WEB連載「キン肉マン第319話」スクショ問題（別名：レオパルドンの乱）について

つなワタリ＠捨て身の「プロ無謀家」（@27watari）です。『キン肉マン』第319話のスクショ問題（別名：レオパルドンの乱）に関する記事です。

 

 

WEB連載「キン肉マン」スクショ問題（別名：レオパルドンの乱）を論じるつもりはない

 

まず、最初に……基本的にこの記事はスクショ問題を論じるものではありません。

 

もちろん自分の正当性を主張するわけでもありません。逃げと言われても仕方ありませんが、誰かと意見を戦わす気はもありません。そもそも個人レベルでの議論では何も解決しませんから。

 

今回の一連のスクショ問題の流れなどを知りたい方は、「ファイブディザスター物語」「「キン肉マン」騒動：Twitterのファンはもう、ゆでたまご嶋田氏が息の根を止めた」などの記事をご覧になってください。とても丁寧にまとめられています。

 

さて、今回の件は、私的に「レオパルドンの乱」と呼んでいます。「変」でも「役」でもありません。やはり「乱」でしょうね。

 

 

・　・　・

 

 

では、ここからは、「レオパルドンの乱」を自分なりに総括していきます。

 

繰り返しますが、自分の正当性を主張するわけでもありませんし、誰かと議論を戦わせるつもりはありません。

 

今回の「レオパルドンの乱」で考えたことや感じたことを……3点に絞って書きます。

それは、つぎの3点です。

 

 

では、いっきまぁ〜す！

 

 

（1）自分がネタバレ記事をアップするようになった理由

私のWEB連載「キン肉マン」との出会い、そして自分の中で膨らんでいったネタバレ記事の理由からサクッと書いておきます。

 

 

WEB連載「キン肉マン」ネタバレ記事との出会い

ん？　あれ？　WEBで「キン肉マン」やってるの？　どういうこと？？

 

たまたま見かけた「キン肉マン」の丁寧なネタバレ（考察？　解説？）記事が、WEB連載発見のきっかけでした。

いくつもの熱量溢れるネタバレ記事に触れ、感心し、いつしか私も日曜深夜に更新をチェックすることが習慣となっていきました。※ちなみにYouTubeのネタバレは全然見ていません。

始祖超人編……ハイライトとなったザ・マンとゴールドマンの激闘はもちろん、他の試合もまさかの展開が次々と飛び出し、胸を熱くしていました。

実際の連載を読み、その解説記事を読み、また連載を読み直し・・・を繰り返すのが楽しかったです。

 

 

「いい年こいて何をやっとる！」

 

 

そんなツッコミは受け付けません。原体験の漫画のひとつが、再び陽の当たる場所に出てきただけでワクワクしてしまうのは止めようがありませんから。

ネタバレ記事のおかげで、私はWEB連載に気づき、流れを把握でき、さらに正規の連載を何度も楽しむことができました。

 

 

ネタバレ記事を書きはじめた2つの理由

いつしか私もネタバレ記事を書こうと思うようになります。

 

 

その理由は、

2つあります。

 

 

ひとつは、WEB連載「キン肉マン」をやっているのを認知していないオールドファンがまだ非常に多かったこと。そして、もうひとつは、話の展開の挑戦（予想）に興味を持ったからです。

私の友人や知り合いの90％以上は、WEB連載「キン肉マン」を知りませんでした。なので、雑談の延長で「いまメッチャ熱いから要チェックだよ」なんて伝えるようにしていました。

私はネットをかなり利用している方ですが、すぐにWEB連載「キン肉マン」に気づけなかったです。積極的にまわりにも知らせていたわけですが、それだけでは物足りなくなりました。

 

 

・　・　・

 

 

少なくとも私はそうだったんですが、いきなり連載を見てもチンプンカンプンなわけです。そこで役立ったのが、ネタバレ記事です。時系列で流れを追いかけることで、最新の物語を把握できるようになりました。

そこで、自分なりにネタバレ記事を書くことで、誰かの手助けなればと思ったわけです。

合わせて、ゆでたまご氏の話の展開が面白いので、「自分も展開の予想に挑戦しよう！」と思ったことも大きいです。結局はできていませんが、当初はネームをアップしようとまで思いました（笑）。

 

