つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。1970年代から80年代にかけて自然派漫画として人気を集めた『釣りキチ三平』の作者、矢口高雄さんが亡くなりました。
原因は膵臓がんで、約半年にわたり闘病生活を送っていましたが、2020年11月20日に81歳で亡くなったそうです。25日に次女が矢口高雄公式ツイッターで報告しました。
【目次】本記事の内容
日本に釣りブームを巻き起こした『釣りキチ三平』
矢口さんは秋田県出身で、自身の趣味である釣りをテーマにした『釣りキチ三平』を1973年から『週刊少年マガジン』(講談社)に連載。その後も続編や単発なども発表され、累計発行部数は4000万部を超えているとされています。
テレビアニメもヒットし、2009年には実写映画も作られました(監督:滝田洋二郎、主演:須賀健太)。
最期の様子は次女のかおるさんによると「眠るように息を引き取りました」ということでした。
矢口の次女 かおるです。
父・矢口高雄は11/20に家族が見守るなか、眠るように息を引き取りました。今年5月に膵臓がんが見つかり、約半年病気と闘っていました。すごく辛くて苦しかったはずだけど、涙も見せず頑張りました。最後まで格好良い自慢の父でした。パパ、ありがとう。そして、お疲れ様。 pic.twitter.com/mcjw1eOuye
— 矢口高雄 (@yaguchi_takao) November 25, 2020
矢口高雄に影響を与えたのは、手塚治虫!
矢口さんに大きな影響を与えた漫画家は、おなじみの手塚治虫です。
いかにして少年時代にマンガの魅力に取り憑かれていったのかに理由、手塚マンガの素晴らしさを描いた自伝的エッセイ漫画『ボクの手塚治虫』がKindle版で出ています。
ぜひチェックしてください。
「ボクの手塚治虫」
↑クリックすると、アマゾンのページに飛びます。
矢口さんの代表作品は『釣りキチ三平』ですが、他にも『マタギ』など野生動物や自然を題材にした作品をたくさん発表しています。
「矢口高雄(←クリックすると、アマゾンのページに飛びます)」で検索すると、さまざまな作品がKindle版で読むことができます。無料で読める作品もありますので、ぜひご覧になってください。
そして、見る場合には、矢口さんの画力も気にしてもらうといいと思います。
圧倒的な画力! 矢口高雄のアナログは感動的仕上がり
ツイッターで大きく話題になった矢口さんの画力に関する投稿から紹介しておきます。
これです。
釣りキチ三平の水の表現で一番白目になったのコレ…。これアナログですからね…。 pic.twitter.com/n6FW0nRkJD
— 後藤羽矢子 (@hayakogoto) June 19, 2019
戸川幸夫氏の作品である野生伝説「羆風」と「飴色角と三本指」を漫画化した作品も読んでおいた方がいいでしょう。
「野生伝説 羆風」
↑クリックすると、アマゾンのページに飛びます。
水、雪、植物などの空気感、景色の描きこみなど、あまりにも自然な仕上がりなので、スーッと流して見てしまうのですが、その線に気をつけて見ていただくと……「これ、やばくね?」となるはずです。
調べていると、『釣りキチ三平の「線」のここがすごい!を解説』なんて記事もありました。
https://togetter.com/li/1038643
この記事をサクッと見ていただくと、矢口さんの凄さがわかるでしょう。
絵の線が「完成された行書」とは、うまい表現です。
矢口高雄インタビューから名言をピックアップ!
矢口さんのインタービュー記事から印象的な台詞をピックアップしておきます。
「僕はマンガでも絵でも、アカデミックな教育というのはまったく受けたことがなくて、我流です。描いているときは、ただ無我夢中で。ある意味で、絵の面ではマンガの可能性を広げたというふうに思う」
引用:「矢口高雄スペシャルインタビュー 外伝『バーサス魚紳さん!』を語る」(講談社)
https://news.kodansha.co.jp/7333
「業界で生き残るには自分の得意分野を描くしかない。農村のドラマを描くことが唯一の手段に思えました。11歳の三平は僕の分身です」
引用:「漫画家・矢口高雄(1)40年ぶりに「マタギ」問う」(話の肖像画 産経ニュース)
https://www.sankei.com/life/news/171225/lif1712250033-n2.html
「あれほど恨み呪っていた雪というものが、ものすごく美しいものに見えてきた。ふるさとの山や川を想うと、心が洗われるような、真っ当な考えを持てるような自分になるということですね」
引用:「矢口高雄 ふるさとって何ですか」(風人社)
https://www.fujinsha.co.jp/henshu/youkoso/yaguchi.html
あらためて矢口高雄さんの素晴らしさを噛み締めています。
では!
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