つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
気になった謝罪文の実例を収集してアーカイブしている記事です。謝罪するようなことが起きないことに越したことはありませんが、もしご自身や仲間に何かが起きた時に参考にしていただければ。
【目次】本記事の内容
スシロー、今後はメバチマグロと偽ってキハダマグロを使用!?
スシローさん、またやってくれました。8月31日終了の「価格改定前の大盤振る舞い!スシロー100円祭」の後は、「秋の偽装表示まつり」がスタートとなります。
6月の「悪質なおとり広告キャンペーン」、7月の 「何杯飲んでも生ビールジョッキ半額キャンペーン」に続き、第3弾です。
参考:回転寿司スシローが悪質な「おとり広告」で謝罪 | 謝罪文 実例015
https://27watari.com/apology-letter-example-015
今回の火付け役となったのは「デイリー新潮」。
回転ずし業界に詳しい関係者がマグロの味の薄さが気になり、関西地方の5店舗の持ち帰り品で握りずしに使われているマグロと鉄火巻に使われているマグロを専門業者に依頼してDNA調査。結果、ある1店舗で使われている鉄火巻のマグロがキハダマグロだと判明しました、という報道です。
記事はこちらです。
(質問に対してスシローの運営会社は)『鉄火巻』に使用しているマグロの魚種につきましては、社内確認の結果、70%がキハダマグロ、30%がメバチマグロを使用していることが判明しました(と回答)。
引用:スシローの悪質な「マグロ偽装」疑惑 DNA調査を行うと「喧伝されているのとは違うマグロが」(デイリー新潮/2022年08月31日)
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/08310556/?all=1
魚拓URL:https://archive.ph/oghkY
このニュースが報道されると、さっそくスシロー第3弾「秋の偽装表示まつり」が盛り上がっているようです。
「待ってました!」とばかりYahoo!ニュースのコメントも数時間で1000コメントを突破。これを受けてスシローさんも謝罪文を特急で作っていることでしょう。すでに社内確認も終わっているようですので、どのような対処をするかが興味深いです。
◯仏の顔も3度まで!? ここで食い止めておかないと企業イメージが地に堕ちる!?
すでにスシローは偽装のイメージがついてしまったようですね。
今回の偽装キャンペーンではどういった感想が多いのか、めぼしいところをピックアップしてみます。
<スシローのマグロ偽装表示に関するコメント>
・口に入れるものは、アレルギーの問題なんかもあるから、ウソはいけないはず。企業のスタンスとしては最悪
・飲食店には「ウリ」が必要。「ウリ」の偽装は客に対する背信。かなり根深い問題があるのかもしれません
・まさかDNAまで調べられるとは思わなかったでしょうね。
・偽装を続け、指摘されても確実な証拠が出るまで認めない企業に見えます。
・「判明しました」って、なぜ他人事のような回答をするのでしょうね。
・スシローが見てるのは客ではなく、くら寿司やかっぱ寿司なんでしょう。
・長年築いてきたスシローの信頼。普通にやってればその地位は安泰だったと思う。最近のやらかしの連発を見て、スシローにあまり行かなくなった。
・近所のスシローは内装も設備も一昔前の回転寿司屋のまま。進歩しない、現状維持は企業としてマイナス。
・「メバチマグロだと思ってたのにキハダ?もうスシロー行かない!!」って人が、どれくらい居るのでしょうか。堂々と「キハダも使用しています!」って言えば良いのに。
・スシローのマグロは、時期によって味が全く違うね。
・今回、度重なる不祥事でスシローが槍玉にあがっているが、価格帯の高いお店であっても同様の事はある。
・販売店側にそのつもりがなくても、卸業者が偽装している可能性もある。
・日本は企業に対しての罰が甘過ぎる。だからいつまで経っても不正が無くならない。1週間全店舗営業停止くらいの罰を与えないと不正は無くならない。
・スシローはTV番組内でキハダとメバチの違いを解説し、メバチのほうが上であるとしている。そのうえでウチはメバチを使っているとして他店に対する優位性を主張した。つまりスシローは店頭ポスターどころかTVを使ってまで平気で消費者を騙す会社であるという事。
・「関係者」なんて得体の知れない表現を堂々と使っているマスコミが、産地偽装を追求できる立場なのでしょうかねえ。
・スシローは以前はライバル店と比べて断然美味しかったけど、今は他店の方が味も頑張ってるし、衛生対策もしっかりしている。もはやスシローを選ぶ理由がない。
・食品の産地偽装や近似偽装は業界全体であるものだと思ってます。
・消費者庁はしっかりガッツリ仕事をしておくれ。度重なる景表法違反なんだから、早く課徴金として売り上げの3%を没収するのだ。マクドナルドの「東京ローストビーフバーガー」の時は課徴金額2000万円以上になったし、アイコスの時は5億円くらいになったよね?