以上がネタバレの理由ですが、とくに自分の正当性を主張するものではありません。これは……完全に私がゆでたまご氏に対して勘違いしていたことが原因です。

その勘違いとは、以下のとおりです。

 

 

 

 

（2）ゆでたまご氏に対する私の勘違い

WEB連載「キン肉マン」は、ゆでたまご氏の新たな挑戦だと勝手に思い込んでいました。

 

挑戦というのは……具体的には、「ネタバレ（考察？　解説？）なんて全然オッケー！　むしろネットパワーで閉塞感のある漫画業界に風穴を開けてやる！」と意気込んでいると思っていました。

 

佐藤秀峰氏の『ブラックジャックによろしく』しかり、旧態依然の漫画業界に対する新しい挑戦であり、大量のネタバレ記事（YouTubeも含めて）に関しても、ゆでたまご氏は宣伝のために完全容認というスタンスだと勘違いしてしまいました。

 

そもそも、いくらネタバレしようとも、面白い漫画は何度でも見直します。細部までこだわってチェックします。漫画に限らず、面白いものはそういうものだと思っています。見れば見るほど発見もあります。さらにブログ記事も新鮮な刺激になる場合もあります。

 

私は、ゆで氏も「私と同じ考え」だと勘違いしていました。

 

そして今回、象徴的な「レオパルドンの乱」が発生しました。

 

レオパルドンの登場というセルフオマージュは、漫画界の歴史に残る神回で、ゆでたまご氏もこれを考えたときは、震えがきたんじゃないだろうか？　なんて思ったりしました。

キン肉マンファンも気持ちは同じだったでしょう。

 

 

その結果が……

スクショの嵐とTwitterトレンド1位でした。

 

 

ここで！　ゆでたまご氏は大喜び！　ファンはその勢いで紙媒体・週プレも購入！

 

……そんな風になるかと思いきや、いきなりの冷水。週プレ編集部の高圧姿勢、挙句の果ての「BJR」発言など、マイナスの方向に話が広がります。

 

ゆでたまご氏の「紙媒体＞WEB媒体」という認識に驚き、ずっと私は勘違いしていたことを気付かされました。

 

私だったら、レオパルドンがツイッターに溢れた際には、こうツイートしたでしょう。

 

 

……とツイートしたと思います。

 

そしたら、もしかしたら水曜日あたりには「週プレ売り切れ」がTwitterトレンド1位になったかもしれませんww

 

 

嗚呼……それなのに、それなのに……。

 

 

ゆでたまご氏は、なぜに苦言を！　なぜに悲しくなったなとど吐いてしまったのでしょう。。

 

これには、

出版社自体に課題があると私は思います。

 

 

 

 

（3）『週刊プレイボーイ』（出版界）に対して感じたこと

まず、この週プレの記事（タイトル2本）を見てください。

 

中井さん、いい顔してます。

 

 

そして、これ。

 

 

嶋田さんも誇らしげにビッグボディーを掲げています。そりゃそうですよね。嬉しいに決まっています。

 

 

で、今回のWEB連載「キン肉マン」の紙媒体「復帰」ですが、そもそも「復帰」という感覚が前時代的です。

 

 

そして、単純に紙媒体と同時連載するだけという悪手……。

 

さらに、ゆでたまご氏のツイッター発言……。

 

その他、公式発表（告訴？）、某編集長の発言など、ほとんどコンセンサスもとられていないことに驚きました。

 

 

これは完全に『週刊プレイボーイ』に落ち度がありました。

 

 

ここまでレオパルドンを引っ張ったわけですから、こういう事態になることは予測できたと思います。

ならば、単純に紙媒体と同時連載するのではなく、スクショ対策をするとか、事前に何らかのアナウンスが必要だったでしょう。

 

 

「復帰！復帰！」とアナウンスするだけでは……あまりにも杜撰です。

 

 

『週刊プレイボーイ』の部数低迷の噂を耳にしたことがあります。もう10万部も割っているどころか、5万部も切っているかもしれません。危険水域です。前回の「キン肉マン」の表紙は、初めての漫画表紙でもあり、売上も最高だったと聞きます。今回は二匹目のドジョウを狙った最後のあがきだと感じています。

 

その結果、事前のスクショ対策もできず、いきなり告訴をちらつかせ、ツイッターでは立場のある人が無責任発言をし、全体の意思統一もとれていません……残念ながら無策にもほどがあります。

