つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。先日、文章を書く上での基本的な心構えに関するツイートを見て、「ああ、たしかに……そうだったよな」と痛感させられました。
ついつい人間はラクな方向へと流れ、いつしか大事な自分の意志を捨ててしまいます。当然、それは結果的に自分の価値を落とすことにもなります。
歳をとるにつれて理想を手放してしまった人……あなたは若い頃の理想をいまも胸に刻んでいますか? 理想に向かって意欲を燃やし続けていますか? 年齢を重ねていくことで、己を捨ててしまう人も増えていきます。しかし、そのことに気づいたら、また拾えばいいだけです。自分の理想はいくつになっても大切に守り続けたいものです。
【目次】本記事の内容
自分の美意識の中で紡ぎ出される文章は、まさに自分の分身!
先日、ツイッターのタイムラインを見て、思わず……
「あたたたたっ!」
思わず声が出そうになってしまいました。
偶然目にしたんですが、うわっ、痛いところを突かれちゃったなぁ。。。と思ってしまいました。
そのツイートは、これです。
セールスライティングのこだわりとして、
「ぜひ」
と
「おすすめ」という単語は極力使わないようにしてます。
なんか、冷めるじゃないですか…
ぜひとおすすめを使わずに、
ぜひとおすすめを伝えるのがセールスライティングだと思ってます(^^)— 佐藤誠一【Webライター】 (@seiichi_satoweb) August 4, 2019
佐藤誠一【Webライター】さん(@seiichi_satoweb)のツイートです。
大袈裟にいってしまえば、文章というのは作品みたいなものです(※文章の全てが作品という気はありません!)。
作品とは生き様です。
少しだけ具体的にいえば、「基本的なルール」「文章作法」「譲れない部分」など、書き手が意識して長年培ってきた『意志と経験の集合体』です。
佐藤誠一さんのツイートに出てくる「ぜひ」「おすすめ」などを使わないようにすること。それは書き手の意志です。
「ぜひ」「おすすめ」に限った話ではありませんが、自分ルールという美意識の中で紡ぎ出される文章は、まさに自分の分身でもあります。
基本的な文章の作法……安直な表現、イージーな単語は使うな!
文章を書くにあたり、安直な表現やイージーな単語を使わないのは鉄則です。
ほかにも陳腐な感情表現はできるだけ避けるとか、2度同じ表現は使わないとか、文章のルール?みたいなものがたくさんあります。
私もそういうことを強く意識していた頃がありました。
本業が編集者ですし、安易な文章を書くと、すぐに「仕事剥奪」や「出入り禁止」なんてことも当たり前でしたから。勢いのある媒体であればあるほど、めっちゃシビアでした。
要するに意識せざるを得ない環境にいたわけです。
そんな頃を思い出し、こんなツイートをしてしまいました。
「ぜひ」「おすすめ」に限らず、安易で陳腐な表現はできるだけ使わないで具体的に伝えるとか、一度使った言葉は2回使わないとか、手枷足枷で原稿を書いていた頃もあったな。。。
「お前はいつ己を捨てた?」
土影みたいに「捨てた己を拾う」ことは大切。→大切自体、安易だw
脳をもっと使おう… https://t.co/HsEKbiHg9S pic.twitter.com/CroqoiO0vD
— つなワタリ🔥プロ無謀家⚡️高熱量&創造的に鬼作業⭐️ (@27watari) August 4, 2019
現在の自分は完全に惰性モードだよなぁ。。。と痛感させられたからです。
添付の絵は、漫画『NARUTO -ナルト』の中に出てくる五影の一人、土影(両天秤のオオノキ)です。このキャラ、土影を出した理由は後ほど書きます。
人間、いつしかラクな方に流れていってしまうのは当然なのか
自然の摂理というのがあります。
ザックリというと、自然界のルールみたいなものです。
いつしか私は……水が上から下に流れ落ちるように、いつしか人間もラクな方向に流れていってしまうのが自然の摂理だと思うようになりました。
ラクは居心地いいです。
いい意味でストレスもありません。
ラクを受け入れることを必要悪と考え、正当化してきました。
しかし!
自分の意志と真剣に向き合った方がいい!
できる限りラクすることを否定した方がいい!