・昨日スシロー近くでの用事ついでに久々に行ったんだけど、もう終わりだなと思った。そうとう経営が厳しいんじゃないかな。
・スシロー味落ちてるしネタも小さくなってる。
ほとんどの方が愛想を尽かしている印象です。
今回はまだ謝罪文がまだ出ておりませんが、公式ホームページで紹介されましたら、追記いたします。
そうこうしているうちにスシローから謝罪文がアップされていました。2022/08/31の11時頃でしょうか。素早い対応はアッパレです。もはやスシローは謝罪のスペシャリスト的な感じですね。
では、その内容をチェックしてみます。
悪意もないし偽装もない! 第3弾「秋の偽装表示まつり」で開き直ったスシロー?
記事に関して素早い謝罪文を出したスシローですが、冒頭から「この度の件につきましては、当社のお客さま対応窓口にお問合せをいただきましたお客さまに対して、誤った内容のご回答を差し上げてしまいましたこと、改めてお詫び申し上げます。」という文章が出てきました。
ん?
これはどういうこと?
3回目の謝罪文にしては、読み直してからアップした方がよかったですね。文章としてはちょっとグダグダです。
そもそも見出しは「スシローの〜」ではなく、「弊社の〜」でしょう。
きっと内部は混乱しているんでしょうね。
こちらが問題の謝罪文?です(クリックすると拡大されます)。
引用:スシローの「まぐろ」を使用した商品に関する一部週刊誌の記事について(株式会社あきんどスシロー/2022 年8月31日)
https://www3.akindo-sushiro.co.jp/pdf/news/220831_news/220831_news.pdf
魚拓URL:https://archive.ph/qlfOv
念のため文章にも残しておきます。
2022 年 8 月 31 日
株式会社あきんどスシロー
スシローの「まぐろ」を使用した商品に関する一部週刊誌の記事について
8 月 24 日発売の一部週刊誌におきまして、当社が運営するスシローの店舗において販売しております「まぐろ」を使用した商品に関する記事が掲載されておりますので、以下の通りご説明申し上げます。
この度の件につきましては、当社のお客さま対応窓口にお問合せをいただきましたお客さまに対して、誤った内容のご回答を差し上げてしまいましたこと、改めてお詫び申し上げます。
一方、スシローの販売姿勢の中に、当該記事に記載されているような「悪意」や「悪質」といった意図や、「偽装」といった行為も全くございません。このような記事内容につきましては、この場をお借りして否定させていただきます。
なお、日頃スシローの店舗をご愛顧いただいておりますお客さま、並びに関係者の皆さまに、ご心配とご迷惑をお掛けし
ましたこと、お詫び申し上げます。
1 スシローの「まぐろ」を使用した商品について
・「まぐろ」を使用したメニューは多数ご用意させていただいており、本マグロ、インドマグロ、メバチマグロ、キハダマグロなど、そのメニュー構成や仕入れ状況、時期などにより使い分けてご提供しております。
・その中で、現在スシローにおいて 100 円(税抜)※でご提供している「まぐろ」につきましては、メバチマグロを使用しており、キハダマグロは使用しておりません。
・また、スシローにおいて通常メニューとしてご提供しております「鉄火巻」などにつきましては、キハダマグロやメバチマグロ、商品によってはインドマグロ、本マグロなどをその時点の仕入の状況やメニューの構成により使用しております。 ※一部店舗では価格が異なります
2 一部週刊誌による記事について
