つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
気になった謝罪文の実例を収集してアーカイブしている記事です。謝罪するようなことが起きないことに越したことはありませんが、もしご自身や仲間に何かが起きた時に参考にしていただければ。
市営斎場「つくばメモリアルホール」が火葬前に棺の蓋を開けて副葬品を……
茨城県つくば市の市営斎場「つくばメモリアルホール」で火葬従業員が火葬点火前に棺の蓋を開け、遺族や葬祭業者に無断で副葬品を取り出していたことが発覚しました。
信じられないような話ですが、市営斎場「つくばメモリアルホール」にも言い分があるようです。しかし、言い分があったとしても、常識的には遺族や葬祭業者に許可が必要でしょう。もしくは事前の確認が大切だったのではないでしょうか。
記事には遺族に無断で副葬品を取り出した理由も書かれていました。
副葬品について爆発の危険性があるものとか、ものによっては燃焼温度が高温になりすぎてしまってご遺骨が損傷してしまったり、土台に付着してしまう例があったもんですから。火葬従業員の方からそういったことで、事前に除去してですね、円滑に火葬を行いたいということで申し出がありまして、私の方でそれを許可したということです。
引用:【なぜ?】火葬場で棺開け副葬品を勝手にゴミ袋に 葬祭業者怒り「やり直し利かない」市長は謝罪(FNNプライムオンライン/2022年10月5日 水曜 午後2:40)
https://www.fnn.jp/articles/-/426703
魚拓URL:https://megalodon.jp/2022-1005-2138-50/https://www.fnn.jp:443/articles/-/426703
2022年9月30日、茨城県つくば市は2020年ごろから市営斎場の職員が葬儀業者から受け取った棺を火葬前に遺族に無断で開けて「副葬品」を取り出していたことを公表し、つくば市の五十嵐立青市長がコメントを発表しました。
さて、この報道を受けて茨城県つくば市の謝罪文などを検索しました。しかし、つくば市の公式サイトには更新情報が見当たりません。
意図的? ミス? つくば市のサイトから謝罪文などが見当たらない!
9月30日前後の「つくば市の更新情報」はこちらです(クリックすると画像が拡大されます)。
いかがでしょうか?
これ、もしかするとシラッと該当の文書を削除した可能性が高いです。
一方的な決めつけは名誉毀損になってしまいますが、かなりの確率で削除したと思われます。行政のやることはそんなことが多いです。「証拠を消し、知らんぷりする」のが基本スタイルです。そして都合悪くなると、人為的ミスで逃げるだけです。
さて、気になったので、検索で調べてみることにしました。
つくば市のサイトにある検索で該当すると思われる単語を入力すると……。すぐに「遺族」という単語でヒットしました。
「遺族」という単語で検索した結果がこちらです(クリックすると画像が拡大されます)。
「つくばメモリアルホールにおける 副葬品の不適切な取扱いについて」という発表があったことは間違いないようです。
そして……早速このURLをクリックしてみました。
その結果が……。
↓ ↓ ↓
下にスクロールすると結果がわかります。
↓ ↓ ↓
この画像が登場しました(クリックすると画像が拡大されます)。
いかがでしょうか?
記事は削除されています。
『やはり思ったとおりです。都合の悪い発表は抹殺というわけです。クソです。クズです。なぜ権力者は自分に都合のいいような悪行を働くのでしょうか。繰り返しますが、こんなことは指摘されたとしても人為的なミスとして誤魔化すだけです。性根が腐っていますね』……などと思われかねません。
つくば市の関係者さんがこの記事を読むとは思えませんが、もしご覧になったら、すぐに再アップしてもらいたいです。
なぜなら、この問題はつくば市に限ったことではなく、非常に大きな問題を内包しているように思えるからです。もしかすると全国で似たようなことが起きている可能性もあります(後述)。
繰り返しますが、もしこの記事をご覧になったら、市長は原因解明や対策を真面目に考えてもらいたいです。
そんなわけで、私も簡単には引き下がるわけには生きません。つくば市がアップした謝罪文などの情報をなんとか掘り出したいと調べた結果、やっと見つかりました。
見つかったのは、「令和4年9月記者会への情報提供資料」ページでした。
こちらです(クリックすると画像が拡大されます)。
いかがでしょうか? さすがにマスコミに対するリリースは削除できなかったようです。当然です。やはり誰かの意志が働いているように思われても仕方ないですね。こんなことでミソつけても仕方ありません。大事なことなので3回言いますが、市長はお詫びと共に原因解明や対策を真面目に考えてもらいたいです。それでこそ株が上がるってものです。
・ ・ ・
さてリンク切れになった発表はこちらです(クリックすると画像が拡大されます)。
