。
【目次】本記事の内容
「ディレタマ」を運営する全研本社の調査で判明したリアルな声
全研本社(東京都新宿区)が出版業界からWebディレクターに転身した人へアンケートを実施しました。回答人数は75人。サンプル数としては多くはありませんので信頼性が高いとはいえないのですが、傾向が顕著に現れていたといえます。
サンプル数についての参考:母集団を基本に考えた場合の適切なサンプル数
https://27watari.com/questionnaire-number-of-samples
全研本社は1975年に創業され、広告・マーケティング、SEO、受託開発ソフトウェア業、婚活支援、教育文化事業、ITコンサルティングなど幅広いジャンルで超目されている企業で、Webディレクターを目指す人のためのメディア「ディレタマ」を運営しています。
◯転職して良かったが96%も! その理由は?
転職の理由は、「斜陽産業である出版業界に限界を感じたから(48.0%)」「Webの知識を身につけたかったから(40.0%)」などが上位に来ています。これは当然でしょう。
実際、転職してみて『良かった』と感じている人は96%(かなりそう感じる53.3%、ややそう感じる42.7%)という圧倒的な数字でした。
では、良かったと感じている理由については、どのような声が多かったのでしょう。
転職して良かった点を具体的に聞いたところ、「将来性のある職種だから(50.0%)」「市場価値が高まるから(38.9%)」「出版業界時代のスキル・経験を生かすことができているから(36.1%)」といった回答があった。自由回答の中には「よりクライアントから必要とされるようになった」「今後のキャリアプランも見通せるようになった」といった声があった。
引用:出版業界からWebディレクターに転身 苦労したこと、良かったことは?(ITmedia ビジネスオンライン #SHIFT/2022年09月13日 19時25分 公開)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2209/13/news173_2.html
魚拓URL:https://archive.ph/NgDcF
<つなワタリ・所感>
当然過ぎる結果ですね。死に体の出版業界が以前と同じようなことをやっていても先細りは明らかです。泥舟から逃げ出すためにはWeb業界がベストでしょう。
アンケートは予想通りの声が溢れていました。
しかし!
斜陽産業である出版業界から安易にWebディレクターに転身することが正解なのでしょうか?
答えは、否です!
少なくとも私はそう考えます。その理由を簡単に説明しておきます。
20代~30代の会社員というアンケート対象が落とし穴
20代~30代だと、10年程度の出版キャリアでしょうか。長くても10数年でしょう。
ここで転職の理由を確認します。
上位2つは、「斜陽産業である出版業界に限界を感じたから(48.0%)」「Webの知識を身につけたかったから(40.0%)」でした。
つまり10数年前に出版業界が斜陽産業だと見抜けなかったということが炙り出されてきます。また、Webの知識を身につけることもネット社会では難しいことではありません。
つまり、私からすると現状を改善できずに安易に転身したとも考えられます。
結局は、自社サービスの宣伝のためのアンケートか?
このアンケート調査は、リサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査で実施されたものです。「リサピー」はIDEATECH(アイデアテック)https://ideatech.jp/が提供するものです。
冒頭で「回答人数は75人。サンプル数としては多くはありませんので信頼性が高いとはいえないのですが、傾向が顕著に現れていたといえます」と書きましたが、そもそも75人のアンケート調査、さらに20代~30代と絞った場合、簡単に結果を鵜呑みにしてはいけないでしょう。
肝心のアンケートの内容がわからないのですが、恣意的な誘導項目があったとも考えられます。
つまり、アンケート結果をエサにして、Webディレクターを目指す人のための「ディレタマ」で優秀な人材を集め、事業拡張するのが目的なんだろうなぁ……などと思えてきてしまいます。
そんなことを思ってしまう私は下衆でしょうか?
◯【補足】「ディレタマ」って、本来は「WebディレクターLABO」だった?
ちなみに「ディレタマ」は楽しいサイトです。パッと見ただけで、にぎやかな雰囲気が伝わってきます。
その前進は「WebディレクターLABO( www.webdirector-guidbook. com)」というサイトでした。
これです(クリックすると画像が拡大されます)。
これは2018年9月の頃の魚拓です。現在は上記URLでアクセスしようとすると、「ディレタマ」へ飛ばされるようになっています。
「WebディレクターLABO」のツイッターもありました(https://mobile.twitter.com/weblabo3)。サイトは消滅しましたが、名称はそのままです。しかし、ツイート「ディレタマ」の宣伝をしています。あ、いや、自動でリンクが変わったということですね。失礼しました。
「ディレタマ」は開設時からWebディレクターの福田祐太郎さんが手掛けているようですね。福田さんは私と同郷の仙台出身らしいので、これからの「ディレタマ」飛躍を祈るばかりです。
ただ、この流れを冷静の判断すると、やはりアンケート調査は「ディレタマ」周知が目的だったように感じてしまいます。
時代の流れ的にWeb業界の転身は当然だが、誘導記事は要注意
私は編集者として30年くらいのキャリアがありますが、Web業界のやっていることは安易すぎると感じています。もちろん私自身が安易な人間ですので批判などできないのは承知しています。それを棚上げして言わせてもらうと、やはり安直です。
今回の「ITmedia」の記事もそうですが、単純にPR TIMESなどのプレスリリースの焼き直しに過ぎません。
結果を紹介するのはいいのですが、単純に同じ情報を焼き直しするだけの記事にどれだけの価値があるのでしょうか?
いや、そもそも75人程度のアンケート回答にどれだけの価値があるのでしょうか?
もちろん価値はあります。それなりに。
しかし、所詮は75人のアンケートです。
少なくとも昔の出版業界では75人のアンケート結果など、ゴミ箱行きです。
なぜなら、説得力に欠けると判断されるからです。
少なくともアンケートの母集団は250〜350人程度は必要だと考えるのが普通でした。
転職、副業で必要なのは、冷静な判断力
繰り返しますが、私も安易です。ネットの情報をそのまま個人ブログに載せるようなこともあります。
しかし、ネットには安易な誘導や、説得力の乏しいアンケート結果が氾濫しています。
転職、副業時代では、情報の取り方に注意した方がいいでしょう。
転職、副業時代で必要なのは、
冷静な判断力です。
そのためにも自分にとって価値のある情報を見極めるポイントをシッカリと持つことが必要です。
実際、出版社にいたままWeb化を後押しした方がキャリアになる
転職なんて何度やってもかまいません。
わらしべ長者のようにキャリアップしていけばいいだけです。自分を高く買ってくれるところにどんどん転身していくべきでしょう。
しかし、それだけの力を持った人はそんなにいません。
大多数は現状を変える方向で考える方がベターだと感じます。
斜陽産業である出版業界から逃げ出すのも間違いではありませんが、現状の中で改革を進める動きをするのもアリではないでしょうか。
いかがでしょうか?
・ ・ ・
さぁ、みなさんはどうやって今後を生きていきますか?
自らの手で「福業」を掴み取っていきましょう! そして副業戦国時代を生き抜いていきましょう!
では!
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