・記事では、看板メニューである「まぐろ」の偽装疑惑と記載がございますが、当該記事内で言及されている 6月、7 月に放映されました一部テレビ番組におけるご説明の対象商品は、現在 100 円(税抜)※でご提供している「まぐろ」についてであり、かつ、その 100 円(税抜き)の「まぐろ」のこだわりとして、“スシローの「まぐろ」はメバチマグロのみを使用”というご説明を番組内でなされております。
・この番組をご覧になられたお客さまが、その後スシローの店舗にご来店いただき「鉄火巻」をお召し上がりいただいたところメバチマグロとは異なる印象をお持ちになり、当社お客さま相談窓口にお問合せをいただきました。
・このお問合せに対し、担当者が誤った認識のまま「鉄火巻」についてもメバチマグロのみを使用しているというご回答を差し上げてしまいました。
・改めまして、お問い合わせいただきましたお客さまに正しい情報のご説明と、誤った情報をお伝えしてしまったことに対してお詫びを申し上げました。
・当該週刊誌の担当記者に対しては、この度の件についてお客さまへのご回答する内容を誤ってお伝えしてしまったものであること、一部テレビ番組でご紹介いただいた内容などを事前にご説明したにも関わらず、弊社の販売姿勢に対して「悪意」や「悪質」といった意図があったかの記事の内容となっていることは大変遺憾に存じます。
3 本件への対応について
・誤った情報を基にご回答差し上げてしまいましたお客さまに対しては、この内容についてのご説明とお詫びをさせていただきました。
・また、再発防止策としまして、お客さま対応窓口担当者への商品知識に対する教育を徹底し、報道機関や番組内での紹介に対応する際には、お客さまに誤解を与えてしまわぬよう丁寧に商品の説明を行ってまいります。
ご参考:100 円(税抜)※でご提供している「まぐろ」
本件に関する報道関係の方からのお問合せ先
株式会社 FOOD & LIFE COMPANIES コーポレートコミュニケーション部 広報課
電話:06-6368-1012(土日祝除く平日 10~17 時)
メール: press @food-and-life.co.jp
本件に関するお客さまからのお問合せ先
株式会社 FOOD & LIFE COMPANIES コーポレートコミュニケーション部 カスタマーサポート課
電話:06-6368-1012(土日祝除く平日 10~17 時)
メール: cs@food-and-life.co.jp
この謝罪文を読む限り、スシローの「秋の偽装表示まつり」はまだ続きそうです。新しい展開がありましたら、追記します。
【番外編】テレビ番組でのスシロー報道はどんなものだったのか?
今回の「デイリー新潮・スシロー偽装疑惑」の発端となったのは、テレビ番組で『一般的な回転ずしではキハダマグロを使用している所が多い中、スシローは味が濃厚なメバチマグロのみを使用していることを強調していた』という部分です。
記事には6月28日に放送されたフジテレビ系の「所JAPAN2時間SP」と、7月26日に放送されたテレビ東京系の「うちむら見える化テレビ」が紹介されていました。
そこで該当番組、さらに他のスシローを取り扱った番組について調べてみました。
◯TBS系「坂上&指原のつぶれない店」(2019年放送)
まずは少し古い番組から紹介します。TBS系「坂上&指原のつぶれない店」でのスシロー特集です。
スシローの一番の人気メニューは「まぐろの赤身2貫100円」で、40キロ以上のメバチマグロ(通称、大バチ)を選んで提供している内容が丁寧に紹介されていました。
スシローのまぐろ仕入れ責任者は語ります「高級寿司屋にも負けないグレードのまぐろを沢山のお客さんに食べてもらいたい」。熱い想いと寿司店のプライドが成せる技ですね!