引用: つくばメモリアルホールにおける副葬品の不適切な取扱いについて(生活環境部 つくばメモリアルホール) (つくば市政・令和4年9月記者会への情報提供資料/令和4年9月30日)
https://www.city.tsukuba.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/018/754/2022_No.84.pdf
魚拓URL:https://megalodon.jp/2022-1005-2205-59/https://www.city.tsukuba.lg.jp:443/_res/projects/default_project/_page_/001/018/754/2022_No.84.pdf
念のため文章を残しておきます。
つくば市記者会 御中 全3枚
発信日:令和4年(2022年)9月30日(金)
発信元:つくば市生活環境部つくばメモリアルホール
つくばメモリアルホールにおける
副葬品の不適切な取扱いについて
つくばメモリアルホール(以下「当斎場」という)において、御遺族や葬祭業者
から事前に同意を得ず、火葬点火前に火葬従業員が棺の蓋を開けて副葬品の有無を
確認し、除去行為を実施していました。
【経緯】
• 副葬品の中には爆発の危険がある物や、燃焼温度が高温になり過ぎて御遺骨が損傷してしまったり、燃え残った副葬品が御遺骨や炉台に癒着してしまう事例が発生するなど、火葬を行う上で安全管理面の懸念があることから、令和2年度頃から火葬点火前の副葬品の確認・除去行為を実施していた。
• 除去した副葬品については、令和3年度末までは当斎場側で供養した上で処分していた。しかしながら、副葬品の混入がなかなか改善されないことから、令和4年度から別紙チラシを作成し周知するとともに、除去した副葬品を葬祭業者に返却してきた。
• 先般、葬祭業者から「御遺族等の同意なしに副葬品を除去することは、御遺族の心情や死者の尊厳を軽視する不適切な行為である」旨の指摘を受けた。
【今後の対応】
火葬を行う上で支障がある副葬品について、御遺族や葬祭業者に周知を徹底するとともに、御遺族や葬祭業者に確認した上で除去するよう改善します。
【市長コメント】
この度は、御遺族の心に寄り添う配慮が足りず、ご迷惑お掛けし深くお詫び申し上げます。今後は、ご遺族の心に寄り添った対応を心掛けるよう徹底してまいります。
副葬品についてのお願い
棺の中に、公害、火葬炉の損傷、不完全燃焼等の原因となる副葬品は入れないでください。
また、体内にペースメーカー等がある方は、火葬中に爆発の危険性がありますので、必ず事前に御連絡ください。
故人様の愛用品(メガネ、入歯など)で骨壺に納められる程度の小さな物は、収骨の際に、御遺骨と一緒に納められるようお願いいたします。
◎公害(ダイオキシン・煙・煤塵・臭気)の発生源となるもの
ビニール・プラスチック製品(バッグ類、靴、玩具など)
化学合成繊維(衣類、寝具、敷物など)
発泡スチロール製品(枕、緩衝材、パッキンなど)
その他(CD、ボール類など)
◎燃焼の妨げ(不完全燃焼)、火葬時間の延長となるもの
果物(スイカ、メロンなどの果物類)
ドライアイス
書籍(辞書、アルバム、単行本、ノートなど冊子になっているもの)
大型繊維製品(寝具、衣類、ぬいぐるみなど)
革製品
◎火葬炉設備の損壊や御遺骨損傷(変色)原因となるもの
カーボン製品(杖、釣竿、ゴルフクラブ、ラケットなど)
危険物(スプレー缶、ライター、電池、缶飲料など)
ガラス製品、陶器・陶磁器類
金属製品(携帯電話、携帯音楽プレーヤー、時計、仏像、メガネ、貴金属、硬貨など)
つくばメモリアルホール TEL029-879-0330
・ ・ ・
ここであらためて「FNNプライムオンライン」の内容を確認してみました。
市営斎場側から「燃やせない」と突然、葬祭業者に返還されたというモノは、着物だったようです。
着物は市営斎場側から燃焼の妨げになると注意されていたモノリストに入っています。
着物?
着物も種類がいろいろあります。
他の斎場が出している注意文をチェックすると、「燃えにくい厚手の生地は避けて欲しい」とされているケースがいくつかありました。
なるほど……。
入れないでくださいと明記されている副葬品は思った以上に種類が多いです。これは葬祭会社も遺族にしっかりと伝えて徹底する必要がありそうです。
この辺の意思疎通とルールの徹底が疎かになっていたのが今回の原因でしょう。
この辺のことは私も知りませんでした。副葬品は金属など以外は大丈夫だと思っていました。
この問題は斎場側だけを非難して済むような問題ではないかもしれません。改善していく余地はありそうです。市長も謝ることは大事ですが、余計なトラブルを減らす努力を行って欲しいところです。
副葬品に関してはもう少し掘り下げる必要がありそうです。
では!
気になった謝罪文を収集しています。謝るようなことが起こらないにこしたことはありませんが、何かの時のために参考にしてください。
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