 

貧すれば……なんとやらです。

 

 

ならば！

 

もっと！

 

 

思いっきりハジけた方がよかったのではないでしょうか？

 

いや、告訴なんてつならないことは言わずに、どうせならばタイガーマスクやアステカイザー、MOMOTAROなんかも出して、ついでにデビルマンやバイオレンスジャンクも下天した神たちに憑依させて、集英社・講談社・小学館あたりと夢のトリプルタッグを組んでもよかった気がします。

 

昨年は「ジャンマガ」なんて企画もありましたから、今回はさらにグレードの高い「垣根を超えた夢のコラボ」の実現を果たせばよかったのに……なんて思ってしまいます。

 

「ジャンマガ」に関しての記事はこちら。けっこう否定的です（笑）

【現代の呉越同舟】ジャンプ×マガジン共同プロジェクト『ジャンマガ学園』の哀れ

 

 

さて！

 

いまから軌道修正してもいいはずです！

 

 

WEBでネタバレした上で、さらに面白さや驚きを「紙媒体」で提供し、そこからアニメ化なり、全国の仲間と漫画文化を盛り上げるような企画ｗ発動させて……みたいな試みに挑戦してもらいたいです。

 

 

 

編集部はSNSコーディネーター、イベント企画担当を設置せよ

外野がなんだかんだ言っても仕方ありませんが、漫画編集部に限らず、出版社＆編集部は「SNSコーディネーター」「イベント企画担当」をセットで作った方がいいです。

 

ひたすらコンテンツを広め、盛り上げ、ムーブメントを仕掛けることだけを考える担当です。

 

どうせなら、オレを外部スタッフとして雇ってくださいww

それなりの仕事すると思います。

 

 

 

 

＜おまけ＞今後のネタバレ記事に関する対応

まず、現状は過去の記事はしばらく放置します。

 

「第320話」に関しては、スクショは使わず、「ネタバレ超人」として登場している超人の誰かに憑依した形で闘いを伝えてました。ちょっとイマイチでした。これです。

【キン肉マン第320話】0.9秒の瞬殺超人レオパルドンの大奮闘の功罪

 

5分で消費なんてとんでもない！　あと30年は語り継がれるレオパルドンの登場でしたが、それが「レオパルドンの乱」と呼ばれるのか、「レオパルドンの変」となるのか、ちょっと楽しみです。

 

だらだらとWEB連載「キン肉マン」スクショ問題（別名：レオパルドンの乱）について書き散らしました。

 

今後、どのような形で記事をアップするか、ストップさせるかは決めていません。過去記事の扱いも含めてゆっくり考えてみようと思います。

 

 

「第321話」がTwitterトレンドに！　私はどうしようかな……

スクショ問題からそれなりの時間が経ちました。

 

第321話の更新時にはスクショによるツイートは皆無。当然のことながら内容詳細について語られることはなく、なんと「第321話」という意味不明の内輪だけがわかるワードがTwitterトレンド入りするという事態となりました。

 

当然ですが、『週刊プレイボーイ』誌が世が出た後にもレオパルドンの過剰ともいえる大、大、大善戦がツイッターで熱く語られることはありませんでした。

「キン肉マン」のアニメ化に向けた賭けともいえる動きが、さらに『週刊プレイボーイ』誌の部数アップの可能性が、大きくトーンダウンになってしまったようで残念でなりません。

 

 

・　・　・

 

 

さて、私はどのように第321話の更新をしようか考えあぐねています。

 

 

「キン肉マン」第321話の予想について……

第320話のようにネタバレ超人として、ビッグボディの心象風景物語？的なことを書くのもいいんですが、さすがに引っ張り過ぎな印象は拭えません。下手すれば、レオパルドンはビッグボディより強いんじゃないかと思わせる奮闘ぶりでから。

 

 

あそこまでレオパルドンに肩入れしすぎると、今後の展開がキツくなりそうです。

 

 

他のメンバーも息があるようですから、とどめを刺そうとする超神の身代わりになるような動きがあるかもしれません。

そして、ここで調和の神が一旦割って入る形で水入り。

少なくともこのままビッグボディを戦わせるのは酷ですね。話がグダグダになりそうです。

さて、どうしたものか。

 

いい形で「キン肉マン」を援護射撃できる方法があればいいのですが……。

 

では！

 

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