ちなみに、まぐろをはじめスシローの仕入れバイヤーは、専門商社や卸業者で働いていたという超スペシャリストの集団。
引用:スシローのスゴさ!2貫100円のまぐろが出せる理由(TBS/2019年1月19日 土)
https://topics.tbs.co.jp/article/detail/?id=1955
魚拓URL:https://archive.ph/Jy5Iv#selection-137.0-137.14
これは握りだけの話なのかもしれませんね。しかし、消費者は鉄火巻なども含めて、スシローの扱っているマグロは、すべてメバチマグロだと思い込んでしまうかもしれませんね。
番組にはスシロー社長の堀江氏が出演し、渋谷への出店をアピールした模様です。
■ TNN NEWS 速報 ■
あきんどスシロー社長の堀江氏は、TBSのバラエティー番組「坂上&指原のつぶれない店」で、スシローを「渋谷」に出店することを発表しました。 pic.twitter.com/m5hGKWbrO2
— TNN NEWS (@Trainfo_NEWS) April 18, 2021
◯フジテレビ系「所JAPAN2時間SP【王者スシローをぶっ飛ばせ!行列必至★ローカル回転寿司】」(フジテレビ/2022年6月28日(火)放送)
続いて所さんの番組です。これは悪質な「おとり広告」の後に放送されたものです。
参考:回転寿司スシローが悪質な「おとり広告」で謝罪 | 謝罪文 実例015
https://27watari.com/apology-letter-example-015
さすがにお蔵入りにはできなかったのでしょうが、消費者庁から景品表示法違反で指導されたばかりの企業を“王者”扱いするフジテレビの厚顔無恥なスタンスが際立っていますね。
番組の内容は、“王者スシローを軸にしながら関東のローカル回転寿司店を紹介するものでした。紹介されたローカル回転寿司店は、「一平鮨(茨城)」「廻転鮨 銀座おのでら本店」「すし之助 沼津本店」「あじわい回転寿司 禅(小田原)」の4店舗でした。
これ、完全に広告番組って感じですね。番組構成を見ると、さすがに視聴率が下がっている理由が納得できます。こういった番組作りは大昔のパターンじゃないでしょうか。大勢のタレントを集めてヨイショするようなことをしている時代ではないでしょう。
ちなみに「ホームページの表示はキハダマグロも使用している事になってるけど問題ないの?」といった投稿がありました。
スシローのメバチマグロのみ使用を、放送してたけど、ホームページの表示はキハダマグロも使用している事になってるけど問題ないの?#スシロー#回転寿司#おとり広告#メバチマグロ#キハダマグロ#所JAPAN#所ジャパン#スシローぜ pic.twitter.com/gFNGFRGU3d
— 吉田 (@yoshida11210427) June 28, 2022
◯テレビ東京系「うちむら見える化テレビ~2022年上半期気になる現状見える化SP~」(テレビ東京/2022年7月26日(火)放送)
内村光良さんとサバンナの高橋茂雄さんによるバラエティ番組です。所さんの番組と被っているゲストが多いのに驚きました。放送のタイミングは、「生ビールジョッキ」半額キャンペーンの後に放送されたものです。普通ならば編集でカットするところでしょうが、それでもしないというのは、やはり“何か”あるのでしょうか。
気になる内容は、「スシロー新横浜店」でお客さんが食べたお皿の枚数だけ計測エリアで積み上げて見える化するというものでした。ここでも「スシローはキハダマグロではなくメバチマグロを使用している」ということが強調されていたようです。
検証の結果、13時間で計測エリアに11311皿が積み上げられました。つか、こんなのを見える化する意味があるのでしょうか。まるでムリクリ企画に仕上げたようにしか思えません。
番組の様子はこちらです。
うちむら 見える化TV、
何と!回る寿司、スシローの
宣伝番組みたいだっ? pic.twitter.com/16OrGj5UNQ— ピンぼけ、 (@sanchan02030203) July 26, 2022
◯マスコミはステマで企業からお金をもらっている?
