つなワタリ@捨て身の「プロ無謀家」(@27watari)です。
今後の新時代を牽引する存在のZ世代(1990年半ばから2010年代前半生まれ)・α世代についての記事をピックアップして、ポイントを抽出してまとめています。何かの参考になれば幸いです。
参考:
・【Z世代を知る手がかり】パート1 https://27watari.com/z-generation-style-01
・【Z世代を知る手がかり】パート2 https://27watari.com/z-generation-style-02
・【参考書籍】Z世代マーケティング 世界を激変させるニューノーマル
・【参考書籍】Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?
・【参考書籍】新入社員徹底解剖!Z世代のトリセツ
・【参考書籍】若者たちのニューノーマル: Z世代、コロナ禍を生きる
【目次】本記事の内容
Z世代のメディア事情! もはやテレビの時代ではない!?
◯記事タイトル
「家にテレビある?」 Z世代3153人に調査 4人に1人が「ない」と回答 “見たいものを見る”が主流と指摘(よろず~ニュース調査班/2023.06.11)
https://yorozoonews.jp/article/14926293
魚拓URL:https://archive.md/4iQAQ
◯実家暮らしを除くZ世代の4分の1がテレビなしの生活
実家暮らしを除くZ世代3153人に対して「家にテレビはありますか?」と質問。その結果、26%が「テレビを置いていない」と回答しました。
<感じたこと>
思った以上に多くの人の家にはテレビはあるようです。あとは何を見ているかですね。あまりにもチャンネル数が多いので、昔のような地上波を見ている人となると、かなり限られてくるのではないでしょうか。
◯45%が「地上波のみ映る」
家にテレビを置いている人を対象に質問すると、45%が「地上波のみ映る」タイプのでした。
<感じたこと>
最近は日常会話などからもVOD(動画配信サービス)を視聴している人の多さを感じますが、VODを見ている人もかなり多そうです。
◯『なんとなく見る』という人は少ない
調査の結果、『なんとなく見る』という人は少ないという流れのようです。
<感じたこと>
「タイパ(注)」という言葉も有名ですが、効率のいい時間を過ごすスタイルなのでしょうか。それともTikTokやYouTubeなどを『なんとなく見る』という人も増えているのかもしれません。情報の洪水といった状況の中で充実生活を送るためには、効率よく大量の情報を認知&セレクトすることも必要です。そのためにも「タイパ」にならざるを得ないのでしょうか。
(注)タイパとは、時間対効果を意味する「タイムパフォーマンス」の略語のこと。
出典:Z世代の4分の1以上が『家にテレビを置いていない』テレビで地上波を視聴する時代はもう終わり?(otalab/ 2023.05.31)
https://otalab.net/press_tvnoshiyou/
魚拓URL:https://archive.md/wxEK0
◯「4人に1人がテレビなし」に対するネットでの声
この記事はYahoo!ニュースでも取り上げられていました。「4人に1人がテレビなし」に対するネットでの声はどのようなものが多かったのでしょうか。
<「4人に1人がテレビなし」に対するネットでの声>
・内閣府の消費動向調査によれば総世帯のカラーテレビ普及率は世帯主が60歳以上の世帯で94.1%、30~59歳が91.8%ですが、29歳以下は79.7%にとどまっています。普及率は今世紀から減少する傾向にありますが、特に29歳以下の値の減少は著しいものに。若年層はテレビに充てる時間をそのままスマホなどのネットに充てているようです
・情報量はネット・ネット配信のほうが大きい時代で、1日中テレビ放送を観る時代でもないでしょう
・地上波流す時間は少ないけど、映画観たりゲームしたりするときに大きな画面で見たいから一応テレビはあるかな
・別にテレビを観たくないっていう拒否反応があるわけじゃないんですよね
・1958年生まれの65歳ですが、家にテレビはありましたが、見るのはプロレスと野球、アポロ11号が月に着陸しか記憶にない。高校時代は受験勉強で見る余裕は無いし、大学~独身社会人時代でも、「ズームイン朝」を時計代わりに見ていただけです