今回のツイートで、そんなことを感じさせられました。
己を捨てた土影が、78歳になって己を拾いに行く姿は感動的だった
ここで頭に浮かんだのが、漫画『NARUTO -ナルト』の中に出てくる五影の一人、土影(両天秤のオオノキ)です。
先程の添付画像のおじいちゃんです。
この土影と自分自身がダブってしまい、画像を探して投稿してしまいました(苦笑)。
せっかくなので土影のエピソードを紹介します。
漫画に興味のない方にとっては微妙な話だと思いますが、ちょっとお付き合いください。
・ ・ ・
『NARUTO -ナルト』の世界には大きく五つの“忍の里”が登場します。それぞれの忍の里には、“影”と呼ばれる長がいます。五里はずっと敵対し続けてきましたが、物語ではマダラという強大な敵の出現を機に一致団結して戦うことになります。
78歳という高齢で老獪な長という設定である土影は、若き風影との出会いによって、はるか昔に捨ててしまった己を取り戻そうとします。
その気迫たるや、凄まじいものがありました。
私的にはけっこう感動的な話でした。
土影の心の変化を簡単に紹介させてください。
(1)五影会議で若き風影をバカにする土影
五影が集まった会議のシーンです。土影は理想を語る若き風影を「まだ何も知らぬガキが…」と小馬鹿にします。
小馬鹿にされた風影が「…なら、一つだけ問う」「アンタ達はいつ己を捨てた?」と皮肉を込めて問いかけます。
ここで土影は若かった頃の自分を思い出します。
(2)己を捨てることとなった土影のエピソード
これは先代の土影とまだ少年だった土影のやり取り、さらに己を捨てるきっかけになったマダラとの戦いで地に平伏す回想シーンです。
「壁に当たることで己の中の意志を捨ててしまい、言い訳し、かわりに憎しみを拾うことになりかねん」という先代の土影の言葉どおりになってしまった土影のエピソードがうまく1ページにまとめられています。
これ、私たちの回りでもよく見られる話ですよね。
努力もロクにせずに他人を批判するような輩など、まさしくそんな状態といえます。
他人を批判までしなくても、言い訳に言い訳を塗り重ねている人も少なくないはずです。
(3)あらためて己を拾うことうを決意する土影
そして、ついに土影は立ち上がります。
「いつぞや捨てた己をここで拾う!!」
この台詞は、作中に登場する名言中の名言の一つです。
高齢にもかかわらず、「まだ諦めの言葉を口にするな! 何もせんうちから己を捨てるな! 少しでもやれることをするんじゃぜ!!」とマダラに立ち向かいます。
力を使い果たして倒れかかった土影を砂の力でサポートする風影の「さぁ…一緒に拾うとしよう」という言葉が泣かせます。
これは敵の攻撃を全力で止め、「言い訳して…いいわけあるか!…じゃぜ」とダジャレをかますシーンです。
・ ・ ・
ざっと土影のエピソードを紹介しました。
もし「己を捨ててしまった」としても、気がついたならば、また拾い直せばいいのです。
そんなことを漫画『NARUTO -ナルト』の中で教わったことを思い出しました。
漫画家、岸本斉史の物語力の素晴らしさ
それにしてもダサいダジャレなども意識的に交えながら、説教臭くならずに物語を作れる岸本斉史さんはすごいですね。
岸本さんは画力の高さもさることながら、魅力的な人間の姿を描き出すのが見事です。
せっかくなので、あらためて岸本さんの魅力についてもうちょっと調べてみようと思います。
調べた記事は、こちらでもリンクしますね。
調べました。こちらです。
岸本さんのストイックさ、漫画にかける情熱はすごいです。驚きました。
ちなみに、なぜに『NARUTO -ナルト』のことが詳しいかというと、仕事のせいなんです。主人公のうずまきナルトの声を演じている竹内順子さんを取材することになったことがきっかけです。
それまで『NARUTO -ナルト』は見たことがなかったわけですが、取材のために一気に見てみると、「とんでもなく面白い物語」だと気づいてハマってしまいました(苦笑)。
<さいごに>マンネリしてきたら、先を見通して自分の意志を確認しよう
さて、話が少し脱線してしまいましたが、私は完全に「己を捨ててきてしまった」ようです。
しかし!
土影のように拾い直そうとすればいいだけです。
「言い訳して…いいわけあるか!」という精神を取り戻せばいいんです。もちろん一気に取り返そうとする必要はありまません。取り戻す気持ちを捨てなければいいだけです。
そのためにも先を見通して自分の求める姿を思い描き追求していく必要があります。
自分の理想像は、
自分の意志の強さを後押ししてくれます。
もしあなたが諦めモードに浸かっているようでしたら、ぜひ自分の理想像を思い描いてみてください。
その行為は、きっと自分自身のブランディングにもつながっていくことでしょう。
では!
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