少し調べただけですが、テレビ番組は完全に企業の宣伝マンになっているようですね。そういえばネットなどでも「これステマ?」と思ってしまうような記事が氾濫しています。
テレビと週刊誌がタッグを組んでマッチポンプ的なことをやっているとは思いませんが、さすがにマスコミのやっていることに首を傾げたくなります。
気になって検索するとテレビの企業押しの裏側を紹介している記事が見つかりました。
記事では「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ優越館」「林修の今でしょ!講座」「ザワつく!金曜日」「お願い!ランキング」「この差って何ですか?」「教えてもらう前と後」「ジョブチューン」「マツコの知らない世界」「坂上&指原のつぶれない店」「アイ・アム・冒険少年」「ウワサのお客さま」「所JAPAN」「林修のニッポンドリル」「超逆境クイズバトル!!99人の壁」「快答!50面SHOW」「忌憚ナク蔵の満足度調査」などの番組の内容が取り上げられ、飲食企業をフィーチャーしたバラエティ番組が増えている理由を探っています。
飲食企業の企画が増えた理由としてやはり大きいのは、コロナ禍の影響。(中略)もう1つ大きな影響を及ぼしているのは、昨春に行われた視聴率調査のリニューアル。年齢、性別、人数などの詳細がわかる個人視聴率が全国的に導入されたことで、民放各局はスポンサーの求める10~40代に向けた番組制作を一気に進めました。なかでも重視されているのがファミリー層。
引用:テレビの「飲食企業推し」が目に余る切実な訳 まるで「宣伝番組」と化したバラエティの苦境(東洋経済ONLINE/木村 隆志/2021/02/28 12:00)
https://toyokeizai.net/articles/-/413990
魚拓URL:https://archive.ph/oX9J0
なんとなくうなずける理由ではありますが、なんとも釈然としません。どうしてもステマを疑ってしまいます。ゲスの勘ぐりっていうやつです。もちろんマスコミも企業ですから、広告が悪いというわけではありません。しかし、やはり報じる側の姿勢に疑問をかんじてしまいます。
・ ・ ・
さて、スシローの「秋の偽装表示まつり」はどんな形で決着がつくでしょうか。そして、テレビ番組でも秋のスシローの話題が紹介されるかもしれませんね。
新しい展開がありましたら、追記します。
「デイリー新潮」はスシローまぐろ偽装問題の追求はなし?
現在は「2022/09/07 19:10」です。スシローの反論に「デイリー新潮」は沈黙したままです。このまま秋の偽装表示祭りは終わってしまう気配です。いったいどうなることでしょう。
ネットでは「スシローの逆ギレだろ!」「問い合わせの窓口がそんな知識でいいの?」「メディア露出は控えた方がいいのでは」という厳しい声から、「味の違いなんてわからねーよ」「DNA調査はやりすぎでしょ」的な擁護の声もあります。
◯スシローは嘘つきのはじまり?
今回の件はマスコミ側にも問題がありそうな印象です。しかし、私の肌感覚では「スシローは偽装。詐欺の代名詞」になりつつあります。
ツイッターで「スシロー 詐欺」で検索すると、「(くら寿司、創業以来の初めての値上げだって?)スシロー並みの詐欺だ」「スシローはまだわかるけど写真詐欺の刺身ペラペラくら寿司が値上げは……」「かっぱ寿司は二度と行かない。スシローに詐欺られてる方がマシだよ」などといった投稿が目に入ってきます。
まさに『スシローは嘘つきのはじまり』といった感じです。これでさらに何かをしでかすと、詐欺後をする人を『お前、スシローかっ!』と罵るような状況になってくるかもしれませんね。
なんだかんだ言っても、安いが最強なのか? スシローは22年4~6月期増収も
「DIAMOND online」が気になる記事をアップしました。
FOOD & LIFE COMPANIES(スシロー)は、今回扱う決算期の期間中である22年6月に「おとり広告」の問題が発覚。消費者庁から景品表示法違反を指摘され、再発防止を命じる措置命令を下された。(中略)だが、ふたを開けてみれば、そのスシローとくら寿司はともに2桁増収を達成。
引用:スシロー、くら寿司が不祥事騒動でも2桁増収、かっぱ寿司を上回る「皮肉な現実」(DIAMOND online/2022.9.7 5:00)
https://diamond.jp/articles/-/309309
魚拓URL:https://archive.ph/kuxKb
スシローの増収率は20.0%だったようです。これはすし業界ではトップ。肉薄するくら寿司が増収率19.9%で、かっぱ寿司だけが増収率1.7%で沈没しました。