・いやいやテレビはテレビで必要だろと脊髄反射で思ったギリ昭和生まれだが、冷静に考えたらテレビは何となくついてるだけで意識して観てる番組なんて水ダウくらいだな
・CMが邪魔な地上波や偏向報道の多いNHKは見ないので、モニターさへ有れば良いですね
・受信料負担もバカバカしいからテレビ離れの大きな要因でしょうね
・実際自分もスポーツ アニメ 天気予報さえあれば何とかなるな。逆に何が面白くてテレビ見るのか教えて欲しいレベル
・たまに実家に帰ると、両親が常にテレビつけっぱなしにしているのが苦痛の50代のおっさんです。見たい番組があるわけでもないのに、無理矢理見る番組見つけてテレビを付けている両親の行動は本当に謎。かくいう俺は、テレビはニュースとスポーツ中継以外はリアルタイムで見ることをしなくなった
・ニュースや情報番組はTVで見る。客観的な意見を言ってくれるし、興味のないものでも「ああこういうのあるんだ」と情報をくれる。見たいものだけ見てると本当に知識や情報が偏る
・普通に考えて要らないからだと思う。それ以上のコンテンツ盛り沢山だしな
・あるけど、地上波を見ることはほぼない。昔より格段に減った。基本的にテレビはDVDやゲーム、Amazonプライムを見るためにある。NHKは一年に5分も見ない
・テレビはあるがテレビである必要はなくなってしまった
・世代関係なくテレビを見る人は減っているような気がします
・温泉じゃないが『掛け流し』で必要なんだよ。他の何かをしていても人の声が聞こえると安心する
・大画面で観たいものであればチューナーレステレビの方がいい
・アラフィフ親父の自分ですら地上波はもう必要無い
・今は、好きな時に好きなものを見る時代
・テレビは見ないけど。ネットで違法に流される番組は見るんだよね。自分が加担してるという罪の意識が低い
・むしろ実家を出てる子の74%がまだテレビ持ってるんだ。もっと少ないかと思ってた
・テレビよりWi-Fiがあれば正しい情報が手に入りますね
・不倫とか浮気とかワイドショーばかりでうんざりはするよな
・テレビは年間1万3千円越えのサブスクリプション。しかもCMありでコンテンツの質も糞低い。話題の番組はTVerで観れば無料
・ ・ ・
なにやらコメントがNHK批判めいたものになっていたようですが、もはやテレビ一択の時代ではありません。どんどんメディアや娯楽が細分化され、テレビのパイが減っていくことは間違いありません。
実際、テレビCMはどの世代をターゲットにしているのでしょうね。
世代マーケティングから嗜好マーケティングへ
いままではF1層・F2層などといった切り分け方が主流でしたが、今後は世代ではなくデバイスや嗜好などで切り分けるスタイルへと移行していく可能性は高そうです。いわゆる「消齢化」というものです。
ちなみに今までの世代の切り分けは以下となります。
<世代によるターゲットの切り分け区分>
・F1層 20~34歳の女性
・F2層 35~49歳の女性
・F3層 50歳以上の女性
・M1層 20~34歳の男性
・M2層 35~49歳の男性
・M3層 50歳以上の男性
・C層 4歳〜12歳の男女
・T層 13~19歳の男女
「F」はFemale、 「M」はMale、「C」はChild、「T」はTeen-ageとなります。世代区分でコマーシャルの内容が変えられていました。
しかし今後は「消齢化」へシフトしていくと仮定すると、「嗜好、価値観、階級、目的」などでターゲットが切り分けられ、コマーシャルの内容が変えられていくわけです。
具体的には……三世代でウルトラマンを楽しむようなものといえばわかりやすいかもしれませんね。めっちゃレベル低い例えで申し訳ありません。
ちなみにTOKYO MXが“消齢化”の時代を分析していました。参考として貼っておきます。
参考:
・もはや世代・年代は関係ない!? 同じ趣味趣向で繋がる“消齢化”の時代へ(TOKYO MX「堀潤モーニングFLAG」/2023.06.08(木) )
https://s.mxtv.jp/tokyomxplus/mx/article/202306080650/detail/
魚拓URL:https://archive.md/7mYSH
では!