「おとり広告」問題発覚で話題になったのが6月前半でしたが(消費者庁が再発防止を求める措置命令を出したのが6月9日)、それでも意外とダメージは少なかったようです。
しかしスシローは、さらにビール問題、まぐろ偽装問題など、ネガティブ問題が立て続けに起き、かなりマイナスイメージが強くなりました。さらに株価も急降下しました。このままだと一気に転落し、かっぱ寿司と雁首そろえて討ち死となるのでしょうか。
それとも「安いが最強」ということで、根強い支持を集めるのでしょうか。気になるところです。
個人的には誤魔化し体質の企業は、不快でしかありません。政治も行政も、企業も……このままだと日本人のモラルがどんどん低下していってしまうのではないでしょうか。
スシローが72%減益! 水留浩一社長は決算説明会で釈明
回転ずし大手「スシロー」を運営するフード&ライフカンパニーズが2022年11月4日、2022年9月期連結決算を発表しました。
純利益が前期比72.6%減の36億円だった。円安による食材調達コスト上昇に加え、すしネタの在庫がない状態で広告を続けるなどの不祥事が響いた。水留浩一社長は決算説明会で「できるだけ売り上げを落としたくないという思いがあった」と釈明した。
引用:スシロー、不祥事で72%減益 22年9月期、円安も影響(共同通信社/2022/11/04)
https://nordot.app/961092393801596928
魚拓URL:https://archive.ph/yA9hh
スシロー72%減益ニュースに対する声
Yahoo!ニュースにあがっている声をピックアップしました。
<スシロー72%減益ニュースに対する声>
・お店のお客騙しがこれだけ表面化すると赤字転落は仕方が無い事だと思う。身から出た錆でしょう。今迄の一人勝ちの驕りを捨てて一からやり直す事が重要だと思うし、信頼回復にはかなりの時間が掛かると思うが誠心誠意全社員が顧客満足を目標に再生し直す事が必要だと思う
・昔と比べて利用者の質やモラルが落ちてるので、時間が来て忘れると元に戻るのが現代の世の中です
・圧倒的な感情論によるコメントになっていますが、事実として売上は上がってるんですよ。売上増・利益減ですからほぼ円安によるコスト増で、オトリ広告などの影響があったことは数字からは分からないです
・うちの近くの店舗も同じ。現場の人達は真面目に頑張ってるのに、経営層が問題なのだと思う
・キャンペーンで食べたいものがあっても最初から無いかもしれないって思うと自然に足が遠のくよね。アプリやHPで各店舗の在庫状況が見られるみたいだけど、それもどこまで本当なのかって疑っちゃうね。「先ほど売り切れました。HPには時間差で反映されます。」って言われればわからないしね
・こりゃスシローだけじゃなくて日本中の飲食店が厳しいというのが実体ではないですか?
・円安とコストアップが響いた部分が大きいでしょうね、これ
・今やってるまぐろ祭とやらも、今までのように広告上◯◯円と添えて表示しないで、80万食とか121万食と小さい字を添えてあたかも金額と勘違いさせるかの如く記載し、金額自体は別表示(180-210円、360-390円)にしているよね。多分会社として根本が歪んでるんだよねw これくらいならOKでしょみたいなスタンスも見え隠れしている。担当者にロクな人がいないんじゃないのw
・値上げに伴い寿司も小さくなったそうですね
・売上は上がっていますから、利益が減ったのはコスト増でしょうね。そう考えれば、何だかんだユーザーから支持されている証とも言えますね
・中身ちゃんと見ようね。増収減益の意味わかってない(笑)。売り上げは20%近く伸びてるから客の入りはむしろ増えてる。増収ってそう言うこと。減益は客の入りが減ったからじゃないべ。固定費が増大したことが理由。スシローだけじゃなく、くら寿司、はま寿司も全く同じ傾向。こんなあおり記事に騙されちゃいかん
・おとり広告について出した結論がネットで品切れ状況確認できますって対応。そうじゃないんだよな。いちいちネットで確認してから店なんて行かないし
・ちなみに増収ですよ。値上げ前の結果なので客増えてますよ。元々行かない人が叩いているだけってのがはっきりした結果です。減収は円安による原価アップによるものです
・どれだけすいてるのか見に行ったら「満席なので番号札をとってお待ちください」と言われた。そもそも赤字転落したわけでもないし、言うほどダメな印象は受けなかった
・何かキャンペーンらしきことをやっていても、おとり広告ではなく、本当にやっているんだろうかと客に思わせること自体がそもそもおかしな話であって、客の間にこういう印象が1度ついてしまうと、それを払拭するのは簡単ではないと思うよ
・くら寿司の決算はまだのようですが、業績予想は赤字に下方修正しています。利益だけ見たらスシローのほうが好決算となる見込みです
・私の家の近くにはスシローもはま寿司もあります。以前は、平日のスシローはお昼時になると駐車場いっぱいに車が止まっていて、はま寿司はパッとみただけでも駐車場に空きがあるのがわかるくらいでしたが、今ではスシローの方が駐車場の空きが目立つようになりはま寿司では待ち合い札の番号を呼ぶ音声が聞こえてくるようになりました
・はま寿司は商品は回っていない注文形式になった。衛生面に対してはくら寿司はカップがあるし注文品は別で流れてくる。スシロー一強ではなくなったというのが利益減になった証拠
・ウチはスシロー・くら寿司・はま寿司が近場にあり、かっぱ寿司も車で15分で行けるから、割と自由に選べる。以前はスシローに行くことが多かったが、例の広告問題を自分も実感したので、最近はかっぱ寿司とはま寿司に行くことが増えた。前は一杯だったスシローの駐車場も以前よりも空いてることが多くなった
・値上げの仕方も下手なんですよ。地方在住で人気の高い店舗によく行っていましたが、そこが県内唯一の値段高い店舗になりまして、昨日行ったらまん防以上の閑古鳥。あんなガラガラ初めて見ました
・スシローは寿司がはだかの状態のまま回っているのでコロナ禍の飛沫がとても気になるので行かなくなりました
・どうせスシローが好きで行く層は自分が安く食べられればコンプラ的な不祥事のニュースなんて気にしないでしょ、スシロー側もそれを見越していて炎上商法のつもりなのでは?と思っていたんですが、さすがに消費者は厳しかったですね
・素人目にはかっぱやスシローが自滅して顧客を他社に奪われているように見える
・ここ数年、スシローもネタが薄く小さくなったり値上げされたり不祥事があったりと、その圧倒的なコスパに陰りが見えてきたようで残念に思っています
・近所のスシローはシャリを減らしすぎてスカスカになってて、箸で持ち上げようとするだけで崩壊してしまう。結局、醤油に浸した酢飯と刺身をバラバラに食う羽目に
・確かに地元のはま寿司が凄く混む様になりました
・うちの近所には、はま寿司しかないんですが、ネットで「おいしくなった」と聞いて、何年かぶりに行きました。確かに、おいしくなっている。ただ、シャリが半分くらいの量になっていた
・うちもスシローからはま寿司に乗り換えた。はま寿司は美味しいし100円が多いし
・スシローはネタが随分小さくなりましたしね。はま寿司の方がその点ましかなと。消費者もちゃんとみていると思った
・ネタをできるだけ品切れさせないようにするとか薄いネタを普段より厚くするとかもっと根本的なことから改善していかないといつまで経ってもスシローに信頼回復はないと思います
・なんかもうオワコンな感じがする。コロナ前はネタも他の回転すしより頭ひとつ抜けてて良く利用してたけど、さすがにおとり広告やビールキャンペーンの不始末を見るに行かなくなった
・ネタの品切れはまぁナマモノだから、仕入が難しかったらそうなるのもわからなくはないが、ビールキャンペーンでビール品切れはあり得なさすぎる。ビールは酒販業者と提携、息が合っていたらまず品切れなどあり得ない商品。悪意しか無いと思うし、飲食店失格
・経営陣は回転寿司なんか食べないと思うよ。庶民がスシローで使った金で銀座なんかの高級寿司を食べてるんだろう
・おとり広告などの不祥事が発覚してから利益が減ったとの記事が多いですが、実際は少し異なります。四半期決算書の内容から、不祥事前から収益が悪化していました。また、元々自己資本率も10%台ととても低く、リスクのある経営を行っていた事が垣間見得ます。最近値上げ後に一度行きましたが、ネタの品質も落ちたのではと思う味でした。冷蔵庫の設定温度を上げて電気代を節約していないかが、気になります
・冷蔵庫の温度は食品衛生法によって10℃以下に保つように定められています。それを無視して設定温度上げるようなことは流石にしないでしょう
・回転寿司のほとんどは輸入品。日本食もほとんど輸入品。この事実を知らないといけない
・スシローは持ち帰りにすると、あからさまに良くない部位のネタ乗っけてくる
・栄枯衰退というが、正直スシローがこの様な形で衰退するとは数年前まで思いもしなかった。恐らく回転寿司業界をしばらく牽引するものだと思っていたが、自滅してしまうのはなんとも勿体無い
・スシローだけでなく、他の回転寿司チェーン、いや外食チェーン全体で利益を落としていると思う。だって、円安だの材料費の高騰は、日本全国共通の問題でしょ?
・子供はスシローの不祥事なんか知る由もないため、行きたい行きたいと言っていますが、連れていく親としては、嘘をついて客を呼ぶ行為や嘘のネタを出している行為は組織的で非常に悪質であると判断して、行かないようにしています。たかが、食事といっても、その店に行ってしまえば「嘘を認めた」ことになる。それは、子供の教育上好ましくない
・スシローにもクリエイティブディレクターやマーケターはいるはずですが、ブランティング・マーケティング的観点で言えば致命的すぎるとも言える事をコンシューマーに対して行い続けました。かつての三菱を見ているようです。あぐらをかき続けた結果として十分すぎるほどのお手本です
・頃の不祥事の影響はあるとは存じますが、ひと月という限定的な事も加味してもただ単にそれぞれのご家庭の財布の紐が固くなった事が一番の原因であるかな···と思います
・今までは、うちの地域では、スシローが、一人勝ち的な感じだったけど。いろいろあってからは、すぐ近くの、はま寿司のお客さんが、増えた気がする
・不調の要因として円安と不祥事の2つがあるとしているが、どちらの要因が大きいかは当然分析すべき
・スシローは厳しくなってきた中、コロナ、円安(原材料費高騰)、例の広告、やらかしたね
・これは完全にミスリードのタイトル。このご時世に売上は16%以上も増えているのだから立派だと思います
・信頼を回復するのは一朝一夕でできることではないと思います。でも消費者もそこら辺はちゃんと見ているのでこれからのスシローの頑張りを期待したいと思います
・今後この70%台で、さらにすまなくなる事態になるのではないかと思ってます
・もう回転寿司はしばらくいいかな。と言うか、外食自体が高すぎて……この金払ってこの量と質か……と思うことが増えた
・増収減益ということなので不祥事の影響かどうかはこの記事からはわからない。海外が好調ということだが、国内既存店は減収だったのかどうか
・禊も済んだかなと久々にスシローに行ってみたが、質も量もオペも全体的に劣化しているなという印象を受けた。スシローのピークは5〜6年前位だったかなと思う
・スシローは昔より美味しくなくなったと感じます。はま寿司は元から安さ先行で美味しくない。ネタはいつも倒れて届くし、巻物はぐちゃぐちゃだし
・円安は仕方ないにしてもスシローの囮広告などの広告詐欺は流石に許容出来ませんよ。客を神様のように崇めろとは言わないけど流石に客を馬鹿にしすぎである。こんな店にお金を落とすなら他のお店に行きますよ
・お客様は神様とは言いませんが、信頼関係は必要かと思います。美味しいお寿司を食べる為に足を運び頑張って稼いだお金を対価として使うのですから。上から目線の思考や釣り文句などは失礼だと思います
このニュースについてのコメント数は、2000コメントにも迫る勢いです。かなりすごい勢いですが、なぜか偏った印象を受けてしまいます。スシロー叩きもスシロー擁護も、「もしかして雇われてコメントしてる?」と勘ぐってしまうようなものもチラホラありました。
円安にも拍車がかかりそうな状況ですので、今後も外食産業は厳しい状況が続きそうです。来年の今頃はどうなっているのでしょう。先行き不透明な時代が本格的に始まった気がします。
では!
気になった謝罪文を収集しています。謝るようなことが起こらないにこしたことはありませんが、何かの時のために参考にしてください。
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